いよいよ 達成か

 


 

オリンピックは本当にやるのだろうか・・ ?

南朝鮮では、福島の汚染水やらにケチをつけ、ボイコットするなんて謂うもんだから

ほとんどのポン人は大歓迎だろうし、是非ともボイコットでお願いしたい。(笑)

北朝鮮については、怪しげな情報がはびこり、虐殺や粛清、キムチンの死亡説など

実にど〜でもい〜んだが、もともと食料も無いし、厳しい実情は、ホントかもしれない。

 


 

土曜の朝、久々に前日に雨も少なく、穏やかに凪いだイノーとなった。

まだ雲が低く、寝姿山がどっぷり隠れている。

 

やや透明度が高いようなので、テストしはじめたキャロライナリグを用いることにして、

アクションなどなく、グラブのビラビラを活かすべく、ゆっくりダダ引きする。

 

トリトリデッキ駐車場の前で2投・・ トリトリデッキ角へ移動して2投目に食ってきた。

ありゃ?

 

最初にダッシュしただけで・・ 引きゃせんぞ。

自慢のロングロッドが、ほとんど曲がってない。

 

かわりに

どえらい勢いで首を振りまくっていいるから、明らかにオニヒラアジとは違う感覚。

 

左へ走り、先のヒラアジもやった、金属のますっぽいのをかすめて糸を切ろうとし、

パツンと伝わったが、長竿をめいっぱい立てたので、根ズレ?は回避できたようだ。

 

『ます』 らしきは、こんなヤツである。

1,5m四方くらいあって、実に邪魔くさいが・・ スリルが増すのは悪くない。(笑)

 

竿にも、ドラグセッティングにも余裕があり、魚はじき・・ 寄ってきてしまった?

それほど小さすぎないサイズなのと、ようやくヒラアジ3本目が釣れてホッとする。

 

今回は、わずか4分ほどで水揚げとなってしまい、なんだかゼンゼン物足りない・・・

サイズにしては長めの時間だが、長丁場を恋しがる体質になってしまったらしい。

 

とりあえず、コレをやっとかんとな。

とっっったど〜! 以上。

 

またしてもサイズダウンしているので、ちょっとコレをやるのは気恥ずかしい。(笑)

優れた道具の性能で赤子の手をヒネッタ感が否めぬような・・・

 

サイズは、52センチで、1.65キロくらい。

 

で・・ 問題の魚種だが

ヒラアジにしては、山口弁で謂うところのノミタレ、ヌメリが強い体質なのに驚かされる。

色は、まるでオニヒラアジのメッキ世代と似ているものの、エラの上に黒い斑がない。

それに、小顔な気がするし、丸みがある。 ヤイトガツオみたいな、黒点が首にあるが

反対側は背にあって、特徴ではないようだ。

 

ソレよりナニより、背ビレだけがぴろ〜んとカナリ長い!

イトヒラアジか・・・ 帰って調べたところ、ソックリさんのテンジクアジと謂うのがいて、

同じくヨロイアジ属なんだが、ネット情報ではドッチモドッチで判別つかない。

尻ビレが伸びてないところを判別ポイントとし、イトヒラアジと信じることにした。

 

念のため

画像は、生命の星・地球博物館の魚類データベース用に、瀬能先生へ送ったところ

見事に逆をつかれ・・ テンジクアジと同定された。(笑)

 

理由は、上の写真に写っている、第二背ビレの軟条数が22本あることから、だった。

画像から軟条など数えられぬと思い込んでいたものの、やれば意外と?勘定できた。

イトヒラアジはあっても19本まで、とされている。

 

しかも・・ である、冷静に眺めれば・・ 両種に共通する背ビレの根本にある

黒点と白点のセットは、ほぼ軟条と同数なワケで、なおさら勘定しやすいときている。

ネットでは、黒点のみ、注視されているらしいが・・ 白黒ゆえに目立っているらしい。

 

 

いよいよ

3尾を水揚げしたので、次のステップへ進まにゃならぬが・・ その前に今回の仕掛け。

シンカー6g、スライダーのクレージーテイル・グラブ4インチのキャロライナリグ。

この釣り具たち・・ ひょっとすると前世紀末の上州屋で、購入したのかもしれない・・・

 

エコギヤとは違い、ニオイ付き味付きでもない普通のワームなので、今回の釣果こそ

ルアー釣りの正しい成果・・ と謂えるだろう。

 

ロッドは浜の波打ち際にいるツバメコノシロ用、シマノ ボーダレスBB 磯 420ML-T、

リールはシマノ11ツインパワー4000XG、道糸はエギング用PE0.8号、ハリスフロロ3号。

長竿は、仕掛けの長いキャロライナリグには有利ながら、島の子らにおススメするには

あまりに無常識で、汎用性がないうえ、子らには持ち重りがキツすぎる。

 

なぜキャロライナリグか・・ と謂えば、ジグヘッドリグ3.5gよりずっと飛ぶし、

ソフトルアーが自然に泳ぎ、食い込みも良さそうだし、何より糸が海底に沿うから

ヒラアジから見えにくいと考えたのだ。

 

ちなみに、テンジクアジの胃の腑に納まっていたのは、カナリ小さいのばかり。

サイバーショットは、キラキラしたのにピントが合わないクセがあって、3カットともダメ、

全滅だったんだが・・ オサガニ類の幼ガニ、ボケジャコの類い、小魚だけで、貧相だ。

撮影前にチェックしといて助かった。

何しろ、テンジクアジの食性については、世界的にほとんど分かっていないそうだ。

 

それはそうと、マッチザベイトにはゼンゼン遠い。

腹腔内には、しっかり卵巣が収まっていたから、タンパク質の摂取を急いだらしかった。

タンパク質を求めたことで、私のタンパク源になるとは・・・ すまんな。

 

当面

道具を新調するカネなどないことだし・・ イノーのヒラアジでもっとも鍵となる要素、

ハリスの太さを検証するため、手持ちのフロロ5号で、検証に入ることにする。

20ポンドもあれば、それなりに無理が利くし、やはり大物釣りの入門としては

パワーを体感したり、あるいは力負けも体験しておいてもらいたい・・ のもある。

 

なにしろ、もっとも厄介なのは、ワーム用の太軸オフセットフック探しなのだが、

イケるのかどうか、現物を見ないことには判断がつかないから・・ のもある。

 

たまたま

最近トリトリデッキのファンになった、と謂う人妻にたずねたところ、釣りは好きだが

息子に高額リールなどトンデモナイ!! だそうだ。 やっぱり、そ〜だよなぁ・・・

道具は、スキルアップにとても重要だ。 そのあたりの認識は、シマッチュには無理。

反面、高いリールを買い与えたら、盗まれたり、売り飛ばされたりしそうで危険そうだ。

 

道具も技前も、島クオリティで水揚げを実現できるよう、メソッドを確立したい。

 

さらに、オモリは入手しやすいナス型にし、重めにすれば、イノーへの入口にあたる

松原漁港や、イノーで夏場にウェーディングしながら広く釣る際にも応用できそうだ。

ブッコミスタイルは、ユル〜イ南国の釣りにおいて、人気の定番スタイルでもあるうえ、

食いの悪いルアーを休み、ハリスを交換するだけで、いつものジジむさいブッコミへ

チェンジできる利点もあるワケだ。(笑)

 

もし、勘のいいシマッチュがいるなら、水平オトシコミ釣り?に気づくだろう。

小ぶりで太軸の針にパワーイソメなどをつけボラを釣り、そのまま泳がせ・・・ とかね。

 

 

味は

残念なことに、撮影に夢中になりすぎ、シメ遅れて身がやわかったの悔やまれる。 が・・

それを割り引く必要もなく、市販の養殖シマアジレベルと謂ったところか。

脂の乗りもそこそこイイし、一口いただくと、笑っちゃうくらい美味いじゃないか!!!

 

南大東産カッポレの、80%くらいの美味さ。

ヒラアジにしては、ブリ、カンパチをしのぎ、上々の味わいである。

寿司好きにおいては・・ 野望として申し分なかろう。

美味い魚を狙っう私にとっては、運命上ど〜しても出逢うべき魚だっかも知れん。(笑)

 

 

あのころのロマンは、どこへ行ったんだろうか・・ と、ときどき思う。

バカみたいに命がけで磯に立つなどと、間違った勇気を振るうたが、臆病は治らずだ。

今もって、ヒラスズキを超えるメンドクサイ魚はおらんと信じているが、その釣り方は

誰かが努力を重ねて敷いてくれたレールの上だったのは否めない。

 

他方で、涙が出るほど美味い魚を知ることができたのは、ヒラスズキのお陰だ。

 

もはや

青臭いロマンの香りは失われつつあるが 島の大物釣りはとりあえずおいといて・・・

トリトリデッキわきで、歳相応の堅実な?釣りに勤しむのも悪うないと感じている。

ただし、大物がいないわけでなく、メーター近いオニヒラアジも入ってきている。

GTでなく Brassy trevally だから、『イノーのBTフィッシング』とゆ〜ところだな。

 

テンジクアジは、ほとんどナゾの魚で、カッポレのようにナントカ狙って釣れるレベル

ではなさそうである。 けれども、BTフィッシングに華を添えてくれる存在だろう。

 

それと

大物釣りをしたくなくなったワケではない。 準備は整えている。

 

 

これまで釣ったことのあるアジ類は、マアジ、ギンガメアジ、オニヒラアジ、カスミアジ、

ロウニンアジ、ナンヨウカイワリ、カッポレ、マルヒラアジ、コバンアジ、イケカツオ、

ブリ(ハマチ)、カンパチ、ヒレナガカンパチ、そしてテンジクアジ。

イトヒキアジの幼魚は、手ですくい捕ったことがある。

海釣りを始めて45年くらいだから、思ったよりずっと少ない気がしないでもない。

 

無論、クサヤなど・・ 食したアジ類はさらに多い。 

 

少なくとも

島のヒキコモリ生活を一方的に好む私にとって、世界の広がりを実感できる魚が

いてくれることに、まだまだ期待してよさそうな気がしてきた・・ のが嬉しい。

おすそわけのサクを食べた女子の笑顔、、い゛〜もんだなぁ・・・ 家族の食事を

思い出してしも〜たわい。


ではまた