何が起こるか わからね゛〜

 


 

月曜朝の釣りは、なんともはや・・ だった。

結論から謂うと釣れたんだが・・ これまでに無い長丁場となってしまった。

この程度のオニヒラアジに、右往左往させられようとは。

 

トリトリデッキの角から竿を出して2投目、やはりゴリゴリかじりつく感触でヒット。

合わせたとき、ヒラを返す姿がチラ見えた。

くぅ〜 このしなやかな曲がり・・ たまらん! やはり、ロッドは長いに限る。

 

あまりに滑らかなドラグの滑り、滑らか過ぎて、適正なドラグテンションが判らない。

ドラグにベアリングなんて、贅沢過ぎると思っていたが、実は過去に用いたステラなどで

数々救われてきたのかも知れぬ。

リールは、ほとんど出番がなかった、11ツインパワー4000XGを転用してみた。

 

にしても・・・ さしたる大きさでもないのに、サッパリ寄らない。

弱りかけているハズなのに、ドラグがズルズル出て、100m先くらいから寄ってこない。

96バイオマスターとは、まったくドラグの感覚が違うので、締めたものか判断できない。

 

40分ほど経った頃、まったく寄らなくなった。 まさかの根掛かりか?

 

ラインの先、かなたに流木の枝が・・ とっくに知っていたのに、やられてしまった・・・

ニッチモサッチモいきやせぬ。

ラインブレークするのは嫌だから、コーヒーブレーク・・ いやむしろ万事キュウス。(笑)

コイ釣りよろしく、のんびり? 置き竿。

 

ドラグをもっとも緩めて待ちながら、対策を考えるくらいしか、やりようがない。

このままネバって、干潟になったら回収しよう、と覚悟するしかなかった。

いつぞや、チヌがメヒルギに巻いて水揚げできなかったことが悔しかったから、

今回はそのリベンジにしたくなったのである。

 

イノーには、聞いたことのない声のシギが飛び回るなど、台風の後は賑々しい。

時間と心に余裕ができたので・・ クロツラヘラサギなど渡り鳥を記録しておく。

釣りの合間にしては、贅沢で充実した時間だなぁ。

 

ここに熱いコーヒーと、ローチェアでもあれば、なかなかのアウトドアライフだ。

いや、朝飯がまだだから、入れたての濃い煎茶と、にぎりめしかなぁ。

 

ふと、竿の方を見やると・・ スプールがジワジワ回転している?!

 

慌てて戻って竿を握ると、再びヒラアジの泳ぎのテンションが、ユン ユン と伝わる!

また、ショ〜モナイことで、だいぶ運を浪費してしまったな・・ と懸念がよぎる。

 

そこからは、ドラグをカナリ締め、寄せるときはスプールを右のたなごころで止め

ぐいぐい強引にやってみる。 ふっきれたのか、ブチギレタのか、よく判らぬ。

きかっけはさておき、人生には、考えの切り替えが大切だ。(笑)

 

ヒラアジはすっかり弱ってい、抵抗はしないものの、魚体はとても泳ぎに効率的らしく、

泳ぎ方次第で大きな抵抗を生み・・ 巧みな体勢で、重く重く、引きもしないのに

寄せ辛いのには感心するやら、苦笑するやら。

 

ロングロッドとスムーズなドラグに、滅法戸惑ってしまったものの、ようやっと寄る。

いやはや、大きさはさておき、寄るとは思ってなかったから、安堵感は半端でない。

 

この瞬間まで、ホンッッットに長かったわ゛〜〜〜

体も心もヨレヨレになっていたから、やたらズッシリ感じられる。

 

それもそのはず、ヒットしてから取り込みまで、49分が過ぎていた。

ないない尽くしの試し釣りとなってしまったんだが、とりあえず成功としよう。

 

テストしたのは、2点。

ロングロッドは私の好みだが、そうでなく、糸を寝かせたかったのだ。

これまで、同じソフトルアーをキャストしても、慌てて投げると見切られてきたのは・・

おそらく、ラインメンディングできず、糸の角度が立っていたから・・ と感じている。

今回の釣りで、それについては正解だと思う。 チヌでも同じ体験を重ねてきたし。

 

もう一点は、前回はハリスがフロロ2号だったが、3号に上げてみて、太さによって

見切られが生ずるのかを確認しておきたかった。

今回は3号だから・・ 誤差の範囲内?だが、私としては安心感のある太さだった。

 

次もあり、ハリスや道糸を太くしていき、竿も同様に太くしていくワケだが、

その前に、今日の仕掛けでもう一尾を揚げ、ソフトルアーの信頼性を確保したい。

 

その次は、発売中止のエコギアの代替品を、なるべく島内で探す、だ。

やはり、テールのピラピラこそ命で、エッグイ色には意味はなさそうに思う。 なんて

謂うと、フラグが立った気がしないでもない。(笑)

ただ、濁り水の中で、カナリ目立つ色であることは確かだ。 

 

食らいつくルアーの選定と、見切られないハリスの太さを知ることが当面の目標。

あとは、釣りたいシマッチュの判断に任せたい。

 

これが実現すれば、もはやトリトリデッキは、何トリデッキだか分からなくなる。(笑)

野鳥観察に始まり、別の動物観察・・ チヌ釣り、ノコギリガザミ捕獲、そして・・・

いかんいかん、タヌ皮算用はフラグだ。

 

ま゛しかし、サイズダウンとはトホホだ。

49分もかかって 56センチ、1.7キロは、まったくもって屈辱である。

 

とはいえ、鈍いがハタハタと動く体力が残ってい・・ ドラグ設定がままならないため

主導権を奪えなかったことを痛感せざるを得ない。 反省至極の一尾となった。

長竿ゆえ引きが強く感じられ、ドラグテンションとのバランスが、どうも判らない。

 

胃の腑には、食べるいりこくらいの小魚(たぶんセスジボラの幼魚)が2匹入ってい、

中くらいの梅干し2コくらいの卵があって、またしてもメスだった。

 

 

次の朝も晴れて穏やかになったから出掛け・・ オニヒラアジとチヌがバイトしたが

乗らなかった。 どうも、透明度と、陽光による糸の影が影響している気がする。

 

さらに次の朝、つまり今朝、いっそう透明度が上がっており、スルーされっぱなしに。

ボーズの連続に・・ 頭を丸めて、出直すことにした。 散髪したくなった、ともゆ〜。

 

 

今回のオニヒラアジは、脂の乗りもほどよく、刺身はカナリ美味かった。

加えて、汁がなんとも美味い。 正確には水を多めにしたら薄めになったから・・

牡蠣だし醤油など、わずかに化学で補強するのだが、逆にスッキリ美味い気がする。

昼、和食にしたいのに、めしを炊いてなく、目の前にアラ汁がドッサリあった。

無理矢理うどんにしてはど〜なんだろうか???

化学のカツオ出汁だと、一味を振りかけた瞬間、香りがスッと飛んで困るのに・・

そうはならず、魚臭さが落ち着いて風味を増した。

 

ま゛〜 家中に魚臭が満ちてい、冷静な環境とは謂い難いのも否めないものの

本人が美味いし、今月は財源が非情な厳しさで、上質なタンパク源を摂られるなら

何も問題は無いハズである。

 

もう一尾釣れたら、とりあえずイノーオニヒラアジは攻略成功とするが・・

どうなることやら


ではまた