真冬の 桜

 


 

ニンゲンのウワサ

 

森会長、クーデター、武漢コロナ、ワクチン、緊急事態宣言、弾劾裁判、話題がマンネリだ。

そこへ、海上自衛隊の新鋭潜水艦「そうりゅう型」の事故・・・ 後部X舵まで破損していると

報じられ、マズイな・・ と感じた潜水艦通も少なくなかったろう。

おそらく、捜査する海保には、海自から厳しく釘を刺されているハズだが、舵はともかく

スクリュー形状は、各国の秘中の秘、コッソリ捜査員に撮影され、流出したら国難を招く。

 

森会長の件は、ガス抜きと、保身の感もなくはない。

聖火ランナーやボランティアが抜けたが、そもそもコロナ下で開催するにしても感染は覚悟

しなくてはならず、そのような覚悟をしてまで挑むほどの意気込みは、想定外だったろう。

わざわざ聖火ランナーになろうと謂う向きは、自己顕示欲の強さがあるから、早々と抜ける

ことによって、話題の人にもなる。 ちょうど好都合な、離脱機会となったワケだ。

 

もとよりオリンピックに一切の興味がない私にとっては、男女平等などお笑いネタである。

そんなバカげたことを実行している生物はない。 しかも、ヘンテコなフェミニズムがからみ

男女別々に競技するとは・・・ お笑い以外に、ど〜しろとゆ〜のだ???(笑)

射撃とかリュージュとか、ゼンゼン男女など関係なかろうに。

だからと謂って、オリンピックが無意味とは思っていないし、大切に思っている。

なにしろ、弱いことも大切な個性だ・・ のような危険な思想を左傾教育がばらまくポン国内、

少なくとも競技だけは、努力して強くなることが大切だという、生物の基本を貫いている。

ポン人の思想は、ガラケーよろしくガラパゴスらしさ満載なのだ。

 


 

ところで

またしてもAコープで、珍しい食材を見かけた。

ヒラメのぶつ切りパック。 ゼンゼン美味そうに見えず、鮮魚部の魚への思いが全く無い。

このごろは、こ〜ゆ〜売り方なのかね゛〜。 調べてみたら、刺身用としてはアリのようだ。

五枚卸しなどと謂う特殊な技前を必要とするから、素人さんにはこの方が捌きよいと謂う。

 

 

さて

このところ、晴れ模様がつづいていた。 しかも、小夏日和にならず、程よく寒いままに。

そして、折しも寒緋桜が満開である。 ソメイヨシノとは違って、厳冬期に咲くのが島の桜。

以前は、どこか下品な感じの色だなぁ・・ と閉口していたが、今や嬉しい風景となった。

わびさびなどショボクレタ雰囲気を味わわずとも、ストレートにキレイでいいじゃないか!

 

内地人の心のよりどころのひとつ、『潔さ』の象徴である桜だが、重ねてはイケナイのだ。

こんなの桜じゃね〜だろ・・・ と、むしろイラついたものだが、その通りソメイヨシノでない。

当時は、妙なコダワリが残っていたのである。

 

沖縄島では、実生で増えて外来種扱いされているようだが、徳之島ではそうでもない。

低温のためだろうか・・ 人の手で植えたものしか、生えていない。

それに、あまり大きく育たず、花の色こそ派手だが、樹木の佇まいは、いささか貧相だ。

それゆえか? 派手な花をたくさん咲かせてほしいと、応援したい心すら湧いてくる。

 

最大の違和感が、満開になっても桜吹雪を起こさないことだ。

色が薄いのは個体差だが、咲き終えても、なかなか散らないのがヒカンザクラなのだ。

このあたり・・・ なぜこれまで受験生のお守りにならなかったのか不思議である。

枯れ切ってから、ポロリと落ちる。 むしろ、潔いような気がしないでもない・・・

 

基本的に、歴史的に花見でワイワイしないので、満開になったとてテンションは低めだ。

ただ、内地の影響を受けて、花見っぽいことをするシマッチュも、いるにはいるらしい。

温暖化で、厳冬期の桜の開花を愛でる余裕が生まれたのかもしれない。

 

図書館や博物館の庭先にも植えられている。

内地のような愛され方ではないのだが、あちこちで見られる。

わりと単純に、この時節に派手に咲く庭木が欲しかった・・・ のだろうと思う。

結構な山奥の道路わきでも見かけることがあって、昔は人家があったろうことを忍ばせる。

 

樹の勢いや太さからして・・ 本土復帰し、島に人間らしい生活が戻る昭和30年代以降に

植えられたのだろう、と想像する。

 

枯れ木も山の賑わいと謂うが、先に咲いた枯れ花も赤く、新たな花が次々共に咲いていく。

どこか、老いてなお現役を続ける、シマッチュの在りようを思わせなくもない。

 

ともあれ

桜の時節に、スッキリとした晴天がつづいたことは実に珍しい。 ありがたや、アリガタヤ。


ではまた