ハブに 油断した・・・
しようのない 知らせ
どうも、武漢コロナが流行している地域は、マスクを嫌っているらしい。
伝染病とは、物理的断絶が最善最後の策なのだが、ソレができないとは・・・ 民度以前。
ワガママとか、見栄とかゆ〜レベルで伝染病に立ち向かうなどと、よほどカミとやらは
チカラがあるのだろうか・・・ あるいは、マスク着用で心が折れるほど、メンタルが細い?
その程度の辛抱すらできない民族ならば、早々に淘汰されておいた方が、人類のため。
伝染病の抑え込みは、目に見えない敵との戦争にほかならない。
しかも治ればイイというだけでなく、一見治癒した風に見えて潜伏している可能性がある。
治癒した感じに見せることで、流布を加速させる進化をしていたら、防ぎようがない。
なにしろ、ワクチンも効かない。 ラテン系はさておき、欧米人ってのは、危機に弱いなぁ。
地震や台風が起きないからだろうか。
夜の生物調査のさなか、山あいの集落のはずれでハブが見つかったので、捕獲することに。
牛小屋のわきだったから、そこの主が被害に遭うのも寝覚めが悪い。
多少の緊張はあるが、どちらかと謂うと、1.5メートルほどある毒蛇を見られて、嬉しかった。
それに、やっぱりカワイイと思う。
今回は、捕獲具の通称「ハブ捕り棒」を借りたんだが・・・
初めてなのもあって勝手が判らず、あえなく焦って判断ミスしてしまった。
保管するバケツ製のハブ入れは、ベニヤで特製の口が付けられていたが、ひどく小さいのだ。
思ったより太いハブだったから、入れ辛いのでハブの体勢を変えようとした矢先
しまった!!!
右の靴の上から、ガブッ とやられてしまった。
とっさに足を引いたが、ハブの白い口と牙が、しっかり靴に食い込むのが見えた後だった・・・
命が懸かった動作を、イメージしないままにヤルもんじゃないと、今更思ったが、後の祭り。
幸い?
右足に刺激を感じなかったので、様子見がてら、そのまま調査を続けることにした。
ハブに咬まれたら、細胞の壊死でカナリの痛みと腫れが現れるはずだし、少なくとも友人の
車中なので、病院へ急行することもできる。
調査は、走行しながらサーチライトを照らして実施するので、乗車したままだ。
歩き回ると毒も回りやすいが、比較的安静な状態である。
するとやがて・・・
やけに暑くなり、汗ばむようになった。 同乗者二人の様子を見る限り、そうでもなさそうだ。
しかしそれは、風向きで窓からの風が入って来ずに、軽ワンボックスならではの
シート下のエンジンからの熱で暑くなり、足がジンジンするほどになっていた。
ようだった・・・
深夜
調査も終わってハブの入ったバケツを受けとり、自宅に戻る運転中も、右足は動く。
ハブに咬まれて、自分で運転して病院に向かおうとすると、咬まれた足が動かず、
運転ができなくなるのだが、それもない。
ハブは、必ずしも毒を注入したがるものでもないから、いささかホッとした。
家でビールを一杯やるまえ、シャワーを浴びとこうとしたとき
念のため、靴下をチェックした。
咬まれたあたりに シミがふたつ!?
助かった ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
今頃になって冷や汗が出る。
ハブの毒液は、皮膚についても問題ない・・・んだなぁ・・・ 情報の通り。
血清はあるが、命を取り留めるだけで、ダメージがないワケではない。
後遺症も辛いという。
明くる午前
放置した車内が暑くなり33℃が続くと死んでしまうので、眠いまま役場へ。
トップヘビーで、運転中に勢いよく左折しただけで、ひっくり返りそうなハブ入れ。
蓋の固定には、開閉途中でひっかかる蝶番と、小さな丸棒ラッチのみである。
とりあえず、ハブを入れれば安定するんだろうけどなぁ。
偶然にしてはデキスギである。
私を心配して憑いているらしいバァチャンあたりが、救ってくれたんだろうなぁ・・・
と、シミジミ感じた。
出掛けるために着替えたとき、なぜか急に厚い靴下をはいた方がイイかも知れない
と思ったのは、偶然ではなかったのだろう。
こんな偶然は、二度と起こってくれない。