閉じた 黄金週間
止まない風
感覚に異常を感じつつ山梨へ帰省した20代女性が、さらに陽性と知りつつ帰京したという。
ネットで情報が飛び交い、いよいよ大罪人扱いが進んでいる。
絵に描いたようなダメ感染者のテンプレート行動だから、非難されても反論しようがない。
一人のテンプレで、多くの民が救われるなら、それはそれで社会性の正しい在り方だ。
見せしめに悲惨な人生を歩む者が出れば、とりあえずダメ感染者の発生は減るだろう。
ダメをもってダメを制す・・・現在の無判断草食民族ポン人には、それくらいしか薬がない。
重い過去こそ礎に、生物は前進する。
教育にICTが浸透していないからピンチになっている・・・などと、売り込みなのか売名なのか
よくわからない非難じみた批評がポン政府に向けられることがある。
しかし、教育がネットで済むのなら、サッカーもバスケもだろう。 イースポーツってくらいだし。
学習とは体験そのものだ、それがナンチャテで代用できるほど、学習は単純に済まない。
たかだか数十年の技術を過信して、創業二百ン十万年の脳を甘やかすのは、かなりマズイ。
脳がダメになったら、人類の存在価値の大半を失うことになる。
感動が情報に置き換えてしまえるほど、ニンゲンの記憶は論理優先構造とはなっていない。
痛みを伴わない学習は、いったん記憶されても、時を待たずスルーしてしまうことになる。
基本的な、動物の脳科学も分からん科学宣教師さまが多すぎて、困っちまう。
そんなだから・・・無理にでも宗教でまとまらにゃならなくなるのだ。
宗教はニンゲンにとって、もっとも合理的な窮極押付け学習手法≒洗脳に他ならない。
黄金週間になったが、思ったより天気が悪く、ヒキコモリには適している。
この勢いだと、若夏が来ないまま入梅しそうな雰囲気である。
折しも、風邪をひいてしまった。 咳が止まらず、間違っても歩き回ることができない状況だ。
このところ、天井裏のドブネズミたちの繁殖期で、夜な夜な騒がしく、不眠が進行していた。
そこへ、冷え込みが? 喉が痛いだけで、その夜は毛布一枚ながら寒いとは感じなかった。
室温は20℃程度あったんだが、不眠症は自律神経がダメだから、低体温になりやすい。
まさか、風邪をひくなんて何年ぶりだろう。 よりによって今時分とは・・・
舌も鼻もイケているようで、食欲にも酒にも支障はない、しかも粥好きでもあるし。(笑)
ヒキコモリで肝心なのは、栄養バランスが好くカロリーの低い、美味いメシに決まっている。
ここはひとつ、腕試しといこうか。 ゆ〜ても、給料は連休明けで、カネも肉もないんだが・・・
まずは、特売の鶏モモとダイコン半分で、デークニ(大根煮)をこさえる。
山口県人なら、けんちょう炊きよろしくダイコンは炒めてから煮しめたいところだが・・・
ガスボンベが高くなっているのと、ゴロンとしたひと口サイズにしたいので、ぶり大根を応用、
チンして半透明になったところから、鶏とゆっくり炊いてみた。
ニオイ消しに粒コショウを用いて、ハイカラな風味にしたかったものの、風邪のせいで喉を刺激
するわけにもいかず・・・ 玉ねぎの外側のほうをチョコッと刻んで加えた。
皮つきダイコンは味がしみにくいので、包丁でなでるように、縦に1〜2ミリ間隔で浅く切り込み、
下ごしらえしてある。 調味はシンプルに、清酒、ミリン、丸大豆しょうゆ、塩を適当である。
中弱火で、ゆっくり加熱しているので、コラーゲンが煮汁に出てまろやかになっている。
砂糖でなくみりんのみを多めに用いると、やや苦みが出て、コレがまた大根煮らしさを増す。
この味わい・・・ もはや、マスターおばーまレベルを凌ごうとしていかもしれない。(涙)
ご飯にも島の焼酎にも、合わぬハズもなく・・・ ちなみに写真は3日目だ。 もはや言葉は要らぬ。
夏場なら、島唐辛子の輪切りを加えて炊いて冷まし、鍋ごと冷蔵、固まった無駄な脂をとってから、
煮コゴリごと盛りつけてビールをグビっと・・・ いかんいかん、つい雑念が。
東京ガス横浜中央エネルギーで、とてつもなくお世話になっていたころ会得したのが、
鉄板を用いる技。 調理器具の厚み=比熱を活かした、蒸し焼きの技前である。
何百食、こさえたことか・・・
具体的には、水を加えてもグジュグジュにならず、ヂャ〜っと蒸しながら炒める、焼きそば。
たぶん、あのころより、麺の硬さをコントロールできるようになっている気がする。
現代は電磁料理対応で、分厚いアルミ製フライパンが普及したお陰で、鉄板に近い扱いができる。
茶色い色合いが多くなりがちなので、ココはひとつ、ナポそば。 ケチャとソースの、合わせ風味。
色合いも風味も、ちょっと新鮮である。 しかも、ちょいケチャが容赦したか?(笑)
キャベツよりもはるかにビタミンの充実したピーマンを活かすには、やはりナポリタンが好く似合う。
肉の代わりにハム、そしてタマネギも大切な具材に他ならない。
今回は、喉をやられているからストレートにいただいたものの・・・
安い粉チーズ、タバスコ、からしマヨ、紅生姜、はたまた卵黄、どれでもOKなのは謂うまでもない。
あるいは、さらにウスターソースで、限りなく体に悪く、タマラン風味を味わい尽くすこともできる!?
いつから私は、ジャンクフード論者になったんだろうか・・・ (笑)
特売の蒸し麺は、「株式会社 めん食」製だったんだが、ちょい細麺のわりにコシがしっかりし、
500Wで1分チンして柔らかくしたあと、調理や食べる際に蒸気が飛んで硬くなっていくので、
ご家庭のフツーに長めの蒸らしで、野菜と一緒に炒め煮る感じ?でもOKな、優れ麺のようだから
オススメンである。(笑)
あ゛〜 堂々とヒキコモリしながら調理研究できるとは・・・ これはコレで貴重な体験だ。
カネと食材が乏しいのが、実にウラメシい。(笑)
また車検からもどってきた我が車、パッソレイシー・TRDスポーツM、車検証ではパッソ改となる。
あちこち錆びて、すっかり穴が空いている。
たまにガイドもするので、一応乗用車を維持しようと心がけて、9万ちょいで車検を通した。
外装はボロボロながら、哀しいかな、内装は運転席まわり以外は状態がイイ。(笑)
もう、何年乗っているかわからない。 自動車税も値上げされ、不経済この上ない。
だが、ランニングコストもさることながら、買い替えとなるとやはり、数十万は吹っ飛ぶ。
その金額を払うのなら、まだまだ差額で維持できるんじゃないか・・・と思う。
今の駐車場だと、じき錆びてポンコツになるんだし、乗りやすいポンコツでも良かろうと思う。
エンジンの調子がイマイチだが、どうせ島のタンカーはガソリン専用ではないらしいし
給油のたんびに、シリンダーやピストンにカスが付着してヤヤコシイことになっていくのだ。
運転席のドアのヒンジがゆがんで閉まりづらかったんだが、修理してもらって快適そのもの。
おそらく、次に買う車は軽のオートマになるから、ミッション車の乗り納め時限を愉しみたい♪
出掛けるのは控えるべきだが、まさか広い畑で濃厚接触などあるはずもないだろうと、遺跡へ。
次の広報誌の特集で取り上げる、縄文晩期の集落跡である。
今は畑に埋め戻されているが、素人ながら遺物が見つからないものか・・・
前もそうだったが、黒曜石は見つからず、石器だけだった。
黒曜石は伊万里市の山から持ち込まれている超絶貴重品だからか・・・そうそう見つからない。
でも、ここは黒曜石においては南西諸島でダントツの出土量なのである。
一個くらいは・・・が、甘かった。(笑)
ちなみに、このごろ博物館というか、歴史文化産業科学資料センター・ユイの館で仕事することが
増えてきたので、石器や土器を見たり手にする機会が増えたお陰で、石くれか石器かは判る。
あまりに怪しげな挙動のオッサン過ぎたからか、農家のおばさんが声をかけてきて、あまつさえ
お茶とのど飴までいただいて濃厚接触!? 私の風邪が、うつらなければいいのだが。
想定外の、農耕地で濃厚接触・・・ ぬかったわい。
役場の同僚のお母さんとのことで、世間の狭さが痛感された。
上空を、時折ケルルルの声が横切っていた。 渡りのツバメチドリが、たまに差し掛かる。
こういう風景の中で暮らしていると、内地のそっけなく忙しい暮らしがウソのようだ。
でも、そういう生活が経済を回し、交付税のお陰で、離島でも暮らせるんだよなぁ。
以前は黄金週間と夏休みしか離島に来られなかったが、今は生活者となって久しい。
毎日が黄金週間だと飽きるだろうと思ったこともあるような気がするが・・・そうはならんかった。
内地にいたころ、世間は広すぎて、物事が遠くにあるとばかり感じていたが、全てが身近になり
好奇心さえあれば、すぐアクセスできるようになった。 興味の対象は増えるばかりで仕方ない。
黄金週間まみれの生活は、面白過ぎてやめられそうにない。