若夏が 来ない

 


 

ニンゲンのみの事情

 

まるで、明けることのない夜に入ってしまったようなニンゲン社会。

家族で過ごす時間が増えたので、ストレスが溜まる・・・ ホンマにそれが家族か?

人のことは謂えぬが、そもそもカーチャンのメシが不味いんじゃないのか???

閉所における、最高のストレス解消は食事に他ならない。

旅行の最大の人気要素が食事であることからも、心の開放は食事と連動している。

 

ストレスに弱い都会人は、そろそろブチ切れてしまい、ゴールデンウィークの遠出は

増えてしまうのかもしれないし、離島にも来てしまうのかもしれないなぁ。

 

武漢コロナウィルスの出どころ・・・ そこが問題だ。

ただ、武漢研究所が出どころだったとしても、もはや当該コウモリも研究員も処分され、

データも抹消されていることだろう。 だが、必ず痕跡は残ってしまうものだ。

化学兵器や生物兵器は、弱者の武器としては最適であるが・・・

逆に、そこを攻撃されれば、あっけなく逆効果を発揮する。

中共は以前、ソ連と対立していたころ、弾道ミサイル打ち上げ施設なども、海岸を避け

内陸に建設してきた経緯がある。 武漢研究所も、その流れなのだろうか。

BSL-4の施設が都市部にあるのは我が国も同じで、武蔵村山市や埼玉県和光市で

同じようなことが起きないとも、また何者かに起こされないとも限らない。

 


 

内地も寒くなっているようだが、南国の島も寒い。

幸か不幸か、マスク生活には優しい陽気である。

とはいえ、メガネ必着の人にとっては、マスク生活は厳しかろう。

黒マスクでメツキのキツイ人妻などを見るにつけ・・・ 結構、お里が知れて面白い。

別の折、マスクしたまま自己紹介されたんだが、さすがに距離を置いて外してもらった。

 

若夏のはずが、20℃に届かないとは、冬に戻ったような気分だ。

強風が続くので、海も時化ている。

 

そろそろ夏鳥が到着する時分なのに、島では北へ渡りたい鳥たちが足止めされている。

省エネで筋力の弱いサギたちにとって、北風のなかの渡りは命取りである。

しかしながら、渡りたい気持ちで、すこぶるピリピリしている。

 

陽気の好い日には鳥たちはいなくなり、カニが出てくる。

青いカニとは・・・ なんとも南国風情みなぎる。 リュウキュウシオマネキのメスのよう。

カニたちは寒くなると卒然巣ごもりしてしまい、食事も摂られなくなってしまうから、

出られぬまま死んでしまうこともある。

 

暖かくなる≒風が南に変わることだから、島にいた鳥はすっかり渡ってしまい姿を消す。

 

んだが・・・ 渡りが止まることはなく、遅刻気味だからか? 昼も堂々と渡っている。

トリトリデッキあたりでウダウダしていたら、昼さがりでも小さな群れが次々降りてくる。

なかには、一緒に渡る同サイズの仲間?を探しているらしいのも見かける。

サルハマシギは、ヒヨドリよりずっと小ぶりながら、生きざまはいかにも豪儀で、

冬はユーラシア南部やアフリカ中南部、オーストラリア大陸など、赤道から南で過ごし、

夏は極北まで赴いて繁殖ライフを送るのである。

もっとも長旅をするものでは、1万数千キロを往復して過ごすのだ。

たぶん、長生きなヤツなら生涯で38万キロ・・・月面に到達できる距離を飛んでしまう。

とてつもなく自由だなぁ。

 

さらには

同じチドリ目のキョクアジサシは、夏は極北で繁殖、夏は南極圏の海域で過ごすらしく

月を3往復する距離を飛行する・・・ っで〜らいツワモノものいるという。

トライアスリートもスゴイMだが、そういう次元ではない。 いかなる進化をしたのやら。

ゴンドワナ大陸だったころの、ご先祖が影響しているのだろうか?

そのころはまだ、鳥類ではなかっただろうに・・・

 

年々

今時分の夏鳥の渡来に肝心なタイミングで、北風が止まなくなっている。

多くの鳥が力尽き、海ボチャしているに違いない。

 

 

寒いときにこそ、やはり旨いものがある。 南国では、寒さはご馳走でもあるからだ。

本物の半田手延べそうめんを、丹生麺にする。 なんという贅沢か!?

この香り、歯ごたえ、ツルツルの舌触りを、アツアツでいただいてしまうのだ。

 

揖保乃糸のたぐいで研究したが、細すぎてノビてしまい、丹生麺にはサッパリ向いていない。

結局、五島うどんと変わらぬ昔ながらの太さ、さらに五島うどんよりもノビないことからして、

半田そうめんでこさえたものは、最高の丹生麺と謂っても差支えなかろう。

 

実家で仕入れて送ってもらっているが、おそらく孫のために蓄財していたものの・・・

我ら兄弟は、さっぱり結婚しなかったから、やむなく放出してくれている・・・ のだろう。

 

このそうめん屋は、オヤジ殿の実家のご近所で、今シーズンを限りに廃業するそうだ。

余計に貴重なそうめんとなってしまったなぁ。

これまで、乾燥が早すぎて二本に割れてしまったり、不安定ではあったのだが・・・

手作りだったことや、思った以上に乾燥した気象などによってバラついていたのである。

気象激化の影響かもしれなかった。

 

我々には科学があり、自然の生物には適応力しかない。 んだが・・・


ではまた