釣れない 理由

 


 

風だの 潮だの

 

やっぱりニンゲンが増えると、無駄にアポトーシスやガン細胞的に働くニンゲンも着実に増える。

子を斬り、虐待し、車でひき、あまつさえ子らどうしで差別やイジメ遊戯が進む。

問題は、凄惨さを重んじるばかりで、根源がニンゲンの増えすぎに至らぬ思想誘導にある。

それを謂ったら、人道どころか、世間から、非人あつかいされてしまう。

哀れなことに、民衆は自分が思想操作されている事には、ほぼ気づかないまま一生を終える。

資本主義ほど、カネ任せにエゲツナイ情報統制や、思想操作はないんだが・・・

 

老後に二千万円・・・ アッソ〜 じゃ済まされんな。(笑)

しかしながら、もし国民が謂う通りにキチンと投資したとして・・・

それだけの資金が市場にあふれれば、当然のことながら物価も上昇するだろう。

そのぶんを、想定しての二千万円設定だろうか???

しかも、そうした状況をもてあそぶ投資家が喜ぶばかりだ。

実体のない経済では、価値は創造されず、往き来する量が無駄に膨らむだけなんだが・・・

 


 

地域防災計画の仕事が大詰めなのに加え、大雨でなかなか釣りに行かれない。

久々に晴れ、さらに凪になったから、サクッと時間を空けた午前、久しぶりに浜へ赴いた。

な〜んも釣れん。 釣れんと謂うより、な〜んも居らん。

おとといまでの大雨で、水潮と浮遊ゴミの影響が大きいらしく、波打ち際に小魚の姿すら見えない。

 

地元のトリトリデッキにもどって、竿を振ったが、コトヒキがチョコチョコ当たる程度だった。

それにしても、なんで徳之島に来てから、こんなに釣れないのだるう。

 

冷静に考えてみたのは初めてのこと。

折しも、大雨で海が赤土で染まっていたから。

 

そ〜いえば・・・

 

心あたりは、調べる前から、明らかにある。   イヤな方向で・・・

 

そうなのだ、サトウキビの島あたりの生産量は、徳之島がトップだったのは、昔から知っていた。

徳之島町側はまだしも、西海岸を占める天城町のうち、兼久と瀬滝はナンバーワンツーの生産地。

そこへ、南国の離島にしては流量の多い河川が、バッチリ通っているのである。

 

もともと、サンゴ由来の島には、川はほとんどない。 あっても、鍾乳洞の成れの果て程度。

 

その兼久と瀬滝集落の赤土を、集めて速し・・・ なのが真瀬名川である。

この川こそ、おそらく南西諸島で最多の赤土を放出していると思われる。

平土野港に流れ込み、さらに黒潮によって、北側にある空港方面へと向きを変える。

 

地元の磯、徳之島空港西側では、天城と浅間集落の赤土を集める、湾屋川が南側に河口を開く。

その水も、当然のことながら北へ向きを変え、空港西側をなめるように流れていくワケだ。

 

大雨のたんびに、沖の真瀬名川の赤だし、手前の湾屋川の合わせ味噌の汁、のように

二色に染まる海域が、空港西側の磯なのである。

かててくわえて

奄美群島最大、徳之島ダム建設により、どえらい土砂が流れ出て、海を破壊した過去がある。

 

つまるところ

よりによって、わが家の真正面の海こそが、南西諸島でもっとも破壊された海域だった・・・

豊かなサトウキビ畑と、高い背骨山脈からの雨水が、海を変えていたとは。(汗)

 

今更知ったところで、ド〜ナルモンでもなかったが、アキラメというか、ふっきれたわい。

釣れない意味が判ってしまえば、釣りようがあるもんだ。

不良在庫(とっておき)の釣り具を総動員し、総力戦に臨むだけのことだ。

 

要は、水潮と赤土を考慮し、それらを回避している回遊魚を探せばイイのである。

とはいえ、そのなかに美味い魚が居るかどうか・・・ ビッミョ〜ォだ。

 

アオチビキとカスミアジは確認しているが、

奄美新聞には地元湾屋で、キツネフエフキ9キロが揚がったとあった。

アレはたまに、シガテラもあるしなぁ・・・

南国で、内地人の味覚を満たす魚を見つけることは、カナリ難しい。

 

しかも

私の魚類の知識では、ここらでカスミアジ以上に美味しいのは釣れっこない。(笑)

 

それでも

海は広いな 大きいな・・・ である。 ナニが釣れるか、わからない。

と、ロマンを持たにゃ、やってられんわな。(笑)

 

そういえば

ラジオで聴いたが、全国的に砂浜が削られているらしい。

温暖化で風が吹けば、波が起こるわけだから・・・ さもありなん。

砂浜くらい・・・ と思うかもしれぬが、国土が減少しているのだ。

全国の砂浜が1m後退すると、どれほどの面積になるのだろう。

ひょっとして、砂地を守るために、砂入りのコンクリートを大量投入すると謂うのか???(笑)

 

通っている例の浜は、かなり痩せた。 20メートルくらい、後退したろうか。

以前は、波打ち際までが距離があったが、今や砂が減って、モクマオウの林が削られそうだ。

これでは、島最大のウミガメ産卵地もカタナシである。

反面、海底はずいぶん浅くなっているから、砂がどこかへ行ったワケではない。

 

気候は狂い、海は荒れ、浜は削られ、赤土が流れ込む。

釣り人にとっては、あんまりいい状況じゃないね゛〜。

 

 

週末、文化財の会合のあと、懇親会があった。

お゛〜 島にもこんな風フツーにコジャレた店があったとは!? さ〜すが都会の亀津だな。

子羊のたたきみたいなのもある。 残念ながら、カンパチの刺身は、鮮度低め・・・

やはり、島ではマトモな魚介は望めないんだよなぁ。

 

そう簡単には釣れないものの、食べるには釣るしかないのである。

だからといって、餌釣りしたいとも思わないんだよね゛〜。

 


ではまた