危険から救う 珍品家電?

 


 

巷の無念

 

国際ニュースが好きなので、あちこちのニュースサイトをハシゴするのだが・・・

どうやら、温暖化による自然災害については、国外に広めないチカラが働いているようだ。

防災専門委員の立場もあり、情報収集したいが、意図的に発信されていない感が強い。

いつぞや、イラン国営のタンカーが炎上、原油流出したあとも、情報統制なのか情報がない。

渤海から朝鮮半島西岸では、それなりに被害がありそうだが、イランに恩を売った形か?

あるいは、被害に遭った地域が、見られちゃヤバイ地域だった・・・のかもしれん。

ただ、沿岸の漁民が、ポンの漁場に押し寄せそうなことは、サルでもわかりそうなコトだ。

 

シマンチュからもらった、高級宮崎牛。

本来なら、かなり美味いハズ・・・なのだが、水っぽかった。 旨味はじゅうぶんである。

島へ送るのに、普通の冷蔵庫で冷凍されたものだ。

シマンチュは冷凍慣れしていて、べちゃっとしたり、冷凍ヤケした食材は当たり前で、

肉や魚の不味さについてのしきい値は、内地に比べると、かなり下の方のようである。

離島とはそういうもの・・・だろうが、鮮魚が極めて少ない離島だから、話は別だ。

鮮度イマイチな輸入食材か、島野菜しかないとなると・・・食生活の潤いはどうだろう。

豚や鶏の焼肉とか、揚げ物が好まれる土地柄だし、キャベツさえあれば、ナントカなる

のだろうか・・・ 私は島に移住して以来、鮮度を旨いと感じる料理に出逢ったことは

ほとんど記憶にない。 わが家の漁獲くらいなものだ。

 


 

歳をとってから成長著しい部位など、常識的には存在しなさそうだが・・・鼻毛は別格だ。

無駄に足の裏の皮が厚く硬くなって、風呂に軽石が必要アイテム、なんてこともない。

いや、正確には数年前にそういう時期もあったが、今はフツーのカカトの皮膚である。

 

さて鼻毛。

使えない中高年について 「鼻毛を伸ばすしか能のないヤツ」 と表現するのが好きだ。

そのくらい、平等かつ無駄かつ着実かつ恥ずかしく伸びる。

 

伸びた鼻毛は、運転中に風圧を受け、我が過敏な鼻孔内で暴れだしてまう。

思わず引き抜きたくなり、そちらに集中するあまり、運転が疎かになりかねない。

問題は、小物を引き抜いても、なかなか満足感が得られないことだ。

果たして、太長いヤツを抜き当てたら最後、涙チョチョギレに見舞われると同時に、

思わぬ戦果を検めようと、長さ、白さなどを入念に確認したくなることこの上ない。

視界不良に陥るだけでなく、そのような目の状態で、指先の鼻毛に集中してしまうのだ。

ムズムズによる集中力低下のみならず、非常に危険な情況へ誘う存在なのである。

 

これまでは

日吉本町に住んでいたころ、近所でリアル夜逃げしてしまった、床屋さんの記念品である、

先が丸くなっている小さなユニコーン・ハサミを愛用してきた。

しかし、丸くなっているとはいえ、敏感な鼻孔内でハサミをジョキジョキすのは勇気が要る。

都合よく操作するのは、とても難易度が高く、まったく無駄に気をつかわなければならぬ。

 

定期的に、実家から「何か必要なモノがないか?」との問い合わせがあり、

んま゛〜親バカなのだろうけれど、いろいろ送ってくれるワケだが、リクエストした事があった。

「鼻毛バリカンない?」と。

 

以前、オール金属製で、つまむようにすると、レバーを押す動作が回転に変換されて、

ジョリジョリしてくれそうな・・・どこか銀河英雄伝説の帝国側戦艦のフォルムにも似た感じの

手動コンパクト鼻毛バリカン的なモノを、どこかで見知っていたから。

コレで地道にカットすれば、我が鼻毛も、自動車の運転も安泰だ・・・と信じたかった。

 

しかし

世の中、そんなにウマイコトいかない。

送られてきたのは、途上国で絶賛ボッタクリ中の、チャンかチョンの高速鉄道風な、

怪しい電動バリカンだった。

このデザイン・・・形と質感が合っていない気がする。

本体とスイッチも、デザインテイストが違う気がする。

こんなのを、鼻に突っ込んでいるマヌケな自分を想像するにつけ・・・情けない。

使用者に敗北感を与えるとは、なかなかシニカルな造形だな。(笑)

 

電池接点の精度が悪く、最初はウンともスンとも謂わなかったし、

今でもたまに、回らなくなることがある。

こんなパチ製品が出回るポン社会、どうなんっとんじゃい!?

 

だが

それは日立のブランドが入ったモノであり、しかも手動カッターの半額などという

よけいに怪かった〜製品であった。

ただ、調べたところでは、替刃まで用意されていて、ロングセラー商品らしかった〜。

単三電池、一本だけで動くのもスキマ商品らしくて、潔い。 しかも防水をうたう。

 

なんかこう

絶対的に期待できないデザインが、優れている・・・ということだろうか???

あれ?思ったよりジョリジョリできているじゃないか!? のような喜びをもたらす。

あえてトボケたデザインにしておく商品戦略、とか?

 

しかしながら

なんぼ過度に期待したところで、電子レンジ猫のような事態にはなるまい。

せいぜい、耳毛応用・・・くらいなものだ。

 

悔しいことに

このごろは、ウイ〜ン、チリ、チリリという音とともに、やや焼けたような毛のニオイに

安堵感のような、達成感のようなものを感じるようになってしまった。

 

ところで

この記事の日付より未来になるが、週末土曜のニュースに、いささか感心した。

 

新宿で、49歳の男が、鼻毛バサミでコンビニ強盗したという。

むしろ、鼻毛界の勇者である。(笑)

手元にある鼻毛バサミと自分を信じ、クリティカルヒットで金が手に入ると念じたらしい。

その元手で、惣菜パンとビール、競馬新聞と馬券でも求めるつもりだったろう。

その男も、鼻毛が伸びるだけが才能?だったのかもしれない。

 


ではまた