自然が 退屈になるとき
世界の大雑
ニンゲンが増えすぎて、アラだらけの憲法やら、経済やらで、各国がおかしい。
なかでも、赤旗をかかげる連中は特に危機的である。
計画経済などという絵物語は崩れ去って久しいし、給与や物資の支給なども、
ほとんど自由経済に近い形へと崩れてしまっており、社会システムが狂っている。
そこへ、資源安で、働かずに稼ぐ駄策も通用しなくなってしまった。
腹いせに、クリミアを併合したり、ウクライナのガスを止めてみたりしているが、
無駄に命の危険をもたらし、痴態を披露目ただけだった。
独裁に慣れすぎて、歪の上に歪を重ねてきたから、今更後戻りできないのだが、
先に進むにしても、儲かるネタがないのでは、戦争くらいしかやりようがない。
ただし、赤旗の連中は、結局のところオリジナルでなくパチりで計画経済を歩む
しかないから、資本主権社会に戦争に勝ったとしても、結局は破たんする。
現代の社会主義は、いろんな意味でパラサイト主義と謂い換えられるかもしれない。
ロスケやチャンの兵器は、そうしたパチ・ビジネスモデルの稼ぎ頭のひとつ。
イニシャルコストこそ安いが、長持ちせず、結局ランニングコストがかさんでしまう。
だが、国家モドキの段階においては、そうした兵器のニーズは多い。
ジェット機のエンジンや戦車砲の寿命は、ずいぶん短い。
だからといって、
我が国がメリケンから、言い値でバカ高い兵器を買うのもバカバカしい。
ましてや、ミサイルをミサイルで迎撃するなどというドリーム兵器など無意味だ。
可能だと謂うのなら、そこらの戦車の大砲を易々と迎撃できる技術があるはずだ。
戦車砲はたかが秒速２キロ未満しかないのである。 銃弾は、その半分以下。
弾道ミサイルは、なんぼ遠方から飛んでくるとはいえ、秒速７．９キロ以上で
ピヤッと飛来するのだから、戦車砲なんてカワイイもんだ。
常識的に考える以前に、どんなバカポン人でもわかる、当たりっこなさ・・・だよなぁ。
私たち日本人は、想像以上にバカ未満なのかもしれないな。（涙）
横浜にいたとき、私は身の丈を考えずに働いて、自壊してしまった。
思ったより、ずっと弱かったことを身をもって思い知った。
島に移住してからも、身の丈を意識することはできておらず、なんとなく９年あまり。
五十肩になって以降、肩関節が痛くて不眠状態が加速して、いよいよ稼働時間が減った。
のだが
お陰で？ 人生に最も大切なのは自由な生活だと気づいた気がする。
得られた自由は、自然に合わせなくなった人間生活を、自然に合わせるために使う。
しかし
ここ３年で、ずいぶん島の自然は変化し、接点が減っている。
気性の大きな変化で浜が削られ、そのぶん劇的に浅くなった湾。
魚が回遊するのは、やはり波打ち際なのだが、浅くなった分、形が小さくなったらしく
さらに回遊数自体が少なくなった。 回遊場所が分散した・・・ということか。
ドン深だったころは、とても釣りやすかったのが、ウソのようである。
実は
空振り覚悟で浜へ出かける理由は、トリトリデッキ周辺のイノーでは、
チヌやボラが激減しているからである。
この春も、アオサの生育が少なかったため、ヒドリガモなどカモ類が越冬しなかった。
魚たちも、それらをアテにしていた・・・ということか？
いつもなら、変色したアオサをひつっこく採るシマンチュが、黄金週間まで続くのに、
４月に入ってから、ほとんど来なくなった。 こんなことは初めてだ。
渡り鳥も激減した・・・ように感じられる。 体感比５０％減である。
このところ、干潟にシギ・チドリの姿がほとんど見られなくなったのは異様なことだ。
穏やかな日が続いているのに、閑古鳥が鳴きまくるような干潟に閉口している。
タイワンハクセキレイだけは、いつもと変わらないペースだ。
温暖化は、西洋では気象激化と呼ぶ。
この春は正にその様相で、寒く、乾燥した日々が続いていて、風邪ひきが多い。
北風が吹く日がずっと、増えてたことに他ならない。
ＰＭ２．５の飛来が増えるし、北上したい渡り鳥たちにとって、向かい風でもある。
島は、北風が吹けば大陸の気候に、南風が吹けば南国に戻る。
周囲の海水温は２２℃から下がることはないから、それを下回るのは風の影響か、
放射冷却である。 ほか、ダジャレによる冷やし効果・・・くらいなものか。
ひょっとすると
これほどダイレクトに変化を感じているのは、少数派かもしれぬが、
人生の大半を捨てて得た自由にとって、釣りや景色がツマラナクなるのは
生涯の一大事といっても過言ではない。
他方で
人類が負うべき業も、過大になったのも事実。
人生そのものの在り方が、人間社会中心では居られぬ・・・兆しが自明となった今、
私の価値観も、変化せざるを得ないのかもしれないなぁ。
こうしてネタがないくらい、退屈な日々でもあることだし。