南国の釣り だからといって
世の ビンミョ〜なこと
三沢のF16が、こともあろうに増槽タンクを湖に投棄した。
そもそも、メリケン軍はいかにもポン人の上を飛びたがる。
守ってやっているんだ、黄色い連中・・・ 意識がモリモリ感じられる。
島でも、沖縄のがわざわざ民家の上空を選んで飛ぶのが見られる。
裁量労働の裁量とは、労使どちらの意味だろう。
正直なところ、まともに企業で働いたことない議員連中には、コスト意識がない。
たかが三年くらいサラリーマン生活をしていた程度では、社会人とは呼べない。
そんな連中が裁量労働を語ることは、当然のことながら意味の所在が曖昧だ。
裁量労働なら仕事さえこなせれば出勤しなくてもよかろうものだが、
通勤時間を浪費するような勤務管理の企業が、ほとんどだろう。
実際のところ、裁量労働で得をするのは、大企業の経営者と労組だ。
多数の社員をかかえると、時間外労働の協定がイチイチ面倒くさいから、
裁量労働にしてしまえば、手続きも減るし、残業手当も減る・・・わけだ。
労働者にとっては、実に厳しい仕組みである。
経営者や管理者が無能ならなおさら厄介で、
立場を利用して、裁量を決めた事柄以外の仕事まで押し付けながら、
裁量の範囲で評価も給料も出す・・・ことができてしまうからだ。
島では、朝の大潮だと、中潮の方が潮位が高くなる。
たぶん、大潮中潮の基準は、緯度経度よってズレがるが、暦は補正されていない。
中潮になると謂うことは、早朝より夜が明けてからの方が潮位が高くなる。
関東では、たいがい朝の大潮のピークは夜明け前であるが、こちらでは夜明け後。
夜明けの早さと、干満の早さがずいぶん違う。
日曜の朝は9時ごろが満潮だった。
朝方は7℃台まで下がったが、もう15℃を超えているし、快晴の日差しはジリジリする。
暑いので、セーターを首巻きにして対応するが、やっぱり暑い。
腰巻きにすると、しゃがんだときに砂地についてしまい、エライことになる。
季節も国籍も不明な出で立ち。
だ〜れもおりゃせん、日中の浜。
フツーの人物ならば 「何が釣れるんですか?」 が怖くて釣りできない場所に違いない。
今の私は違う。 応えは当然「さかな」である。(笑)
時折、偏光サングラスごしに波間を魚影がうごめくが、ルアーには反応してこない。
やがて沖合にモジリというか、背中を出してもだえるのが見える。
体調が悪くて死にそうに見えるが、あるいは捕食行動かもしれない。
ようようモジリが届く範囲に寄ったので、向こう側にキャストし、かすめるようにリトリーブ。
教科書どおりにヒットしたが、すぐに軽くなってしまった。
仕方なく巻き始めると、魚が付いている!?
想像より弱々しい引き・・・ さほど小さくないのだが、ダッシュはいまひとつ。
我に返り?急に走られるとブチ切られそうなので用心したが、3回ほど走らせたあと
急いで巻き上げて水揚げした。 10時すぎ。
ずいぶん久しぶりのイケカツオ。 食べられるサイズでは、南大東以来の人生2尾目。
55センチ強、1キロをわずかに切るビミョ〜な形である。
英名は Doublespotted queenfish。
側線の上下に斑点がある、女王さま?
Queenfish ことミナミイケカツオだと、上に一列のみ・・・だそうな。
南国でマニアを名乗るなら、英名も知っておくべし。(笑)
んにしてもま゛〜
新しい竿とルアーの、最初の釣果にしては上出来である。
ただし、後が続かない。 既に満潮から1時間半近く過ぎてい、浅い浜がなお浅く、
魚の食い気を誘うには無理がある潮位まで落ちてしまっていた。
前は、こんなにシビアな浜ではなかったんだが・・・
気を取り直し、ココはひとつ初心を思い出し、自慢げにタックルを紹介してみようと思う。
今回は、これまでの細じかけと違い、こんだけ太い仕掛けで日中に食わせた・・・
いわゆる正統派の、自慢だな。(笑)
ロッド : ダイワ ラテオ 100ML・Q (新調したやつ)
リール : シマノ ツインパワー4000XG 2011
道 糸 : デュエル 旧型エックスワイヤ 1.5号
ハリス : 漁業者用 フロロカーボン 7号 (結びはFGノット)
ルアー : メジャークラフト ジグパラショート30グラム IWASHI
ホログラムは、水中は屈折が違うので効果が薄いと思うが、とりあえず釣れた。
ただし
肝心のアゴナシが反応していない。 アゴナシが釣れたのはキラキラのメッキ仕様。
濁っているから、太めの7号のフロロ・ハリスは、わりと大丈夫らしかったのだが・・・
やはり、イワシカラー+ホロより、ピンク+メッキの方が圧倒的なのかもしれない。
半漁人にとって、関心事は味である。
南大東で食べた時には、まるでチビキのように赤く、シャクシャクとした歯ごたえで、
美味い、マズイ以前だった・・・
二日目に美味しくなった。 赤みは南大東のときよりは、尋常な色合い。
水揚げの夜は、やはり妙な歯ごたえがあり、そっけない味だった。
といっても、ロウニンアジやオニヒラアジよりは、旨味がある。
あえてチルドルームをやめて、冷蔵スペースに放置しておいたところ、風味が変化。
歯ごたえはモチモチ、旨味はグッと増した。
シオ≒カンパチの当歳魚に近い味がする。 スッキリした風味で、旨味はほどほど。
若い魚と違ってモチモチ感があるので、薄めの旨味だが、大人の味?のようだ。
臭みがなく、シイラっぽい見た目とは裏腹に、きめ細かく上品な青物になった気がする。
気がする・・・と美味さに歯切れが悪いのは、美味いと感じるものの、
なぜか舌が醤油の塩分でチクっとするから、絶品であっても、感動が遠のく。
他方で
ワンカップ大関の上撰を求めてあったが、やたらメッタラ甘く感じ、刺身に合わぬ。
私の舌は、体調のせいか・・・狂いだしたらしい。
ずいぶん久しい、茶漬けに。
しょうゆに浸してあった切り身の下には、粉茶・・・アラでとった、だし汁をぶっかける。
アラ汁は、マアジのそれにカナリ似ていてニオイ強め、旨味はそこそこ・・・
とはいえ、かなかなイケル。 色合いも悪くいない。
茶漬けはやはり、釣り人グルメの醍醐味と謂っても、申しぶんなかろうと。
美味しいかどうかよりも、心のシメになる料理?のような感じがする。
温暖化の影響で、強風の日々がある。
ルアーを投げることもままならず、あるいは濁りでルアーが魚から見えない。
島の漁師があてにならぬ以上、釣って食らうのが手っ取り早いはずながら、
そう簡単ではなさすぎるのが、今のところ。
幸い南国は、日中の浅い場所でも、70センチくらいの中型魚が回遊するから、
内地でメクラめっぽうキャストする虚しさよりはマシで、ヤル気は出やすい。
なんと謂っても、魚が居ないから食わないのも当然だ・・・ほど虚しいものはない。
南国の愉しみは、見知らぬ魚が多い事である。
浜であっても、外洋に面していることで、意外な出逢いが待つのが嬉しい。
とはいえ、美味しい可能性は、かなり低めなのがビミョ〜でもある。