暑い日々 

 


 

世の苦

 

どこの強国も、統治するのに、かなり国内の歪みが大きくなっている。

日々、安楽でおろそかな事柄は積もり積もっていくから、仕方ない。

歴史問題もそうだ。 ロシアは北方領土を侵略していないことになっているし、

チャンやチョンは、ほとんどでっち上げの歴史を国民に流布してきた。

自由や腕力での統治も、結局腕力であるから、どうしても貧富の差が拡大する。

ただ・・・インチキが拡大すれば、社会の歪みが他国との差となって現れる。

経済という架空価値、武力と謂う絶対価値、ニンゲンの命の価値、

国土の広さは資源の多さにつながるが、国民が多さで、国は富むのだろうか。

国民が多ければ、統治に歪が生じ、自らの首を絞める。

ニンゲンは、自然の摂理とは異なる道を作ろうとしているが、外れることはできぬ。

弱者を守ることは、一見優しいことに見えるが、全体の弱体を加速する。

世に正しい道はなく、ただ生き残った者が正しいことになるが・・・

この先の収まりどころがどのあたりなのか、気になるところ。

 

島では、イイカゲン=テゲテゲな老人が増え、社会が歪んで悲鳴をあげている。

電動カート代わりに、ノロノロふらふら軽自動車を転がす老人たち。

疎かな老人たちが増えれば、年功序列の島社会では、疎かがスタンダートとなる。

社会はどんどん貧しい方向へ、あるいは物乞いのような、金くれ社会になっていく。

地方にこもるしかないニンゲンを、富める者が支えるのも限界がある。

狭い国土で天然資源のない我が国は、金を食う高齢人口に震えている。

 


 

暑い、なんとも暑い。

34℃を超えるなんて、アリなのか?と思うほど暑い。

南国では、海水温のお陰で、さほど暑くならないはずが・・・その海水温が上がっている。

イノーで元気なのはオニヒラアジくらいなもので、ボラもチヌもガセも少ない。

このごろ、満潮位が高いので、トリトリデッキ駐車場のすぐ北のイノーを往復するようになった。

形は50〜80センチといったところ。

 

竿を出してみているものの・・・釣れる気がしない。

全ての仕掛けがあっさりと見切られてい、ほとんど策が尽きた。

残るは重いジグの速引きながら、浅すぎて気が乗らない。

 

潮が引くと、これまた特徴的なのが見られる。

炎天下、もっとも暑い時間帯になると、あちこちの穴から、むくっと出現する。

どうやら、ノコギリガザミの甲羅干しは、ほとんど知られていないらしい。

検索をかけても、わが家の写真ばかりである。

小さいのは見かけないのが不思議だ。

 

夕のころ、カニの天敵が飛び回る。

といっても、ガセを狩る生物はニンゲンくらいなものだ。

珍しく三週間あまり滞在しているハシブトアジサシ。

魚で謂うところの、カッポレくらいの珍しさの渡り鳥で、もともと内水面の鳥だから

海を渡る必要がないのだが・・・なぜか毎年飛来する。 

カニを捕るだけなのに、わざわざ高速で飛行し、美しく急降下する変わり者でもある。

 

夜は、酔い覚ましに自販機めぐりが愉しめる季節である。

今年は珍しく晴天続きで、空には天の川がしっかり見えている。

ふ化してすぐ、ピカピカのトクノシマヒラタクワガタだ。

まわりには山も森もないのだが、ノコギリだけでなくヒラタも飛来する。

わが家の壁にひっついていることもある。

めぐりと謂っても、ただ100m以内にある二カ所の自販機をまわるだけ。

なんとなく気晴らしというか、珍しい昆虫探しである。

 

虫だけでなく、なぜかオカヤドカリが集うこともある。

なんか、ウンチっぽいのをつけて身を守る?大きなヤツだ。

振り返ると、もう一匹歩いていた。

 

本当なら・・・南国らしく海で泳ぎたいところだが、まだ夏風邪っ気が抜けないから、

シュノーケリングの途中で体が冷えて、咳き込んだら死にそうだから、まだ行けない。 

イイトシして、ただ遊びでシュノーケリングするオッサンなんて、私くらいなものか。(笑)

 

スーパーの地物コーナーで、デンブというのを見つけた。

その日には買わず、ネットで調べてみたところ

リンゴとナシを合わせたような甘さと酸味のあるアッサリ食材だとあった。

アッサリだまされた・・・

熟れてないせいで、甘くもないし、しつこく酸い。 しかもどこがリンゴだ?ナシだ?

アレを書いた人物は、トンデモな感覚の持ち主である。

風味はイタドリを凝縮したような臭みで、フルーティさには遠い。 かてて加えて、渋い。

更には、穴のところにアリがいたりするのである。

たぶんもう・・・一生買わない。(笑)

 

実は一応、サラダにしたのだが・・・ウチの調味はもともと酸い。

多量のレモン果汁と酢に、塩とコショウ、オリーブオイルだからデンブの酸味がしない。

ただ渋くてイタドリ臭いだけのスカスカ物体になってしまった。

正しく熟していれば、多少なりとも味わえただろうに。

 

久しぶりに、ホントに不味くて、どうしようもないモノを口にした気がした。

 

週末は、伊仙町で子らの授業をするのだが、どんなネタが面白そうだろう。


ではまた