インターネットにゃ 金がかかる
世の短絡
紅茶は、発売から早めに飲むのが美味しい・・・という。
そりゃ〜アタリマエのことだが、おそらく半分は間違いだ。
もとより、お茶は保存食の一種である。
その本質を忘れて、表面的な風味だけを論じるのはあんまり大人げない。
素麺で謂うところの「ひね」のような茶もアリだろう。
保存するうち、湿度が変わったりすると味が変わってしまうし、腐るかもしれないが、
大航海時代、故郷から彼方において、故郷の茶を味わう気分は格別のものだろう。
あるいは、そうして味が変化するのも味わいとするのも大人の感覚だ。
小さな社会のなかで、うぶな風味だけを探求するのもアリだが、
もともとその茶が、どのような意味を持っていたのかを想うのも大人の味わいだ。
今や大衆食の代表格たる英国海軍カレーだが、海軍カレーが培ってきた
抑圧と血塗られた歴史を思えば、子らが笑顔でいただけるメニューではないが、
核兵器に反対し、原子力を推進するポン人は、カレー好きの子らの姿そのものだ。
実家のタブレット、ドスパラ製Diginnosが出戻ってきた。
なにかとトラブルが多いおふくろ様だが、充電できないし、ネットもつながらないという。
充電できないのは、やはりケーブルのマイクロB端子、いわゆるスマホ充電ケーブルの
コネクションがグラグラだった。 こうならないハズの端子形状のはずだが・・・
放電が早いのはわかるが、充電しないというのはオカシナ話だ。
通電していないことを電話で伝えていたが、そうした基本的なところに気付かないとは、
メカに強いハズのおふくろ様も老い、注意力が失われた・・・ということか。
さて
ネットがつながらないのは、ツッコミどころ満載だった。
まず、ブラウザーのタブが数十も開きっぱなしだった。 気づかなかったのだろうか?
更に、ご近所との混信を避けるために5GHz帯の設定をしておいたら、2.4GHzに戻っており、
さらにBluetoothとECOモードが入りになっていた。
存知のとおり、Bluetoothは2.4GHzであるから、混信を増やす。
もちろん、電子レンジやコードレス電話も周波数帯は同じだ。
しかし
問題は通信量が重篤だったことだ。
格安SIMは、いろいろな制限があるが、DMMは三日で366MBを超えると低速になるという。
で、その設定をして、20分も経たぬうちにアッサリ超えてしまった。
ただ、起動しているだけである。
XP時代にはパケットカウントが厳格だったが、どうやらこのごろはナニがドウ動いているか
すこぶるイイカゲンというか・・・ヤラレ放題になっている。
使っていないエッジどころか、コルタナ、ミュージックアプリ、果てはオフィスまでもが
ヘンテコな通信をやっちまっているのだ。
あれこれ設定し直したが、ほとんど抜けないアプリが多く、しかもマカフィーのリブセーフなどは
アンインストールツールでも削除できず、今も動いている。
Windows10は、実に厄介者だ。
インターネットだけをやるなら、AsusのAndroidタブレットか、やはりiPadが好かろう。
Androidは勝手にアプリを更新するが、iPadならそうでもない。
パソコンの方が、一台で済むから・・・と想ったが、それが短絡だったようだ。
だが、いったんパソコンを使ってしまうと、中身が見えないシステムは不安だろう。
にしても
このようなネットアクセスを勝手にヤッチマウのだから、
もうほとんど無法アプリと謂っても、差し支えないような気がしないでもない。
ブラウザーを起動して、数ページ閲覧したところで、700MBを超えてしまった。
もちろん、エッジのアドビ・フラッシュ対応は切りにしてある。
MVNO各社から、何GBの格安プランなどが販売されているが、本当に皆は足りているか
ハナハダ疑問というか、そもそも役に立つのかすら疑問である。
こんな調子では、一週間もすれば3GB程度を使ってしまうだろう。
とりあえず、タブレットに接続する、モバイルルーターからの接続を、従量制にしてこう。
無駄なアクセスが減るハズである。
その他、アプリのネットアクセスやバックグラウンドアプリの動作も軒並みオフにしておいた。
設定 > プライバシー
ここには、いろんなアプリがカメラやマイク操作、バックグラウンドの勝手な動作を許可する
設定がワンサと眠っている。 もちろんデフォルトではほとんどがオンになっている。
なぜ、リソースを勝手に消耗する設定になっているのか、道具としての洗練を問われるが、
もとよりWindows10は商売プラットフォームだ。 それでも販売されているのが忌まわしい。
ビルゲイツは、金もうけしたいオタクっ子だった。
メリケンにはそういうのが多いようだが、金もうけは手段であって目標ではない気がするが、
資本主権社会だけに、そういうガキンチョが多々発生するのかもしれない。
そんなんが(他国の干渉を受けたにしろ)ボンちゃん大統領になっちまうのだ。
これらのことは、けして読まれるはずのないところに、免責事項として書かれているのだろう。
資本とは、確かに主権を有しているよなぁ、プライバシーをも軽く無視している。
一方
マイクロソフトの中の人は、このような美しくない仕組みを開発して、
大人として満足できるのだろうか。 んま゛〜金もうけが理想なら、大満足かもしれぬが・・・
ただ、Winスマホはサッパリだから、主権たる資本があっても、万能ではなさそうだ。
安価なわりに、よくできているDiginnosだが、やはり安いだけあって仕上がりはイマイチだ。
スリープから復帰するのに、いちいちスイッチの押し時間は長い5秒だし、
販売時の保護シートそのままだからか、どうもタッチパネルの反応がもたつく。
とはいえ、リビングで女性が用いるのには9インチ・タブレットは理想的だ。
画面の大きさ、重さがベストバランスだからだ。 でも、選択肢がないのが渋い。
ちょうどいい大きさと、無線LANの5GHzが使えるフル機能のパソコンはコレしかない。
金を出せば理想的なモノが得られるわけではないのだ。
とりあえず
ケーブル交換と、怪しげな通信をするアプリを抑制したので、
パケット制限が回復するまで・・・また様子見ということになる。
遅い通信のとき10秒以上待たないと画面が真っ白なのが、通信不良と思っている節もある。
それは安い契約なのだから、学習してもらうしかない。
歳をとると極端に思考が短絡する。
考えないから、じたばた要らぬことばかりやって、壊れたと誤解する。
やはり、ファイル管理用のパソコンと、ネット端末は分けた方が正解なのかもしれないなぁ。
でも、そうした煩雑さもまたトラブルの元でもあるし・・・
老婦人が、MVNOとモバイルルーターを用いること自体、アバンギャルドが過ぎるものの、
ネットに金を費やしたくないオヤジ殿の意固地がある以上、仕方のない策である。
一度謂ったことを、ひるがえせない古臭いオヤジ殿、自分の首を絞めてしまっている。
それにしても
Windows10のメンドクササは半端ではないことも、あらためて実感することとなった。
ピーピング & マイクロソフト直営の購買部で住み込んで生活している感じである。
おそらく
世界中の、どれほどのニンゲンがWindows10に感謝しただろうか。
強引にバージョンアップさせておいて、ソフトが動かなくなったら自己責任だと言い放つ性根。
理想もなく、ただMacOSのパチモンを目指して、よくぞここまでのしあがったものである。
さて
問題は・・・おふくろ様が、弱り切って人生ヤル気のなくなったオヤジ殿にイラつき、
そのハケグチがインターネットになっているようで・・・それはそれで心配だ。
ただまぁ、私なりに助言はしてきたから、あとは本人の問題かな。
私の危惧は、ほとんど的中しているから、バレてしまうからこそ意地になるかもしれない。
んま゛ 知っているけど・・・知ったことか。(笑)
大切なことには、きちんと向き合い、むしろ金をかけるのが違いの判る大人だ。
残念ながら、オヤジ殿はエセ関西人で、ともかく値切ることしかしない。
つまり値踏みもできないのに、値切るしか能のない、恥ずかしい大人なのである。
だから、自分の人生の値打ちも見失って、生きがいを失ってしまった。
クレジットカードは借金地獄、インターネットは落とし穴だらけ・・・学習能力の低い昭和世代。
思い込みだけで人生を遠しきる、そのイイカゲンさには、ほとほと愛想が尽きそうになる。
ネットも人生も、自分なりの値打ちをおさえておくのは、大切なことだよなぁ。