東 西 私
巷の騒がし
何度か記したように、わが家のインターネットは遅い。
そりゃもう、ゴールデンタイムに停まるから、政治的にテレビ復権を目指して
わざと低速化しているんだろうなぁ・・・と思わせるに十分なADSL模様である。
NTTは親方日の丸でもあるし。
他方ではWindows10の無駄にデカいアップデートデータの影響も大で、
わが家の端末がダウンロードを始めるとマズイから、止めて視聴する。
けれど、他人様の家で一斉にダウンロードが始まれば、ADSLとてダウンする。
通信、ネットワークカメラなどが封じられ・・・チョットしたアップデート・テロに近い。
タロー カブ ウノ ハナフダ ユーギオー・・・
あそうそう トランプさん、いよいよだ。(笑)
EPAをひっちゃかめっちゃかカキマワシた挙句、脱退とは始末の悪い連中だ。
鼻から茶番だったし、自慰眠党がずいぶん利権をメリケンに渡す算段だったから、
全く悪い話ではない、むしろアリガタイ話でもある。
彼の謂っている保護主義は、とりもなおさず自由という名のもと、
資本主権を唱えてきた財力ベースの偏執共和制を、さらに推し進める事柄だ。
金の亡者がいよいよ頭に据えられて、完成の域に達したか・・・
格差拡大に貢献することだろう。 それこそが資本主権社会の原動力だ。
ど〜でもい〜が
御嶽山の遺族たちが逆恨みを始めた。
甘い警戒レベルとか、機器故障の放置とか、イチャモンつけて金を無心する寸法だ。
だが・・・ 道楽で死んだのに、慰謝料はオカシイよなぁ、なんぼなんでも。
もともと御嶽山に登る必要性がない以上、リスクは負うのが道楽の道理である。
ヨタ波に弱い防波堤なのに、閉鎖措置をしていなかったから
釣りに行った夫が死んだ・・・というのと、どこが違うのかわからない。
極論すれば、東尋坊に柵を巡らせろ・・・と同義に感じられる。
甘く優しい日本社会とて、道楽の安全確保よりも優先されることがあって当然である。
経済原理のなかで、遊びや道楽と、防災をのどちらが重いかは明白である。
とりもなおさず
家族の死を換金するというのは、日本人の道義としてどうなのだろう。
島でもっとも酸っぱいミカン、トゥヌグイをいただいた。
さっそくチュウハイにしてみた。
辛いと表現されるほど、かなりキツイ酸味があるが、これが料理に向く。
よほどのミカン好きのみに好まれるマニヤックな種らしい。
噂によると、実生で育つという。
さて
バカ アホ
赤味噌 白味噌
木肌のスギ ナラ
肉じゃがは豚 牛
桜餅の長命寺 道明寺
ぼた餅 おはぎ
おでん 関東煮
箸 端 クモ 雲 のイントネーション
Winkはやっぱり 相田 鈴木
蕎麦は 蕎麦屋 うどん屋
ま〇こ おめ〇
カレーライス ライスカレー
刺身といえば マグロ ハマチ
納豆が うまい 苦手
・・・など枚挙に限りない。
ちなみに
私は山口生まれで、バカでもアホでもなくボケ。
肉じゃが、シチューといえば鶏肉。 刺身はカレイだ。(笑)
このところ
ずいぶん時化模様がつづいて、ぶっちゃけネタがない。
ふと仕事場で3人が集って話になったら、北海道、東北、西日本という取り合わせ。
どうも味についての会話が噛み合わない。
そこで出た話題は、寿司だった。
私は寿司が嫌いではないが、べたべたとイジられた寿司は、できれば避けたい。
それに、酢飯の薬品っぽい酢酸臭が幼少より苦手である。
穀物酢は、安価に生産できる反面、工業酢や薬品に近い酢酸臭そのものであり
味はともかく、ご飯に異臭をまとって感じられ、山のような違和感がある。
白黒写真の定着液だったことも、違和感の原因のひとつだ。
そこで
このごろ気に入りの、漬け丼にレモン果汁をかける・・・と言ったら、
不味そうだ の即決。
ど〜も納得がいかぬので、うだうだ考えていたことが、今回のネタの原因である。
どうやら、柑橘 = 単なるフルーツ 意識・・・も東西を分けているようなのだ。
西日本では、だいだい、柚子、スダチ、カボス、レモンを調理に用いる。
果汁ではないが、このごろ九州の柚子こしょうもメジャーになった。
柚子味噌なども、東日本では知られていないのでは?
とまれ、キツイ風味の人造酢よりは、柑橘酢・・・なのが西の酢事情と謂えるだろう。
勘のいい向きはお気づきの通り、東には柑橘が育たないのである。
東では柑橘はフルーツであり、どちらかというと輸入品に近い。
食生活に密接しない食材だった。
だから、それをご飯にかける・・・というのには、アマリに違和感があるらしい。
それはそうとしても・・・
好き嫌いの多い現代において、あのツンとする人造酢で握った寿司を好む・・・
というのは、私には違和感がありすぎる。
美味い不味い以前の問題だと思うのだが、現代人はそうでもなく、アレを美味いと謂う。
しかも、哀しいほど国際的にメジャーになってしまっている。
歴史的な背景からすると首都が江戸だったために広まった、マズウマ食品?である。
共通点があるのは、土用の丑に食べるウナギのかば焼き。
あれも、不味くはないが、とりたてて激ウマではない。
ポン人の好む、偏屈食品 は多々ある。
謂いかえれば伝説食品。
ほか・・・ 魚介の刺身、イカ、タコ、ウナギ、アサクサノリなど、寿司ネタに多い。
寿司から離れ、生玉子については、さらにスゴイらしいんだけれど。
TKG、すき焼き、親子丼など玉子の丼もの、五島うどん、関西のカレー、オロナミンセーキ
などなど、ポン人は生玉子をすすることに抵抗こそあれ、かけたりつけたり・・・ 大好きだ。
そもそも
キュウリやピーマンなど、好き嫌いの多い子らでも、海苔巻き食品を嫌うことは稀だろう。
でも、ガイジンはアレが生臭くてハードルが高いという。
食文化は、慣れの文化であり、美味しさは慣れの果てにある。
梅干しや、めざし、いりこ出汁などは、このごろ嫌われつつあるのは、仕方ないことだ。
その最たる例が、越前ガニやフグ刺し・・・にぎり寿司ではなかろうか。
高級だというだけで、美味しいとされるナゾのポン食。
私の好き嫌いの問題だけではなく、酢飯の不味さは、それだけ食べればわかることだ。
それ以前に、安っぽい米酢をグラスに注ぎ、飲めるかどうか・・・
不味いより先に、キツくて咳き込んでしまう。
ぶっちゃけ、工業酢と米酢はカナリ風味が近い。
ただし・・・柑橘は季節限定である。 反面、現代においては、ほぼ関係なくなった。
もともとの間違いは
江戸の庶民文化を高級化してしまったものの、所詮は安っぽい庶民の嗜好である。
それもまた文化・・・庶民の伝統?だから仕方ないが、安っぽいものは安っぽい。
私は酢飯が改善されない限り、寿司をさして美味いとは感じることはなく、
それほど食文化由来の美味しくない食事について、寛容でもない。
美味しいものは美味しいし、イマイチなものは無理に迎合することはない。
栄養価が優秀でもないから。
にぎり寿司は、一見成熟度は高い日本食であると思う。
だが、風味について疑問視されなかった点に、ポン人のセンスの無さを感じるし、
実は、冷蔵庫が普及するまで、さして気にされない、マイナーな保存食系調理・・・では?
だから、伝承が精いっぱいで、改善されるだけの余裕がなかった。
無駄に贅沢品扱いで、出番が少なかったことも原因の一つか。
昭和のコダワリ? 庶民の一点豪華文化? の 象徴として、受け継がれた偏屈食文化。
とはいえ、現代では、そうした柑橘の酢飯に気付いている主婦や料理人も少なくない。
無理のある米酢の風味を好しとしないで、積極的に酢飯を変えるようになってきている。
ハレの食習慣から、寿司や酢飯好きもいらっしゃるものの・・・
酢飯だけは、あんまり不味いのにナゼ? ・・・ と強く強く思っている私がいる。
やわらかな酸味は、肉料理をさっぱりいただくのに幸せる。
さっと茹での豚タン。 歯ごたえが優しく、美味い。
現代日本には、豚肉を半生で食べる習慣はないのだが・・・私は結構好きだ。
おススメはしないけれど・・・せっかく食肉生産は薬品を多用しているのだから、
ちょっとくらい生食したところで、気にすることもなかろう。
安全だグルメだと騒ぐ前に、ホントに美味しい食事に素直に向き合うのが
幸せな食卓に違いないと思うが・・・既成概念に全く弱いポン人の食生活であった。