バタバタの3月

 


 

世間さまは違う

 

アップルは、ついにジョブスの遺産を使い果たしたようだ。

チャンに媚びて、安売りメーカーに転じようとしている気配だ。

アップルウォッチは、さっさと売り切ったのが吉だが、バブルが消えかけたチャンに迎合して、

安売り用iPhone SEを出したのは失策以外の何物でもない。

安っぽい民族のためにブランドイメージを貶めるようでは、そろそろアップルの泡もはじけた。

ま゛〜売れもしないiPadProを出した段階で、もうダメとは思ったが・・・さらに期待が外れた。

今更MacPadを出せば、マイクロソフトに後塵を拝することになる。

 

私にとっての悪酔いの原因を調べてみた。

私の天敵?ともいえるのは、搾る前の酒粕のニオイ?の残る純米酒や吟醸酒である。

飲んでいる最中に、頭痛に見舞われることもしばしば。

ちなみに昔から私の好みは、悪酔いしないし風味がスキッと調味された本醸造だ。

本醸造は醸造アルコールのために悪酔いするという気分派がいるようだが、私は逆だ。

酒粕のニオイのする、フルーティと謂われる日本酒は、醜悪な悪酔いをする。

フルーティな?というニオイは、本来どぶろく風味ということだ。

酔いについては個人差があるし、おそらく悪酔いする成分にも個人差が大きい。

だが、私に関しては、醸造アルコールが悪酔いする原因とは無関係である。

純米酒、吟醸酒、大吟醸は香りを出すために醸造アルコールが添加されているのを

知らない向きも多く、ネットには醸造アルコールを敵視した、間の抜けた記載が多々ある。

醸造アルコールは、風味でなく生産性を優先してに製造された蒸留酒≒焼酎のことだ。

ホワイトリカー、ジンロ、ダイゴロ〜とかそ〜ゆ〜ヤツだ。

不純物が無いから、悪酔いではない、ただの多すぎる飲酒による・・・深酔いが問題だ。

 

で・・・悪酔いしない純米吟醸酒がある。 忍者の郷、伊賀の義左衛門だ。

酒粕臭くもなく、実にスッキリした味わいだ。 多少甘いが・・・

伊勢に帰省したら、実家で待ち構えているものの、いつも不思議に悪酔いしない。

ふだん私は黒糖焼酎のみを愛飲しているので、ポン酒耐性は失われているのだが。

 

あくまで私の仮説だが、酒粕のニオイをつけるための成分が、私に悪酔いさせている。

オマエは酒粕嫌いだからダメなのだろ?とゆ〜のは当たらない。

幼稚園のころから、冬場におやじ殿がストーブで焼いてくれる酒粕を、

ハフハフいただくのが大好物だった。

加えて、茶漬けは玄米茶の素茶漬け+奈良漬が大好物だったくらいの粕好きである。

無論、鮭の粕汁も好物この上なかった。 母方のオジーマ(じいさま)の影響であった。

なのに悪酔いするのは、あまりに不自然である。

幼少からポン酒成分に耐性があるのは、ほめられた物ではないが。

 

いったい、あれら酒粕臭のするポン酒にはナニが添加されているのだろう・・・

いささか恐れをなしているこのごろ。

 


 

南風がわずかに吹いては雨が降り、北風に戻る・・・を繰り返し、渡り鳥が来なかった。

ただし、北風に戻るとヤケに寒い。 対して、日差しはジリジリする。

着ないと寒いが、風がさえぎられると暑くてやっていられない。

夜の観察で車窓を開けて走行すると、内地の防寒服でも寒く、まいっている。

とはいえ北風が一桁風速になり、渡りの活性が上がってきたようだ。 時期も時期だし。

仕事は半分くらい片付いたが、まだ手付かずのものもある。 3月はやたら慌しい。

 

こちらのサクラはすっかり散り、サクランボになって落ちてしまった。

沖縄でも外来種で、実生で分布を広げつつあるそうだが、徳之島は寒くて無理のようだ。

バラバラ落ちている青いサクランボを眺めるにつけ、なにやら哀れで物悲しい。

今シーズンは、まともに咲くことすらできなかった株が大半だったし。

 

我が家の庭はご近所迷惑になるほどジャングル状態だが、イイ事もある。

花もそこそこ多いので、メジロやヒヨドリもやってくるし、冬場はノゴマやウグイスも居つく。

ノゴマのオスはなかなかオシャレなのに、茂みから出ることは無く撮影はほとんど無理。

すぐそこで、声はすれども・・・である。 ちなみにペアで越冬している。

この時期になるとサエズリの練習を始めるので、朝はなかなか愉しめる。

ウグイスはイマイチ当たり前でつまらぬが、シロハラやアオジもなかなか心地よい。

 

ヤツガシラは、越冬した個体かどうかわからぬが、チラと見かけた。

これまでのデータによればカナリの人妻好きで、通りかかるだけで冠羽を立てる習性がある。

たまたま好機が訪れたので、レンズを構えていたところ・・・

こんなに広げた冠羽は始めてみたぞ。 しかも、たいそう嬉しそうに2mくらいジャンプまで・・・

人妻好きの殿堂入りしてもオカシクないレベルだ。(笑)

 

まだまだ渡りは渋いが、珍客が飛来した。

ソリハシセイタカシギは、ともすれば新聞沙汰にしてもいいが、この程度のを載せると、

直後に本当の珍鳥?を発見しても載せ辛いことになる。

年明けにヤツガシラの越冬の記録を載せたために、その後やってきた奄美群島初の

ハイイロヒレアシシギを載せられなかった苦い経験をしたばかりだ。

徳之島では、定期的に飛来は無いが、年に1、2度くらいはチャンスがある。

採餌スタイルが変わっていて、上に反ったクチバシで泥の表層を撫でるように、

首をクネッとひねりながら歩く。 変わった形は、変わった動作に由来する。

 

 

急いでいた看板が、3枚ほど仕上がった。

前々回に記した、画像解析の結果を反映したものだ。

屋外が2枚、屋内が1枚。

近所の公民館前、空港に向かう県道に面した場所に設置された1枚。

3X2mは大きすぎかと思われたが、フツーの大きさだった。

 

現存する戦跡は文化財に指定される方向だが、とりあえず自然系に偏重していた私が、

史実に踏み込んだことは、文化財保護審議委員の働きとしても好ましいと思う。

聞くところによると、地元で育った方がエンタイと呼ぶ盛り土に乗って遊んでいたそうで、

エンタイが何の名やらわからなかったという。

今回私があとから見つけたいくつかのなかに、遊び場にあたる場所が含まれていて、

ようやくその意味がわかったのだそうだ。

 

新たな生物の発見も嬉しいが、史実を紐解いて得られる気づきも嬉しいものだと知った。

 

ただ・・・残り1枚の未着手の看板が、戦跡を含む町内全域の観光看板で・・・

事業の性格上、戦跡色を出しつつ、総合的な観光看板でなくてはならない・・・という

コトバのアヤ的な造りが要件となっている。

グーグルマップ連携のアイデアはあるが・・・内容をどう選別したらよいか悩ましい。

観光マップはずいぶん前に作成したから、観光地は把握しているし素材もあるが、

戦跡主眼っぽい雰囲気とは、果たして如何なるものやら・・・

戦跡観光というのも、なにやら南国にしては重々しいし。

 

日曜の昼

近所の池に行ってみた。 すると・・・

昼型の新生活を始めたアブラコウモリが元気に飛行していた。

コウモリ的には、むしろ非行ではなかろうか?(笑)

調べたところ、春になると怪しい行動に走る人物とは違い、冬眠明けの正しい奇行らしい。

ツバメのように、飛びながら水面から給水するのは見事であった。

アゲハ未満、ツバメ以上の非常難度の撮影で、イマイチな記録しか残せなかった。

 

春は、いろんな意味でバタバタだなぁ。

 

そんなバタバタのなかで、さらに加速するような仕事が3月にはある。

環境省が野鳥の会に委託している希少な野鳥、アマミヤマシギ調査は月夜に行うが、

決まって友人宅に集合し、カレーをご相伴。

ゴロゴロ具だくさんの、ジビエ・カレー。

島内産の野生のリュウキュウイノシシ、バレイショ、ニンジン、タマネギ入り。

コダワリがあったのか無かったのかわからぬが、ともかくスキッとして美味かった。

幸いにも?具にカレー風味が馴染み過ぎていないところが、具の美味さが引き立っている。

イノシシ肉は脂が少ないから、当然ながら臭みも少ないワケである。

例年なら、バレイショの次にニンジンシーズンになるが、

今年は加えてタマネギを栽培する農家が現れたお陰で、フル島産カレーが実現したらしい。

ヘルシーな上に、歯ごたえがあって臭みが少ないイノシシ=ヤマシ・カレー・・・

こういうのをウリにして、島料理を進化されていけばいいのになぁ。

スパイスも島産となれば、なかなかイケルと思うし、どうせ海産が乏しい島なのだから、

いっそスッキリ辛い、ヤマシ・カレーの島にしてしまえばいいような気もする。

名物は歴史でなく、努力で生み出して歴史を刻むものである。

 

といっても

シマンチュに理解できるかどうか・・・島の努力なんざ、ちょいと頑張り程度だしなぁ。(笑)

 

アマミヤマシギは、アマミノクロウサギとは反対に、月夜を好むという。

太古において恐竜は昼光性、哺乳類は夜行性になり、今もって影響が大きいのだろう。

 

3月は国内的には、別れと旅立ちの季節でもある。

三月は足早に過ぎていく。 三月は猿、ウッキ〜などと謂っている場合ではなくなった。

そ〜ゆ〜お歳ごろになった・・・ということか。


ではまた