体質が変わると好みも変わる?

 


 

巷をわたる妙風

 

伊仙町役場職員が野球賭博で逮捕された。

芋づる式に・・・闘牛賭博もバレてしまうか微妙な様相。

何しろ野球賭博をやるような職員が、闘牛賭博をやらないハズは無い。

島は酒とタバコと賭け事が好きな土地柄だからなぁ。(笑)

イモヅル式に挙げられるとヤバイから、地元では火消しが大変なのだろうと思う。

鹿児島県警が、狙っていたのだとしたら、もう逃げられないと思うけど。

 

ニュースで聴いた、経団連のオエラガタのいう、実態経済とはナニモノぞ?(笑)

不況の雰囲気に右往左往する国民は実態というか実体ではないらしいぞ。

経団連のとらえている実態とか実体はどこにあるのだ???

いやむしろ、経団連のいう実体はやはり、資本主権たる金銭そのものであり、

人体でないのだろうね・・・ 金より価値のない実態ニンゲン達とはナニ?

国民の経済とはナニナニナニ???

 

北はまたICBMモドキを打ち上げて見せた。

彼らなりの生き残りをかけた、技術の結晶であった。

南キムチンは、ロケット技術もなければ、戦車のエンジンすら製造できない。

ほめられた物ではないが・・・北の方が地道だ。

だがチャンにしろ、人権問題をどうするのか・・・厄介な連中だ。

ただ、人権問題に関しては、ことムスリムの男尊女卑、少女と結婚、一夫多妻とか、

ヒンドゥーのカーストとか、ややこしい社会は多々在る。

むしろ、まともな人権の社会は、たぶん地球上の1/3くらいか?

 

うたた寝していたら、いささか気になったことがある。

アポロの月面着陸の映像・・・いつものソッチ系であるが・・・技術屋なら気づくだろう。

当時の映像伝送技術は、アナログだ。 私たちが眺めた映像は、ノイズ一つない。

あの月面から届いた微弱な電波なのだが。 そして記録映像にてもそうだ。

フィルムだったとすれば、宇宙放射線の影響をコレッポッチも受けないのだろうか?

有人飛行するくらいだから、軍事用の通信衛星を充実していたとしても、

あんまりキレイすぎるアナログ映像である。

宇宙飛行士がまぶたの内に見てしまう、放射線が通過するあの現象は、

カメラにもあるハズが・・・ない。

デジタルだとしても、直接太陽からの光と電磁波を浴びて、デジタルノイズも無い。

当時の映像伝送技術を超え過ぎた映像に、当時は酔いしれまくったらしい。

かの映像で、飛行士を吊っているワイヤーがキラリと光ってしまったりするけれど・・・

それ以前に宇宙放射線のなか、ノイズ無しで撮影し、あまつさえ伝送できるのか・・・

ちょい考えれば、ワカリそうな気がしないでもない・・・よね。(笑)

  


 

きのう、おとといと衝撃的な体験をした。

給料が入ったのだが、たまにはソーセージでも・・・とアラビキで215gが400円オーバーで、

脂タップリかつプリップリの歯ごたえ、イイやつを求めてみた。

なぜかソーセージは奇数個であり、初日は7本のうち4本を食してみた。

きのうは残り3本を腹に納めてみたが・・・朝方までモタレ、腹に残っていた。

なぜ断言できるのかといえば、寝床でゲップが出たとき、ソーセージの強いスモーク臭が、

もろに込み上げてきたからだ。(笑)

これは別に、アラビキ・ソーセージがダメだと謂いたいのではない、私の胃腸が弱いのだ。

 

年末年始の帰省中、にも同様の体験があった。

私の胃腸が油物に弱くなっていることは事実だが、そんな食事が続いているさなか、

オヤジ殿が、年に一度の家族の外食=近所の鰻屋での会食をするという。

毎日、肉に揚げ物の連続で・・・疲弊した胃腸にはキツかろうと・・・いつものヒツマブシでなく、

量の少なめな、さりとて鰻料理の王道である鰻丼にしたのだ。

何しろ、鰻丼はそのご飯の厚みに応じて浸み方の異なるタレの層とともに、

香ばしい蒲焼をほおばることにある。 ぶっちゃけ鰻重なんてダメだ。(笑)

だが・・・食して小一時間も経ったころ・・・下りリニア超特急に襲われたのだ。

それはもう駅弁ならぬ液便に・・・・(涙)

初の老眼鏡をこさえるために導いてくれようとするオヤジ殿に、水を差すこともできないし、

なんとかコトナキを得てヒヤヒヤしたものだった。

 

いうものヒツマブシならば、一杯おきに出汁でゆるめて食べるし、付け合せも豊富だったから、

胃腸に張り付く脂が少なかったのかもしれない。

鰻丼は、鰻蒲焼の最も美味い食べ方だと思われるが、次からはヒツマブシに戻そうと思う。

 

 

さて

食の好みが、ずいぶん変わったことは折々に述べてきた。

30代になり代謝が落ちた折には、なぜかおふくろ様のがんもどきが恋しくなった。

今となっては、禁肉に比べたら大したことではない。

肉を食べなくなってから、食生活が肉を求めなくなり、体も次第にそうなったような。

逆に肉を食らうことのハードルを感じるようにすら、なってきている。

玉子の方が、はるかに栄養バランスもいいし・・・

 

このごろ気に入っているのは、晩に湯豆腐を愉しみ、あくる日に雑炊?粥?をいただくこと。

我が家の雑炊?は飯でなく麦入り粥だから、かなりシャビシャビで酒飲みの給水に適す。 

ぶっちゃけ、汁気の多い味噌汁に粥の米と麦でボリュームを増した野菜シチュー的である。

どっさり食っても、ビタミンこそ在れど、カロリーはわずかだ。 もやもやは溶き卵。

イリコが見えるのは、やはり昆布出汁だけではモノタリナイので、前の晩に食べ終えたとあと、

ひと煮立ちさせたあと、ポーンとイリコを加えて寝かせてある。

あくる朝には、かなり濃い出汁になっているという寸法だ。

 

先の脂騒動?もあって、このごろはバターを加えることにもチャレンジしている。

こちらはイリコ出汁だけの標準的な雑炊粥。

もともと味噌仕立てだから、ショウガを加えて、バターで円やかに仕上げると・・・

コーンが欲しくなるくらい北海道っぽい。(笑)

先の画像よりも水っぽいのは、喉が渇いていたから、上澄み?多めによそったから。

先日の冬の嵐+霰(あられ)やら、日照も降雨も少なめなために硬くて小さいチンゲンサイを

食べやすく刻んで加えてみた。 例年ならば、白菜並みのチンゲンサイになるのだが・・・

この冬は雨も少ないわりに、日照も少ないドンヨリしているので、大きくならないそうだ。

 

思い起こせば、社会人になってから好みが変わったポイントは四段階だろうか。

 

1)自立してから、そばが好きになった。

 

2)三十代前半のころ、おふくろ様のがんもどきが食べたくなったのと、

  うどんが食べられるようになった。

  もともと、幼少のころ飲み込み辛い太さで、ウェッとなって以来、恐怖心があった。

  がんもを所望したのは・・・どういった動機か記憶に無い。 だが、今も大好きなままだ。

 

3)島を釣り歩くうち、丼物が食べられるようになった。

  幼少のころから、トッピングとご飯は別々の方が美味しいと思っていた。 

 

4)徳之島に移住してから・・・禁肉してタンパク質だけが主役でなくなった

  しかも島料理を模して冷たい粥を食べるようになり、粥好きは今やエスカレートしている。

 

味覚には2種類あると思う。

●育て親の好みや、地域の好みを刷り込まれた、子供のころの味を重んじる味覚。

●自分なりの味を感じ、上記の好みとは別の価値観を得た味覚。

前者は、海苔やウナギを好む方向性であり、後者はポン人離れ?したり、

ポン人も好みが分かれる、クサヤや鮒寿司などを出身者以外でも食べられる味覚である。

島でいうところの、磯臭いブダイ系を内地人が好みに加えるような事態のこと。

私はやっぱり、ブダイはド〜モ勘弁して・・・である。(涙)

 

問題はアレだよ、アレ・・・

 

北に往くほど海産は美味しいし、南国ほど美味しくないという、北海産伝説。

先入観から抜け出せないまま、流されるタイプが多いので、妙な食品が増えた。

熱海に行って瀬戸内の養殖マダイを食って満足する大阪のオバハンみたいなノリの、

最初から美味いと信じていたり、マズイと思って食べたりするアレ。

 

こと、集団の一員であろうとするポン人は、ほとんど情報だけで飯の味を脳内で決めている。

その最たる例が、先のウナギ。 あの泥臭い魚類を、わざわざ手間隙かけて蒲焼にし、

DHAという名の脂コッテコテを好んで食べる。

ほぼオッサン限定の好みのようで、女子もだいぶ枯れないと食べられないようだが。(笑)

 

スーパーで食材を眺めると判るが、もともとの素材の味がする加工食品はほとんどない。

明太しかり・・・練り物、ソーセージ・・・漬物に至っては歯ごたえくらいしか残ってない。

もとの素材がどのような味だったのか想像できないレベルまで風味が加工されている。

一億総カニカマ好み・・・みたいなものか?

やはり東洋人たるもの、パチモンの完成度を求めるのは、致し方ないことなんだろうけど。

パチモンに慣れすぎて、もうパチモン無しでは生きられぬ領域まっで暴走している。(笑)

 

現代の和食がナンボノモンか知らないが・・・パチ味でない食材を探すのは大変だ。

ほとんどが、うまい棒と同じノリで自在な風味に加工されていて、

先のあらびきソーセージにしろ、ソーセージの独自風味になっているから、

もとの肉が本当に豚なのかどうか・・・まったく判らない不気味さがある。

ひょっとしたら、あらゆる横流し肉とか? 加工しちゃえばわからんよ、まったく。(笑)

 

肉無しでは生きられない向きには、素材が多少怪しくても肉っぽいならマシなのだろうが、

禁肉した私にとっては、肉とは異なるキツイ風味で、バカに脂っぽく、食べ辛いソーセージだ。

そんな風になってしまったからには、自分でこさえるしか食べ物がない。

だからといって、昼飯時の時間は限られる。

 

GYAOで懐かしいミスター味っこの映像を眺めていたところ・・・

関西のキツネ丼というのを知った。 油揚げと玉子というシンプルな素材だが、

ネットで調べたところ、これがなかなか味わい深い作りをする。

だし汁に揚げを漬し、30分くらい寝かせてから玉子とじにするというものだ。

これは2作目で、食べやすく小さめの短冊に揚げを切ったもの。

ネギは確か地元の九条ネギ。

ゴーヂャスにしたいときは・・・カツ丼風に8切れくらいの短冊を

油を切ってからあぶり、出汁に寝かせる・・・といいのかな?(笑)

出汁はもちろんメンドクサイから、麺つゆである。

規定量の1/3くらいで用い、あとは醤油と砂糖、清酒で補強する。

ただただ、時間をかけるほど美味しくなるのも、丼物としては面白い。

 

肉を食べなくなってから、料理に油揚げを用いることができるようになって、

玉子とならび、油揚げは常備している食材のひとつだ。

 

 

そもそも、食材が限られる上、金もないのだから・・・

目先を変えることや、捨てるところを減らすことも大切である。

 

低カロリーの豆腐だが、つまみに最適なのは白和えである。

ただ、そのためには野菜を湯通しする必要があったりもするワケだが、

中華の家庭料理には、野菜をスープで茹でる調理法もあると知り、

出汁で白ネギの青いところを茹でれば、中のトロっとしたのも出汁に活かされ、

フツーだと食べられない硬く青いとこまで白和えで食することができた。

なにしろ青いとこは硬いが、ネギのトロっとしたのが含まれる美味い場所でもある。

湯豆腐の昆布出汁で茹で、アツアツからチョイと冷ましてから、中のトロっをしぼり出した。

味噌、砂糖、豆腐をフォークでつぶし和え、すりゴマと刻みネギを加えて合わせるだけ。

トロみがやさしい味わいでヘルシーだし、出汁も美味くなった。

ゴマは二日酔いにも利くという。

 

めっぽう美味いと感じている・・・・そばがある。

以前、朝そばと称していたヤツだが、モライモンのアゴ出汁醤油でアレンジを変えた。

具はニンジンに加え、白菜、白ネギ、油揚げ、ブナジメジで元のまま。

出汁は、Oちゃんからもらったジョーキュウ社のアゴ出汁を少々と、味付けは塩と一味。

アゴ出汁は醤油風味だが、極まって化学調味がキツイ。

だからといって醤油が合うかというと、もともと個性の強いトビウオの出汁には、

むしろさっぱりと塩が合うのである。

アゴ出汁とニンジンは、いかにも相性が悪いというか・・・もともとニンジンは麺類には合わぬ。

・・・はずだったが、島の濃いショウガを刻んで加えたところ、調和した。

塩味だから、素材の味が混ざり合い、醤油が横槍を入れないところも美味さにつながっている。

ちなみに、チューブショウガだと効き目がよくない。

 

これだけの個性のある風味だから、麺が素直な風味では支えきれない。

そばも太めの島原そばがバランスする。

麺が長いままだと野菜と分離するから、半分に折ってから茹で、

あるときは、かまぼこや島かまぼこ(揚げたかまぼこ)なども加え、雑味たっぷりに仕上げる。

これがなんというか・・・田舎そばっぽい?風味で実にいい。(笑)

麺類は、とかく栄養バランスを無視しないと食べられないメニューだが、

これなら塩分多め以外は、さしたる問題が見当たらない。

味の正体も、すべて透けて見えるような味。

塩分控えめにすると野菜とそばの味の透明感が増し、これまた一興。 

 

肉を食べないことは、大変な我慢だったはずが・・・今となっては逆転してしまった感がある。

肉を食らわないと、粘り強さとかヒツコサがなくなるというから、

実は、アッサリした人格になったのかもしれないな。


ではまた