久しいカメラ選び

 


 

巷の由無し事

 

ビッタレという名のドラマがあるなんて、知らなかった。

なにしろテレビなし生活も、6年あまりになった。

山口弁のビッタレは、風呂に入るのをサボるような、清潔に無頓着な人物のことだ。

ドラマは広島が舞台らしく・・・どうもビッタレの意味も違っている。

 

トルコあたりでロスケの攻撃機が撃墜された。

スホーイ24がまだ飛んでいたとは、そっちの方が驚きで・・・

撃たれなくても落ちたかもしれぬくらい旧い機体だ。

メリケンのF−111のソックリさんで、就役から40年以上経っている。

トルコがF−16を大量に配備しているのにも、驚かされた。

んま゛〜ロスケとしては、ドサクサにまぎれてシリアの国土拡張を手伝う方向で、

活動しているのだと思うけど。

チャンもロスケも、そ〜ゆ〜手合いだからね゛〜、めんどくさい隣人だ。

 

ひょっとして、ロスケはクリミア侵略に味を占めて、

窮地に立たされている軍事政権にすり寄り、支援すると見せて西側諸国の

国土を削ってみせ・・・そして旧い軍備を売りつける・・・というビジネスモデとか?

 

  


 

がまんできなくて、パナソニックのミラーレス一眼、G7を購入してしまった。

お手ごろ価格のNEX−7用、マウントアダプターが入荷しないことと、

パナソニックが最も4K動画に注力していて、

「値のわりに機能が高そう」だから購入に踏み切った。

デジカメは、無駄に多画素化してきたわけだが、愛好家やプロが用いる一眼レフや一眼は、

ノイズが多いと嫌がられる。 そのため頭打ち状態になっている。

 

そして、なかでも足踏みしているのが、毎度イヤミばかり書いているキヤノンである。

 

私の基準は、わりと使い勝手のよかったNEX−7である。

キヤノンのキレのいいレンズを活かした、高密度な画像が得られていたからだ。

反面、ノイズや手振れも、なかなか厳しいものがあった。

 

NEXと比較して、新型EOS7Dマーク2の画素密度は、94%程度と低め。

おそらくノイズも相当低減されているだろう。

んが・・・新型にしては、ドキドキしないスペックだし、安全パイであっても、

さほど高感度特性に特化しているわけでもなく、尖ったところは一つもない。

 

パナソニックや、おそらく同等のCMOSセンサーを用いているオリンパスは、頭打ちが続き、

ずっと1600万画素であった。

ここにきてパナの新型、GX8で2000万画素に飛躍したが・・・無理がありそうだ。

そこで、逆に枯れた画素数でありながら、ウソかホントか新設計という1600万画素機に

着目したのであった・・・無理気味に。(笑)

 

画素密度は、NEXより高めの104%で、ノイズが多めでも仕方ないが、

それなりに時代を経ているので、進化しているはずだ・・・と期待した。

なにしろ、画期的な裏面照射型のセンサーで先を越されているから、

地味に地道に改良しているはずである。

 

画素密度にコダワルのは、私が主に野鳥を撮影するからである。

どうせ旧型500mmレンズを手持ちで撮影するのだから、作品作りには程遠い。

反面、切り出せば図鑑などの記録として用いるには十分なデータとなる。

レンズから入ってきて結ばれる像の大きさは、いかなるカメラでも一定だから、

都合、画素密度が高いほど像は拡大されることになる。

 

仕方なく常用してきた旧型EOS7Dは、画素密度が91%程度で、

しかも動画がキレイに撮られなかったから、何とかしたかった気持ちが頂点に達していた。

 

さらに

私が案内するバードウォッチングの日程が、迫っていたこともあった。

町主催のバードウォッチングのためにしては、出費がデカかったが・・・

 

ミラーレス一眼は、設計ノウハウが必要な光学設計が少なく、安価で小型化しやすい。

なのに、上級機GH4は高額なのは・・・新設計のアレコレで開発費がかさみ、

あるいは生産量も限られるから・・・ハイエンドでもあるし・・・価格に盛っちゃったのかもな。

一方G7は半額以下で私が利用するぶんにはGH4とそん色ない性能であった。

防水以外は。

 

おそらく、高齢化と低所得層の増大で、カメラはスマホにもっていかれ・・・

勢いブランド破壊の低価格高性能の、モリモリな機種に走った感が否めないものの、

私にとっては好都合である。

 

通常、低価格で盛ると、物理ボタン類が減るのだが、G7は逆に増え・・・操作性が向上した。

パナの一眼の売り上げは、よっぽど厳しいらしい。(笑)

シャッターのまわりに加(くわ)え、右手親指の上に位置する部分にダイヤルを装備。

親指ダイヤルは、キヤノンよりもはるかに操作しやすく、露出補正の多い野鳥には好適。

NEX−7はダブル親指ダイヤルで迷ったが、これなら心配ない。

4つものFn(ファンクション)ボタンがあり・・・ヤリスギっぽく感じられるほど、マニュアル系だ。

 

樹脂ボディながら、デザインのカクカクさも相まってか、まったくガッチリしていて不安がない。

・・・などと書くと、安っぽいカメラマンのヨイショ・レビューっぽいが、本当だ。

なにしろ500mmレンズのみで使用するのだから、本体強度は気になるところ。

 

むしろ、カメラがガッチリしているだけに、小さなフォーサーズ・マウントにかかるチカラが、

たまに、ギリリと音を立てて不安になる。

 

その問題のマウント周りだが・・・チャン製のマウントアダプターだ。

見てのとおり、めっき部分がなく黒い。 アルミ染色なのか黄銅に塗装なのか・・・

いづれにしても不安な素材である。

アルミは柔らかいし、塗装だとハガレてセンサーに付着する。

 

値段はテックアートほどは安くなく、メタボーンズよりは安いビミョ〜さである。

ウワサどおり、オートフォーカスが速いのには驚いた。 ピントが合っているか別として。(笑)

 

パナのこだわりは、認識能力である。

コントラストでなく、コントラストを把握するように動くが、3Dで空間を認識してピントを合わせる。

ただ・・・思ったとおり、コントラストAFと同様に大げさにピントを前後させる必要がある。

 

それでもCMOSセンサーの画素の一部を測距用の位相差センサーにしたら画素が減るし、

穴あき画像になる。 他社はそれを画像処理で擬似的に埋めている。

人間に近い認識という点においては、ソフトウェア技術に依存したいコダワリも理解できるし、

ほかにも理由があるようだ。

4K動画を撮影しようとすれば、それでなくても大きな負荷なのに、画素補完が加わってしまう。

 

しかしながら矛盾もある。

動画を撮影するときに、オートフォーカスにしておくと、空間認識のために

ピントを探そうとフォーカスが前後しすぎるので、映像が不自然なのだ。

滑らかな羽毛の、野鳥が相手・・・というのも原因のひとつかもしれないが。

 

もともと静止画では問題ない・・・ハズなのだが、問題は他にある。

多点フォーカスエリアなのに、エリアひとつがデカすぎて、いちいち後ピンになってしまう。

やはり野鳥はコントラストが検出されず、認識できなくて・・・ほとんど背景に合焦してしまう。

 

想定内とはいえ、あまりに大雑把なフォーカスエリアだったことはガッカリ過ぎた。

もとよりマニュアルフォーカス前提の買い物だったが、AFが速いので無駄に期待してしまった。

 

他方で、驚きの結果も出た。 バードウォッチングだ。

水曜午後に届いて、土曜の実用投入だったので、慣れるまで至らなかったが操作は覚えた。

なかでも肝心のファインダーの拡大については、最低限マスターしていた。

 

驚きの結果とは、その「見え」=拡大のスゴサだった。

ファインダーにしろ液晶にしろ、同じ拡大率になるわけだが・・・そもそも桁違いである。

 

500mmレンズにX1.4テレコンバーターで700mmになり、

マイクロフォーサーズは、センサーサイズが小さいぶん望遠効果がありX2、都合1400mmになり、

G7のファインダーの拡大機能はX10なので・・・14000mmになったのだ。

鳥観察用に用いるフィールドスコープは、ガンバっても5000mmだから、違いは歴然である。

 

およそ1Km先に飛来したコウノトリを拡大するのには、十分な性能だった。

陽炎でボンヤリしていても、人間の眼球は補完する能力を有するから、殊のほか鮮明に見える。

 

ヘラサギやコウノトリは遠くに居すぎたが、お陰でなんとか観察できた。

しかしながら・・・最初に珍種を眺めてしまって、ほかには地味な野鳥ばかりで、

尻すぼみ気味になってしまった。

  

惜しむらくは・・・スマホやiPadの液晶が、屋外の使用では貧弱で使えなかったことだ。

カメラの液晶では、参加者がご高齢だったりするから小さすぎる。

スマホもタブレットも、想像以上に屋外では画面が見えない。

といっても南国は陽光が、キツ過ぎるから・・・だろうけれど。

 

安定するまで数分かかるGPSを搭載しなかった英断は納得するが、

Wi‐Fiについては、せっかくだから利用やすくした方がよかろう。

 

そもそもレッツノートとか生産しながら、残念なことにWindows対応のアプリがない。

よほどWinのアプリ開発が面倒なのだろう。

我々はそうした・・・デバッグが無駄に面倒な、高コストOSをムリヤリ使わされているわけだ。

なにしろ今度の10では、テロリストの顔が照合できるよう、顔認証まで無駄に搭載だ。(笑)

 

キヤノンは、中級機以上ではユーティリティソフトが利用でき、

パソコンからは、有無線双方で外部から詳細に操作できるようになっている。

もちろん、スマホの簡易版もある。

 

さておき

一般の端末は、せいぜい輝度も500カンデラ/平米で、タフパッドの800カンデラに及ばぬし、

特殊コーティングもされておらず・・・南国の陽光下では役に立たぬ。

早々に、民生用端末でモニターするのは断念した。

 

ところで

タイトルの通りならば、選んでいるはずだが、選択肢はなかった。

高精度の電子ファインダーを装備し、秒間7コマ以上の連射ができ、4K動画を撮る余裕があり、

EOS70Dの中古価格の7万円よりも安くて操作性の高いカメラ・・・は、存在自体が希だった。

 

GX8は、本体内手ブレ補正を搭載する意欲作だが高価で、しかも実験機である。

そこで得られたユーザーの声をGH4の後継機に投入するための機種であり、

ファインダーは左寄りで、NEX−7と似ていて好適なばかりでなく、

フォーサーズ初の2000万画素越えで、あんまり冒険的であった。

 

ビンボ〜な我が身にとっては身を切るほどの高額だったこともあるが、

決定的だったのはファインダーが固定でなかったためだ。

重量のある500mmレンズを構えるとき、両手のみならず、知らず知らずのうちに

ファインダーをのぞく眉のあたりでもカメラを支えるチカラがかかってしまうのだ。

GX7から継承した、上方90度まで稼動する構造は、いささかストッパーが改善されたとはいえ、

我が家のような加重に耐えられる保証があるハズもない。

 

マニュアルフォーカスができる高精細のファインダーを固定して搭載し、

4K動画のみならず、フルハイビジョン動画の撮影時にスマートズーム=多画素を活かした、

画像劣化の無いデジタルズームができる機種は、G7の他は高位のGH4くらいだ。

 

このスペックでは、ノーチョイスだけに悩んだ経緯があった。

デキスギには落とし穴がありそうだったのだ。 だが全力品質が身上の古巣・・・パナである。

なんぼモリモリな機種であっても、発売するからには品質は優れている。

 

私はやっぱり、なんだかんだ謂っても、古巣の松下電器が好きなのに違いない。

 

だからとて、すべてが納得できるワケはない。

私もそこそこ、知恵と工夫で特殊なシーンを撮影し、写真を売って生活している立場だ。

 

それだけに、感じるところはある。

期待していたはずのマニュアルフォーカス関連の機能は、はっきり謂ってボロボロだ。

 

ファインダーの拡大動作には、まず左ボタンを押す。

これがなんと、設計ミス。

 

左ボタン→十字キーで拡大表示する画面の位置を選択→中央のSET・・・の段取りだが、

左ボタンに拡大機能の起動が割り当てられているからか、

起動と同時に、位置選択の枠が必ず左へズレてしまうのだ。

 

おそらく、オートフォーカス前提で設計されていて、見落としたのだろう。

品質保証部門に、カメラ好きが居なかったのかもしれない。

 

したがって、イチイチ枠をを右に戻してからOKせざるを得ない。

かててくわえて、中央のボタンがわかりにくいのも相まって・・・使い辛いこと山の如し。

 

※後日、手持ちでなく据え置きで操作したところ、すんなり操作できた。

イチャモンつけて申し訳ありません。

 

とりあえず、起動時の位置ズレについてはファンクションキーの割り当てを変更し、

別のボタンで動作開始することで回避しているが、SETボタンを押す必要は残る。

 

そのSETボタンだが、多少は十字キーより突出しているものの、

迷いなく押せるほどの差がないから、探って押す。

球面にするなど、他のボタンとの明確な違いが必要だろう。

100円ショップの、透明なゴム足?をSETボタンに貼って対応か・・・

 

撮影しようとすると、また障壁が待ちぼうけていた。

 

先の動作で拡大状態になるわけだが、14000mm状態ではるか彼方のコウノトリを眺め、

ピント合わせ中に、シャッターを半押しすると・・・元の1400mmに強制回復してしまう。

構図を再確認して撮影する・・・という意味はわかるが、

これではタイムラグが大きすぎて、実用性に欠けるのだ。

 

サラリーマンには判らないだろうが、シャッターチャンスはそんな悠長ではない。

 

もともと構図を考慮して拡大領域を選択しているのに・・・

再確認していたら被写体が動いてピントがズレる。

全く無駄な動作だが・・・松下気質だから仕方ないあ・・・と思いつつも、無駄は無駄である。

 

もともと

超望遠でなく、マクロに活かすユーザーが多いはずで、

かすかな風で揺れている花だったり、ちょこまか動く昆虫だったりするわけだが、

ピントの合った瞬間にシャッターするのに、構図確認などしている暇はないし、必要ない。

 

ムリヤリ全体確認に引き戻されてから、仕方なく憮然とシャッターするハメに・・・

 

半押しをやめて、いきなり全押しすればいいじゃんか・・・はナシだ。

それはドドドドドドドド・・・怒涛のド素人発想。(笑)

 

シャッターを半押しを飛び越して、いきなり押し込むとブレる。 間違いなくブレる。

さらに、カメラに疎い向きにはサッパリ解らないだろうけれど・・・

カメラはその瞬間、測光してから最適なシャッタースピードなどを決定して、シャッターを切るから

当然のごとく、シャッターラグが大きくなってしまうのだ。

シャッター半押しすると、その値が固定され、あとは切るだけ・・・の待機状態になるのだ。

コンデジも同様だが、シャッター半押しにはピントを固定するだけでなく、そうした意味がある。

瞬間を切り取るには、そうしたちょっとしたコツを知っているかどうか・・・で差が出る。

そもそも、液晶やファインダーに動画として表示している段階で、

すでに時差があるのも忘れてないだろうか?

 

ひょっとして、それを知らない開発者だったりして???(涙)

 

日常生活で、アマミノクロウサギや、ヤツガシラの撮り逃しを後悔することはなかろうが、

カメラとは本来、そういうシャッターチャンスを逃さないことを目指して存在する。

大切な人の、ふとした表情を、さりげなくパシャリとするために。

したがって、動作は最小限でなければならないハズなのだが。

 

デスクワークでクレームばかり気にしていると、こ〜ゆ〜無駄な動作になるのだろう。

 

少なくとも、最初の位置選択か、最後の確認のどちらか一方にすべきだ。

私はどっちも不要で・・・撮影中に位置選択の枠は移動できるし、拡大中の位置くらいは

記憶しているので、撮影直前に確認する必要もない。

 

さりとて

フォーカスを助けてくれる、ピーキング表示というのがあるが、これがまた歯がゆい役立たず。

ピントが合っている=コントラストが強くエッジがあるところを、一定の色で強調表示する機能だ。

通常は刺激的な色合いで表示してくれるハズなのに、なすい色合いで、映像に馴染んでしまう。

よほどバカなデザイナーが口出ししたか・・・ユニバーサルデザイン指針とかで選んだとか???

薄いオレンジとか、コバルトブルーとか、あまつさえ白とか黄緑・・・バカバカしすぎる配色である。

南国ではどれもシーンに溶け込んでしまう色ばかりで、ガッカリだ。

ユニバーサルデザインであれば、濃いオレンジや、赤紫の強調があるはずだが、それは無い。

色調くらいのことは、ファームアップで対応できるだろう。

 

NEXよりもエッジが出にくく、使い勝手も今ひとつ。

動物の動画撮影では、常に機敏なマニュアルフォーカスをせねばならず・・・

キレの悪いピーキングでは厳しいものがある。

値段相応ということか・・・

 

操作性ではないが、ファインダーのまわりのアイカップが硬いのも、いささか不満。

メガネで利用する向きも増えているわりには、配慮が足りないと思う。

デザイン上の理由で、角張っているのだろうが・・・当たりの違和感が強調されている。

デザイナーや設計者、いや担当者全てがファインダー世代ではないから・・・かもしれない。

もっとも解像度の高い、上のクラスの電子ファインダーを搭載しているのに、硬いアイカップ。

NEX−7のように、ポロッと外れて落ちることがないだけマシか・・・

 

ちなみに、一眼の作法として、左右の手だけではブレが止まらないから・・・

ファインダーをのぞく眉のところで3点支持することで、安定させる。

本格的な大きいレンズほど、とてもチカラがかかる部分だけに、硬いと痛いのだ。

いいや、Mならば痛くてイイと感じるべきなのだろうか???

 

どこぞの安っぽいカメラマンがレビューしていたが、

モードダイヤルのギザギザが痛い・・・などと、無駄に評するまえに、

こちらを硬いと述べるべきだったろう。

メガネ君だから、硬さに気づかなかったかもしれない。

 

あるいは、ファインダーで素早く瞬間を切り取るような仕事をしてないのかもしれぬ。

プロでもユルいカメラマンが増えて、ファインダーの重要性が薄らいだ後時勢。

 

このごろのデジカメはファインダーが無いが、ファインダーをのぞくのと、

そうでないのとでは、構えてから撮影までの時間が3倍以上違う。

背面液晶では、いい感じにカメラを向けるのに、時間がかかり過ぎるのだ。

望遠になればなるほど、より時間がかかるようになり、私が用いる1400mmともなれば、

液晶に鳥を捉えることすら不可能となる。

 

コンデジだからといって片手で撮影している人は、わりと少なかろう。

なぜなら、両手で支えると、レンズの光軸の向きがわかりやすいからだ。

ファインダーは光軸を探す手間がかからない。

 

といった具合で・・・

拡大表示からマニュアルで合焦し、撮影に至る一連の動作が、くまなく不便だ。(笑)

 

十字キーと再生ボタンとDispボタンの位置は逆が使いよいし、

動画開始ボタンもブラインドし辛いといった、カメラなりの完成度は低さは否めない。

価格帯からすれば若手が担当するのだろうから、仕方あるまい。 

一方でホールド感もよく、これまで私が触ったなかでは、かなり優れた操作性だ。

カクカクしたキレのいいデザインは安っぽくなくて好感が持てるし、気に入っている。

 

マニュアル撮影については、慣れていくしかなさそうだが・・・

問題点については、ユーザー登録してクレームを入れておこうかな。

 

 

ともあれ

細々としたチューニングはこれからだ。

以前は、カメラどうしを結合して互いをカウンターウェイト代わりにしていたが、

それが原因でマウントアダプターが2つも壊れた。 今回は軽めで運用中。

きっちり除湿して海に持ち込んでいたのに・・・3日でバッテリーが空になる症候群になっている、

ペンタックスWG−3をオモリに採用した。 無駄に丈夫だから、ぶつけてもOKだ。(笑)

まだちょっと軽く、前球がが重い。

 

意外にバッテリーのもちもいい。

キポンのマウントアダプターの仕様だろうが、電源入りと同時に手振れ補正が動作し、

止まることがない。 そのわりには・・・である。

電池寿命に弱点があるミラーレスだけに、節電対策はしっかりされている・・・のかな?

 

望遠倍率が上がったぶん、動画撮影時の手ブレもヒトシオで、グリップ部のシリコン素材だけでは

防げないから、枕のようなもので保持するのだが・・・その枕もフル・ハイビジョンでEXズームで、

3300mm相当で撮影する時には保持力が足りない。

おそらく、新型レンズの強力な手ブレ補正でも、限界を超えている。

 

レンズを広くパフっと保持してやる必要があるし、そのうえピントリングも回転させなければならず、

操作と支持と滑らかなパンチルトを共存させるのに、まだアイデアが不足している。

 

期待の4K動画関連の機能はまだ使っていないので・・・未知数だ。

こちらも、パフっと枕?が完成しないと用いにくいだろうし。

 

いろいろ課題はあるが、新しい道具というのは愉しいものだ。

 

そういえば、このごろ持ち歩く道具が増えて、デカ過ぎと思っていたエコバッグが満杯。

タフパッドやらカメラやら図鑑やらで、めちゃくちゃ重く、バッグの形状が保てないほどに。

そろそろバッグも考えたほうがよさそうだ。

 

とりあえず

物欲も解消できたし・・・あとは撮影するばかりだ。

遠景で、背景にエッジが多いシーンではオートフォーカスはムリである。

 

久しぶりに正確なマニュアルフォーカスを愉しんでいる。

やはり・・・もう少しピーキングが見やすければ・・・もっと楽しいのだが。

 


ではまた