渡る鳥 留まる者

 


 

この世の欲

 

フランスには・・・やはり移民にまぎれてテロリスト達が入り込んでいた。

こうなることがわかっていても、防げない欧米諸国。

それでも、出稼ぎの中東人種を受け入れなければ、欧州の経済は成り立たぬ。

フランスだったのは、例の風刺画の影響だろうか・・・

 

想像どおり、建築基礎工事のインチキは常習化していた。

もっとも金がかかり、もっとも役立ちが見えない基礎工事。

そこで金を浮かせれば、土建屋がどれだけ儲かったことか。

その金でさらに、政治屋が儲けてきた・・・そういう仕組みで昭和の成長が支えられてきた。

分かりやすいというか、ややこしい国家の在り様というか。

 

食べ物の産地偽装とかと同様、見栄えが大事で、見てくれにダマサレやすい、ポン人。

チャンにしてもキムチ半島にしても・・・表面的なことが大好きである。

 

自動車業界の基礎部分、燃費を偽装・・・見えないところでサボるのもニンゲンの本質。

シナジーが現象を加速しているというか・・・シナジー前提で膨らんだ問題か。

  

コンクリート・レボルティオというアニメが気に入っている。

戦後の時代と、日本のヒーロー&ヒロイン番組の世界が融合した、開き直りの背景が愉快だ。

コレジャナイなキャラが揃っていて、それでいて完成度がミョ〜に高い設定で、練られた造りだ。

いちいち時差のある回想シーン多数で構成されていて、何度見ても理解しきれない。

いろんなところが、昭和の不可思議に満ち満ちていたり、レトロモダンなデザインであふれて、

シナリオよりも眺めていて心地いい。 背景が美しいアニメ、このごろの国産の粋である。

ヒロインが用いていたシャンプーハットとか・・・このごろの子供にはナゾだろうね。(笑)

アマゾンでは、結構いろんなのを売っているので驚いた。

 


 

勿体つけたいが、メンドクサイからさっさと記す。

 

9月に渡ってきたヤツガシラが、滞在2ヶ月を迎えた。

寒くなったら南へ避難するだろう・・・と想っているものの、このごろ暑くなった。

27℃オーバーで湿度も高く、軽く泳ぎたくなる蒸し暑さ。

南風が吹けば、最低気温は海水温24℃から下がり難くなとはいえ・・・

季節感が逆流するのは、あんまり気持ちのいいものではない。

 

歳をとったせいか・・・わきの下のニオイが、ツーンとする方向性が変わり、

足の裏フレーバーに似てきたから、余計に不快であった。

 

ジメジメが復活すると、VAIOの画面がオカルト的になり、操作不能になる現象も戻ってきた。

やはり湿度との関係が深いらしい。

 

このところ

猛禽の珍客が通りかかっていた。

トンビは渡りは得意ではないが・・・しなくもないらしい。 2年に一度くらい観察される。

サッと通過するので観察するタイミングにもよるのかもしれない。

この個体は二日にわたって観られた。

 

南西諸島では初めて観たハイイロチュウヒ。 かなりの珍客である。

オスは灰色だがメスはフツーの褐色のため、ややこしい。

滑走路わきを、数メートル以下でフワフワとエサを探す、特徴的な飛行をしていた。

そして、これっきりだった。

 

意外かもしれないが、南西諸島は冬に猛禽が増える。

代表選手がサシバ。 島はカラスが少ないので、カラスより見かけるようになる。

スマートでもなく、大きくも小さくもない。 名前も歯科的にイマイチ・・・

羽を矢に用いるからサシバだが、なんとも冴えない名だ。

昔からポピュラーで、島口では「たー」。 高いもたー。

シャンハイガニの近縁、モクズガニを島口で、マーガン、ターガンというが、

マーガンはマダイのマと同じようで、ターは田んぼかと思っていたら、

こちらのターであった。 タカが渡ってくるころ、山から降りてくるからだそうだ。

 

伊良子岬などで、秋の大群の渡りが有名である。

なぜか鹿児島までは大群だが、こちらではチョロチョロで、越冬する個体しか来ないようだ。

一方、アカハラダカは大群でやってきて、鷹柱が見られる。

 

ハヤブサの一種、チョウゲンボウも冬鳥だ。 内地でも馴染みである。

島では、サシバに比べると少なめ。

先の写真もパイプにとまっていたが・・・今年は昆虫が少ないのが原因。

運動公園の芝には、ムクドリやムナグロ、タヒバリ類が集まるので猛禽が集まっている。

高見といえば、球場にあるナイター照明設備の名残のパイプが相場なのであった。

昆虫がいないため、勢い鳥類を狙うことが多くなったし、冬場なのに縄張り争いも起こる。

 

ハヤブサは毎年2羽程度が空港周辺で越冬する。

もっぱら鳥を食らうが、そちらも争う姿が見られた。

妙な声がするので、運動公園職員も驚いていた。

もちろん、異種間でも争いも散見される。 ほか、猛禽はカラスとの対立関係も根深い。

殺伐と受けとるべきか、はたまた野性味あふれると感じるべきか・・・

 

なぜ昆虫が少ないのか・・・わからない。

ともかく、これまでなら草地のそばを通るだけでトノサマバッタよりデカいタイワンツチイナゴが

バタバタと飛んで驚かされたものだった。

 

猛禽類も楽じゃないなぁ。

 

ムクドリにつられて、カラムクドリ、ホシムクドリが越冬しそうだが・・・いよいよギンムクドリ。

今回は20羽前後。

対岸の大陸にいるのだが、あまり用がないからか、毎年やってくることはない。

越冬するかまだ判らないが、他のムクドリとともに越冬する可能性は高いと思う。

 

内地と違うコトばかりではない。

じわじわ野鳥のネタが浸透しつつあるなかで、庭先に来る鮮やかなジョウビタキは驚きの的だ。

内地でも人気の冬鳥である。

タタッ タタタタッ と舌打ちでマネしてやると、焦ってポンポンにふくらんで鳴いている。

こうしてコミュニケーション?しやすい野鳥は、愛好者を増やす起爆剤になると思う。

 

兵庫県豊岡からやってきたコウノトリ。

ニンゲン嫌いになって、人から遠いところばかりを選ぶようになった。

来春には、里帰り・・・になろうか。

 

鳥の動きはランダムで、6年くらいでは傾向なんかまったく見えてこない。

個々の種の特性は見えてきたものの・・・まだまだだ。

 

まだまだ・・・とは、いったい私は何を目指しているのやら。(笑)

 

ちなみに

ヤツガシラの越冬記録らしきは、内地でもチョクチョクありそうだが、

通いつめて記録をとることもできず・・・証明できていないのが実情のようだ。

野鳥に興味を持つのは都会人が多く、野鳥は田舎に多いことが浮き彫りに。

 

今回のケースでは

たまたま運動公園の職員さんが興味を持ってくれたお陰で、記録が途絶えていない。

一見、雑でアバウトな島人だが、粘り強さはあるし、自然の変化に敏感な人物もいる。

ただ・・・大雑把が男らしいような、妙な風習のためにスポイルされているだけだ。

とはいえ、運動公園にそのような御仁が居てくれたことは幸いである。

 

生態的には、別に不思議はないから、ここはひとつ越冬してもらいたいものだ。

徳之島にも多少なりと箔がつく。 このごろは鳥で、町おこしできるらしいし。

 

前々から書いてきたが、天城町・・・徳之島空港周辺のポテンシャルは高い。

それは運動公園や、牧草地がセットになっての事。

コウノトリのために、わざわざ大規模なビオトープを用意するようなことも必要ない。

多少、まわりの草地と林の面積を増やすだけで、今よりずっと安定することだろう。

水辺も欲しいが、水辺は蛇の宝庫になるから、やっぱりNGかな。

近くの川や、沈砂池でなんとかできるだろうし、

水辺が少ないことで、空港周辺に集まる野鳥の数も増えすぎない。

ギリギリ、他よりも住みやすい・・・という頃合いが大切だ。

 

草地や樹木のある場の安定において、空港と運動公園は抜群である。

野鳥は、渡りや繁殖の場所を忘れない。 安定していれば、なおさらだ。

そんなに多量に来ないが、いつも何かしら渡り鳥いる公園・・・が身の丈といったところ。

 

イノーの海鳥と、草原や林の鳥たちが同居する公園は、なかなか魅力的だ。

空港で待ち合いにいるよりも、ずっと楽しかろうし。

 

どういった都市公園に、野鳥が居つくのか・・・のヒントは、おそらく沖縄本島にあるだろう。

固有種については、ルリカケスやオーストンヤマガラ、ヤンバルクイナを見たあとで・・・

ナニがいるかわからないけれど、徳之島に来れば何かいる感じ・・・

何度来ても別の鳥がいる島なら、イケソウな気がする。

奄美大島やヤンバルを訪れたあとに、せっかくなら寄っておきたい島でいいと思う。

 

トリあえず、知恵も金もないので、鳥のデータ集めだな。

定住させるというのは、ニンゲンもトリも難しい。

だが移動が自由な鳥にとって、渡りの途中に立ち寄りたい場所なら、こさえられそうである。

  

生活は厳しいし、いつまで留まっていられるか、まったく不透明だが、

内地の退屈な生活よりは、島の自然と遊んでいるほうが、よほど愉しいし、タメになる。

 

でもまだ

野鳥ネタで島の名が知られるようになるには・・・いま少し視点を変える必要がありそうだ。

 

島の産業に悪影響を与えず、プラス面だけを期待できるのが、野鳥であることは間違いない。

南国の生物の大半が夜行性であり、観光には貢献し難い上、天然記念物である。

対して、野鳥は昼間でも観察できるのは、大きなメリットだ。

 

方向性は間違っていないハズだが、まだ切り札がない。

切り札は難しくても、ブースター要素がイマイチだ。

他分野でやるよりも、野鳥で盛る方が力強いとも思う。

なにしろ、町内ならずとも、島内でもっとも都会的な大瀬川では、立体駐車場から観察できる。

自然観察には運がツキモノだが、それでも手厚くフォローできる環境があれば、来島しやすい。

先の大瀬川には、イワミセキレイという超珍鳥が、春先に滞在した記録もある。

 

ほぼ、ネタは揃いつつあるので、あとは発信の仕方とか、まとめ方の問題かもしれない。

 

奄美大島ですらマイナーだが、どこにあるかサッパリ知らない人が多い島だからこそ、

ポン国内にあって、ナゾの島・・・という好奇心のあおり方もアリだと思うし、

好奇心に応えるネタを、どのように調理しておくかが肝だ・・・とも思う。

 

さて、どのように仕掛け、どのように手厚くフォローできるか、眠いアタマで考えいこうと思う。

これだけの野鳥が、狭いエリアで観察できる場所は、そうそうないと思うし、

なんといっても、野鳥を眺めるのは、ナゼか愉しいし。

 


ではまた