デジバカ日誌10


いよいよ、デジバカも10回を数える。

年齢も39を数えた・・・関係ないか・・・

 

さて

今回のデジバカはヒネリがなさ過ぎる気がするのだが

我が家、7畳ひとま独りネットワークが10倍高速化するときが

ついにやってきたのである。

 

これには人生の切り返しもちょっと関連するのだが

もう、デジカメのデータがでか過ぎて管理できない

ならば、いっそもっと管理しやすく、USBとかでつなぎ換え

あちこちHDDをやりくりするのよりも、シンプルにやれないだろうか?

 

二、三個大型ハードディスクを買って

USB2.0の別売りのHDDケースやら

今まで持っていた外付けHDDに入れ替えて試しに運用したが

どうもややこしくていけない。

 

デジバカだから言うが、問題はフォーマットにあった。

初期化するときにプルダウンできる、アレである。

●WindowsではNTFSが標準、次にFAT32、昔のFAT

 新しいほうがファイル転送が速く、大きなハードディスクを使える。

 

 NTFSは今のところ上限がよくわからぬが、調べたところ・・・

 バグとセキュリティホールベンダーでもあるマイクロソフトのHPには

 「大きなドライブに対する優れた拡張性。

 NTFS の最大のドライブ サイズは、

 FAT のドライブ サイズよりも非常に大きくなります。」とのこと。

 なんじゃ、非常に大きくなります・・・・って。

 いいとこ尽くしではなく、Macとはやりとりできない。

 

 FAT32は最近デジカメでも使えだした。

 最大で「正式には」・・・32GBまで。

 でも、今売っている、外付けHDDは400GBでFAT32である。

 やってやれなくは無いが正式サポートしてないのだ。

 市販のユーティリティソフトや、付属のソフトでフォーマットできる。

 さかのぼってFATでは2GB以上のディスクが扱えないのだそうだ

 時代を感じるなあ・・・

 15年前、パソコンのデザインを始めたころは、ギガバイトなんて言葉

 聞きもしなかったけどなあ・・・メモリサイズが数メガバイト

 ハードディスクはようやく搭載され始めて、20MBてなもんだった・・・

 今や、デジカメ用マイクロドライブが6ギガバイト!24,000円。

 これにはもちろん、FAT32でフォーマットするしかない。

 

・・・・・

 

何でそういう事態になるかというと・・・将来を見越さずに

目の前の儲けだけを考える企業姿勢だからだ・・・といえなくもないし

管理するにも、いちいちハードウェアの速度に依存するので

遅いマシンでは無理はさせないように・・・とも言えそうだが

何の思想も無く、Macのグラフィックユーザーインターフェイスの

真似して、メニューが開くときの、いらぬエフェクトや起動時の

取ってつけたような、センスの無い起動イベント画面をやるくらいなら

もっとUNIX、LINUXに学んで、無駄なくビジネスに出来る限り

CPUパワーと速度を使えるOSにすべきなのを、企業姿勢からして

やれもしないエンターテインメント的要素を匂わせるなどするから

リソース(大きなメモリ、高速のCPU、大容量のHDD)を

無駄遣いばっかりしてしまうのだ。

こまったセキュリティホールベンダーである、マイクロソフトと

これからも付き合わねばならぬ我々は、こういった事に

踊らされ、惑わされ、挙句に起動しなくなるというイベントに

自ら参加していくわけである。

 

・・・・・

 

閑話休題、マイクロソフトいじりはこの辺にして 

Macの方もまた別のフォーマットを持っている。

こちらも、ジョブスの理想を追いかける思想に、趣味パワーだけで

皆がついて行っている感が否めない。

ここからMacいじりはしないが、MacとWindows双方で使えるのは

FAT32である。

 

でもこれが結構トラブる。

Windows2000マシンでは見えるが、XPでは見えなかったり

あるマシンでは見えて、あるマシンでは見えなかったりする。

フォーマットするソフトとハードディスクやそれにまつわる

USBの制御基板にもよるようだが、バラツキがあってかなわぬ。

むしろ、Macからだと難なく見えてしまうのだが。

 

で、最後にたどり着いたのが、LANであった。

これならいちいちツナギ換えたり見えない問題に悩まされることはない。

ただ、ちょっと難点があって、LANをプチッとつなげてから

LAN内にあるそれぞれの装置が見えるようになるまで時間がかかる。

ま、こればっかりは仕方が無い。

 

でもLANではファイルコピーが遅いではないか、いやいや

このハイテクの時代にはギガビットイーサという

なんだかウチナーグチのようなギガビットい〜さぁ、早いさぁ、と

聞こえなくも無いような規格がすでに存在し、高級機種や

Macでは搭載されている。

高速でやり取りできる分、熱を持つのが弱点である。

 

満を持して発売された、I/Oデータ社のLANDISKと

そっくりのデザインで同じ容量の外付けHDDを買ってきた。

このLANDISK、もちろんギガビットイケルさぁ仕様だが、

USB端子を4つ(前1、後3)も持っており

つないだUSB機器だってLANで使えるさぁ仕様だ。

デジカメを直結して、直接バックアップを取ることも出来るそうだ。

が、長男は素人ではないので、こういうワンタッチ機能には

だまされぬ。

どこにどう格納されるかわからなくなるような自動機能は

絶対に使ってはいけないさぁ、と自覚しているわけさ。

たとえ、設定できたとしても、使わないさ、なのだ。

 

あくまでファイルは自分で動かす、これがハイテク職人の

魂(ソウル)というものである。

 

このネットワークにつなげられるハードディスクは

一般にはナス(NAS)という。

(Network Attached Storage の略)

ナスと言って通じるかどうかで、店員のレベルが分かるので

使ってみられるとよろしかろう。

あえて買い物をせずに、店員いじりにイチイチあちこちで

ナス、NAS、なす・・・などとと聞いて回るは

ヤナ客とてイトオカシである。

 

本来はファイルサーバーというのがあるのだが

高価で設定が複雑で大きくてやかましいので生まれたジャンルの

商品であって、我が家にも、2年くらい前に一個入れた。

だが、年中電源入れっぱなしというのがサーバーの役目だが

案外やかましく、イチイチやっぱり入り切りして使っている。

このころはまだ、ギガビットイーサはほんの一握りの

Macユーザーか、ハイスペック追い求めることだけが楽しみの

自作派くらいしか一般家庭では使っていなかったろう。

でも今や、ギガビット対応のHUB(ネットワークのタコアシ器)ですら

数千円で手に入る。

たぶん、10年前なら百万円では、足りなかっただろう。

 

ところで

ギガビットがどのくらい早いか・・・というと

USB2.0が480Mbpsで実効速度が30Mbps

ギガビットイーサが実効100Mbps・・・おおっ速いじゃん!!!

でも問題はこいつを使うことかも知れぬ。

我が家はノートブック天国?である。

PCカードバスを使うことで、さらに条件が悪化していくように思える。

スゴイカードってくらいだから、スゴイ速度であってほしいものだ。

(このシリーズ、結構好きである)

欲張ってギガビットイーサの口とUSB2.0が一緒についており

便利だからつい、買ってしまったものなのだ。

僕の持つノートブックは、後ろにばかり端子が集まっているので

横のカードバスの口に入れるとUSBが数倍使いやすくなるのだ。

手元が熱くなるんだけど・・・・やっぱり・・・ギガビットだなあ・・・と

体で感じられ、マゾとして鍛えられてきた文字通り、M社サラリーマンには

まずもって障害となるレベルには遠く及ばない程度だ。

 

一方、ぜんぜん関係ないのだが、前述のUSB2.0について調べたとき

実は最高転送速度480Mbpsだが

ほとんどの場合、最高転送速度400MbpsのIEEE1394より

実効値は落ちるのだそうだ。

スペックと実情は異なるのである。

Macがシツコク1394ポートを搭載しつづける意味が

ようやく分かった気がする。

ごめんよ、ジョブス、ごめんよ我が家のG4パワーブックちゃん。

 

実効100Mbpsということは、8で割ると12.8MB/秒ということだ。

(bpsはビット/秒なので、8で割ってバイト/秒に置き換えると考えやすい)

比率からすると、かなりスペックより出ていない速度のように見えるが

これはどうも、HDDの読み書き速度の限界にあるらしい。

ということは、USBだろうとEtherでも限界は同じということになる。

通常のATA133のHDDではではこのあたりが限界となり

数値としては妥当なところということだそうだ。

デジカメのRAWデータというでかいデータも秒間1.5枚くらい伝送できる。

一日いいところで200〜300枚だから、充分実用的〜っ♪

 

にしては、発熱はもっとすごいが・・・スペックのほとんどを捨ててて

無理やり使う感じになるが、ま、仕方あるまい。

現在の長男の財力と半端なテクノロジースキルでまかなえるのは

この辺りが限界だ・・・

 

HDD周りはシリアルATAという規格が広がりつつあり

きっと、もう少しすればギガビットイーサに似合うマシンになるさぁ

と、信じつつ、接続テストに挑むのであった。

 

その前に、キーボード修理から帰っては来たが

HDDに傷が見つかったダイナブックと

メールソフトやブラウザー「Safari」のブックマークを見ると落ちてしまう

Macの両方を再セットアップしておかねばフルテストは出来ぬ。

 

やれやれ、デジバカも楽じゃないトです・・・

 

しかも、まだ他にも新たなデジバカトライアルが進行中・・・

まだまだネタも尽きんトです・・・


ではまた