横浜の、生き物達の環境とは・・・
アップが遅れ気味で申し訳ありません。
へっぽこプロバイダ、エンジェルネットが、ついに応答不能、音信不通になって
どうも負債でもかかえて夜逃でもしたのかと思い、プロバイダ探しを開始。
そろそろ自分の家も探さなきゃいけないのにホームページ置き場探し・・・
休日は、家の中では秘密のデジバカ計画を進めながら、
徳之島の900枚を越える写真をどうしようかと、HDDを増やしたり
デジカメデータを現像するのに最高速の我が家のノートマシンを
2GBメモリにパワーアップさせたりして、現像にいそしんだりしている間に
ついつい、遅れてしまっております。
ともあれ、SAKURAインターネットにご厄介になれそうになって、ほっとしたところ。
年間1500円で、300MBのサーバーを使えるなんて夢のよう。
さて本題に戻る。
生き物シリーズというわけではないのだが
どうもカメラが体になじまないので、すこし気張って
カメラに向かい合うべしと、近くの自然公園を訪ね歩いている。
画像がボケてくる現象は、いくつかは、手ぶれ、いくつかはデジカメの映像エンジン
いくつかは、望遠レンズ独特の現象、いくつかはデジタル非対応のレンズが
原因しているようである。
あれこれ試した結果、やはり今のレンズとカメラで行くしかないだろう・・・
とまあ、覆水、お盆に里帰りというか、結局元に戻った次第。
であれば、これに慣れて慣れて慣れて体の一部になるまで使えんと
鳥は、虫は狙えまい。ましてや、クロウサギなど・・・
ところで
動物園ズーラシア周辺はもともと、
使えなくなった杉林がとりのこされたような場所だったらしく
県立からボランティアの自主管理まで、様々な公園がある。
管理されているご苦労はあるだろうが、正直、あれは自然に見えない。
態のいい犬の散歩コース・・・が真実の姿だ。
管理する側の思いをどうとらえてか、利用する一方の犬飼いびとたち・・・
自然との距離が遠い・・・そりゃもう遠い・・・
小鳥たちは、上空をカラスに抑え込まれ、下からはガサツで傍若無人な
犬まで連れた人間たちの往来に追い立てられているから
もとが自然林ではなくて杉林であったことも手伝って
上空十数メートルのスギ花粉製造部でチョロチョロするしか
生きていきようが無いようである。
(上空の枝にいるシジュウカラ、エナガもいた)
下草のない森、メジロやシジュウカラの声さえも遠く、まばらな
薄暗いだけの林がつづく。
これを小さな自然と呼ぼうか、それとも人造山林風丘陵箱庭と呼ぼうか
どうでもいい気になってしまった。
そんな環境でも、のびのび暮らせるのは
哺乳類よりはるか昔から地球を住家にしてきた生物界の大先輩、
さすがは昆虫様たちであった。
(シデムシ)
踏みしだかれた杉の根が露出する暗がりの散歩道で散歩するシデムシ。
幼虫までもが散歩していたのにはビックリ。
沢の水が道にしみ出している場所にはアゲハが給水中、
水辺には行き来するオニヤンマ、人間以前よりかの地に住まう者達
堂々としている。
(飲むのか出すのかはっきりしないクロアゲハ)
ともあれ、鳥はさっぱりな一方で、何の蝶かわからぬが、結構見られた。
撮るものが無いと別の生物に好奇心が向く。
勉強になるなあ、カメラやってると・・・
家に帰ってからずいぶん調べた。
ダイミョウセセリ、威張った名だが、小さ目の蝶。
こそこそするから、撮影するほうまでコソコソしてしまった
サトキマダラヒカゲ・・・日陰の蝶なのね・・・
(ヤマキマダラヒカゲというのもいるらしい)
メスグロヒョウモン(ヒョウモンチョウの仲間)で
その名の通り、メスは黒っぽいらしい。
でも本当にメスグロなのか同定するのは素人には難しいなあ。
見ての通り一文字パターンの蝶。
イチモンジチョウ・・・まんまだ。
これくらい分かりやすいと素人にも有難い。
かなり傷んだ羽根は鳥との戦いの勲章か?
ひたひたーすいーっとあまり羽ばたかず、しかも一直線に水平に飛ぶので
狙われやすいのだろう。一文字にこだわった生き様である。
クロヒカゲという種らしい。
下草が少ない杉林の日陰だらけの公園が住みやすいのだろうか
ヒカゲチョウ系が多いようだ。
こ、これは、三本線・・・まさか・・・
やっぱりミスジチョウ・・・まんまな名の仲間で
コミスジ、見つけやすい蝶である。
最後は、昔からあこがれていた
暗い森の王のようなイメージを描いていた、美しいカラスアゲハ。(給水中)
よく見ると、エメラルドグリーン、コバルトブルー、パープルの
メタリック(りんぷん)が、混ざり合って輝いている。
大きくて、堂々としており、道の真中でこれ見よがしに給水する姿は
やはり森の王である。
はてさて一方
これを知らなければ横浜市民とはいえないほど有名らしい
四季の森公園。僕は知らなかった・・・
コスモスの向こうに、超望遠レンズがズラリと並ぶ光景を発見。
このレンズとカメラを全部集めると2000万円分くらいありそうだ。
どうやら、うわさに聞いていた、カワセミの撮影ポイントのよう。
でも、レンズの先にはカップルがイチャつきながら
パンをアカミミガメにやっている姿であった・・・・
ま、都会の公園なんぞ、こんなもんである。
しかし、少なくともわかったことがある。
探鳥よりは、探蝶の方が楽しそうである。
ひそかにオニヤンマの空中撮影にもチャレンジ中でもある。
行く夏を、追うように生き急ぐ虫達の姿を
レンズに収めておくのも、長男の仕事のような気がしてきた。
暑くて鳥も少ないこの時期、無理に探鳥するよりは探蝶するのが
長男的都会生活といったところか・・・
三脚据えて、たった一種類の鳥を待ちつづけるような真似は
絶対できぬ性分でもあるし。