デジカメながもち
メリケンにもっていっていたデジカメに
ワッカ状のスカイフィッシュというか
左上のスカイアワビというか、そのほか、勘の良い方なら、
あわせて4つほどぼんやり見てとれると思う。
(見やすく画像処理してある)
我が家の主力は一眼レフのように思われるかもしれないが
実はさにあらず。
仕事では300万画素でビデオも撮れるもの
釣りでは800万画素のコンパクトで高画質なもの
遠征ではオナジミの一眼レフで、何があるか分からない時は
実はイニシエより使っている小さなファインピックス40iである。
ポケットに入って、単三電池で動いて、感度が高く
ピント合わせが早い上、ズームがないから迷わない・・・
という優れものであった。
弱点は液晶が暗くて役立たずということと
電池の消耗が、やや早いということなのだが
今や、電池も進化したのであまり気にならぬものとなった。
今、案外こういう便利なカメラがない。
素早く使えるコンパクトカメラ、フィルムでは普通に思えるが
デジタルカメラでは、とんと見当たらぬのである。
コンパクトでズームだが、感度が低くてブレやすいとか
ズームが遅いとか、あまつさえピントが遅い・・・てのも普通だ。
長男がこのカメラを使うときは、結構過酷だ。
カメラにとって過酷なのではなくて、長男にとって過酷なのだ。
カメラで堂々と撮れない場所での撮影に使うからだ。
一つは高速道路で爆走中である。
夕暮れの東名高速、由比付近。
海があると夕暮れも一段とシミジミする・・・のだが追越し車線を走行中。
撮らんで済むのだろうが、撮らんではおれぬ美しい夕暮れが
運転中の長男を襲うのだから仕方がない。
はたまた登り路線から見た由比付近。
由比付近は海がと陸が望める絶好のビューポイントであるうえに
富士山まで見られるのだ!!!、がやっぱり追越し車線を走行中。
油断できない美しさと運転であった。
後で見たら、さして今年の富士の雪の感じは良くもないのだが
トンネルを抜けた瞬間、今だっ!と思うのだから仕方がない。
セリカの最大最後の弱点が、コレ。
ともかくまぶしいカーナビ画面周辺。
金色でピカピカの部品がある上に実に反射しやすい位置にある。
ディーラーオプションの弱点だが、弱点で済まされるのか???
危険だろっ!!!という証拠写真を危険を冒して撮っている。
誰に訴えるためでもないが、なぜか撮れっ!と心が叫ぶのだから
全く仕方がないではないか。
一方、取り辛い場所で撮るのもこのカメラの仕事。
米国、スポーツ店の一角にある釣具コーナー。
さして意味はないが、店員さんの目を盗んでは撮りたい・・・
もう二度と来られないぞ!と心が訴えるのだから仕方がない。
帰りのコードシェア便の中で、油断した夜食の瞬間を狙う・・・
案外美味いんだ、この「きつねらーめん」
薄味で、ラーメンなんだけど、味はうどん系。
日本の濃すぎるグルタミン系の味がしない、優しいカップめん。
あまり熱くないんだけど、お湯がとっても待ち遠しいんよ・・・
油断しているぞ、今だっ!と腕が勝手に動くのだから仕方がない。
ま、こういうカットはなかなか撮れんけんね。
(ほんまか?)
今でこそ、堂々と撮れるようになったが
当時はお店の人を気にして撮り辛かった料理。
人生最幸のワンカットともいえる、イカそうめん丼との出逢い。
美味かったなあ・・・
この立ち上がり凛とした卵、透き通ったイカそうめんの漬け
晴れ上がった冬空が映りこんだどんぶり・・・
食う前に何かやる事があるだろうっ!と食欲が絶叫するのだから
昼飯前に仕方なく撮影するしかなかった次第・・・
小さいくせにキチンとマクロ撮影できる性能。
美味しそうに卵の目線で写る正しい色合い・・・
このカメラには相当の技術が、いまだに通用する技術が備わっている。
もう4年半も使っているカメラ、どのパソコンより長く使うカメラである。
こういう商品が、実は円熟期にはあるものである。
パソコンは単にクロック周波数になりつつあるからあまりないが
でも、必要のない処理速度よりは、欲しい存在というのがありそうだ。
OSが無闇に要らぬ機能をつけ、頼んでも居ない大穴あけて
あわててふさぐようなご時世だ。
それをビジネスにするようなご時世でもある。
なかなか、立ち止まって良いものを使いつづけるというのは勇気が居るし
技も必要になってくるようである。
ともあれ
我が家のデジカメは、ホコリを吹き飛ばすと、また新品同様に復活?だ。
どうしても入ってしまうホコリだが、掃除しやすいから安心。
まだまだ、大切に使うとしよう。