心ひろびろとした、写真を撮ろうかな
どうしても、ホッておけないレンズがある。
いつもは、手ぶれ補正ジャイロのついた、望遠系レンズだが
ふと気づくと手にとるレンズがある。
それが、SIGMA社製広角ズームレンズである。
手の届きやすい価格と、驚異的な性能にいつも驚かされるが
使ってみて、ホッとするところがニクいレンズがアレコレある。
なかでも最近手に入れたレンズは
心すく景色が写されるんだ。
12〜24mmという超広角からのズームレンズだが
僕の一眼レフデジカメにつけると、19〜38mmになってしまう。
それでも十分すぎる広角であった。
天気のイイ朝、空を見上げると思わずこのレンズをつけて
会社を遅刻しようが、寝不足で不機嫌だろうが撮影してしまうような
気持ち良さ最優先の雄大系心持ち拡大ズームレンズであった。
雄大で爽やかな風景をいっそう心にしみる光景にしてくれるレンズだ。
カメラにつけた姿は、とても力強くてカッコいい!
太目のレンズボディが太めのデジタル一眼レフにマッチする。
レンズは出目金気味、だが、たっぷりレンズを使ってるぞ!!という
気迫jに満ち満ちた、まあるい飛び出たレンズである。
レンズ代を支払ったことを後悔させないレンズの分厚さを感じるスゴさが
このレンズの持ち味でもある。
室内で使えば、部屋の端のほうに立つだけで
部屋の対角から向こう側が全部写せる手軽さだ。
カナリ広々として写ってしまうところも団地家族にはことのほか心地よい。
正月休みの後、そそくさと引っ越した実家の在りし日の姿が
ホンワカと写っている。
こういう、室内全体の雰囲気を写すのはナカナカに難しいから
超広角レンズ様さまである。
関東の冬といえば、やはり乾いた青空。
我が家の前のとおりに出て見上げただけでこの空である。
普通、この青空の色を出そうと思ったら、フィルターを使うが
関東平野の青空はそれを必要としない。
すっげー青である。
この建物の傾きっぷりから見て、超広角の度合いが
そこはかとなく解っていただけるだろう。
そんじょそこらのデジカメより、ずっと重いレンズ単体。
小型デジカメの3個分にあたり、600グラム以上ある。
でも、どんな小型デジカメをもってしても、このレンズの風景は
写せないのである。
さすがに島への遠征には、重すぎて持っていけぬ。
これだけで広角から標準までまかなえるのなら持っていけるが
パソコンも持っていくし、望遠系ズームレンズも持っていく。
残念ながら、超広角〜広角止まりなのが
遠征用として長男を踏みとどまらせる。
けれど、いつか
必ず
持っていきたい・・・・爽やかレンズである。