本年最後のデジ馬鹿系
タブレットPC買っちまった。
通常の量販店じゃあ売ってないマニアック?なやつだ。
我が家にはさほど速いマシンが無い。
会社にもさほど速いマシンが無い。
両方で使えるには、ノートパソコンが良い。
でもノートパソコンは、分解したのも含めて3台持ってる。
だが、どうしても欲しかった。
そこで今度は、タブレットPCであった。
これなら普通のノートパソコンじゃないぜ!
・・・にもなるけど・・・ね。
最先端のペン入力と音声入力、それに加速度センサーまで内臓だぜ!
パソコンの向きを変えたら、画面の垂直方向が切り替わるぜ!
危険なのに振り回すとソフトが起動してしまうオマケつきだぜ!
実際使ってみると、さすがは悪名高いノロマOS、WindowsXPだ。
ちょっとしたフォルダを開くのに、昔のように待たされる。
すげーぜ、このご時世に、これほど待たせるOSに、また出会うとは!!!
30万円以上出してこれかよ!マイクロソフト、やってくれるぜ。
てなものであった。
おそい時は徹底的におそい、コンセントにさしておいて
長い処理をさせると速くなっていく。
実にスロースターターな奴である。
当初の体感的には、遅くなった・・・虚しいマシンであった。
それに2キロもあって、片手で持ってペン入力すれば
ずっしりと手乗り子泣きジジイ状態になる。
かかえ持って書いてみるとA4メモ用紙250枚セットという感じだ。
だが、ペンを使ってみると、違ってくる。
昔よりずっと処理速度が速くなっているので、普通のペンのように
スラ〜リすらりとツタナキ字が、そのまんま再現されていく。
カクカクしたり、とんだりしないのはスゴイ。
だが、字は極めてヘタなままであった・・・
気を取り直して、文字認識を使ってみると、こちらもすごい。
書き終わると同時に認識する。
なんといってもコチラは活字に置き換わっていくのでスガスガしい・・・
WindowsPCを買うのは二年ぶり。
今、この記事を書いているのは、モバイルPentium-III-M、1.2GHz。
当時最速、最安値のノートパソコンだった。
今度のは、モバイルPentium-M、1.4GHz。
ぱっと見は「ソゲに変わらんタイ」といった感じだが
後者はPentium-4であり、根本的にアーキテクチャが違う。
(中身の世代がゼンゼン違うわけね)
モバイルPentium-4より後から出てきたものだから、二世代違う。
デジカメ写真をDVDで見られるようにするソフトで使ったら
数時間の計算が三十分くらいになった。
二年の進化はすさまじい。
先の、コンセントにささないと遅いというのは
電源がない時、処理速度を極端にセーブして
ちょろちょろしか動かない貧乏性CPUだからだ。
だが、一たびコンセントにさせば、デスクトップ並の速度になるのだ。
そして、ヒトタビ液晶を元に戻せば、フツーのノートパソコンだ・・・
う・・・ノートパソコンとしては、ややかっこ悪いかも・・・
だが、ここで反省はしていない。
この液晶がまた、タダモノではないのだ。
12インチなのに1400×1050ドットもあるのだ!
グラフィックワークステーションとして、我が家へ来ていただいたのには
タブレットPC最高の処理速度と
この圧倒的液晶の高精彩表示にあったのだ。
細かい、細かすぎて、さすがの長男も、字を大きく設定しなおした。
ただ、良いことばかりではない。
液晶を回転させるとき、ちょうつがい部分が、やけにギクシャク、
ガタピシするわけだが、そんなことは承知の上だ。
だが、物を見て買えなかったから、ホームページでは分からない
いろんなことがある。
普段、デジタルお習字やメールを書いたりする
我が家のデジ馬鹿系トップスター、MacパワーブックG4とくらべ
極めてデザインが悪く、手に持って裏側を相手に見せて使うのに
裏面が、靴の裏より汚いデザインだ。
デザイングレードからすれば、パワーブックがビジネスシューズなら
このダイナブックM200は便所下駄に限りなく近い。
業務用だから、仕方ないとは言いがたい。
定価では40万円近いパソコンで、お客様のところへ行って使うのに
コレカよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、今日の冬空のように、とほほ感吹きすさぶ。
ペンの作りもチャチだし、液晶だけが銀色というのも何だか変だ。
裏面が銀色だったら、さぞ凸凹、穴明きだらけが
強化されて見えたことだろう。
ソフトを使っていたら、時折トラックパッドが動かなくなり
ソフトの切り替えの時、どうもグラフィックボードが、秘密裏にモードを
切り替えているようで、画面がチラちらチラちらとすることがシバシバ。
このあたりは、設定を学んで、何とか防止したいところ。
何だかんだ言っても、我が家のメインマシンより高速で
EIZOの極めて美しい17インチディスプレイより高解像度なのだから
これ一台あれば、とりあえず他は要らない・・・くらいのマシンだ。
もちろん、メモリーだってぬかりなく1GBに強化してあるから
600万画素デジタルカメラの画像編集だってヘッチャラであるし
ビデオ編集だってできちゃうのだ。
ここまでややこしいことを書いたので、ついでに書いておくと
ハードディスクもモバイル用としては高速の5400回転、60GBで
読み書き速度や、容量で困ることはない。
さあ、これでナニをたくらんでいるのかというと
もちろん、デジタル魚拓である。
この、年に何回かしか釣れないお魚を美しく残すため
来年1月にバージョンアップするフォトショップを購入し
高画質の編集をするためであった。
あわよくば、釣ったその旅先で、手や体に残る感触を味わいながら
編集に明け暮れることができるわけだ。
すげーだろー、もうだれも着いてこれねーダローっ!
誰も着いてきたくねーだろー!
でもこれが、これこそが長男最大の悦楽の境地であった。
しかし、例のチョウツガイがヤワそうなので
ザックに押し込んだら最後、ぶち壊れるかも知れないのが
かなり心配であった。
そうなると、今使っているDELLマシンと同じ
液晶トッパライパソコンとして最出発することになってしまい
遠征できなくなってしまう。
そういえば、DELLも1400×1050の高精彩液晶だった・・・
じ、ジンクスになるのか・・・トラウマとなるのか・・・
とりあえず、根本的に釣らねーとダメだな。
そうつぶやく冬磯準備中の長男であった。