極超短編デジカメ比較物語
最近、どうもEOSが使い辛いなあ
使い辛いから、これがまた良いんだよなあ
などと干し物をしながら考えていた。
そういえば最近、大島へ持っていっているデジカメが
どうも白トビが起きやすい感じだ。
今ではあまり取り上げられることはなくなったが
写真とデジカメの差は、圧倒的に写真のほうが
表現の幅があって、日陰にピントを合わせたとき
明るい空が青く写るか、といったところが実力の差であった。
それは今も同じ事で
やっぱりデジタルではフィルムには及ばない。
どうも、最新のDimageXtの画質が気に入らないので
ふと、洗濯物の向こうにある風景
日吉の近所迷惑ハイツ、吉川犬牧場方面で試してみることに。
幸い、今日は快晴である。
Dimage Xt | EOS D60 | Fine Pix 40i |
おおっ!こんな風に載せると、立派な雑誌記事風!
いわば嘘かホントか個人的ウンチクたれながし系批評記事風ではないか!
おとなしい色調でそつの無いところはやはり左のDimageで、流石は最新。
でも、気分的に元気が出るのは右の最古参Fine Pixだ。
この発色がフジフィルムファンを離さない。
残念ながらなんともやりきれない色調なのが
超豪華?アマチュア用一眼レフデジカメEOSであった。
空の色を見て分かるように、青さが無い・・・全くダメ・・・
これは、プロっぽいチューニングを施した機種だからであるようで
味が薄いというか、忠実にというか・・・プロは技でこれを青い空にするから
こういう薄味でよいらしい。だが空の色はフィルターを使わないと出ないから
不便極まりない・・・そこがマゾ的快感・・・といったところ。
プロじゃない長男はわざわざフィルターを使わないから
この程度の発色しか作れないのだ。
それにしても、キヤノンの味わいが強い、強すぎて黄色っぽい。
フジフィルムは人肌を得意とするだけあって、屋根が赤っぽく
紫味がかっている感じが、古めかしさを物語っていい味である。
遠くない将来、古典的デジカメ愛好家が増えたとき、ウンチクを傾けたい内容だ。
こういった心地よい癖が味わいになって、エンスー魂をくすぐるはずだ。
空に浮かぶアンテナ左側のスカイフィッシュが御愛嬌であり
また開けてCCDのほこりを除去しないといけない・・・。
これもエンスー的味わいのあるトラブルといえるようになるかもしれない。
で
それぞれ記録画素数がちがうので、画素1/1で解像力を見ておくと
Dimage Xt (300万画素) | EOS D60 (600万画素) | Fine Pix 40i (200万画素) |
そりゃもう、中央の600万画素のEOSはダントツに滑らか。
200万画素を倍増させて400万画素にしているFinePixは
どうしてもざらつきが目立ってしまう。
しかし、そつのないDimageは暗めの画像だが、それなりに自然だ。
でもボケ気味だけど・・・ダクトの中の板が見えない。
画像編集ソフトでコントラストを上げてやれば見えそうだが。
こうしてみると、やはり日進月歩のハイテクデジタル商品だから
さすがDimageにはイチジツ以上の差があるようだ。
でもなあ、どうも納得できないんだよなあ・・・
色味というか、冷たさというかクールさというか
微妙に愛せないんだなあ、これが・・・
ま、優秀な小型デジカメである事だけは
なんとなく分かってきた。
これまで使ってきたデジカメの先達で身につけた技を
このチビデジカメにつぎ込んで
使いこなしてやるぞ!
なんてったって、こっちとらぁ小学校の時分から
マニュアル一眼レフを使ってきたんだ
チビデジカメごとき、使えなくてどうする!
とイキガッタ事を言ってみたりするが
実のところ、水中パックを買ったけど、今年は使わずじまい・・・
という現実を、はらいのけたい一身だったりもするのであった。
来年沖縄で使うころには新型が出ているだろうな・・・うーむ・・・