99号になっても、デジカメ修理・・・またですわ・・・

デジカメ、スカイフィッシュ症候群?


以前、デジカメのCCD(撮像素子こと映像を写す部品)に

ほこりがついて、修理に出したりしたのだけれど

この程度のトラブルは、ひょっとして島に引っ越したりしたら

イチイチ出してられないぞ!というような基本的なモノ。

 

というのも・・・・

 

デジカメはズームが普通。

ズームでなくても、通常はレンズが飛び出すようになっているハズ。

レンズがギュイ〜ンと伸びる時、必然的に容積が大きくなるので

その分を補うために空気が吸い込まれているわけ。

空気と共に入り込むのが、そう、意外に身近な「ホコリ」なのだ。

 

カメラのレンズ内に宿命的に入り込む存在なのだが

ことデジカメに関しては深刻だ。

レンズの中にある場合は、不思議とほとんど影響は無い。

だが、フィルムに相当する、撮像素子にくっついた場合

画像に出てしまうのだ・・・。

おぼろげに正面は富士山、その左上がスカイフィッシュのような

ホコリであり、以後、一定の場所に居続ける厄介なやつだ。

 

修理に出すと、修理代を稼ぐためか?

それとも、修理したぞ!という実力を示したいためか?

「CCD交換」ということになるのだが、

ただ、ホコリがひっついただけである。

なぜ超繊細なCCDなのに

ホコリが付いたのに交換してはイケナイのか?というと

CCDには、必ずローパスフィルターとかアンチエイリアスフィルターなど

素子の手前にフィルターが備え付けられているのだ。

そのフィルターに、ほんのちょっとだけホコリが付いているので

さも、大げさに交換されても、資源の無駄というよりは

メーカー内に修理代稼ぎ隊が居るとしかいいようがないのだ。

そんなもの、本体を開けて「シュッ」とホコリを飛ばせば

それで済んでしまうのだ。

 

だが問題は深刻だ。

 

メーカーとしては・・・

ホコリは防げない、でも修理代がかさむと赤字だ・・・

そんな簡単に、ホコリがついてしまうことがバレると辛い・・・

のだろうか?

修理?に出せばなんだか重々しい行為をほどこして

返却しようとしてしまう現象があるようだ。

 

本体を開ける行為は、メーカーとしては許せない

けど、簡単なことで、ホコリごときにダメージを受けてしまう・・・・・・・

もちろん、開けやすく作ることは、コンパクトなボディを作ることに

反比例してしまうし、構造的な不備を暴露してしまうようなもの。

案外、開けてみれば小型デジカメよりずっと楽な構成。

なしてか?食卓がハイテク分解用作業卓になってしまう・・・

ハイテクゆえ、特に冬場、静電気による回路の静電破壊を防ぐ構えが必要。

 

フィルムカメラならば、本来フィルムのどこかについて

出て行ってしまうホコリも、デジカメだとしつこく溜まる一方だから

悪さしてしまうのだが、メーカーの言い訳にはできない・・・

というような、長男に通じる生真面目なメーカー的精神構造ゆえに

どうしても認めることも、改善することもできない

辛い状況に陥っているのようでである。

 

長男は、それ以上に極めて深刻なのだ。

金に困ってはいないが、維持できないデジタル機器があると

島に移住したときに手におえない機器になってしまうからだ。

島から修理に出したら最後、戻ってくるまでに相当な日数と共に

離島サービス料金なんてものありえる。

たった一本のホコリでである。

このチョンとついたホコリが大影響を与えてしまうのだが

手入れは分解さえ簡単であれば、カメラ用ブロワーでさっとヒトフキ、

実に簡単である。

 

その点、一眼レフデジカメは断然安心だ。

キチンとメンテナンスすれば、簡単にホコリは防げる。

著名なデジカメ情報サイトなどでも、チラホラ話題にのぼるが

一眼レフの場合は、フォーカルプレーンシャッターという

機械式シャッターが高速で動作する際に、新しいうちは

アタリがとれていないので、カスが出てしまうのだが

新しいうちは嬉しいので気づかずバシャバシャ撮ってしまう。

すると、時間が経ってしまい、カスは撮像部に固着して

取れなくなってしまうようだ。

だが、買って一月くらいは、レンズ交換時や

使った日の最後に、ブロワーで吹き飛ばしてやれば

完璧といってよいくらいホコリもカスも付かないのだ。

好きな道具だったり商売道具だったりするわけだが

意外にやれないらしく、サービスに出してしまう方も少なくない。

 

僕はマメな長男でよかったなぁと、しみじみ思う。

 

一方

ボーナスシーズンである。

デジカメを愛してやまない長男であるので

当然、使い道のないボーナスだから超高級デジカメだっ!!!

とも思ったが、実は先週の記事にあるように

釣りの旅に集中力を欠いてしまうアイテムだから

買っちゃマズかろう・・・というのが結論となった。

そういえば、本格的にデジカメを持っていき始めてから

坂を転げ落ちるように、大東の釣果も落ちているではないか!

 

でも、楽しいスナップは増えた・・・

 

しかし、欲しいデジカメは極めて重く

どうしても釣り道具を圧迫してしまうからには、やっぱり駄目だった。

大東の過酷な釣り環境にはキツイ逸品ということになる。

 

となれば、反対に軽くてとりあえず何でもできるカメラがベストだ。

そんなカメラは、手持ちのファインピクス6900Zがピッタリで

今のところ、このカメラを飛躍的に上回るカメラはほとんどない。

フォーカスも記録も遅くて、事実上300万画素機だが

マニュアル機能もフィルターワークもレンズ長さも結構なものだ。

 

そういうわけで

今回お手入れがてら分解修理したわけだ。

新しいものもイイが、持ってるものも大切にしなきゃである。

なにせ、長男がココロシテ買ったカメラなのだからして・・・。

 

当面、ボーナスの使い方は決まってないが

まあ、厳しい島の生活に備えて貯めておくことにするか・・・。

しかし、百円ショップの精密ドライバー、カナリ役立ってるなぁ。


ではまた