今週はサッカーが熱い・・・


長男ともあろう者が一向にサッカーには興味が無い。

 

サッカーにはというよりも、野球も空手もフットボールもバレーもバレエも

マラソンも水泳もカーリングもヨットもリュージュもサーフィンも、あまつさえ

グレ釣りトーナメントも・・・である。

 

基本的に、人が何をやろうが関係ない。

どうなろうと知ったこっちゃないのであり、まして人と比べて自分がすばらしいのだ

という極原始的な闘争本能というのは、いざというときしか使わないので

そんな一面的な能力を、とりたてて発達させることには反対である。

筋力は強いほど、体は柔らかいほど、しかもいざというとき緊張しないことが

危機を乗り切るキーとなるのだが、それを全て満たすスポーツとか競技とか格闘技

というのには未だに出会っていないので、こだわらずに自分なりに生活の中で

さまざま体を養っているわけなのだ。

 

つまりこうだ、空手が強すぎたからといって、サメに勝てるのか?

怪力だからといって、クレバスのふちをすり抜けられるか?

世界一のサッカー選手だからといって、地震で生き残れるか?

 

都会に生きることはシンドイ事だ。

だが、それは人間が作り出した環境だから、人間で決着するのだ。

都会で、その特殊なぬるま湯環境に気づかず過ごすと

ちょっとした自然環境にすら順応できない場合がある。

例えば虫。

夏になれば、必然的に電灯に虫が集まり

寝るときもあたりその辺で虫がはいまわる。

そうすると当然それを狙ってクモも来る。でもクモは殺すと見方をなくすのだ。

お菓子を落として放っておくと、もちろん家の2階であっても蟻がくる。

蟻はナカナカ天敵がいないし、時折寝ていると噛付くのでヤッカイだ・・・などなど

これは田舎では常識である。

田舎では・・・というが、地球上、太陽系で都会というのがどれほどあるか

よく考えてみると、いかに特殊すぎる状況かわかるはずだ。

まあ、それは人間のサガとして

自分が理由もなく他人の上位に立ちたいという願望もあることだし

都会やその近くに住んでいることを、自慢のネタにでもしなければ

こんな生活やってられない・・・という苦しさもわからんでもない。

 

みな、コンビニ、携帯電話などなくたって生きられる性能は持っている。

 

先日、不幸な事態を知った。

僕は長男であるが、喉が弱い。

気管支と鼻腔が過敏で、ちょっとアレルギーなのだが

お陰で乾燥を鋭敏に感じるのだ。

しかしそれ以前に、女性である場合、肌の乾燥を感じやすいはずなのだが

とりあえず、僕の周りで乾燥を感じる人が居なかったのは意外だ・・・を通り越し

遺憾である。

だって、湿度13%でっせ!!!

そりゃカラカラですわ。

気温の高さの割に、日陰がエラク涼しく、かいた汗が冷たいのである。

体感的にも変化が激しいのだが、人類のぬるま湯生活は、ここまで感度を

低くしてしまっているようだ・・・。

アレルギーでしか感じない事態になっていること自体、異常ではないか。

湿度13%は冬場ですら珍しい。

これが続くと唇は裂け、肌はカサカサになってしまうので

砂漠に住む人たち同様、油を塗らなければならなくなるのだ。

 

気温が30度近いのに、曇りもしない氷の入ったグラス・・・

(しそドリンク・・・美味しくなかった・・・)

あまりにも異常だ。

こんなのが目の前で起こるほどなのに・・・

ま、センサー性能を単純に他人と比べることは無意味なので

これ以上言及はしない。

 

ことほとさように、センサー感度が下がっては、長男としては忌むべき事態だ。

 

コンビニや携帯電話、湿度計が無くても生きられるほうが便利なのだと

思うこと事態、今では奇妙だが、携帯電話はやめてから不便はない・・・。

友人と絆がつながっていると思い込めるのがケータイであるが

番号を教えあっているだけで、腹を割って話せない人間と何人つながっていても

それは何にもならん・・・というのが、古い人間である長男の考えだ。


※これまで、僕のケータイアドレスや番号を覚えてくださった方々

 すみません、もうケータイやめちゃいました。メモリー、脳裏から削除ください。


ともあれ、

ある夜、会社帰りにトイレに立ち寄ったときふと窓から外が見えた。

夜空が青いぞ・・・?

思わずトイレでシャッターを切ったが、切ってから慌てて気づいた!

おい、会社の男子トイレでカメラを持って構えているやつがいるぞ!!

ということになると、女子トイレで構えているのより

もう一回りヤバイ光景ではないか!!!

カメラをしまうより先に、とりあえず外に出たが、誰も目撃者には会わなかった。

やれやれ・・・。

 

実は秘密にしていたが、新しいレンズを買った。

思ったよりデカイ!大東に持っていったときの小さいほうの防水ケースは

小さすぎたので、今は買い換えてあるほどだ。

ボディが小さく見えるほど太いヤツである。

(なぜか白黒)

デカイのには理由があって、広角なのとホウガイに明るいレンズだ。

だから、夜の写真もまあそれなりに手ブレもなく写せるのだ。

 

最近カメラ業界にできたジャンルのレンズで

「大口径標準ズームレンズ」というのだ。

通常は「標準ズームレンズ」といい、セットで望遠ズームレンズが付いてきたりする。

●28mm〜80mm F3.5〜5.6 ←標準ズーム

●75mm〜300mm F4〜5.6

といったコンビがこれまでの標準(普通)なのだが

同じレンズなら明るいほうが表現力も増すので明るいレンズを作ろうとしたのだ。

ハイテクとはありがたい人類の宝である。

F3.5〜5.6という明るさスペックが普通の標準ズームレンズであったが

レンズの明るさがF2.8フラットという標準ズームが大口径、バカデカズームの正体だ。

CCDの小さい、普通のデジカメでも、2.8を下回るレンズはそう多くない。

(オリンパスやキヤノンにはF2.0〜2.5くらいの3倍ズームレンズはあるが・・・)

デジカメ用としては存在するのだが、それでも歪曲収差というのだが

水平線やら、地平線、軒先の線が、ワイド(広角)側では円状に曲がってしまうのが

パソコンでしみじみ確認できるはずだ。

こういうのはレンズのスペックはよろしいが、完成度としては低いのだ。

(今は一部のソフトで補正できるので、使い方次第で何とかなる)

通常F2.8から小さい値が明るい!といえるのだが

一眼レフその他マニアックなカメラには2.0とか1.2、1.0といった驚愕の明るいレンズも

普通に存在するわけだから、なんてことはないジャン・・・と思うのだが

デジカメのレンズでも、F値が一定というのはナカナカない、そこが

このジャンルのレンズのすばらしいところなのだ。

別にスゲースペックだから、タダ単にスゲーというのではない。

左が一眼レフD60、右がファインピクス6900Z、絞りは開放F2.8で撮影。

まあ多少倍率やアングルが違うが、ボケっぷりが違うのだ。

レンズの完成度などというのは本来、楽しさが写るか、思い出が写るか

というところには逆効果であることが多くて、美しく写せるレンズは大きい。

一眼レフはでかいから面倒で写せなかったとか

全然ズームが足りなくて撮れなかったなど

やっぱりチャンスを逃さないのが一番良いレンズでありカメラということである。

ある程度、どこで我慢するか、何を大切にするかということで

買うときに「決断」しなければならないが、旅行に行くとつい欲が出てしまう。

 

では

何がこのバカデカレンズの良さかというと

上の珍シーン「汗の無い初夏のグラス」を撮影するときなど

片付けなくても撮影できる!!!のだ。

小物を、ふとした不思議に気づいたりして撮るのに

いちいち背景の邪魔者をどけなくてもすぐ撮ってしまえる

これが最大の良さ。

グラスの向こうにある青いものは、実は前の晩に飲んだ

氷結果汁の缶であるが、ボケていて気にしないで済むわけだ。

 

反面、近いところのものはピントが合う領域が狭すぎて困るわけで

アジサイも花全部にピントを合わせたいというのは、かえって面倒。

絞りを相当絞らないとだめで、そうすると手ブレしそうになるので、三脚が・・・・

といった具合になる。

 

何もかも旅の思い出にして、ぽんぽん撮っておくには、やっぱり普及型の

軽くて明るいズームレンズのデジカメが一番である。

 

だから、こういった馬鹿でかいレンズは

「モーターショーとかに居る、カメラオタクみたい・・・」といわれても

平気だよ〜んと跳ね返せるくらいの根性と度胸と腕力が必要でもある。

(平気だよ〜ん→そのとおり、オタクが俺の人生だ、それがどうした

         →何を言うか、俺はチェックのシャツもボセボセの頭でも

           洗ってなさそうなジーンズ姿でもないぞ

         →心配するな、あんたは写さん

         →オジサンにはササヤカかな生きがいなんだ、許せ・・・

         →俺は腕立てチャンピオンだ、男の持ちものはでっかい方がイイ・・・etc.)

 

そうそう

妙なデジカメネタに振ったお陰でつい盛り上がってしまったが

青い空の夜景、あれは職場からそう遠くない、横浜国際競技場上空だ。

あの下では大変なことになっているわけだ。

おかげで、通勤に支障もでるわ、駅が混んでビックカメラにも行き辛いは

そりゃもう、大騒動である。

とはいったものの

日本の勝利には、ビールも泡盛も美味かったし

韓国が勝ったときなどはスッとして、ガッツポーズのち大拍手してしまった。

スポーツってのは、なんだか不思議な力をもっている。

たまにはいいもんだ。


ではまた