いきなり再開、休止はガセネタだったのか・・・? 大東の中自然を語る・・・
不完全復活の決意・・・長男まじピンチの決断。
どうもナーンモしたくない現象が極致に達している。
会社に行くのもイヤで仕方がないので、毎朝行くのを決断するのが大変だ。
でも、仕事がいやなのではなくて、やる気が出ない自分と
途中の雑踏、会社でのしがらみがこれまで意識していなかったのに
本当にイヤで腹立たしいのだ。
そりゃもう、雑踏の回りの連中に危害(鉄槌)を加えてしまう直前状態なのだ。
少しだけ前向きになるのは、写真を撮るときと、HPを書くときだけ。
これを休んでしまうと、とてつもなく立ち直り不能な領域に陥ってしまいそうなので
体調やら視力は向上の見込みはないかもしれないけど、まずはココロから・・・
ということで、週間〜ている、やっぱりやろうかな・・・と思ったのだ。
こんな状況なので、普段にもまして
乱文、乱論、乱長男?な部分はヒラにご容赦・・・。
さて、話は黄金週間にもどるが
大東にいるときは、何が何でも好奇心120%モードになるのが長男である。
意識してなるわけではないが、大自然に包囲されると
無抵抗に観察しようとしてしまう体質なのであった。
強く暑い日ざしが降り注ぐ磯で、ちっとも釣れない時でも、何故だか楽しい。
沖縄ではあたりまえでも、内地の人間には、すんごいアクアリウムである。
ハナマルユキも去年の夏にいたウツボもまだいる。(ナミウツボらしい・・・)
(隙間好きなハナマルユキ)
(お散歩好きのウツボ)
アカメイロウミウシ、ミガキブドウガイ・・・見たこともない
何者か分からない連中がワンサカ暮らしている。
ウミウシ・・・マーマレード入りヨーグルト風味?・・・
ブドウガイ、実は殻つきウミウシらしい・・・
なお、上のウミウシたちは図鑑にはないので、鳥羽水族館のドウセさんが
回答してくれたものである。
メールしたら、スゲー正確さと速さで答えてくれた。
流石は太陽系最大の水族館だけのことはある。
三重県人として嬉しいぞ!
普通にいる臆病者のカエルウオだって、不思議と強烈な長男にあてられ
好奇心が伝染して?デジカメのレンズをのぞいてくる・・・。
振り返る暇があったら逃げろ!
こんなのは飼い猫や、タヌキなら普通だが、野生の・・・というかカエルウオでは
断じてありえないことだが、なんだか在り得るのだ。
しかし安心して、思わず水中へ手を伸ばしてはいけない。
(一センチちょいだが強敵・・・イモガイ)
ひっそりと地味にしているが、超進化でモリを体内に持つハンター
イモガイさんがうごめいているからだ。
小さくとも猛毒のモリを持ち、獲物も外敵もイチコロである。
磯は引き潮、こんなに平和だが、水中は弱肉強食と猛毒のルツボである。
とはいっても、そんな潮溜まりなのに、自由なマイペースの生物もいる。
弱毒があり、捕食されにくい、されても内臓を吐き出して与えてしまう・・・
それで死なないのかよ!と思うのだがイーカゲンな体質なのか平気なのだ。
その上、Jな奴なのだ。
右端にJが・・・なんとも丁寧につづられている
なぜJなのか、ナマコ界のカビラJなのかJリーガーなのか全く意味不明だが
確かにJな奴である・・・。
なぜこのような暑く、釣れない?いや釣りにくい炎天下の磯に行くかというと
このところ何年もチャンスがないのだが、ポイントはシケすぎなのである。
北東、東、南東・・・最も釣れるポイントに全く入れない遠征がつづいている。
凪といっても風表は波浪が最低2m以上。それが大東。
磯には乗れない朝、実は霧が時折視野をうずめるのだが、これが絶景。
霧で隠された太陽、霧の下にきらめく水面・・・千載一遇である。
美しい、美しすぎるが、釣りにはからっきし関係ないのだ。
仕方なく宿に戻ってロビーでマッタリとしてしまうのだが、目の前には?
不思議とヒキガエルさんが堂々としかもユッタリと歩いている・・・。
吉里会館の若夫婦とその子供たちには天敵らしく、なしてそげなモン
撮影するとですか!と非難ゴーゴー三昧ながら撮影を楽しむ。
そうこうしていると
怪しげな人力連絡(古式ゆかしい人づての伝言)が舞い込む。
ケタハズレに馬鹿でかいタチウオが釣れたから伊佐食堂に見に来いという。
行ってみると、確かにタチウオみたいだが・・・
角がある・・・
ん・・・なしてか?尻尾がある・・・
巻尺の数字を見ると・・・ひゃくはちじゅう数センチ・・・
見よ!この巨体・・・バカでかい、確かに常識ハズレに馬鹿でかいぜ!!!
なんというか、でろーんとした銀色の昆布みたいだ。
長男の判断では、断じて内地のタチウオではない・・・
しかし、この輝きは、かつてマニキュアの原料となったギンギラの肌合いである。
調査した結果、やはり同じタチウオ科であった。
その名もヒレナガユメタチ。
撮影されるのはマレらしいが、沖縄から南には多いらしい深海魚だ。
(ゲテモノなので撮影する人が少ないともいう・・・)
もちろん、南大東でもおなじみの食用魚である。
別段、うまそうではないが食べ損ねたのは残念だ・・・。
どうせ磯へ行ってもつれないときは地上を散策だ。
畑だって見落とせない・・・。
大東では初めて見たムナグロ・・・
見落とせない・・・などと撮影を続けていると、通り雨がやってくる。
梅雨直前の黄金週間は油断大敵である。
在所方面(集落集中地帯)が煙っている・・・と思ったら雨の中だ。
道も、すぐその向こうで雨地帯に突入している分かりやすさだ。
大東神社では、夜ともなればオオコウモリが群れ飛ぶというが
昼間は鳥の天国である。
特に多いのが小笠原でもおなじみのメジロ。
もちろん、横浜にも沢山いるぞ!だからどうした!!!という鳥である。
とにかくピーピーうるさいので、ついシャッターを切ってしまう。
しかし、それだけではない。
ここ大東神社では、ときたまカワセミが居るという。
だが、カワセミは現れず、島ではおなじみのバンが居た。
思わず「ばーん!ほしよぉ〜っ!」と暑苦しい
星ヒュウマとバンチュータのバッテリーコンビを思い浮かべたくなる名前だが
いたって臆病で、飛べるのに飛ばないで草陰に隠れる不思議な鳥である。
それ以上にスガスガシイのが、シーズン真っ只中のスイレン。
ビーム砲レンズで撮影したのだが
上のば〜んっ!(まだ飛馬モード・・・)と共に
流石に美しい描写である。
望遠なのに
螢石という素材で作られたレンズならでわの
シャープなのにマイルド
空気が写っているような感じの自然な写りである・・・
カワセミは居ないので、次は釣りがしたい東側を、やっぱり偵察してしまう。
海水浴ポイントの海軍棒である。
海軍「棒」の上にはヤカマシイ雄のイソヒヨドリが陣取っている。
遠くを飛ぶのはトンビだろ?と思ったら、チョッと白い。
ミサゴさんだ。
シケを確認して、今度は西へ・・・焦りが見える行動だ・・・。
西港の海とて、天気が良かろうと悪かろうと、やっぱり青い・・・青すぎる・・・。
青いのはいいとして凪ぎすぎだ・・・水中が丸見えで釣れない・・・。
海岸端には、なんとも不思議な花?も咲いている。
花?なのか葉なのかハッキリしないのだが、鮮やかだ。
花びらの何枚かは・・・
よく見ると花びらであり、途中から葉である。
あれこれアチコチ見て回っているうちに夕暮れがやってくる。
油断してはイケナイ!
水平線方面、夕暮れの太陽も宇宙的に不思議だ・・・。
なんで楕円形なのだ・・・?(加工してないよ)
なんとまあ、全くもって油断ならないお土地柄であるが
油断していても、きっとまた新しい不思議が
すぐに次々とやってくるお土地柄でもある。
大東の中自然はまだまだ長男を誘惑して止まない
釣れなくても、ちっともタイクツしないほどの存在なのであった・・・。
例の三重(さんじゅう)の虹の写真ですが
三重なのはさておいて、明るいカットを選んでみました。
こんなに眩しいほどの虹は、そう見られませんよ!!!
(大東でも携帯電話回線がパンクするほど・・・)
ついでにクリックすると大きな画像も見られます。
うーむ、来週もこの調子で書きつづけられるんだろうか・・・。
努力します、長男の意地の続く限り。
運がよければ次週、最終章。
人情編だ。