年初より始めてもう50回・・・歳をとるのも早いものだ・・・


もうすぐ年末、会社のケーキは悪いのだが

ボーナスと言うのは昨年働いた成績でチョウダイするものなので

今年会社の調子が悪くても組合員だともらえるものである。

一年後出しするから、運が悪いと赤字と重なってしまうので

二重に危険になることもままあるのだが、まぁモラッタものなら

セイゼイ使わなきゃ、せっかくくれた会社のためにも

不景気な社会のためにもヨロシクない。

 

不安だからと貯金しようが、老後を憂いていようが、国が変わらなきゃ

小銭をためた程度の個人レベルでどうなるものでもない。

気の毒だけれど、気休めなら今使ったほうがマシなのだ。

ニュージーランドなど、十ん年前、キィウイ精神とやらでノンビリやっていたら

五万人が国外へ流出した(夜逃げ含む?)ので、痛みを伴った派手な

改革をキチンとやったそうだ。

そう、この暮らし難さがイヤならトンズラするにかぎるのである。

何が幸せか、何が大切かよーく考えておかないと

着実に日本も幸せの国ではなくなっているのだ。


ところで、じゃあ明るく正しい使い道は?というと

もちろん、いわずもがなの釣り好き長男にあっては、当然ルアーである。

ルアーの頂点と言えばハンドメイド(手造り高級品)で

和歌山発の猛闘犬丸、今や4800円であった。

大型ヒラアジ用ルアーと変わらない値段で

こんな妙な高級品などを買うのはもったいないと思っていたのだ

が、これは判断ミス。

大型ルアーは繊細さがさして必要ないが、本州沿岸で使うルアーは

絶妙なバランスと魚をアザむく詳細なカラーリングが必要なのである。

で、なんと、これまで考えられない四本買いであった。

(箱入りのが、そう)

内需こそが国政を支える税収につながるとは言え、ケーキ良すぎな支出であるが

まだまだ超節制によって余裕のある長男にとっては序の口である。

(おかゆ大戦は続いているし、最近酒も少なめ。激しく節約になっているようだ)

使いたいときに使うために貯めて居るのだから使わないと体に毒である。

これこそがわびしくも自由な独身男性の生きる道でもある。

ただ、ちょっと気になるのが、左ほど昔のものなのだが

今のは微妙に動きが鈍くなっており、仕上げこそ美しいくなっているのが

残念と言えばカナリ残念だ。なにしろ飾り物として飾っとくものでもないし。

きれいなんだけどね、すごく。

見て分かるとおりパッケージの上に乗っているやつは肥満的に太目な

色こそイワシらしい優秀な塗装ではあるのだが、左のやつに比べると

単なる棒的で、ちょっと繊細さに欠ける感じは微妙に分かってもらえるだろう。


そしてつい先日、長年の夢であった?PDAを買った。

パーソナルデジタルアシスタンスであるが、別にアシスタントが身近に居てくれる

または、妄想を抱くような甘美な秘書がすぐそこに居てくれるような

そんなイメージとは程遠い感じである。

ただ単に入力した事柄がちょっと便利に反映されるにすぎない、ガンダム以前の

初歩的SFにも満たない、しょぼめな未来機器?

電気システム手帳といった内容でしかなかったのが悲しい。

唯一、ガンダムにない、無線(PHS)によるインターネットアクセスが可能である。

え?なぜガンダムにないと言いきれるかって?そりゃミノフスキー粒子で

無線が使い難い環境だからさっ・・・(うっ・・・オタクがバレた?)

某社、ジェニオイーともいうが、現在のテクノロジーから見て頂点なのだろう。

確かにパソコンより素晴らしくデータ量の少ないソフトウェアを内蔵し

想像以上の機能もあるが

それとて、今のブロードバンドネットワーク生活からすると、ちょおっとむなしい。

辞書機能、広辞苑、それは別にめずらしくない・・・

電卓に予定表それも普通・・・・・そう、別に高校生時代に

思い描いた最低限普通の未来、それが今の限界。

良くも悪くもこれが今の情報ツールの頂点・・・・最善?・・・の姿?

うーむ、ヨクヨク観察すると、デジタルカメラの写真の色が眠たい。

一見美しい液晶の発色だが、コントラストが今一歩である。

デジカメの液晶より数段劣る感じ。

液晶から見えるアイコンをクリックではなくタップというらしいが

触ると一歩遅れた感じでソフトが立ちあがって来る。

で、右上のバッテンでソフトを終わらせたつもりが

全部背後で立ちあがりっぱなしである。

少ないメモリーも使いっぱなしなのだ。

こぉれがハードディスクもキーボードもなくてチャチなペンがついただけで

六万ん千円もするわけぇぇっ・・・と嘆き倒したくなる。

メールソフトもウィンドウズでウィルス添付メールを自動実行することで有名な

アウトルックの血を引くものである・・・。さっそくフリーのメールソフトに入れ替えだ。

もともとパソコンとの連携で使うのが前提らしいが、アウトルックだのみのようで

この致命的なソフトを根幹にしているような仕組みを長男としては使えない。

もともとパソコンを複数台使うので、どのパソコンが親でもない。

連携する母体が何台もあるわけで、これらにデータを反映しようなどという発想は

もともとなかった・・・。

とりあえず、メールが見られて、釣った魚のデジカメ写真を

出きれば磯から、自慢のために友人知人に送りつけるために動けば良い。

それから、イヤな客をするときに店員に対抗する知識が不足したとき

データにアクセスすることができれば良いくらいである。

本当は、ノートパソコンの代理が勤まらないか?とも考えているのだが

今のところ、画面も狭くてホームページもロクに見えないし

反応も遅いし、ソフトもOSもかなりバカなので期待しないでいようと思っている。

多分、何かの代わりと言うよりは新しい使い方を考えた方が良さそうなのだ。

そのうち、折りたたみのキーボードが発売されるらしく

それを買えばメールは楽ちん化できるし、安い幕の内についてくる

短い割り箸のように使い難いスタイラス(操作用のペンね)も

パイロットのボールペン付きのものなんかにすると良さそうである。

最後の問題が電池の持ちである。

ノートパソコンはLLLバッテリーとかいって、重くても長持ちするバッテリーに

交換できるが、こいつは手ごわくて、内臓型であるため、よくよく残量を

見て使わないといけないのだ。

使い尽くすと、それで終わり、更にメモリー内のデータも消失するという徹底ブリ。

にもかかわらず、バッテリーメーターがついてない・・・。

つくづくついていない買い物だったようだ。

バックライトを点けて、P‐in M@sterを使うとすぐ電池が切れてしまう。

重さは、あの小型で有名なデジカメ、IXYデジタルと変わらない軽さだが

パソコンと思って使うと大き過ぎる落とし穴というかワナが待っている感じだ。

これを使うとモバイラーに成れるんだきっと・・・と淡くてはかない夢を抱いてみたが

とんでもないモノだった気がする。これならもう1台デジカメを衝動買いしたほうが

マシだったか?とも思うのだが、デジカメはデジカメで特別に狙っている。

そう、中途半端なデジカメではない。究極の趣味的一眼レフである。

CONTAXというやつで、これがソニーのデジカメやらハンディカムを有名たらしめた

世界に名高いカールツァイスレンズを自社生産して装備するカメラを作っている会社だ。

まあ、ソニーのレンズはカールツァイスと銘打っているが、

もちろんカールツァイス社で作られていない、国産ツァイスだ。

ツァイスレンズは、カールツァイス社が指定する生産設備で本来は生産されるが

国産の大半(本家京セラはのぞく)はおおむね前玉(レンズの一番前のもの)だけ

指定されたコーティングで緑色に輝いている。

どこぞのライカのズミクロンレンズもこの前玉のコーティングだけだというから

チョットくらい奮発しても買えないところにいるのがドイツのカメラ、レンズなのだ。

そんななかで、コンタックスはラインナップ全てカールツァイス

カメラ好き憧れのT*(ティースター)マーク入りという筋金入り。

その堂々たるツァイスレンズメーカーがデジカメを出すと言う。(デジタル部は京セラだが)

コンタックスは良いのだが、デジカメにノウハウをあまりもたないハイテクメーカー

京セラがデジタルをやっているのがチョット不安である。

CCDもフィリップス製というのが、余計に不安である。

ヨーロッパのCCDが国際的に競争力があるのだろうか・・・。

しかも今やヒゲソリかコーヒーメーカーかというオランダのフィリップスだ。

だが、このCCDは性能はよう知らんけれども、フィルムと同じ面積なのだ。

これはスゴイ!

これまでの日本を代表する先進の世界に冠たる一眼レフのデジカメは

どうしてもレンズの性能を活かしきれない小さなCCDを積んでいた。

だから、28ミリのレンズをつけても、42ミリ程度になってしまって

レンズの中央しか使っていない感じである。

(レンズの長さが1.5倍化するのが一般的)

光は届いているのだが、本来のフィルムの大きさのところに一回り小さなCCDが

ついているので、結果として周囲の光景を撮像できなかったのだ。

だが、このフィリップス製CCDならカールツァイスレンズの光をすべて記録できる。

で、なんでハイテク日本で、デカイCCDができなかったか?

それは電気を食いすぎること、そしてバカ高くなってしまうからだ。

多分、この一眼レフが、80万円!もするのは、このCCDによるところが

大きいと思う。シリコンウェハから切り出す数が極端に少ないので

生産効率が悪いのだと聞いた気がする。

だが、ベースとなるカメラをビックカメラで、イヤな客ではなく

普通の客としてジックリと触ってみたところ、これがキヤノンや

ニコンなどと比べると格段に使いやすいのだ。

シャッターのフィーリングも良い。

不思議と質感は国産の方がよっぽど良く、これまでのコンタックスの

重厚なイメージがない。どうもデザイン的には現代的に方向転換したようだ・・・。

これに対し操作系は頑固だ。

やたらに一つのダイヤルでアレコレとソフト的に切り替えて

マウスを操るパソコン風?に機能を操作するのが

日本の流行りだが、コンタックスの場合

機能がムキダシのダイヤルがついてくれている。

直感的に使える反面、ダイヤルの数字を目で確かめる必要があるから

被写体をのぞきながらゴソゴソと全部調整できるといった芸当はできない

と思いきや、レンズをのぞきながら操作するダイヤルまでも持っている。

けど問題は、そんなことはしないというか、僕にはできないかも・・・。

その他、マニアックな操作に関するコメント?はいくつもあるが、まあそれは

もし、万が一買えた時にでも書くとしよう。

 

ともあれ買いたいモノは沢山あるのだが、機能がついてこないということが

ずーっと続いている今日この頃、PDAとは、ちょっと物足りなさすぎるハイテクを

買ってしまったようである。

デジカメの80万は慎重に検討してからにせねば・・・とシミジミ遠い目をする

長男であった。


ではまた