太目でむかえた食欲の秋、食べたいけれど、やっぱり食べちゃおう・・・
先日、久々にして驚愕の会社認定
「あなたの人生、35歳にして節目だから体力測定してみましょう」
という強引且つ心身ともに響き渡るような催しが待っていた。
これは30、35、40歳で体力測定して
この会社でのサラリーマン生活で足りないのは
モロ体力よ・・・デスクワーク多いから・・・という
当たり前にして、分かっちゃいるけど止められないレベルの
自覚を浸透させるためにある、我が社ならでわの人事活動である。
秘密にしていたが、実はこの通達をもらったのは7月初旬
静かに「大東にも行くし夏休みをはさんでモラッタぜ」
と鍛錬をしていたのであった。
まず、我が社の公式30歳代最強腕立て師としての誇りを捨て
よわっちい腹筋を鍛えていた。
短い通勤路で更に弱っていた足腰も、大東の荒磯行脚(あんぎゃ)で
すっかり鍛えた気でいたのであった・・・。
が、長男たる、あの明治維新きっての元気地帯、長州藩に生まれた
しかもタグイまれなヒノエウマである我が身をもってして
想像ダニしていなかった・・・
わけでもないが、避けがたい事実が待っていた。
それは、コレステロールと高血圧であった。
運動不足でたまったコレステロールと
血筋に加え、泡盛を浴びるまでいかないまでも
奔放に飲み倒す毎日が高血圧に功を奏していたのである。
これは筋力では補えない事態であった。
まあ唯一の救いは長男ならでわともいえる
「納豆とシイタケ好き」から来ると思われる
善玉コレステロールも人並み以上に多いことである。
ともあれ、高血圧が最大の悩みであることは、実は数年前から発覚していた。
まあ、白衣を身にまとった美人のナースを前に、血圧測定するぶんには
どうもこの・・・なんというか・・・意識しないうちに血圧が上がる体質は
親譲りではなく、おそらく我が生い立ち的な好みによるところであろう。
不思議と、女性の制服とかユニフォームとか白衣とかが接近すると
どうも、たちどころに弱いのであった・・・。
その女性の近傍で血圧側定機を使うと、更に高めに測定されてしまい
160以上は日常茶飯事である。
ちょっとくらい察してくれてもヨロシそうなものだ!と力説したいところだが
そりゃ、余計怪しいというもので、さしひかえることに決めている。
一部では僧侶ではないか?と噂されるほど
精神修養と、鍛錬をムネとする長男であったが
そ、そちら方面だけは、フル アンコントローラブルであった。
ま、もともと血圧高いんだけどね。
ちなみに、そういった制服環境の力を借りなくても、脈拍は速く
常に88から90以上あるのが、我が身の正常値であった。
眼前にステキな制服付きニョニンが現れなくとも
普段から興奮気味な長男であった・・・と言えなくもない。
でも普段から興奮気味的体質なので
少々の事態では、とりたてて興奮が得られない・・・
困った体質とういうのも事実なのであった。
長すぎた前置きはこれくらいにして
問題の測定結果は・・・予想通り足腰が弱いけれど
筋力と柔軟性は最上級というものであった。
わかりやすすぎる・・・・・・・・。
実はこれには深くもないわけがあった。
鍛えたはずの大東から帰って、何もせず既に2週間が過ぎていたし
前々から当社のチアリーダーのキャプテンのファンであったのだが
いざ測定日となったとき、幸運且つ不思議と
僕の測定に付き添ってくれたのが
その・・・あこがれの・・・ていうかその・・・まあ、その彼女だったのだ。
それでスタミナはカバーできなくても
自然と・・・妙にハリキッタため筋力はヒトキワ発揮された・・・
単純にして奥深い?珍妙な結果となったのだった。
男性と言うのは、一例として憧れの女性が居るだけで
能力以上のチカラを発揮するというのは、至って事実だが
こういったタイミングで発揮することが自分にとってサイワイであったのか?
は、問題だが
とりあえず、想像を超えた不健康でもないので
それほど悩まないで取組むことにしたのである。
チナミに前屈は27センチ!ということで
昔は立位体前屈だったが今は腰を痛めるらしく
床に座って前屈するスタイルでありながら
高校時代の24センチを超える記録が出たことは
頭が硬いため体だけでも柔らかく、という念願が成就しているのだ。
イカツイ顔の長男ではあるが、体は至って柔らかい
これこそ、我が思う壺に体がついてきているのであった。
しかし、最大にして最後の課題、それがコレステロールこと
内臓脂肪殿である。
このお方には10分以上の適正な負荷運動が不可欠であって
楽してご遠慮いただくわけにはいかない
タダならぬライバルであって、一層コクのある強敵であった。
まず、朝食のパン食は日本人の食生活ではないし
パン自体の塩分とかカロリーもバカにならないことは知っていた。
そして、会社の向こうには、日本屈指の汚染河川ながら
それなりにスズキの釣れる鶴見川が待っていることも知っていた。
これらの条件を総合して生まれたのが
「おかゆ大戦2」プランである。
「ご飯は毎朝、米食、運動は会社の向こう側の川へ向かって歩く
3キロ行程、しかも、毎晩帰り道にはルアーでスズキ釣り・・・」
これぞ、一石三釣?快進撃健康プチオヤジ起死回生プランであった。
(おかゆ大戦1は普通の量のご飯を水増しして食べたのでカロリー据え置きが
まずかったようで、単に胃が大きくなってしまっただけだった・・・。)
寝起きをシャッキリさせる茶雑炊や特製きのこ味噌汁を創出した
本プランであったが、問題は、空腹である。
ご飯は前回の大戦で苦い思いをしたので、半合、つまり五勺(しゃく)
1/2カップぶんであるから、消化も早いようだ。
(緑茶の葉ごといただく茶雑炊)
加えて、朝飯をこだわったために、早起きであり
遠回りして会社に行くために(帰りもね)なお早起きである。
したがって早メシのせいか???空腹感が9:30には訪れてしまい
健康ではあるようだが、ひもじい毎日であった。
この件に関しては、解決策はなく、ヒタスラに修行と思い
白湯を飲み、茶腹も一時ならぬ、サユもイットキということで
のどアメなどなめながら、一服することでシノイでいる次第。
中年たるもの、カロリーを敵にまわして大立回り!
なんて大げさに構えたらやり辛いので
とりあえず、メニューも工夫。
豆腐やら、コンニャクを味方に付けてしまえばこっちのもの。
工夫などしなくても、手軽に美味しくいただけるメニューもそろった
このごろでは、ダイエットも楽なもの。
格別安いシラタキをソバのように食べることもできるから
満腹しながらダイエットできるのも嬉しいかぎり。
(シラタキをころあいに茹でて、好みの麺つゆでいただくわけだが
飽きてきたら焼肉用のゴマタレなどをしょっぱくないように
たっぷりのカツオ出汁で割ってマイルドにして食べても
イケルもので、ことのほかイカスところ。意外にハマルかも・・・)
長持ちする絹ごし豆腐をごはんがわりにトマト、ナス、オクラで作る
夏の豆腐カレーも意外にもイケた。
ごはんを使わないので酒類と同時進行でも酔いが早くまわらない。
それに豆腐はカレーの汁を吸わないので、辛さや味を薄めたりしない。
豆腐をくずしても舌にダイレクトにカレーの味が伝わり
塩分少なめに作れるので
具の野菜がヒトキワ味わい深いカレーが堪能できる良さがわかり
ずいぶんと役立つ発見であった。
とはいっても、べつに精進料理を食べていたわけではなく
こんな香ばしい
肉汁がピーマンの皮の中にあふれる肉詰めだって食べており
ヤケに食欲が増進してしまうのも、まあ健康でよろしいではないか。
生活を変えるには、まず趣味を基点にする、これ基本・・・?
そのあと、食生活を変える、これも基本。
難しいことは百も承知だが、やらぬわけにはいかぬ。
運動不足の向こうには、大東や伊豆大島の荒磯での死が待っている。
一方、会社の向こうには鶴見川が待っている。
会社の向こう側だから
イカン!忘れてた!!今日は朝早くから会議があったのだ!と
気付いたら、川まで行かずに会社へ行けば良い。
鶴見川といえば、日本屈指の汚染河川である。
そりゃもう、文字通り汚染の一級河川といえるだろう。
いや、超一級、特急、超特急でも通用すると思うし
世界に十分通用する汚染度だろう。
とりあえず、釣るだけのぶんには十分な環境であり
夢の年間100日釣行も夢ではすまされなくなる・・・世界が待っていた。
スズキ釣りの腕でも磨いてみるか、毎日・・・が全ての基点なのであった。
やっぱり釣りが人生の全てにおいて基点である。
ポイントにメチャクチャ鯉が沢山いるのが玉にキズだ・・・。
モバイルパソコンに加えてモバイルフィッシングセットが加わったカバンは
なんとまあ重いことか・・・しかし、川へ向かう足がなんと軽いことか・・・
会社へ?通うのが楽しくてたまらない・・・でも仕事が終わる時間が
限りなく待ち遠しい・・・夜釣りがメインだからね・・・。
何かが間違っているような、仕掛けが今一つヨワッチイような
タモ網も欲しいような複雑な気分であるが
気分自体は全般にいたって上々である。
(タモはないが、実は写真を良く見ると、手造りハンドギャフが・・・)
これで血圧ダウン!体重ダウン!、体脂肪ダウン!
釣果アップ!スズキ釣りスキルアップ!ついでに体力アップ!なら
別に給料アップ!じゃなくてもイイや・・・などと思う今日この頃の
釣男・・・もとい、長男であった。