寒い季節、でも南風がふと


このごろ何だか心の中に南風が吹き込んでしまう季節。

アタタカイ南国の風が恋しいサブイさぶうーい季節。

 

週末、ふと中年入り口に立つ、タルミきった体にササやく油断の声、

ゴロゴロ症に悩むことなく、症状のあるがままに横になっていました。

もちろん狭い家の中というよりヒト間なので当然テレビの前。

中学を卒業して板前になるととても早く、センスと腕のよい板前になれる

だけど、一筋縄ではいかないよ、というので番組になっていたのですが

バシッ!(修行中の方の頭をハタク音)

「沸かすなっていっただろうがぁ!」

という先輩の声が印象に残っており、和食の出汁は香りが命だ

沸騰させてしまったら台無しだから作りなおせ、というものでした。

かねてより、ラーメンは食べないので麺類は和麺になることが多く

その時の出汁の香りには疑問がありました。

まあ、サバ&ムロアジ節やイリコならいざ知らず、かつお出汁は妙な匂いになる。

ちょっと気をつかって絶対に沸騰させないようにして丹生麺を作ってみると

これがウマイっ!!!久々に買ったカツオの風味が一段とスンバらしいっ!!!

ミリンや日本酒のアルコールは沸点が低く80度あれば煮切れるので

香りを逃がさず、苦味もないスッキリとしたツユに、ねぎを入れるのもハバかるほど。

うーむ、ちょっとした事なんだなあ・・・料理を美味くするって事は・・・。

お腹の調子が悪いので、シンプルな和麺にしたのですが、トンだ収穫でした。

それに、油断した心に「カツ!」を与える正しい刺激でもありました。

 

さあ刺激びんびん、丹生麺がおいしいのとは別に

とうとう心の風にシビレを切らしてしまい

非常識にも来月は大東に行こうと画策するこの次期

大東と言えば「海っ」と叫びたくなるほどの美しい海は

この青の舞台の表紙で、毎度ご覧いただいております。

あれは、僕がいつぞや潜ったというか無謀にも海に入ったときに撮影したもの。

今度は陸地からその透明度を証明しようと考えました。

それで今度はふと、このサーキュラーPLフィルター。

デジカメにつけて使うと、海面の反射を抑えこんで撮影できる魔法のフィルター。

原理は偏光サングラスと同じですが、ちょっとヤヤコシイ方法で光を

らせん状にくねらせてしまうもの。だからサーキュラーだそうな。

まあ、なぜラセンにするか?は一眼レフカメラのプリズムに偏光をあてると

場合によってプリズム表面で全反射してしまうなどの奇妙な光のマジックに

カメラが苦しむために、あえてヒネリを加えるのだそうですが、らせん状の光とは

一体どういった見当なのか、ちょっとイメージできないのが人情です・・・。

でも、効果のほどは下のイメージ(フィルターによる実写)です。

右がフィルターで反射を抑えた時

デジカメの威力としては

先週のヒラスズキを試しにフルデジタルで魚拓化してみたところイケル!

やぱっぱり完成が見えるこのデジタルカメラで間違いなく大東の海をとらえようと

ハリキッテいるわけ。

フルデジタル魚拓とは?
これまでのカンパチなどのデジタル魚拓はフィルムをスキャンして取り込んでいましたが、今度のヒラスズキはデジカメで撮影したので、アナログの手順が最後の出力結果だけ、ということになったから・・・・それだけ・・・ですが。

原寸大にぴったり合わせて出力し、丁寧に切り貼りするのがコツ。
お金のある方は、専門業者にお願いして布に出力しましょう。
我こそはその魚拓とやらを我が家で再現してやろう!
という物好きな方はオリジナルデータを用意しました・・・。(1.7MB!)

フィルムがない分、予備電池もいるし高価なスマートメディアも買わないとイケナイので

実のところは大変ですが、取りソコネだけは断じてありません。

一方、鯨の回るこの次期、我が家で忘れ去られたようなDVムービーに

レイノックスあたりの3倍ズームを取りつけて

カメラ換算で1000ミリを超える超望遠にすれば

ザトウクジラのブリーチングというやつを狙えるだろうとイメージしてます。

(ブリーチングとはザトウクジラがジャンプし、背中から水面をたたく姿)

ただ拡大したは良いけれど、引換にレンズが暗くなる宿命なので三脚も必要・・・

今回は釣りをする時間的余裕とザック的余裕があるかどうか・・・。

先に大東へ派遣したIBMのノートパソコンも、デジカメも稼動していないようなので

パソコン教室を開かないとイケナイ模様ですし・・・。

ともあれ、ザトウクジラのブリーチングが撮影できたら

このHPで無理やり動画として公開したい・・・などとムチャクチャなことも

構想しており、思い入れだけは大きいけれど、問題の鯨が居るかどうかは未確認・・・。

 

例のヒラスズキを釣ったレバーブレーキリールも久々に大東へ復活するべく

太目のナイロン7号ライン(糸)をまきました。

以前、この小さなリールで10キロのバラフエダイと6キロのカスミアジを釣ったときは

ナイロンラインじゃなくて、ちょっとヒキョウ??な細くて強い

人類の粋を結集したハイテクのPEラインだったので、今度こそ本番!といったところ。

小笠原で釣ったカンパチは別のリールとはいえどもナイロン6号でしたから

実は荒磯なので、ちょっとビビって太め・・・の選択。

 

はて

あまりの寒さに、無闇にあちこち力が入ってしまい

ミカンといえば有田、つまり有田みかんっ!
 (ありた、じゃなくて「ありだ」と読む、同じ和歌山には有田{ありた}もある・・・)

ソーメンといえば阿波半田は半田そうめんっ!!

外郎(ういろう)といえば名古屋じゃなく山口ういろうっ!!!

鯨といえば大東島、陸からホエールウォッチングっ!!!!

リールといえばレバーブレーキっ!!!!!

魚拓といえばフルデジタルっ!!!!!!

藤原といえばノリカ洋一文太じゃなく、道真っ!!!!!!!
 (生まれ故郷に天満宮があった・・・だからジョーシキ)

野菜といえばカリフラワーじゃなくブロッコリーっ!!!!!!!!

靴下といえば中割れ(直足袋型)じゃなく軍足っ!!!!!!!!!(五本指)

モチと言えば磯辺、しかも当然ヨモギモチだっ!!!!!!!!!!

風邪を引く前に、会社とてもジュンココシノ、通称JKももひきっ!!!!!!!!!!!(釣り用)

 

と言った具合に日常も旅すがらでも

やっぱりワズカながら妙なところに力が入りがち・・・

一月は行っちゃう、二月は逃げちゃう、三月は去っちゃう、四月は疾走しちゃう

ということで、逃げないうちに何かと力んで生活しとこうかな・・・と思う今日この頃。

 

心は青い世界へ、財布はサブイ世界へ・・・

島は春へ、僕は大東へ・・・

考えてみればアラユル事が敵で味方、モチはヨモギに限るということで

あれこれあちこち何かが呼んでくれる声に心で応えつつ

ああ、体は一つ、年齢は三十代・・・コダワリも一休み・・・てな日々・・・。


ではまた