四月オオバカ

 


 

つくづく自問自答。

 

ここ一ヶ月で、真冬から一機に夏になった。 南風は相変わらず強く、7〜9m前後吹いている。

いきなり一丁生活(パンツ一丁のくらし)に近づいている。 ただやはり朝夕気温20度で一丁は無理。

ようやっと水温が上がってきて、南国らしい魚の遊泳が見られるようになってきた。

だが河口などでは、コトヒキ一匹いやしないことも、ままある。

 

過日、遅い朝にウトウト教育ラジオを聴いていた。

日本語を学ぶガイジン向けの講座で、日本語を英語で表現してくれるのだ。

実に興味深い表現に「〜してくる」というのがあった。

Do something and come back. になるという。 日本人は風呂に入ってくるとか、行ってきます、など

日常的に良く用いる。 日本人の国民性から、もどって一緒にいますよ、という意味を重視している。

群れる習慣のないガイジンには、とてもわかり辛いことかもしれない。

 


 

今年もやってきた四月バカ。

気づいたのは遅い朝を起き出した10時ごろ。

 

このところ、五十肩だか神経痛だかわからない肩の痛みと睡眠時無呼吸が重なって不眠が加速。

午前はダラダラ起きるというか、寝ていない重い体を引きずって生活を再開する感じであるから、

前日から仕込みしておけばよかったと、反省すること山の如し。 反面、時すでに遅し。

残り時間は14時間程度しかない。

 

昨年は、町内ではなかなかインパクトがあり、好評だったから、今年もやらねば。

 

今年はリアリティと完成度を高めようと念じつつ・・・

当初は主題が「ウンブキアナゴの論文は捏造で、勝手な名づけだった」で、

脇役ネタが「消費増税10%で、暗算しやすくなり、流通業界には暗算ができる

人材の雇用確保が急がれつつ、政府も暗算の国家資格を検討」という感じだった。

 

あれこれ考えるうち、もっとダジャレシオの高い、小さな笑いの連続による面白さの起爆を

狙いたくなってきて、そうか!と思いついたのであった。

(クリックで拡大)

時間がなかったため、レイアウトは変更できなかったが、宣伝に至るまで細かいところまで手を入れた。

 

内容については、農政課長や副町長さまは実名となっている。 普通なら役場の仕事を失いそうだ。(笑)

あとはいかにモットモラシイいんちきを積み重ねるか・・・に腐心してみた。

地元にいなければ、わかりにくい内容だが、もともとベースとなっている南海日日新聞の内容とて

内地で眺めても、な〜んもピンと来ないからOKなのだ。

 

近年、栽培農家が増えたバレイショだが、栽培面積は嘘八百の数値をベースとして、

3万トンは島から渋谷のイベントに持ち込んだ3トンを奄美新聞が3万トンと記載したのに由来していたりする。

もともと記事のミスに気づいたのは副町長さまで、資料によると年間でも1万トンだそうだ。

3万トンも持ち込んだら渋谷がどうなるか・・・を考えればわかりそうだが、奄美新聞は至って大雑把な社風。

一面トップに堂々と桁違いの数値を載せてしまい、失笑をかっていた。

 

ソウカ病の発生原理は、つい口をついて出るソウカのダジャレを用い、寒いダジャレの冷やし効果による

温暖化防止策でワキを固めてみた。

チーフダジャレストはダジャリストと悩んだが、やぼったい方が相応しいと考えた。

私がカスタードの入ったシュークリームなどが不足すると、ダジャレのキレが悪くなる・・・という設定は

身内なら知っているが、そうでない人にはカスタードとはあのカスタードか?それとも別なのか?と

無駄に悩んでもらうことになる。

 

次の日の夕刻、チヌ釣りしながら・・・冷やし効果をクールジャパンにひっかけたら、

より飛躍できたのに・・・と無駄に悔しい思いもした。

 

ツルハラでは、もともとブログでツルハラやハゲハラという用語を使っていた。

そこへ私よりツル系男子寄りである副町長さまを推進者に仕立ててある点が、リアリティ?がある。

それに、地元に多い鶴姓をからめてみた。 罰金3千円とは、地元で様々な冠婚葬祭や飲み会の基準額。

ほか、頭髪に悩むのは28%・・・という、多いのか少ないのかわからん数値なども入れてみた。

 

んま゛〜 まったく意味の無い努力ではあるものの、内容の連想を愉しんだり、字数をキッチリ欄に合わせて

言い回しを変えてみたり・・・頭の運動にはとてもイイのだ。

 

それと

この画像を見てもっとも笑ったのは、ほかならぬ副町長さまの奥さまだろう。

私のブログを細かく読まれており、たまに漁業や自然保護についてツッコミを入れるのをチェックして

副町長さまに伝えているのである。 実に仲のいい、気さくなご夫婦だ。

 

さて

次の日のチヌ釣りだが、松阪で求めた3.5グラムのスプーンをキャストしていたところへ・・・

事後承諾?で登場いただいた副町長さまと、奥さまが健康のために散歩されており、

たまたま通りかかったときに釣れた。 ほかにも2匹ほど追ってきていた。

36センチのコンディションの良いミナミクロダイだ。 お礼かたがた、即刻シメてお渡しした。

夏場のチヌは、あまり念入りにノロノロ泳がないから、探るスピードの遅いソフトルアーより、

キビキビ目立つスプーンの方が集魚効果が高いのかもしれない。

 

週末からは、満潮が朝へシフトしてくるので、大物にはちょうどいい。

小物は夕に釣ってすぐ食し、大物は半日寝かせていただくのが好都合である。


ではまた