めんたいとか、マヨ全盛の世

 


もう10月も終わりだ。

11月になると、さすがに夏日が減ってくる。

夜はパンツ一丁では寒いのでハラマキ必着となる。

もちろん、セミはまだまだ健在だ。

 

かっぱえびせんを買った。

売れないから、島で安く仕入れて売るのか?この味・・・と思っていた。

するとネットには期間限定の商品とある。

意外にも、めんたいマヨによって、4商品をクリアしたことになった・・・

時折、浮世の味を忘れまいと・・・月に一度くらいスナック菓子を買う。

 

面白いことに、かっぱえびせんは、必ずかっぱえびせんなのだ。

変なモノイイだが、今回のめんたいマヨも、かすかにチリチリする感じがして

あ゛・・・めんたいだった・・・と思い出す。

シリーズ共通なのは、開封時のニオイだけで、口に入れたらただの

えびせん・・・になる。

 

味は・・・といえば、流石にオイシンボで酷評されている最悪の特産品、

明太を使ってるだけあって、絶望的に雑な味がする。 そこにマヨだ。

 

しかし、それはかっぱえびせんにとって、相応しい味だ。

駄菓子スナックの類が洗練されてどうする!?

マヨも明太も駄菓子街道ドマンナカ、雑味こそ上等である。

うまい棒とかカールとかポテチとか・・・駄菓子はそういう味でいいのだ。

 

気になったのは、コトバが壊れているのか、感覚が狂っているのか・・・

あるいは企業がオカシクなったのか・・・

裏側のコメントである。 誰かに気付いて欲しい、踏むべき地雷だったか?

 

「さっぱりとしたマヨ」というコトバに愕然とした。

世は正に、マヨがアッサリという時代になったのか???

確か、から揚げ定食にマヨがつく時代・・・ 油で揚げて、さらに油をつけて食らう。

豆腐の入った味噌汁、握り飯に米味噌を塗って焼く・・・のとは少々趣を殊にする。

 

ドレッシングは、甘酢に油を加えたようなものだから、ま゛〜許す。

しかしマヨは9割以上が油だ。 そういえば、牡蠣フリャーにはタルタルソースだな・・・

あれは、サッパリする具材をブレンドしているから食べやすいとWikiにある。

 

純粋に、マヨがアッサリに感じられる時代、コッテリしたものはどれなのだ???

 

日本人は、油を調味料として使うことを得意としていない。

味噌汁に油揚げが入ると、油マイルドになる程度の使い方しか知らない。

一方、イタリアではオリーブオイルを調味料として、どっさりかけて食う。

他方、山海荘のおばちゃんは、ブタの脂かすを何にでも入れてて煮炊きする。

島で用いられる脂かすとは、ブタの皮と皮下脂肪を一体に切り取ったものを、

塩漬けして脂で揚げた保存食。 煮物にも味噌汁にも入るから、なにもかも脂マイルド。

確かに単品は美味いが、全部並ぶと、ちょっと戻しそうになる。

 

塩辛さ、酸っぱさ、甘さ、ピリ辛さ、味の素系以外の味が、油にはあるようだ。

おそらく、かっぱえびせんのマヨは、マヨではなく単なる風味添加剤だから

味としては薄い酢味で、アッサリ系と評することも可能かもしれないが・・・

これを読んだ子供は、どう感じるのだろう。

 

駄菓子のパッケージ如きに、とやかく云っても始まらぬが、妙な時代になったと感じた。

 

マヨラーをWikiってみたところ、すごいね・・・そこまでやるか?といった感じ。

お好み、タコ焼きはご飯じゃないからどーでもいい。

ピラフやチャーハン、カレー、カップ麺、うどん、きしめん、麺つゆ、刺身に寿司・・・

 

刺身と寿司は、許せるなぁ・・・もともと寿司は私にとってどーでもいい料理だし。

すっぱい飯と、ソースカツ、合うぞなかなか。 レタスよりキャベツをブレンドしたいが。

カツは胃にもたれるが、こうすれば食べられる。

うまい刺身を飯と同居させて台無しにするよりは、コッチの方がずっと建設的で、

酢飯としては美食と思うぞ。(笑) 酸味で肉も柔らかくなるし。

 

さておき

麺つゆにマヨ・・・これはカナリ強烈に思うが・・・ちょっと健康に良さそうに思ったり。

とかく冷麦などを食するとき、天ぷらなどをいただくと、冷やされた胃腸が油物を拒絶しやすい。

貧乏生活前提で考える場合、適度なカロリーと卵黄の養分が摂取できるような。

うどんやきしめんも同様。 ビタミンCは、別途必要になるものの。

ただし、デブは適応対象外。

 

いやそもそもマヨはアッサリを狙っていなく、マッタリが好評のはずではなかったか?

マヨラーの方々よ、マヨをアッサリというのは、世の中が間違っていないか?

軽くないから美味しいのではないか? マッタリとした重みが、何にも合うのではないか?

 

いづれにしても、カレーや揚げ物を食って、胃がもたれてしまうような私にとっては

過大な油量で・・・ 味以前に、少量しか使えぬ食材になりつつあるマヨ。

週に2度くらい、朝食にハムエッグのオープンサンドをやるが、キャベツとパンの間に

細くマヨをにょろにょろかけるのだが、このごろこれが胃にもたれる気がする。

ハムエッグのハムは、少々高いが茶美豚のモモハム、フライパンにひく油は

小さじ1のオリーブオイルを、ハムで薄くのばして塗る。

 

胃にもたれるが・・・カロリーハーフとか、マヨドレとか、モドキでは味がしない。

そもそも妙な味の調味料でゴマカシテ食わねばならぬほど、マヨ中毒でもない。

 

時折、キムチを買う。

先日学習したばかりだが、日本のキムチ鍋と、韓国のキムチチゲはどうも違うようだ。

日本のは、キムチ風味ならなんでもいいが、冬場キムチくらいしか野菜が無い朝鮮北部では

古漬けとなって酸っぱいやつを鍋にして食っていたようだ。

漬物でこさえた汁物・・・生活の知恵だ。

しかし肉もなかった近代まで、何を具材にしていたのやら・・・

意外にも、赤いキムチ漬けになったのは、日本から赤唐辛子が伝来した16世紀以降という。

隣の国のことなのに、ほとんど知らんね〜私は。 本場とかいってる焼肉も、日本産だし。

知らないというよりも、知りたいと思ったことがない、が正確だ。 島国だからだろうか?

 

とはいえ、韓国産と銘打ったキムチを買ってみて思う。

日本の漬物同様に、すげー勢いで科学調味されている。

辛さや、猛烈な臭気意外にも、味覚までシビレ去る。

インスタント味噌汁とキムチをオカズにすると、味噌汁の味がしなくなるほどだ。

中華料理も猛烈に化学調味が進んでいるが、朝鮮も例外ではないようだ。

 

キムチも、辛子明太も味はソックリだ。 生臭くて辛い、化学調味でシビレル味。

過日失敗したことがあった。 ちょっとオツマミに・・・とチョイワルになりつつあり

半額になった明太を求めてみた。 当然?加熱していただく。

つまり、焼きたらこ。

なんか・・・オカシナ物体に見えるので、思わずモザイクかけた・・・

 

それでなくても濃い化学調味のところへ、水分を飛ばしてしまって凄まじい味になった。

ご飯の味がしなくなるほど、強烈な味で、ニッチモサッチモいかぬ味。

ツマミにしたら、舌がシビレてソレどころではない。

ほとほと困った失敗だった。 なんとか茶漬けでいただいたものの。

我が家の茶漬けは、すぐには食べず、具と飯がしっとり馴染むほど、フタをしてしばし待つ。

なので、少々の味の具も、汁気に馴染んでいく・・・ たらこっぽさも、香ばしさも飛ぶ。

 

ホントこのごろ、普通においしくご飯がいただける食品がないなぁ・・・

自分で漬物をこしらえるのもメンドウだし、もともと漬物は南国に馴染まないし。

ヌカ床も腐れてしまう土地柄だし。

 

更に失敗したことがあった。

ふじっ子の減塩塩昆布。 買い物かごに入れた瞬間、ヤナ予感はしていた・・・

もともと、チビリちびりといただいて、ご飯をかきこむ食品だから

別に減塩に頼る必要はない。

というか・・・減塩になったことで、化学調味料の比率が向上して感じられる。

茶漬けに入れると塩味が薄いし、かといって量を増やせばシビレるし。

 

巷では、コイツを使った和え物なんてのもあり、手軽に美味しいが、やはりちとシビレる。

 

化学調味料で舌がシビレるなんて、いいがかりか、過剰表現だろうと思うかもしれない。

でも、本当にシビレ、ジンジンする。 全体でなく、舌の両わきの方。

 

このごろは、追い鰹の麺つゆを多用して、手軽な化学調味に親しんでいるのに

それでももっとスゴイ化学調味が増えたということだろうか?

鹿児島限定の味だと思うが、Aコープの納豆のタレの味たるや・・・化学調味以前に甘い!

鹿児島の甘さ好きは半端ではない。 まだまだハードル高いなぁ・・・鹿児島県の味覚。

 

鹿児島空港で目に付く、甘さひかえめの薩摩揚げのPOP。

甘さひかえめはコダワリの薩摩揚げらしい・・・っていうか逆だろ?

甘さにこだわってこそ薩摩揚げだろ。  甘くなかったら、山口の天ぷらだ。

鹿児島人の発想も意味不明になりつつあるが、そもそも甘い揚げ物が意味なしなんだから

どーでもいい。 ご飯のオカズに甘さひかえめ表示するのが、鹿児島県の普通の風景だ。

 

化学調味に加え、甘い。 島は加えて油っこさが加わる。

レシピ作りに参加させてもらっていて、最も辛かったのは、この3点。

憧れの田舎生活を目指してIターンなどを考える方は、味覚の段違いに気をつけられたい。

島には残念ながら、昔ながらの料理は無く、全て戦後の甘い味付けで不健康食しかない。

その証拠に、男性の平均余命が異様に低く、天城町は全国ワースト20に入っている。

無論、鹿児島県ではトップ?だ。

 

手作りの食品も多く流通しているものの、

漬物から惣菜まで、全部甘く、念入りに化学調味されている場合が多い。

 

どうもこのごろ、人口流出が止まらぬせいか、島でもUIOターンの受け入れの話が出始めた。

しかし、こと徳之島でもギリギリの生活者が多い天城町では、島外者より島民優先の意識があり

受け入れどころの余裕は無い・・・というのが実情だ。

 

このあたりのことを、徳之島を目指してこらえる方々に情報発信したいが

さすがに、ブログ4本目は無理っぽい。

あ゛・・・そろそろ顔本に復活しようと思うが、山口弁もさることながら、その辺の情報を

アップするのもありかもしれない。 島民には嫌われそうだな・・・あまり明るい話題はないし。

 

味覚どころか、男性が短命の町、天城町。 長寿子宝の徳之島にありながら・・・

女性の寿命も全国を10人とすると、7人目の位置にいるので、下の方である。

やっぱり、料理と酒の飲み方や量に問題があるのかなぁ・・・

 

とかくデブ(メタボ)な人が考えるのが、無駄なプラス志向?だ。

いつもどおり食べて飲んで・・・さらに健康にいい、脂肪が減る食品をプラスして食らおうとする。

もともとカラダに悪いほど食わなければ、あるいは運動すればいいのだが・・・

飲食で解決を試みようとする気持ちが強い。 どんだけ飲食に執着するんだろう・・・というくらい。

 

島では、なにかとウワサで広がることが多い・・・エセ健康食。

薬草・・・などといって・・・食べるとカラダにいいとウワサになる。

もともと漢方薬は厳密に管理された成分を処方してもらい、引用する。

島で云うところの薬草は、キャベツでもニンジンでも同じレベルの成分でしかないが

妙に信仰したがる向きが多くて、厄介である。

 

薬効があるから・・・と、流行の雑草を天ぷらでドッサリ食う・・・

天ぷらで成分が飛ぶかどうか、調べるという知能は無い。

そして、油ギッシュに天ぷらだ。 葉の量より、油と衣の量が半端ではない。

 

肉といえばブタの三枚肉という土地柄で、天ぷらを加えることは絶大なマイナス要素である。

が・・・もちろん感がえようとする知能が無い。

辛い・・・根本的に南国の人らは学習能力が低い。 学力の問題以前に代々向学心が薄い

 

笑顔の絶えない島だが、笑って済ませることで、命を縮めている現実もある。

それが食生活とあっては、深刻なのだが・・・笑って終わりだ。

移住される方、食生活はくれぐれもお気をつけを・・・

っていうか簡単には馴染めないから大丈夫かもな。

 

そういった土地柄だから、マヨなんてアッサリな方で人気無いかというと、

子供らのマヨ消費は深刻らしく・・・お母様方は、なんちゃってマヨをアレコレ試されている。

 

私も今もってマヨは大好きだが、つける相手がいてこそ・・・の食材だ。

こよなく愛するのは、茹でたてをフーフーしながらキューピーマヨでいただくブロッコリー。

バレイショのチンしたやつに、しょうゆとカツブシ、そしてマヨである。

個人的には味の素のマヨは、そのまま食していいが、なにかに加える本来の使い方なら

味が薄い・・・酸味が足りない。 私は子供のころからキューピー派。

けれどキューピーマヨも、ずいぶん味が丸くなった。

 

シイナマコト氏の著書で、マヨスパを知ったが、イマイチやらない。

ゆでたてアツアツのスパゲティにマヨ、しょうゆ、カツブシをぶっかけて混ぜるハフハフうまそうな

簡単メニューだが、実際にやってみると、アツアツのスパゲティのためか、マヨの油分が

一際強く感じられて、とても食べ辛い。 あるいはマヨのブランドにもよるのか?

塩分と酸味が熱で飛んでしまい、ベッタリとした油分がクチビルに付着してキモチワルイのだ。

飛んでしまい・・・と書いたが、正確には風味が感じられなくなり・・・ということだ。

成分はそのまま。

 

スパゲティのサラダが定番?なくらいだから、おそらく冷ました方がうまいのだろう。

冷めて張りのあるスパゲティの茹で方・・・窮極的にシビアなマヨ料理かもな・・・

悩むほどのレシピじゃないけども。

熱いと味がせず、勢いたくさん使う羽目になるので、健康にはよろしくない。

 

あ゛〜マヨマヨ書いていたら、マヨが食べたくなった・・・あらら・・・分離したマヨが冷蔵庫に・・・

チョイワル・マヨでバレイショでもチンしていただくとしよう。

バターもあるけど、マヨ+バターは、なぜか激しく体に悪そうに思うのはナゼだろうか。

400gのマヨを何ヶ月もかかって食する我が家、これではマヨ好きとは云えぬな。

 

アツアツのチンジャガにマヨだけだと味がすごく薄いから、しょうゆ必須なんだよなぁ、

マヨはやっぱり熱に弱いな。

小さめのバレイショ2コだったから、残りはバターにしてみた。 しょうゆバターいいわ〜

キレの悪いマヨよりも、シンプルなしょうゆバターはうまいね。

でもマヨじょうゆに、カツブシをサボったんだよな〜、カツブシかけときゃよかった。

 

マヨは、大半が油なのに、コクがある不思議な調味料。 卵黄の味わいの奥深さ・・・

実際にこさえてみると・・・コクは酢によるところもあるようで。

しかも、あんな風味には、並大抵の素材ではならないわけで・・・

マヨには何が入っているのやら・・・と気になることしきり。

 

油が分離する・・・とか云われるが、分離?ってナニ?ってほど簡単だ。

おそらく、卵黄と塩、多めの酢をしっかり念入りに混ぜて固まりかけてから・・・

 

そこまでいかぬタイミングで、早々に混ぜようとしたから失敗するのだろう。

 

マヨラー諸君は、おそらくマヨをこさえたことはなのではなかろうか・・・

美味しいマヨをこさえようと思ったら、油も酢も結構選ぶ。

乏しい+味覚発祥のマヨラーだから、美味しいマヨは実生活上、非常に厳しすぎる。

 

開封して酸化した油はスエたニオイがして、とてもではないが美味しくはない。

オリーブオイルとワインビネガーでこしらえたが、イメージした風味には遠かった。

キューピーは大豆や菜種油、卵黄と米酢ベースらしく、もとの味とはズイブン違うという。

でも美味しいんだから、勝ちだな。

肉用のソースとして産み出されたというのだから、フランス料理も生来の油好き味覚に

支えられているビミョーなところがあるのかもしれぬ。

確かに油や脂が大好きそうな民族に見える。 壮年男性はハゲ前提らしいから

脂症体質でハゲ差別もない代わりに・・・生野菜を食べる習慣も薄いし、髪も薄い。

 

ともあれ、自分でマヨをこさえると、大量の油の使用量にも気付くだろうし、

もう少し大切に味わうようにもなると思うなぁ・・・ 添加物のことにも気付くだろうし。

小学校で子供達にこさえてもらってはどうだろうか???

 

キューピーのマヨは、欧米人など万人が美味しく感じるほど完成度の高い味になったが、

同様に、カップ麺のように、毎日食らったら健康を害してしまう。

人類の味覚の弱点を突いたような食品である。

(世界的には、卵黄だけでなく全卵を使うマヨが普及していていて、味が異なる)

ま、もともと毎日同じものを食わないように、飽きる・・・という機能があるから

毎日食うなよ・・・機能的に間違っているぞ・・・と思うものの。

 

マヨはトッピングすることで、あらゆる料理と組み合わせ可能なことから

飽きる・・・までも無能化してしまうから、やはり完成度の高い不健康志向食品だろう。

 

ましかし、どうだろう・・・マヨをかける食品を日々選べる立場・・・幸せだな。

我が家は安くて栄養の在る食品しか選べない。

肉など一日平均150グラムも摂取しておらず、代わりに豆腐と牛乳と卵。

 

魚肉が食べたい気持ちは募るばかりだ。

刺身食いて〜

 

世の中には、いろんな味があふれているけれど、本当に美味いのは、体が欲しい味だ。

私は瀬戸内海に面した中ノ関で育ったから・・・魚が恋しいのだろう。


ではまた