新しい時代、新しい考え方

 


温暖化のせいか?気象が激化して、今年はずっと雨ばかりだった。

正常な梅雨がやってきてみれば、すばらしい晴れが多くなった。

ヤケに好天なので、逆に怪しんでみたりするが、過ごしやすい天気は

信じられないくらい快適である。

 

実は、日差しが強くなると、天井に住み、騒いでいたドブネズミ達が

家を追われるころである。

チューチュードドドド!とやかましかった朝方が、静かになってくれた。

 

逆に、ケッケッケッケッケッケッと鳴くホオグロヤモリが、どこからか入り込んで

あちこち家中にウンコ爆弾を落して困っている。

そりゃもう、テーブルの上から布団の上まで・・・

 

さて

昔は買い物してストレス解消!とかできたが、不況のためかスカッとする商品がない。

それに、仕事もなくなったから、金もない。

必需品だけ買っとくか・・・

チャンコク製で、オウルテックのUSB3.0ハードディスクケース。

相変わらずマニアックっぽいが、薄型のクセに12.5mmのHDDも内蔵できる。

が・・・さすがはチャンコク。 設計思想がない。

ケースはネジでしめるわりに、カパカパとしまりが悪い。 とまってるだけ。

小型なのに、ケーブルは極太、しかも2本。 すげーなチャンコク。

最新規格のケースを、こんなにガッカリな商品に仕立て上げるとは!

世界三大ガッカリフルーツの、ドラゴンフルーツも真っ青だ。

 

バイオはUSBポートが3つしかないから、

マウスとこのケースをつなげれば、ぜんぶ埋まってしまう。

が、コンパクトフラッシュのバックアップ用だから、

リーダーライターも接続せねば意味が無い。

なんだろう・・・せっかく買ったのに、この敗北感・・・

 

せっかく便通が得られたのに、紙がなかった便秘の公衆トイレみたいな感覚。

くそ〜と言いたくなるのは、言うまでもなかろう。

 

キチンと調べ込まなかった私が悪いのだが・・・パッと見はシンプルでイケル!と

パチ技術先進国、チャンコクの実力を甘く視た結果である。

 

とりあえず、すごく安価。 とりあえず動作する。

USB3.0の動作はパチでないようで、172ギガバイトを1時間ちょっとでコピーした!

こりゃ〜スゴイ! 正に、無駄にスゴイ!!

電源側のUSBケーブルを、USB電源アダプターに接続してしまえば、

ポートが空くぞ・・・などと、無駄なアイデアも生むし!!!

 

あまりに新規性に乏しい商品だと、逆にニンゲンのアイデアが喚起されるんだなぁ。

実は、人間的にイイ商品なんじゃないか?と、無駄に親近感が沸いてきた。

この世にガッカリは存在せぬ、人は自らガッカリするだけだ・・・と偉いお坊様が

おっしゃられたとか・・・?

 

いづれにせよ、このガッカリ製造力は、大したものである。

どえらい安い商品を買ったはずなのに、このがっかりの大きさはナンだ!?

 

そうか、そうだったのだ。

チャンコクは安いパチモンで世界をガッカリさせ、人々の気力を失わせることで

自由競争そのものの無意味さを知らせ、社会主義の新たな地平を目指そうとしている?

しかも、自ら購入してしまった自責の念が残るばかりで、チャンコクには今さら意識を

向けたくも無い・・・ 計算していたとしたら、なかなか鋭い心理誘導である。

どこまで自虐的なんだ・・・と哀れにもなるが・・・

 

チャンコク四千年のガッカリを集約した商品が、花開いている現代・・・恐るべし。

 

キタチョーセンはナニやってんだ?

もっとガッカリさせてみろ! オマエなら出来るはずだ!

ナニか、とてつもなくスゴソウなモノを世界の茶の間に届けてみろ!

ジョソウソの写真プリインストール済み、静止画しか映らない37インチ

家具調テレビ風ブラウン管フォトスタンド、AMラジオ付きとか、

ミグ15用真空管を使った中華パッド用無線ヘッドフォンアンプとか、

何を冷凍冷蔵しても、必ずキムチのニオイが付き、金がなくなったときは

塩味だけで水や氷をキムチとして食せる冷蔵庫とか・・・なんかあるだろ!?

 

巷では、やれ

ホルムなんちゃらだ、セシウム産品だ、チャンコクから輸入したトキのヒナだ、

ダンボール生活の極み、わが子にダンボール食をさせた親の裁判だとか・・・

我が家は仕事がなくなったので、金もないし、ヒマはあるしで釣りに行きだした。

たいがい、どんなルアーを引いても食うのはイシネバリ。

ハタのたぐいを、奄美地方ではネバリといい、根に張り付く魚という意味だ。

訛ったのが、ウチナーのミーバイのよう。

徳之島ではニバイというが、イシニバイというかどうかは未確認。

魚がガックリ減って、釣りも超下火なので、方言すら失われつつある・・・島。

 

注目というか、近くにあるので開拓しているのは、空港が造られたリーフ。

どーせどこへ行っても凪ていて釣り辛いんだから、どこでもいーや思考。

空港を造れるくらいだから、とても長い・・・

 

いかにも南国っぽく、浅いリーフ。

魚の回遊は一応あるが、ルアーに食いつかない環境そのものだ。

魚にとっても広い海洋では沿岸域は限られるから、仕方なく回遊するしかない・・・

ってところだろう。

M的、否・・・コペルニクス的発想なら、ココを制すれば琉球列島を制すのだ。

 

数キロのカスミアジは、2時間くらい頑張れば、一度は回遊してくるイメージ。

その一匹を、なんとして食わせるか・・・がテーマになる。

 

追ってくるけれど食わないのは、ルアーが見破られているに違いない。

だが、ルアーは必ずしもリアルではないし、そんなの高いし、つまらない。

騙すのだったら、いかに変なルアーを食わせるか、くらいの男前ロマンが要る。

でかアライくん + バーブレス・シングルフック バージョン!

こんなのに食いついたヒラアジがいたとしたら・・・ブラックバスより味が落ちるような。

タンパク質確保を主眼とするには、このようなコダワリは無用っぽいのだが

漁師よりも遊び心を優先してこそ釣りの醍醐味・・・などと考えてしまう。

 

アクションが強めなので、フック部にタコベイトとか、ヒラヒラしたのをつけても

余裕で泳ぎそう。 でかアライ・トレバリーリビジョン的な?

あ、でも飛ばないな。 (真剣に使うつもりで考えているな、ワシ・・・)

 

どーでもいいが、こんなのを水面でポコポコ動かしたら、ウミガメが食ってしまう。

島の周りには、釣りエサを狙ったウミガメが徘徊していて、釣り仕掛けの音を

察知すると、じきに沖合いにやってきて頭を出し、チラチラこちらを見るようになる。

 

このあいだ、平土野港で釣られてしまい、裏返しに放置されたアカウミガメがいたっけ。

ワシントン条約もカンケーナシの島だ・・・島の男の大半は、会話が苦手すぎ

論理的思考もほとんどしないので、ワシントン条約なんて、みじんも知るまいが・・・

それこそ、間の抜けたオッサンに釣られるほど、ウミガメは多め。 

 

そ・・・そうか、カメも立派なタンパク源・・・ そこそこ美味いんだよな・・・

いかん!これが、貧乏ゆえの過ちというものだというのか・・・?

ウミガメの卵をあさって食らう、島の心底ビンボーな男らと同じだというのか???

カーブミラーで安い最低の冷凍肉で焼肉するような感覚だというのか!?

ヤバイな〜、ビンボーは心身ともに果てしなく貧しくするんだな。

 

それにしても、これほど凪た海が釣り辛いとは・・・

のっぺりしたリーフだから、後ろに岩がなくて、左投げの練習にはとてもいい。

快調に左投げを習得しつつある。

 

ゲームAR-C、いいロッドなのだが、自由競争社会の誤解ゆえに・・・

いい竿も必ずモデルチェンジせねばならぬと思い込んでいるシマノ。

手前と手前2番目のガイドが小さすぎるだけで、あとはパーフェクトな竿。

仕舞いが短く、折れず、軽いのから重いルアーまで投げやすい。

実は現代は、そういった自由競争踊らされ企業が苦しみ続ける時代である。

前作を否定してこそ新製品・・・といった大誤解。

 

おそらく、イシネバリからGTまで釣れる幅広いパフォーマンスを発揮できる竿は

今後しばらく、生まれないだろう。

チマチマした釣りばかりを常とする、小さい男の釣りが全盛なので・・・

ってことで、折れた穂先のパーツを、近所の釣具店に注文しておいた。

安いチマチマ竿が買えそうな高額だが、一生付き合える竿だと信じられるので。

コレ一本で済む、信頼できるロッド・・・理想の一本に出逢えて良かった。

左手はたいそう不器用で、鍛え方も半端だから、軽くて使いやすい竿で

自信をつけさせてやる必要があるのだ・・・?

 

ともあれ、人生には茶漬け一杯のためにヒラスズキを命がけで釣りに行く、

くらいのコダワリや余裕があっていい。

たとえが釣り人向けなので、平易に表現すれば

美味いチョコパフェを食べるのに、小岩井牧場へ生チチしぼりに行き、

出来立てのヌルい生クリームでパフェをこさえるくらいの愉しみがあっていい。

う゛〜ん、もっとわかりやすいのなら・・・愛車に乗るなら

自分が採掘した、コダワリの石油で・・・くらい普通に思ってイイレベルだ。

平成風に例えれば、痛車に乗るなら、当然アキバの店頭にある展示パソコンで

フェイスブックで情報交換しながら、コツコツ・シコシコとデザインを重ねて、

展示プリンターで出力した図柄で・・・な感じか?

 

ま゛〜要は、ガーナチョコは、ガーナのカカオ豆の菜園に赴いて

ご当地の水を沸かして立てた、お抹茶とともに味わってこそ語れ!な感じ。

物事は、極めようとすれば窮まってしまうので、大様さも兼ね備えよ・・・という例え。

 

ラー麺というくらいだから、太陽神ラーの聖地で食べとけ、という発想だ。

ちなみに太陽神はラーともレーともいうらしく、当然ながら冷麺もOKだ。

太陽神ラー様には、とても失礼な行為かも知れぬが、昭和ダジャレ行為には

ついてこられない(理解できない)はずなので、大丈夫だ。

 

ところで

たまたま後ろ側からの写真を撮ってもらった。

なんと!? ヒトノフリみて我がフリ直せ・・・というが、自分の後ろも大事だ。

こんなにハゲが侵食していたとは!!! 味のあるハゲっぷり・・・(惚れ惚れ♪♪??)

ザビエルも焦るくらい、天然使途ヘアースタイル?になった。

そりゃもう、条件が揃えば虹だ後光だ・・・発生して当然なレベルだ。

 

暑いさなかでも爽やかな、菅笠をかずいたとき

頭皮に食いついて感じられるのは、侵食が進んだ後ろ頭が原因だったのだ。

 

知り合いになったノロの方が、いい頭のカタチだわ・・・と語ったのもわかる気がする。

デザイナーから見ても、いい形の頭である。

(むしろ、カタチが分かりやすい毛の状態だからだろ・・・とウガチ過ぎた解釈など無用ぞ!)

 

自虐的ネタは、ウツ思考から来ているのかもしれぬが、

それを悩んでも仕方ない。 この世に悩みというモノは存在しない、ということだし

悩んでもハゲが侵攻するだけだし・・・反面ウツ思考は被害者面しやすいことで

親身に物事の悪しきポイントを突くのには、とても向いているように思うし

悪しきポイントが分かってしまえば、善処もしやすいようにも感じられる。

 

期待はできないけれど、使えなくもない機能。

おっことしてしまった生クリーム入り大納言小豆大福・・・だけど食べられるとこもある・・・

な感じでいいのだと思っている。

 

時代は今、かなり動いている。

反面、私は動けないような感じになっている。

無理しない、ながらも適当に動ける範囲で動く・・・

一方で、何もかも合理的に考え過ぎず、無駄なコダワリも温めておく。

それが大事かな?と。

 

超絶美味しい寿司屋でニギリをいただくときも、やっぱりいつもの酒で味わいたい・・・

自分の立ち位置を、自分なりに意識しておくのは、無駄じゃなさそうに思うこのごろ。

 

同じ内容を、表現を替えて何回もくりかえすのは、加齢現象だなと思うこのごろ・・・

でも愉しみ・・・♪


ではまた