ウサギ、拾った・・・

 


東電に九電・・・あんなんが社会に電力を供給していたとは・・・

ユルユル企業体質を正せば、おそらく電力料金は半額にできるだろう。

原発容認メールを指示するなど、計画的醜態としか思えぬ。

どうせ原子力なき電力会社は無力、ユルユル管理では安定供給が

非常に困難だからだ。 九電社長は辞める理由が欲しかったのだろう。

 

フクシマは、梅雨明けしたから、知らずに水漏れ・・・ってな感じで

汚染水を海へ垂れ流せなくなった。

インチキ循環システムで、どこまで隠蔽できるのか・・・ミモノ。

どうみたって、仮設冷却システムの冗長もしてないし、

いまだに株主対策ばかりしていて、福島県民をないがしろにした

最低予算の貧弱な対策のみ。

これ以上は、電力料金が上がりますから・・・といわんばかり。

 

そんなレベルの問題なら、誰もバカ企業を心配することなど

ありはしないのだが。

 

ラジオのインタビューで聞いたが、原子炉が数ヶ月や1年で冷えると

思っているバカ国民が多数いる! だれに教わったんだ?そのバカ理論!?

学習したわけでもないのに、なんで安直な方向に考えているのだ???

 

ま、私の知ったことではないが、そういうツマランヤツに限って

人を巻き添えにしてでも、貧相な人生を全うしようとジタバタして

無駄に死人を増やす向きである。

天敵なき人類が増えると、その数を抑制するのはバカな人類による・・・とは

地球の摂理は、意外にシッカリできているものだ。

危機感が薄れるとバカが増殖し、巻き添えを食って無駄に死ぬ人間が多くなる、

ということだ。  とても分かりやすい真実である。

 

物理的に、バカのまわりに人が増えるから・・・巻き添えが増える、

ただそれだけのことだが。

 

核物質のことなんか知らんでも、生きてイケルだろ!と

反論される向きも多かろう。

アンタが他人を巻き込むナンバーワンかもしれない。

 

人の多いところで生活するのは避けたまえよ、その命運によって

巻き込んだ人の命により後悔し、重圧のために、いずれ自殺するのもアンタだ。

巻き込んで生き残ったとしたら、死ぬまで生き抜きたまえよ。

 

反感を持つのは勝手で簡単だが、ならば、死ぬとき誰にも助けを求めるな。

他人を巻き添えにして殺すやつは、死んで墓になっても、私が生ウンコかけてやる!

 

ちなみに、原子炉の使用済み燃料の問題は、地球のテクノロジーでは

解決できないでいる。 事故以前に、永久的に厄介なのだ。

発熱がとまらず、高い放射線を何十万年も出し続ける・・・

原子炉の核燃料にとっては、人の一生なんて毛ほどのもので、

熱核反応は本来、星の営みであるから、チッポケな時間で足りはしない。

古い坑道の深層部に埋めちまえ、くらいしか策がないのだが

フクシマを知って、それくらい勉強したか?

 

してないなら、

美味しいフクシマ牛でも食べて、内部被爆でもしたほうが幸せに違いない。

いよいよ自分の身は自分で守る時代だが、フクシマの影響なら、

バカのまま何も考えずにボケーと生活していても、きちんと血税から、

治療費だの生活費だのを恵んでもらい、ノーノーと生活できる。

 

ところで

激烈台風6号はそれて助かった・・・のだが、島の危機感は希薄だ。

風速70m以上を乗り切る手立てがないからだ。

ただいま天城町役場で取り組んでいる防災措置は、津波対策である。

だいぶ的外れというか、タイミングが悪いなぁ・・・今は「烈風」対策だろうに。

 

さてさて、もういいかげんフクシマは忘れ去らないと

烈風70m以上を生き抜けそうにない。


とまれ

朝夕のジットリ感、昼の逃げ場のない暑さ・・・

ナイトツアーのお客さまが入ると、その涼しい夜が削られて

これまで以上に、睡眠がとりづらくなってしまう。

 

ま、どちら路

夏場は夜の観察が一番楽しいので、出かけてしまうから

ナイトツアーがあってもなくても、似たようなものだが・・・(笑)

 

このごろ

クワガタスイッチが入ったようである。

我が家には、トクノシマノコギリクワガタのオスしか来ていないが

夜道では、スジブトヒラタクワガタや、ヒラタクワガタが歩いている。

 

このごろだんだん、ナイトツアーの予約が入り始めた。

これまでは台風続きなどで、サッパリだったのだがソロソロ

チラシ配布の効果が出始めたり、ネットの検索などで問い合わせが

き始めたようである。

 

先週末、待ち合わせ場所に行くと、そこには馴染みの顔が・・・

私より詳しそうな顔ぶれで、またしてもヤリヅライ。(笑)

 

意外にもつつがなく・・・無事にというか、ギリギリ・・・すれすれ・・・?

アマミノクロウサギも発見でき、2秒くらい見られた。

路肩で草を踏む足音がしたので、急いでバックしたところ

まだ居てくれたのである。

 

ナイトツアーでは耳も発見の鍵となるから、全身センサー全開状態。

いわば、全身くまなくビンビンに感じるオッサンになっているわけだ。

 

その夜は幸い、徳之島オリジナルのオビトカゲモドキが

3頭も出てくれたので、喜んでいただけたようだった。

南西諸島にいる5種のトカゲモドキのうち、もっとも丹精な模様をしている。

 

深夜1時まえ、やっとツアールートから戻ってきて、もうすぐ終点の

駐車場というときに・・・阿布木名(あぶきな)交差点に白い動物が!?

 

小型のウサギと、それを狙っているネコが目に入った。

ナイトツアーのモードに入ってしまうと、車上から5センチ以上、

40センチ未満くらいの大きさの動物に、目が良く反応するからだ。

 

県道上でハザードを出し、そのまま保護体制へ。

幸い10分くらい交通はなく、お客さまと一緒に包囲し・・・

なんとなく間合いを詰めて、最後はムギッという声とともに、軽く押さえ込む。

両手で包むように抱え込むと、さっそくオシッコしたようだった・・・

 

そんなこんなで、ナイトツアーは終了し、我が家には急きょコンビニでもらった

ダンボール入りのウサギがやってきた。

カメラを向けると、とてもキンチョーするので、飼い主はハイテク苦手だ。

 

なんだか、ダンボールの住人というのは、ビミョーな響きである・・・

仮住まいだからガマンしてくれよな、ニンゲンさまみたいに体育館とかないから。

 

ハンダマとか、ニンジンとか、そのへんの草とかあげてみたら

結構イケル口らしいが、消化が遅く、毒素の反動はあとからやってくるので

要注意である。

 

ためしに干しぶどうをのぞけてみたら、ちょっとかじってやめた。

やっぱりメリケン産のヤスモンではだめか・・・(笑)

安くて粒が小さいから、むしろウサギのウンコにそっくりだしな・・・

 

我が家は想像以上に暑い、でも連れ出す場所もないから

家中あちこち涼しいところを探しては、扇風機と一緒に配置する。

配置すると、環境変化でウサギはしばらくおちつかない・・・

ダンボールを飛び出しやしないかと、私も全然落ち着かぬ・・・

 

静かになったところをのぞいてみると、

四肢をのばしたりして意外にくつろいでいたり。(笑)

 

9時間くらいで慣れ始めたので、ずいぶん人慣れしているウサギだ。

ワシヅカミしてムギッと言わされた事を、エサで水に流し始めている。

 

ワケのわからない生態だから

ナイトツアーのあと、ほとんど徹夜で見守るハメに。

 

ネットで食事量を調(しら)べてみると、意外に少ない!

そういえば・・・20センチほどのウサギの胃袋には、

確かにそれほど入るものではないな・・・と、冷静に学習した。

ただ、油断することを常習化したペット生物は、頭脳を使わないし

あまり体力も使わないので、食べ続けてすぐデブになってしまう。

 

ま、スタミナ補給の鍋ダネとしては、脂がのって悪くない。

 

歯は毎日コンマ3ミリも伸びるのだそうで、

普通は?干草を買ってきたり、アルファルファ入りのエサをやるのだとか。

ソレのドコが普通かさっぱり理解できぬので、我が家で駆ってあった

草が天日で干されていたので、与えてみたら、結構食べる。

 

でも、肝心の?鎌を曲げてしまったほどのツワモノ・イネ科雑草系は

さっぱり食べようとしなくて、床の草になってしまった。

ま、自然っぽくて寝やすそうだ。

エサは少なめに朝夕与えるのだそうだから、朝夕6時ごろに

ニンジン、ハンダマ、そのへんの草などを与えることにした。

たぶん、どうしようもなく食べ物がなくなったら、硬いイネ科植物も

カジって食べるのだろう。

 

そうこうしているうちに、日曜の夜が明けて、コンクリ瓦が岩盤浴の

遠赤外線を出し始め、体の芯から汗が吹き出てくる。

無駄に晴れなくてもいいものを・・・

 

やばい、ウサギは汗をかかぬから、放熱できなければ死ぬ。

 

耳に風を感じるくらいの、扇風機を調整してやる。

あちこちの窓や戸を、風向に応じて調整し、なるべく冷風を導く。

すると、私の送風が絶たれ、当然私は家にいられぬのである。

世の中は厳しいのう・・・ これも等価交換というやつか・・・?

 

眠いが家外へ脱出するしかない。

 

午後、西日が入るころになると、午前に一番涼しかった

裏の洗濯機スペースに暑さがまわってくるから、家の表の方へ移動だ。

いちいち帰宅していどうしなくてはならぬ。

 

夜ともなると、やはり夜行性の血がさわぐのか、ガサガサどんどんと

動いたり暴れたりしている。

暴れたときは、ダンボールから逃走していないか?と観にいき、

時たま静かになると、もしや死んだかっ?!と慌てて診にいったり・・・

 

手を入れると、ニオイをかいだり舐めたり噛んだり・・・ほっとする。

ウサギの舌は、ネコよりももっとザラッととしてるようだ。

ごく小さい舌でも手ごたえは大きく、ペロペロというよりは

シャロシャロ?されている感じ。 何度か舐めると軽く噛んでくる。

軽くといっても、鋭い前歯なので、こっちがビックリである!

 

そんなことを

2時間くらいで繰り返すのだから、一晩じゅう眠れるはずもない。

 

計3度くらいエサをやると、かなり馴染んでくる。

スキンシップには早いと思うので、たいして本気には構ってはいないが

もともと飼いウサギなので、向こうが本気でからんでくることもある。

でも、触ろうとするとピクン!と逃げて、また寄ってくる。

 

どうやら、目の働きは片眼視だから、見えてはいても理解はできてなく

遠近や立体は把握できない構造のようだと感じられた。

なんとなく、周囲の動きを察知するだけのセンサーだ。

触ろうとすると、急にウサギの目や口の周りにある感覚毛(ヒゲね)に触れ

おっと!と反射的に逃げるわけだ。 手がどういうものか、分かっていない。

 

成長期の栄養価とメタボに鑑み、あれこれ楽しみながらエサを与え

暑さをしのぐ策と、その辺のバカネコ対策を施して出かけるのが

日課になりつつあった。

 

我が家の床下はコンクリで固められていて、日中も冷たいから

リラックスした姿勢で、四肢を伸ばしてペッタリすると具合がいいらしい。

私がいないときは、コソッとそうしているようだ。

ダンボールでリラックスできるなら、上等なホームレス?である♪

 

あんまりウンコやシッコがひどくなったので、ひいた紙を交換する。

ウサギにとってウンコやシッコのニオイは大切な財産。

気が荒いヤツは、外そうとすると噛みつくこともあるらしいが

コイツはおとなしくしていた。

 

だが、大きなダンボールへの引越しや、敷き紙の交換をすると

安心がご破算になるような緊張の連続で、ちょっと痛々しい。

聴覚と嗅覚で生活する気持ちは、人類にはほとんど理解できぬが・・・

人類が視覚を失うような、目の前になにかをかぶせられるような

とても不安な仕打ちになってしまうように感じられる。

 

月曜の早々朝、ついにダンボールを脱走。

やはりダンボール生活は、ホームレスでなかったウサギにとって

苦痛であったらしい。 というか、走ることもできない狭い場所だ。

でも今はホームレスなのに。

 

ダンボールのふたを上方へのばし、

ガムテープで固定してあっただけだから上がツーツー。

逃げるだろうな・・・とは予測していた。

 

午前3時ごろ、がさがさっボコッと音がして静かになる・・・

しばらくして、カシカシカシカシカシと乾いたひっかく音が。

 

逃げることを想定して、台所と洗濯機スペース仕切る戸を開け

風を通しつつ、レールにプラ段をかませて垣根してあったので

それをこさぐ(ひっかく)音のようである。

私の耳は、なかなか質感にうるさいから、ウトウトしていても

状況をカンタンに把握してしまう。(笑)

 

シカタネーナー・・・と起き出して、蛍光灯をつけると

元気に洗濯機のまわりを走っていた。

 

そのわきに座ると、スペースを一周走っては、私のニオイをかいで、

また一周する・・・を繰り返す。

 

楽しそうにしているから、ちょっと構ってやると、

とても嬉しそうにもっと弾丸ダッシュして、

2畳ほどのスペースを踊るように走り回る。

 

可愛いものだなぁ・・・♪

 

落ち着くと、洗濯機の電源コードや、排水パイプとカリカリカリカリ・・・

ヤベッ! 可愛さ返上!?(笑)

 

ちょっと追い詰めてプレッシャーをかけておけば大丈夫か?と思ったら

逆効果のようで、ストレスがたまるとカジりたくなるようだ。

 

側溝に逃げ込んで、やきもきしているクロウサギが、

顔の前にぶら下がる草を、テキトーにガジガジかじるのと同じだ。

 

とはいえ、楽しくてもどうせカジりたいのだ。 歯が伸びるから。

 

せっかくというか、どうせダンボール抜けしたので、

しばらくダッシュにつきあうことにした。 早々朝だが・・・

だって、あまりに嬉しそうなんだもの♪

 

その間にダンボールの家は改良しておく。

興味津々で、ときどきウサギも観にきて、後ろ足で立ってニオイをかぐ。

ふたの部分を垂直にしていたのを、ちょっとつぼむように加工して

オーバーハングさせ、ガムテープで固定していくのだ。

ガムテープのニオイは、ウサギにとっては相当強いニオイだから

好奇心をくすぐるのも仕方ない。

 

で、捕まえようとすると、私の声のトーンを聞き、やることを予測している。

ニンゲンは、声と心理が同調しやすいから、純情な私はバレバレだ。(笑)

 

何度か逃げられたが、部屋のすみへ追い込んで、

最後はウサギが防御姿勢でキュッと縮んだところを、後ろ足ごと

両手で包んで、つかみあげてやる。

 

後ろ足ごとつかむと、人間の握力は発揮されやすいし

ウサギの脚力はかなり弱まる。 伸びかけの方が脚力が出るから

縮んだ姿勢の足には、それほど強いキック力はない。

 

飼い主が、飼いならそうとしていたか、あおむけにして腹に手を当てると

ものすごくジタバタして、全力で嫌がっている。

やっぱり・・・飼い慣らし方など、無知なのが飼っていたことを知る。

ペットにはニンゲンサマが考えた飼い方があって、それに合わせて

改良されてきたものであるから、知らないことは罪に等しい。

ただ愛情を注げばよいかというと、注ぎ方に問題があれば死ぬ。

 

犬猫にタマネギや、塩気のある料理を与えるのと同様。

いずれ死ぬ。

 

こりゃー・・・帰ることが幸せか分からん、と思った瞬間だった。

同時に、飼い主を想うな! 邪推だ! と念を押す。

お荷物、鍋ダネ扱いの我が家よりは、ずっとマシだ。

 

仰向けでジタバタするのを、慌てて改良ダンボールハウスに収納。

そしたら、平気でまた出ようと、後ろ足で立ち上がり

つぶらな両の目でコチラをくんくんと見つめている。

 

・・・・・

 

こりゃ、ダンボハウス?ではだめだな。 上に置く網っぽいものは? 

買い物かご同様の洗濯かごを、置いておくことにした。

これまでオープンなダンボハウスだったから、見た目は相当痛ましい。

痛ましいのはウサギではなく、おそらく私の勝手な心と分かりつつ。

 

それでも、そのへんのバカネコのエサになるよりは、ずっと痛ましくない!

ヘンテコな尺度だが。

 

月曜の朝、私は思い立って役場へ向かう。

かなり不眠だが・・・殺人的暑さのなか、ウサギに扇風機を向けたことで

居場所がなくなったこともある。

 

トライアスロンの写真が、一週間経って、まだ公開されていない恥もあり

役場へ行って1,800枚あまりの画像処理を続けることに。

もともと別件の仕事が、町長決済が得られずに止まっていたので

それを待つための登頂でもあるのだが。

 

いよいよトライアスロンのRAWデータの現像設定を終えたころ、

飼い主探しのチラシを作ることにした。 

とびきりかわいくて、ちょっと哀感のあるチラシを。

役場でA4紙、5枚ほどプリントアウト。

 

時間を有効活用するため、トライアスロン数百枚のRAWデータを、

JPEG化する自動計算をセットしてから、チラシを貼りにでかけた。

 

発見した阿布木名交差点付近の地域・・・といっても役場と目と鼻の先、

ガソリンスタンド、コンビニ、何でも揃うショップ神田、パナショップ、交番へ

チラシを張らせてもらいに出かけた。

 

正直なところ、どうしてココまでするのか不思議だった。

 

無駄に高いモチベーションはおそらく、あの凶悪な可愛さだ♪

子育てする歳頃のニンゲンのオスは、放っておけない姿カタチらしい♪

分かっちゃいるけど止められない・・・とはコノコトか・・・(笑)

スイスイスーダララッタァスラスラスイと、掲示していただくことができた。

月曜の午後である。

 

そして、ダンボールでは狭かろうし、風が通らぬからと

サンテナ(農業でよく使う、通い箱ね)を貸してもらい、家も広くした。

 

けどやはり、育ち盛りの子供は、走り回って遊びたいだろうから

そうすればまた、我が家の電源コードなどがカジられるし、

運が悪いと感電死する。

 

あーでもない、こーでもないと悩むうち、日が暮れて

また長い夜がやってくる。 幸い、ヤツは元気のカタマリ。(笑)

サンテナを出てやろうと、いつも上を向いてニオイをかいでいる。

  

サンテナは丈夫だが、カジって体に悪くないか?と思ったのは

考えすぎで、穴を開けて逃げようとはしない。

 

サンテナと木のふたと重石のペットボトルで、安心して夜をすごすが

扇風機はウサギにあてているので、私は汗ダラダラである。

天井扇を回しているが、なんやかんやとほこりが降ってくるから

レベル1でのみ回すので、カナリ暑い。

 

夜半を越えると、一変して涼しくなりすぎる。

寒くないか心配してサンテナをのぞいてみると、やっぱり元気だ♪

まー、こうして夜は更けていくのであった。

 

火曜午前、ヤーコ姉さん(天城集落の区長)から連絡があり

やはり、阿布木名交差点近くのお宅で飼われていたらしい。

どうやら、チラシよりも放送が効いたようだ。

ヤーコ姉さんの粘っこい発音の集落放送は、定評がある。(笑)

 

警察にも届けてあったが、そちらには連絡がなかった。

直後に警察から電話が入ったので、その旨を伝えておいた。

 

飼い主は鼻から、カラスにでも食われたのだろう・・・と諦めていたといい

ふだんから犬猫とともに飼っているらしかった。

だから、ネコに狙われていても平気だったのだ。

 

火曜午後1時、飼い主がご高齢だからと、甥の方が受け取りに来られた。

ケージなどはなく、ダンボールしか用意できていない。

 

このウサギ・・・大丈夫だろうか・・・

やっと夜な夜なヤキモキしなくてよくなるというのに、めっぽうドナドナ気分。

 

人間嫌いに育ってはいないが、どえらい好きというほどでもない距離感。

だから脱走したのだが、左様に、島人は想像力が乏しすぎる向きが多い。

犬猫と同じように、ウサギを考えているのだろう。

 

犬猫は人間と同居するために紀元前から慣らされた歴史がある。

だが、ここ30年くらいで食用から愛玩用へ改良されはじめたウサギでは

自然とはほどとおい、無茶苦茶な人間生活への適応度合いが異なる。

ま、ペットは生まれたときから人に命を握られた、とらわれ生物。

私の知ったことではないが・・・やはり同じ飼い殺しされるなら

幸せを望みたいわけで。

 

ともあれ、こうして短期ペットウサギ飼育講座?は終わった。

 

想像以上にウンコとシッコを大切にするウサギ、まだまだペットとしての

改良の余地は多い。 臭可愛いペットである。

 

今回分かったことは

私も、人間としての機能は生きているらしい、ことだ。

無駄に心配し、必要以上に気をつかい、めっぽう可愛がってしまった・・・

本来なら子育てに使うべき精神機能だろう。

 

今日もまだ、思いだしては心配してしまう、私であった。

やれやれ。


追伸

まったく関係ないが、国産蚊取線香のなかで、最もクサイと思われる

フマキラーの蚊取線香・・・立ち消えした。

これまで、10センチ以上燃焼して、勝手に消えた線香はない。

フマキラーがダメ線香なのか、我が家の湿気が異常なのか・・・

台風で風が強まっているのに立ち消えするとは、極めて安全志向か

あるいは、湿気安い成分を含んでいるのか。

 

とりあえず、今回はコースが反れて助かった。

内地を直撃する強烈巨大台風増加の前兆か・・・火力発電にもどったら、

暴風の猛威は、より苛烈になっていく・・・

 

高気圧が弱まる現象が、温暖化と関連していれば

南西諸島だけは台風銀座から外れて、助かる方向になるだろう。

梅雨は明けなくなるかもしれないけれど。

 

たまたま今年だけ高気圧が弱まってしまったのなら、

島は住めないくらい厳しい土地になっていく。

風速70mを保証できる大工は、島にはほとんどいないから、住みようがない。

 

無論、それが内地を直撃するとなれば・・・もはや引っ越す先がない。

今年の夏、再び人生の曲がり角に立ってしまう可能性は高い。


ではまた