朝、美味しいものはなんだ

 


Win7は安定しない。

やたらめったらウィンドウズアップデートがかかるのだが

更新プログラムのインストールが終わらないのか

起動時に勝手に何度も再起動がかかる始末。

もう何十時間も起動しっぱなしにしてあるのに、アップデートが終わる気配がない。

マイクロソフトの製品とは、どんだけ未完成で、使えんものだろう・・・

 

一週間が過ぎるころ、ようやく普通に起動と終了ができるようになった。

 

エアロとか、見栄えだけのくだらない機能をつけるくらいなら

もっとやることがあるだろうに・・・スカイプを吸収してなにをやるのやら・・・

おおかたグーグル同様、通信傍受でもやるつもりだろう。

スマホで不利だと悟ったか、わかりやすい連中だ。

当然CIAと関係している。

 

それに巨大企業は、それ自体が社会となりえる可能性がある。

つまり、個人情報が漏れない・・・としても、世界中の企業が傘下になれば

流通して当然である。

傘下に入れば、より多くの個人情報を使えるとなれば

買収される会社もあるだろう。

 

そろそろLinuxに移行するのを考えようか・・・

時間だけは、たっぷりあるので。

 

ところで東電の頭脳は、どこかわれわれの住む日本の価値観とは

まったく別次元の優れた?戦略があるように思う。

 

今頃になってメルトダウンが起きたと発表とは、計算されすぎだ。

(当初の肝心なベントを見逃した、首相からの圧力もあったろう)

間抜けのフリを演じつづける・・・普通は考えぬ。

その上でノラリクラリを繰り返し、政府の後手を利用している。

 

そして、満を持して最悪の事態であるメルトダウンを認めた。

これまで、汚染水を勝手に海へ放出することも積み上げてきたから

ああ、もう勝手にしてくれと、あきらめて納得する時点になって

核燃料が容器外にでていることをホノメカス策を、練ってあったようだ。

もう何があっても国民の非難は、これ以上にならない。

 

研鑽された醜態。

 

最悪の中でも中くらいの心象に押さえ込んで

なんとなく政府と国民の温情にすがり、会社の形態を残そうとしている。

そのうえ役員報酬まで残そうとしている。

年間数千万円の報酬をもらえば、俺でも何でもできそうだ。

放射能汚染を屁とも思わず、遠方で指示を出し、ノウノウ生きられる。

 

これほど高度に悪質な発想に満ちた発想を計算するヤカラ、

いかなるブレインが雇ったのか・・・こいつに金を払えば

総理くらいなら、だれでもなれるだろう。

 

今後、国際問題をどうするか・・・

政府と家庭を手玉に、つぎはどうでるか・・・

とりあえず、国際問題は政府に押し付けておけば済むことだが。

東電の問題を、政府や国民に押し付ける策は、すでに定着した。

だから、これから発生するいかなる事態も国民は受け入れる。

どえらい術を放たれてしまった日本国土だが、それに国民全体が

乗ってくれるかは、また別の話・・・

ただし、乗りやすくされた戦術は、乗っちまうのが国民の優しさ的甘さ。

 

メルトダウンし瓦礫の中の臨界核物質を制御することは、至難だ。

せいぜいホウ酸で再臨界を防ぐくらいしか手はない。

再臨界が起こらないことを祈る。

ちなみにめったなことでは臨界にならないそうだが

実はアフリカで20億年ほど昔、天然原子炉が発生していたのが

発見されている。

大規模な再臨界になってしまうと、やはり核物質が爆散し

取り返しがつかなくなってしまう。

 

震災後、ひどく人災で苦しむ東北は忘れたかったが

東電の姿勢は許せず、つい書いてしまった。


このところ、食欲がもどってきたから

午前中の頭痛や、雨が多くなり、事実上食っちゃ寝・・・

一ヶ月くらいで、ウェストがだいぶ増えた。

 

ま、食べられることは幸せだ。

ただ、それでも食欲フルパワーということでもない。

よほど腹が減りすぎないと、意識が食欲に移行しない・・・

 

食事が不規則になりがちだから、食ったときに

すこぶる吸収するらしい。

 

問題は、朝ごはんである。

朝ごはんをキチンと食べられたら、一日が長いのだが

朝ごはんはとても難しいメニューであった。

 

以外に島は梅雨寒で、蒸し暑そうでいて冷える。

タオルケットでは寒く、毛布では暑いという微妙さだが・・・

 

だから熱物を食べれば大汗をかき、冷えた食事では腹が冷える。

案外、南国生活とは半端に難しいものである。

半端に暑いからか???

でも半端で微妙だから生物的には楽しく、島生活はやめられぬ。

 

本当はカユを食べたいのだが、この時期は熱いカユは無理。

だが、冷やして食べるほどでもない。

無論、日持ちがするわけはないので、熱をとり冷蔵庫直行だ。

冷えたカユは、でんぷんが固まりプリン風の食感になるから

デザートっぽくてステキ♪とかフザケている場合でもない。

 

小豆あんでもかければ食えそうだが・・・美味そうかも・・・ 邪念が・・・

甘いものは脳の助力になるしなぁ・・・ 暴走が止まらぬ・・・

 

飯をいただくとき、大切なのは飯の味を殺さぬ料理である。

だが、簡易に惣菜や漬物を組み合わせても、うまく食せない。

惣菜の味が・・・味の素系の調味料に汚染されていて、舌がしびれて

飯の味がしなくなるのある。

 

もはや、私の舌は大正時代のものなのだろう。

だから、惣菜から漬物から自分で作る必要があるが、それは無理だ。

それだけのモチベーションがあれば、苦労はせぬ。

それがないから、ウツ脳というやつは厄介なのだ。

 

この時期、島はニンジンだらけになる。

 

一応、ニンジンの漬物は作ったが、納得のいくものではなかった。

ニンジンは塩漬けしても、シンナリとならなかったから、

塩味のするニンジンを、ただガリガリ食べるのがどうにも苦痛になった。

無論、使っているマグネシウム塩のせいもあろう。

にがりの入った普通の塩なら、もう少しマシな味だった。

 

次は、しょうゆ漬けにチャレンジする予定。

 

たまの炊き込みご飯を作ってみた。

島のニンジンは風味が強いからか、とてもおかしな味の鶏飯(とりめし)になる。

鼻でかぐ香りは普通の炊き込みご飯だが、口に含むとおかしい。

あれ?なんの風味だろう・・・と思うが、心当たりがない。

(※ 奄美地方には、鶏飯と書いてケイハンという料理がある)

 

炊き込んだとき、火が通って逃げようとするニンジンの強い風味が

他の具材やご飯に染み渡り、風変わりな味になってしまった。

これまでの実験で分かっているが、火を通した島ニンジンは甘くて美味い。

鮮烈な香りはほとんど普通になってしまう。

沖縄のニンジンシリシリーと、それを応用した牛脂のみのシリシリーで

だいたい感じはつかめた。

 

だが、それが圧力によって封じ込められたら・・・ 

ニンジンの香りとわからぬ妙な風味となって飯にしみてしまう。 

ニンジンというのは、なかなか難しい食材である。

あまりに美味しくなかったためか、ワンカットも写真を撮っていなかった・・・

干ししいたけを入れれば、多少救いになりそうだから

気持ちが落ち着いたら? 再チャレンジといったところか。

完全無農薬で栽培されたニンジン、渡り鳥たちのエサ場にもなっている。

珍しいハジロクロハラアジサシたちが、何日も居座っている。

 

  

今年度は天城町の郷土料理レシピをつくることになっている。

その取材でコサンダケというのを、撮りに&採りに行った。

 

案内してくれたのは、よろず屋のH氏である・・・

いかなることを頼んでも、仕事の依頼になってしまう・・・

 

あそこにいる、渡り鳥を見てもらえますか?

あれがハジロクロハラアジサシです・・・と説明が終わらぬうちに

ご依頼ありがとうございます、ということになってしまうから

会話が難しいぞなもし!(笑)

 

生コン打ちから大工、コサンダケ案内まで、

よろず屋さんとはオモロイ職業である。

ただ、嫁さん探しはダメということだった・・・よろずじゃねーじゃん!(笑)

 

コサンダケは、内地でいうところのホテイチクらしい。

その竹の子の姿を撮影するのが、今回のミッションである。

 

あちこち走り回ったが、さすが島人たちは貪欲、どこも刈り取られた後。

テゲテゲでサボりな島人が熱心に採るのだからどんだけ美味いの?と

興味深々で料理を始めた。

念のため、ネットで調べたところ、

あく抜きも不要で、サクッとゆでるだけでOKとのこと!?

青々とした見た目が、とても新鮮というか、実に新鮮さや栄養価を感じる。

 

まずは刺身。 ネットに美味いと書いてあったから実験。

確かにエグ味はなく、苦いだけで食せることが分かった・・・

甘い刺身醤油でいただくとよいかもしれない。

 

この苦味は、どうやらサラシたくらいでは抜けそうにないものの

見た目、歯ごたえは内地の竹の子とは一線を画する味だ。

繊維がきめ細かいので、あのザクッとした荒い繊維感がなく

しかし、竹のしっかりした歯ごたえを味わうことができる。

小さいものは物理的に大味ではないことが、よく分かる食材だ。

 

何より、食べごろが分かりやすい。

地面から50センチくらい伸びたら食べごろなのだとか。

太さは親指くらいから、細い物干し竿くらいまでのもの。

逆に島には太い竹はなく、太いほうが貴重のよう。

 

島人が熱心に採っているのは、おおかた人の土地だろうが

採りまくってから茹でて売ったり、友人に配りたいらしい。

それって共犯を増やしているって感じ???(笑)

正真正銘、アリガタ迷惑!?

 

気に入ったのは味噌汁。 ま、味噌汁好きだから仕方ないか・・・

イリコで出汁をとり、豆腐と新タマネギとともに料理した。

苦味がある食材なので、渋めの八丁味噌系が合う。

スッキリとした味で、暑い朝の熱々味噌汁としてはナカナカだ。

竹の子の苦味が、味噌汁のコクを演出してくれる。

 

くだらない悩みかもしれないが、朝食はとても難しい。

塩昆布とかそういうので食べられれば良いのだが・・・そうもならぬ。

貧乏だからこそ、米くらい美味しく食べたい。

 

ご飯は茶碗一膳が限界だから、味噌汁の汁気は満腹にも重要。

一方で塩分も多くなるのでコントロールが微妙になってくる。

晩酌で摂りすぎたカロリーを、日中かけて燃焼する献立だ。

 

たいがい、朝の味噌汁は多めにつくり、昼も食す。

普通の野菜なら青さはなくなり茶色か黒になるが

竹の子は不思議と青さが残っていた。 なかなか面白い食材だ。

 

食欲がないので、食べたいと思わないことに加え

食べたくなる食事自体がないこの時節、困ったものである。

梅雨寒と夏の蒸し暑さが繰り返すから、冷えた食事では元気が出ぬ。

 

個性的な明日葉や、東北の山菜などが手に入っていた

横浜のヤオチュースーパーが懐かしい。

夏場の美味しい路地物トマトも安かったなぁ・・・

 

こちらは輸入すると高くなり、

内地のように国土の気候のタイムシフトが使えぬから。

 

ガソリンが170円、雪印の昔からある固まりのチーズが400円、

3個いり105円だったチーズが、こちらでは200円、

農協の卵はMで10個で270円、セールで108円、

トマトは鹿児島本土から輸入物で、1個あたり100円前後。

地物も同じくらいだが、激しく不ぞろい。 味はあまり変わらない。

 

一方で一般的な?野菜はすこぶる100円である。

天気の良い朝はたくさん収穫されて並ぶから、雨続きだとなくなるのが

弱点ではあるが・・・

 

100円野菜が活かせれば、相当豊かに暮らせるのが徳之島流。

貧乏しても食べるものだけはある、有難い島だ。

 

今年は寒いので、まだ釣りに出かけられないでいる。

そろそろ、ソーラ(カマスサワラ)のシーズンだ。

沖合いの魚なので、陸(おか)から釣(つ)るのは難しそうだが

ともかく地元のガラ空きの磯で、ゆったり竿を振ってみたい。

 

久々に

インターラインの4m投げ竿でのジギング、ちょっと怖いが楽しみだ。

朝の運動がてらジギング、なかなか南国ではないか!?

魚が加わると、ずいぶん朝食も豊かになるのだが・・・

 

残念ながら朝食ではないが、ちょっと気に入ってる酒肴がある。

豆腐と新タマの塩ダレである。

ネットで見かけた豆腐の塩ダレを改造。

塩ダレとは名ばかりだが、あの生レバーをつけるタレ?のイメージらしい。

ごま油と塩で味付けするだけ。 ・・・では寂しいので、しょうゆを少し加えたり。

うまみ成分が、かつぶし頼みなのと、新タマがないときは甘みもない。

そういう時は、納豆についているタレとか、麺つゆなどを少し加えると

一般的にはぐっと食べやすいだろう。

ま、たっぷり入れても問題なく、一般的美味さは向上するだろうが

豆腐の美味さが消えて、ただの豆腐入り麺つゆサラダになる。

 

豆腐のかすかな甘さと塩、ごま油の香りの組み合わせが

なかなかイケル妙味だと思うが・・・貧乏人限定メニューかいな!?

 

飽食している内地人には飽きやすいかもしれぬが、私にはいい味である。

普段あまり肉を食べないので、豆腐主体というのが味覚に影響している

可能性もあるから、一概に美味い!とはいえぬ。

でもネットでは、そこそこ人気があるらしいから、興味があったら試されたい。

 

主婦の方々が、家族の美味しいを毎日毎食実現する悩ましさが

今更ながら偲ばれる、このごろの朝食事情であった・・・

 

【追伸】

異常なのか、例年になく今も真冬の寒さになってしまう、夜の徳之島。

冬の熱燗(あつかん)を探求中だったが、出汁昆布入り焼酎割りに続き

イリコだし割りを作ってみた・・・

飲むというより、吸う酒(吸い物風に味わう酒)を追求しているが

どうも魚くささが、他の料理に影響しすぎるようだ。

先の豆腐と新タマの塩ダレなら、カツブシとイリコ風味でマッチするが

肉料理だと難しい。

やっぱり手軽さも含めて、熱いお湯割り焼酎に、出汁昆布の組み合わせが

今のところ秀逸のように思う。

 

ちなみに、なぜ吸う酒なのかというと、酒の甘みとイリコや昆布の塩分が

バランスして妙味を生み出すのを、酔いと一緒に楽しみたいから・・・である。

のんべの願望そのもの。

 

さらに蛇足として、出汁をとったイリコは甘辛く炒りつけても美味しくなく

さりとて上質のたんぱく質が残っている。

私はインゲンをチンしてマヨじょうゆ和えにするときに加えてみた。

モサモサして、香りの良くないイリコだが、マヨで何とかするのはありのようだ。

ただし、イリコは混ぜると分解して、よけいにモサモサするので気をつけて。

あくまでヒント的に思っていていただければ幸せるしだい。

 

夕食は朝夕の乏しい食事に反発してか、いろいろモチベーションが高くなる。

私の命を支えているのは、夕餉の晩酌であろう。

 

それにしても今年の5月、島はとても寒い・・・

これだけの冷気を、南国に送り続けられるエネルギーがあるということだ。

季節を変えられるチカラ、温暖化によって蓄積された大気のエネルギー量が、

ドエライものだと感じさせる出来事である。


ではまた