四季とは違う季節

今は・・・なんという季節だろう

 


島には季節はあるが、四季があるわけではない。

島には春がないと思う。

1、2月が厳冬期だが、3月になると初夏?と冬が入り混じった季節になる。

 

4、5月になると、曇天や雨だと梅雨寒・風(ふう)?になり、

晴れれば夏日になり、小夏?っぽくなる。

沖縄では、うりずんとかうるずん・・・若夏という意味らしい。

確かにウンザリするほど暑くないが、日差しは盛夏と同じだ。

徳之島では、若夏に対するような言葉は、まだ耳にしていない。

沖縄より1〜2℃ほど低めだからかもしれない。

 

5月の連休がすぎるころには、早々と入梅し、梅雨寒と若夏が入り乱れる。

でもやはり、盛夏や晩夏ほどでなく、朝夕はきちんと気温が下がる。

 

梅雨は、内地同様のイメージだが、多少豪雨っぷりが激しい。

太平洋でたっぷりと水分補給したのか、一粒が大きい雨が

ドカンと降る感じがする。

晴れれば真夏と同じになるが、夜はやはり涼しくて快適。

ただし湿度は70%台以上をキープするので、押入れの中や

更に衣装ケースの中にある、人の汗を吸ったようなものは全てカビる。

 

それはもう体操服入れというか、給食服入れというか

巾着という巾着が釣り用のまで全てカビてしまう。

巾着は意外に中身の出し入れで触っており、必ずカビる品だ。

洗濯やクリーニングを忘れた冬物も、全部カビる。

スーツや、ネクタイ、綿入ればんてん、布団なども・・・である。

気づいたら、仕舞いこまずに、常に虫干しすることが大切のよう。

島では夏でも、冬服を虫干しする光景が見られる。

郷に入れば、郷を知ることはトクである。

 

他、未開封の味付け海苔とか、味付けでない焼き海苔、

煎茶、食パン、かつお節などなど・・・すぐ腐ったり、湿気てだめになる。

 

そして6月下旬ごろ、おおむね梅雨明け。

海の日あたりまで、3週間くらい奇跡のように晴れ渡り、

さわやかな夏らしい夏というか、ウソっぽいほどの夏がくる。

カラリと暑く、とても南国っぽくて快適だ。

湿度が低いので、空が透き通るように青くなり

偏光フィルターなしで普通に撮影しても、観光用写真みたいになる。

昨年は内地と沖縄を前線が往来したため、それは来なかった。

 

7月に入ると、フィリピンあたりで台風がくすぶり始め

油断すると、うだうだ蛇行しターンし、停滞し風雨が続き

晴れればシツコイ暑さになり、夜は28℃から下がることはない。

 

盛夏ともなれば、きまって昼は32、33℃、夜は30℃である。

 

9月の声を聞くころ、最低気温が28℃くらいまで下がり始め

秋っぽい風に変わる。 でも内地の基準からすると、どえらい暑い夜。

最高気温は盛夏でも33℃から超えることはほとんどないから、

風のあるガジュマルの木陰などでは、いつも涼やかに感じられる。

 

ただし、南国のジリジリ焼ける陽光や、

逃げ場もなくムシッ・・・・・とする夜を生活に取り入れた者が

感じられる清涼かもしれぬが。

小笠原のサラリとした暑さが不思議だ。

緑の面積が違うのだろう。

 

基本的に、都会のようなコンクリの照り(余熱)は全くないから

昼間の暑さを引きずるのは、コンクリ壁面や屋根の家である。

日没後2時間くらい、しゃかりきに暑さを味わわされる。

床暖房と同じ感じで、体の芯から暖められていくのが分かる。

 

やがて、夜が涼しくなると、日中の暑さは気にしなくなる。

しいて言えば、晩夏というか残夏が9月から12月くらいまで続く。

でも北風が吹けば、たちどころに晩秋になり、

夏と晩秋をバタバタと入れ替えるような、インバータ気候になる。

もちろん、秋の長雨もあるが、常に雨が多いから気にならぬ。

 

ここ何年か、冬場に長雨や豪雨が続くことが多くなり

それもあってか、秋雨などぜんぜん気にしない。

気にしないために、昨年の奄美大島で被害が出たような大雨でも

わりと普通に過ごしてしまい、危機感がなさすぎて困るわけである。

 

奄美、沖縄は年中ともかく雨が多い。

傘を使わぬことも多く、小中学生も豪雨でずぶぬれ登下校が常識だ。

 

11月になると、秋の山の幸が得られる季節感がある。

ニセマツタケが生えたり、シイの実などドングリが落ちてくる。

 

鳥たちの動きは、春秋とも内地や北方と連動するので

内地のシーズンを偲ぶことができる。

外から来るもの以外で、春秋を感じることは難しい。

 

11月以降

北風が吹けば最低気温が15度を下回り、あるいは10度を割る。

南風が吹けば12月でも夏日になり、クーラーが要る。

内地と違い、晴れの日はめっきり少なくなり、ほとんどが曇り時々雨。

冷たい雨の日が多くなる。 冬も雨のシーズンである。

おかげで水には困らないが、トマトの栽培には向いていない。

美味いトマトが食いたい。

 

12月はもっとも不安定で、ワケの分からん時期だ。

寒く、あるいは暑い。

 

桜は、花の少ない1月の厳冬期に咲くから、ひときわ美しい。

不思議なことに、他の植物が花をつけない時期に

花をつける植物が複数あるというのは、南国ならではだろう。

カエルも内地と由縁のない種は、この時期に繁殖期を迎える。

10℃そこそこの真冬に動けるカエルやイモリ、カタツムリがいるのは

なかなか感動に値する。

冬眠がないだけでなく、ヘビが動けぬ時分に繁殖するのだ。

けれども、動けるヘビもいる・・・というのが島らしい。

正確には、動けるといっても、少し移動しては待ち伏せする程度だが。

 

一方

島では11月からサトウキビ収穫シーズンになり強引な季節感がある。

 

ただし

冬というのではなく、3月ごろまで続く、書き入れ時という感覚だ。

島中の畑に活気があふれ、いまどきボンネットトラックがキビを運び

あちらこちらの小さな畑にも、ハーベスタが走り回って、キビを刈る。

 

雨続きで湿度は高いが、空気中の水分量は夏よりずっと少なく

カビが来ることも、ものが腐ることもあまりない。

飽和水蒸気量というやつを、体感することができる。

 

家の中にアリやゴキブリがいない・・・それが冬場ということか・・・

眠っている間に、体にアリがたかることもない。

 

昨日、やっとしつこいガジャン(蚊)がやってきた。

よくもまあ、この複雑な気候で生きられたなぁ・・・

 

1月から3月いっぱいくらい、嫌われ者の虫たちはいない。

一夜冷ましておいた肉料理や、封をしたつもりの菓子やスルメが

アリまみれにならない快適な季節である。

 

今年はとても寒い。

内地で4月に入って雪が降ったように、

こちらでも厳冬期と同じ最低気温11度が、4月に記録されている。

内地人は寒さに強いし、鍋物が美味しいので、ちょっと嬉しかったり♪

そのためか、冬越ししているはずの昆虫たちが見当たらぬ。

寒すぎて死滅した可能性もある。

冬物衣料を片付けたり、クリーニングに出すタイミングが狂ってしまった。

夜、Tシャツとガラパンで過ごせたり、厚くつしたとフリースの上っ張りを

着込んだりを繰り返している。

 

イノー(さんご礁の内側の広い潮溜まり)に入った魚たちが

今シーズンは、寒さでだいぶ死滅した。

いったん暖かくなると、いっせいに成長を始める昆虫たち。

でも冬にもどったことで、かなり死滅してしまった感がある。

 

内地や北方の寒さを察知しているようで、冬鳥たちが渡らず長居した。

体内時計は遅刻を告げているから、ここ一週間で一機に北へ渡った。

 

ともかくも

島の冬は、北風のみの影響による。

南風が吹けば、厳冬期でも海水温が20℃以上あるので

さほど寒くはならないし、水温が28℃を超えると下がりづらい。

だから、大陸から離れている大東諸島は、かなり暖かい。

 

無論、島は南方にあるから暑くなりやすいが、島は風に左右され

特に冬場の強い季節風だけのために、厳冬期を迎えてしまう。

だから北風さえ吹かなければ、真冬でも簡単に内地の初夏になる。

だから温暖化で気象が激しくなったから、影響も大きく、寒くなった。

 

同様に、

内地でも海水温が高く季節風が弱ければ、島のようになるし

北西の風が強ければ、いつまでも雪が降るような気象が続く。

 

内地のような、感じやすい春秋があるのは幸いである。

逆に、黒潮の影響がなくなれば、内地は極めて寒くなるだろう。

 

四季は中国から来たようだが、日本の四季はなかなか強烈だ。

ま、梅雨と秋雨を無視する傾向があるが・・・

農家が多かったわけだから、およそ無視できないのだが

侍のうち、文人だったヤカラがそのようにしてしまったのだろう。

士農工商の名残だな。

 

そろそろ、梅雨前線ができはじめたのだろうか。

Oちゃんが昆虫調査にでかけてから、沖縄は雨続きだ・・・

ちなみにこれから博多へフライトらしいが・・・やっぱり雨じゃん・・・

それに寒冷前線で寒いぞ。

Oちゃんには妙なコダワリがあって、短パンTシャツセッタばきの

旅スタイルを貫く姿勢を、なかなか崩さない。

 

そういえば、島の春は昆虫かもしれない。

越冬する昆虫は数多くいるが、トンボは「ほとんど」いなくなる。

ウスバキトンボが渡ってくる時期から、トンボが羽化しだすのだ。

2月末から、3月初旬ごろである。 ま、マニアックな春だ。

 

一方秋は微妙だ。

強いて言えば・・・アカショウビンやサンコウチョウなど

夏鳥がいっせいにいなくなる時期・・・くらいだろうか。

9月中旬には、あっさりいなくなる。

前述の夜の涼しさが訪れるころ。

こちらも、まことにマニアックな秋としかいえぬ。

ぬるりと、微妙な秋である。

トカゲ類はおおむね10月中旬には引っ込む感じだが

ヘビ類はまだまだ元気だし、虫たちも元気である。

 

このごろ

ようやく冬物を片付けた。

まだ綿入ればんてんが洗ってないが・・・

夜はまだ20℃を下回るので、毛布では寒く、うす布団では暑い。

日中は夏日になることもあるが、朝夕は肌寒いので日暮れからは長袖。

ちなみに、本日晴れという予報だが、日差しはないまま蒸し暑い。

扇風機が活躍中である。 南よりの風のためだ。

また明日は、そこそこ肌寒そうだし、夜はかなり寒そうである。

やはり、北風に見舞われる。

 

変わっているのは、常夜灯に集まる昆虫たちだ。

ほとんど来ない・・・島にしては厳寒が続いたので、死滅したのだろうか?

甲虫もガも、一匹二匹来る程度。

成虫で冬を迎えるタイワンツチイナゴたちが、ほとんどいない。

低温のダメージはかなり深刻なのだろう。

 

昆虫が少ないからか、夜のコノハズクたちの動きも

控えめに感じられる。

ただ、暖かい小雨の夜には、外では大きなワモンゴキブリが

あちこちで歩き回っているから、そういうときは繁盛だろう。

家の中でなく壁面や往来を堂々と歩いている。

 

幸か不幸か、住宅街に引っ越したので、ハブなどのヘビは絶望的。

出ているのか出ていないのか、分からなくなってしまった。

 

関係ないが

天井のない我が家、なのにコケラと屋根の間には、

またドブネズミがやってきて、ときどき天からチューという声がしてくる。

いったい何を食べているのだろう。

 

年明けからずっと静かだったことから、やはり昆虫かヤモリなどを

食べているのだろう。

 

年明けから、ずいぶん風の強い日が多かったので

コケラが振ってくるピシピシ、パチパチという音が、毎日のように聞かれた。

家の中はコケラの黒い粉でいっぱいだ。 でももう慣れた・・・

 

地震には敏感で、柱の継ぎ目がメキメキと音がすると地震だ。

下手なセンサーよりも、よほど役に立つ・・・微妙に・・・

 

そういえば

デザインが気に入って買ったヒューレットパッカードのノートPC

tx1000が壊れて動かなくなってしまった。

どうやら、ホラー画面が出ていたのは、グラフィックチップの

熱暴走によるものだったようで、その後、熱破壊に至ってしまったらしい。

時々起動はするが、ログイン後数秒でダウンしてしまう。

我が家で唯一のVista機だっただけに、残念である。

あーあ、燃えないごみになってしまった。

 

やはり、島の夏というかネットリとした高温多湿は

エアコン中心のメリケン設計では、対応できないことが分かる。

 

次は浜辺で涼みながら作業するのに、Macでもどうかなーと思ったが

ネットで確認したところ、想像通り格好はいいが、放熱には難アリだった。

 

今日は、なんとなく蒸し暑いわりに・・・

パンツ一丁ではだめで、ハラマキ必着である。 食事時には要扇風機。

雰囲気的には、初夏よりずっと梅雨に近い。

 

四季では言いようがないし・・・

今日の感じは、子梅雨晴れ日和かいな・・・


さてさて

熱破壊したノートPCと入れ替わりに、

我が家のWin7化計画の部品が入荷した。

前世代Core2仕様のマザーボードや、16ギガのメモリーなどだ。

OSはプロフェッショナルバージョンのパッケージ版だ。

32ビット仕様で組んで、業務用のアドビ・イラストレータが動くか

まずは確かめようと思う。 もうバージョンアップがきかないだけに。

 

季節は雨の多いシーズン。

パソコンを組むのなら、静電気のない、出かけるあてのない

次の季節?がもってこいである。


追伸

4/29祝日は毎年恒例のヨナマビーチ(フライング気味)海開きだ。

今朝はなんと真冬の1、2月と同じ12℃まで低温化!

さわやか過ぎる北風が吹きぬける一日となった。

だが夕刻、友人からの入電で、アカショウビンの初鳴きが

半月遅れで聞こえてきたとのことだ。

アメリカでは大気のエネルギー増大で竜巻が、

日本では季節風がやまず、低温化が進んでいる。

だが、風向きが変われば、がらりと気候が入れ替わる、

激しい変化に見舞われるのかもしれぬ。 油断大敵だ。


ではまた