パソコン教室で教わったこと

 


この一年

60歳以上対象、いろんな集落の公民館を借りて

参加費無料のパソコン教室をさせてもらった。

国のシニアICT事業の予算をいただいている。

 

シニアなので、当初から全くさわったことがない人を対象にしようと

独自に解釈したが、当時の課長はあっさり受け入れてくれた。

 

はてさて

全くの初心者の方々に何を楽しんでもらったものやら・・・

最初から、覚えない、専門用語は使わない、

マウスだけでパソコンは何とかなる!という当初のコンセプトで

わりと正解だったように感じている。

 

結局、要望がなかったり、周知が足りなかったりして

実施できない集落もあったが、アンコールで実施した集落が3つもあった。

14の集落のうち、3集落で2度という数字は、

自動的に他の3集落が受講不能ということになるわけで

かなりエコヒーキ気味な事業投資?といわれても仕方ない。

でもまあ、要望がなければ仕方ないと解釈するしかないのだが・・・

 

今になって、ガス屋のすごさを感じる。

松下にいたころ、世の中は松下っぽい人が標準だと思っていた。

でも、まったく松下的ヘリクツが通じない方々はたくさんいる。

確かに経営哲学は素晴らしいのだが、本当に現場で様々なお客様を

相手にして商売させてもらった経験がある従業員は、ごくごく一部。

いや、メーカーゆえにほとんど居ないようなものだ。

 

ガス屋は、電機メーカーと違って、ガスというリスクの大きいインフラで

商売しているし、どんな人でもほとんどが利用している。

ユーザーを選べない業種だし、正常が普通、トラブルだと大失態という

減点法のクレーム産業である。

 

私は、どうしてこれほど運が良いのだろうか・・・と思うことがある。

どうして、都合よくガス屋の友ができ、就職できたのか・・・

 

実は先日、嫌な出来事があった。

みなとみらいには、T○P5という監視カメラ屋さんがある。

そこは、松下通信の元技術本部長の方が営んでいる。

本来なら、パナソニックの役員だったはずだが・・・

社員を思うあまり、ワケあって退職し独立せざるをえなかった。

 

で、急に天城町役場の予算関連で、あと1時間ほどで

クロウサギの暗視カメラの新規の予算を概算する必要があったから

やはり古巣の監視カメラを使おうと、相談の電話を入れたのである。

 

だが、電話口の彼は、松下時代そのままの姿勢で

けんもほろろに電話で叱責されてしまった。 私は客だったのだが・・・

 

お客様という言葉は同じだが、

松下の場合は、会社が選んだ都合の良いお客様像であると

今になってシミジミ感じている。

買ってもらえなければ客ではなくていいや・・・という甘さがあるのと

あまねくインフラを維持管理していくのとは、ワケが違っていた。

それは島の役場の仕事にも共通点が多いと思う。

 

やっぱり、あの会社にいたころは私もあんなだったんだ・・・

大きな会社は保身と攻撃を同時に行う必要があり、精神的余裕がない。

だが、ガス屋や役場がそれを実行したら、とんでもないことになる。

 

今や巨大企業となった、友のいるガス屋の社長(友の父)は

袋のラーメンと、気に入ったトッピング材料も買ってきて

ちゃちゃっと自分で美味しいラーメンを作り、昼食を楽しむくらい

どえらい機転の利くガス屋の経営者である。

 

繊細な大学生から、ワケありだの、元暴走族だが気骨ある従業員だの

様々な人材を束ね、次から次へ具体的戦術を打ち出していく社長ながら

繊細さと食べる楽しさを忘れない姿勢・・・

たいがい、大企業の経営者風人材なら、戦略を打ち出しても戦術を

打ち出しきれないでも、まー何とか面目を保てるが、ガス屋の経営者なら

そのまま実行できる戦術でなくては会社がつぶれる。

 

監視カメラ屋でパパママショップを営む程度の、もと役員にも

ガス屋に行ってみてもらいたいなぁ・・・と思ったり。

 

一見すごく地味な企業なのだが・・・横浜にとって欠かせぬ

大切な企業になったのは、やはり偉大なラーメン社長の努力が

絶大なのだろうと思う。

 

ま、一方で家庭の中でも社長のままだから、ご家族にとっては

父との生活に努力が必要だったとも思う。

経営者とは24時間気が抜けない生物のようで、経営の神様といわれた

松下幸之助であっても、家族サービスの美談など聞いたこともない。

経営にとりつかれたような生活に、ご家族は戸惑ってしまうようである。

 

私は世間知らずのサラリーマンだったし、今も世間知らずのオッサンだが

ガス屋だったことは、とてもパソコン教室で役立っていると思う。

パソコンを使いたいなら、いかなる人も生徒さん。

当たり前のことなのに、知らぬうちに仕分けしてしまっていたように思う。

途中から受講されなくなった方は、昔の私の気配を感じたのかもしれぬ。

 

ニンゲンというのは、放っておくとすぐ楽な方へなびいてしまう。

 

ゴミ箱に直行したが、エホバの商人?だったか、

キリストの押し売りが来てパンフを置いていった。

 

彼らの教え方は、とてつもなくまずい。

自分の体験をもとに布教しないから、怪しさが増すばかりなのを

さっぱり気づかない連中である。

分厚い書物で煙に巻こうとしても、鼻から読みたくもないものに

興味も何もあったものではない。

 

だいたいからして、たかがキリスト一人が断罪されて

それで世界が救われるのか?どんだけ安く世界を見積もったのだ?

信じろという方が、到底無理な設定ではないか。

クリプトン星からやってきた神的な男と、差は感じられない。

 

その勝手な設定を・・・まずい立ち話と、チラシとシツコサという熱意で

教会へ行ってありがたい話を聞けという。

そもそも、ありがたいかどうかは私が決めることだ。

 

私は人でもない神には、とうてい人に教えることはできぬと思う。

かつて、諸国の王や将軍ですら、民に教えたことがあったろうか・・・

万民に教えるというのは、並大抵のことではない。

まして、教会へ押し込んで、何を座学させようというのだろう。

神の教えといったところで、パソコン教室並みではないか!?

日本の和を重んじる精神に勝る、平和ややすらぎがあるとも思えぬ・・・

 

奇跡や心霊力をふりかざして、教えを説こうなどと・・・

少々安直な手法をとりすぎである。

 

キリストの死を用いないで、説いて頂ければ一番分かりやすい。

アレがそもそも、一番怪しいし、頼んでもいない自己犠牲だ。

いやむしろ、神のチカラもて世界を一度ご破算にして良かったろう。

その点、仏教は地場に根ざし、本人が説いていたので

今でも分かりやすいのかもしれぬ。

 

教えるというのは、学べ!という押し売りではない。

しかし、キリスト教というやつは、ごり押しで、正しいから学べ!という。

そんな教え方があるかよ・・・

 

無理な自己犠牲設定ぬきに、人の背丈の話をすべきだろう。

 

閑話休題

 

パソコン教室では、インターネット閲覧と、メール送付まで

ご本人が楽しめるかどうかは別として、味わっていただくことにしている。

それは、私がとても楽しいことだからだ。

私の人の背丈とは、自分の実感で話をすること。

 

ただ、楽しさに至るには

マウスの上下左右の操作と、カチカチッ!が最大の難関だと思い知る。

マウスパッドや机が足りなくなる・・・カチカチッと速くできない・・・ずれる・・・

それは想定内ではあったので、二日かけて慣れてもらうようになっている。

三日目はほぼイメージはつかめているハズ、だった。

 

だがマウスは、そうヤスヤスとなじめるものではない。

右利きの方が左でスプーンやフォークを使ってみると良く分かる。

単機能のものも、案外角度や微妙なチカラ加減が難しい。

スープをこぼさずに口に運んだり

パスタをクルクル巻く動作ですら、タドタドしい。

 

そもそも、パソコンには使いやすさとは無関係な構造が多数ある。

たとえば、コピーをしたときに、なんの反応もない・・・とか

コンテキストメニューで貼り付けるときに、すぐ下にショートカットの貼り付けが

同居していて、ショートカットを本体と間違えている方もいる。

これらのメニューはせめて倍の幅にしてあれば良いだけだが・・・

 

そもそも、シングルクリックとダブルクリックの使い分けの定義もない。

我々がパソコンに飼いならされてる部分が、

初心者の感じる不条理として、教える際には障害となった。

 

ともあれ

いろんな方々に、パソコン教室を受講していただいていた。

アンコールがあるということは、きっとどこかヨイトコロがあるのだろう。

パソコンや好奇心を満たす道具としては、面白い道具なので

つかってみてほしい気持ちは、今もずっと変わらない。

 

もともと

パソコン教室は徳之島に移住したら実行したかった夢のひとつ。

反響があったことで、多少自信がわいてきた。

ウツ脳に自信がわくことは、とても救いになる現象。

 

ウツ脳は相変わらず、ちょっと物事を深く考えようとすると吐き気をくれる。

突然食欲がない日々が続いたりして、痩せる機能にもなったり。

 

去年の夏以降、寝たきりの日が増えたが

実行した事柄の多様さも増したように感じる。


さてさて、ようやく時間に余裕ができた。

この2ヶ月は仕事も多かったので、多少お金も余裕ができた・・・はずが

つい先々週払い込んだばかりの前年度分の年金なのに、

また今年の納付書が送られてきた・・・

 

まーなんだ・・・釣りで食料調達できるよう、努力してみるか。

ゴールデンウィークには大東へ行こうと思ったが

クロウサギの時期でもあり、地元で遊び倒してみようと方針変更だ。

 

トクノシマエビネ・・・らしい。

人気のあまり採り尽くされ、ほんのポツポツとしか生えていない。

このごろ、Oちゃんの影響で植物も少し覚えた。

せっかくだから、上ばかり見ないで下をみるキッカケができ

春の森に入る楽しみが増えつつある。


ではまた