人類は激甚な危機に弱い生物へ

進化してしまったのかもしれない・・・のだろうか

 


災害弱者が激増しているときだが、それだけにとりあげたい事柄。

 

今まさに

政府が最初から福島の原発を甘すぎる見方に見せかけて醜態を演じ

救えそうにない被災者を放射能汚染で切り捨てようとしている姿を見て

腹立たしく感じる反面、思うことがあったのである。

 

弱者は全て救ってみせる! これがカッコイイ現代セリフである。

だが、動物の倫理で見ると、間違いすぎて突っ込みどころがない・・・

「倫理」とは人の世界の言葉だが、動物にもあてはまらなくもない。

「種族が生き残るための切実で正しい判断」

考えることもできる。

 

人間は、考えるが判断できない者が多くいる。 私もそう。

考えないやつは、人間ではないので、この時点で切り捨て良いだろう。

 

人間は考えるために、みっともない二足歩行で、ノロマな生物に進化した。

 

両手を得るために失ったものは大きい。

四足と全身を使わず走るのでスタミナが続かない、

頭が重いので瞬発力も弱まってしまう、繊細だけど握力のヒヨワな手、

服を着なければ体温すら保てない毛のないムキダシの体、

科学によってマヒした味覚、漫画を読みすぎて近くしか見えない目、

あら?だんだん話題がズレたかな・・・?

 

ともあれ、考えるために体力的にダメ動物へ進化?した人類が

考えないとは・・・退化してサル化しているので、とりあえず考えない者は

サルで十分だといえる。

 

一方

戦争の基本は、殺すことではなく蹂躙(じゅうりん)し圧倒すること。

実行するのは大虐殺よりも、生殺しがもっとも有効とされている。

つまり、相手を根底から疲弊させるには、役立たずで足手まといな

負傷者や弱者をつくることで、戦い自体を行えない状態にする・・・

ということが常識なのである。

 

どういう常識?と思うだろうが、それは兵役すらない

フニャ国家のヘナ国民だから、そう思うだけである。

国境に神経を尖らせる闘う民族や国家にとって、常識である。

 

もちろん

人口の少ない国家が相手なら、一人ずつ確実に死滅させる

というのは正しい戦術でもある。

生き残りをつくれば、いずれは復讐に転ずるからである。

 

戦術とは基本的に、相手をいかに再起不能に圧倒するか、だ。

ともあれ、人類の歴史は、同族殺しの技のデパートで血塗られている。

人道と軍備を両刀掲げることが、どれだけ間の抜けて詭弁か

分かっていただけるだろうか、ヘナ国民の方々。

 

閑話休題

前述のように、弱者が増えたときが最も国力が衰えたときなので

尖閣諸島や北方領土、竹島がヤバイのである。

ただ、正面きって侵略しないでいるのは、やはりメディアが発達し

情報伝達が早まった効能といえるかもしれない。

 

と、言いつつ・・・

援助しつつ、巡視がガラアキになった島を実質制圧・・・というのはアリだ。

領土問題というのは、日本人は実感が無い向きが多いが

実際はトテツモナク利害が直結していて、タダで資源が手に入るなど

半端な利権ではないのだ。

この後数十年にわたって、国が楽して暮らせるかどうか・・・が

かかっているといっても過言ではない。

 

つまり

諸外国から見れば、被災者≒経済的足手まといが増えた・・・

ということである。

国力を衰退させる、弱者が増えて大助かり!なのである。

今のところ、メリケン的なハリウッド効果で、人道的っぽい動きが

おおむね支持されているようである。

 

というのも

沖縄の大反対で、米軍の極東における立場が揺らいでいるので、

メリケンが支援に乗り出ざるを得ない姿勢を示したお陰なのだ。

外交とは表裏一体であることが分かりやすい事象である。

 

ことオバマ政権は、主導権を失いつつあるため

またしてもリビアへ侵攻しようとしている。

そこへリーマン以来細った国力を、示す場ができたわけである。

基地問題と、大統領弱体化を克服しようとするメリケンにとって

ちょっとしたチャンスといわけだ。

 

ほー・・・と納得した方は、ちょっと考え方が浅いので

サルになりかけかもしれない。 気をつけられたい。

あるいは次の食事のメニューをどうしようか・・・と間近に迫る

危機的食欲を克服しようとする、偉大な考察中で

それどころじゃないわよ!という向きには、ご無礼した。

 

もともと太古より、動物のオスにはテリトリー確保と拡大、

メスには出産や育児の義務が自然に課せられていたので

オスである私は外交が気になるわけで・・・

オス限定の外交課題で、メスの方々には全く失礼した次第。

 

一方

事の本質は、そもそも人道支援そのものが

生物的な進化を妨げている最先端である、ということだ。

 

生物は、その時点におけるタマタマ弱者となった存在が

死ぬることで一見強者が生き残ってきたのである。

 

ビミョーな記述なのは、すべて偶然のタマモノという事実だ。

危機そのものは、全て偶然によるのだ。

生物の分布と、危機の起こる場所はバラバラなのは当然だ。

 

ただ、人道支援はノベツ人類を助けようとする・・・

弱者ほど助けようとしてしまうのである。

人道的だが、前述のごとく

生物的な進化の上で、弱者が死なないことは最悪である!

戦時下ではないぞ!と心でホザカれたか方は、

やはり切り捨てられるべきだろう。

 

国家間と言うのは武装を使っていないが、常に何らかの戦時下である。

我々が使ってきた武器は、資本と科学技術だ。

 

不老不死こそ至高の人生と思う向きが、太古より存在する。

だがそれは、生物的には大逆行で、進化を辞める事に他ならぬ。

子供も生まない、強くもならない連中は、進化上は全くの足手まといで

プラスにならぬだけでなく、本来強く進化する者のマイナスになるわけだ。

 

率直に申し上げて、存在自体がダメのカタマリだ。

死んで当然というよりも、死ぬことの方が良心的という事実だ。

 

今回の震災で、最も悩ましい存在が弱者なのである・・・

生きるべき将来の担い手の子供と、延命しているだけのご老体・・・

同じ重さで扱われては、人類として間違いとしか述べようがない。

 

だが、弱者を救うことが美しいという、単なる軽薄な美学に評価され

命の重さ自体には言及されないでいる事実は、とてもナゲカワシイ。

 

しかし、せっかくの命を絶つことはできない・・・

「せっかく」というインスタントさが命の重さにどれほどの

重要なのかも分かっていないのが現状である。

 

大災害のトリアージは医師だけにナスリつけて良い問題ではない。

本来は我々、生き抜こうとする人類全体が負うべき責任。

 

正直申し上げて

出産できない年齢層は、切捨てて問題ない・・・

無論、私が人道的でない、生物的立場である

ということは全く否定しない。

 

だから、繁殖に加担していない独身の私は

死ぬべきだ、という意見には賛成だし

危機であれば、すんなり死へ従うべきである。

同様に、独身で生活しているだけの男女は

危機的状況を救うために、支援活動できぬ場合、

失せるべきだろう。

 

つまり

生物活動(生殖活動)ができない年齢層や独身については

生殖可能な個体を保護する能力が無い場合、存在する意義が無い。

生殖活動できるツガイの足手まといなだけだからだ。

子づくりだけが人生ではない!と心で叫ばれた方・・・ほざいておれ。

進化の上で、生殖しない個体が無駄に延命して栄えた生物は無い!

長く生きられる個体が強い、だがその因子を引き継がないのなら

長生きの強さが、ただの絵に描いたもち、それに飯も燃料も浪費する。

 

人類は40代で死滅すべきDNA構成なのだから

現代社会では、死すべき時期を自己判断でキチンと判断すべきなのだ!

 

辛くて難しい判断だからと避けているので、非繁殖個体が増え

どんどん次世代がシボミ、少子高齢化社会となった真実が眼前に広がる。

私のようなテゲテゲ個体が増えたということだ。

これは人類にとって、とても減滅で破滅的な真実である。

 

無駄に資源を浪費しているだけで

反面教師意外の存在価値はない。

 

と・・・ここまで徹底的に記述したが

一方では、津波から逃れる知恵を持っていたご老体たちが助かっている。

これは頭脳を一大事とする人類にとっては、大切な存在だ。

 

バカで有頂天なワカゾウが死んでも、生き残るご老体たち。

 

ワカゾウは無駄に自信過剰で死にやすい。

勢いだけで生きていけそうな感覚に酔いしれて、バカ以上に狂っている。

正常な社会なら、この狂いが社会を引っ張る、正しい原動力なのだ。

無駄にジタバタしている中から可能性が見出され、新たな社会が見える。

 

だが、非常時には自分の実力の尺度を知らなさ過ぎるから、死にやすい。

一見格好悪い、オクビョウさが大切であることを理解できないからだ。

格好つけても津波はおさまらぬ。

 

人間の強さは、個体のみに由来するのではない。

特に日本のように、協同すること「ゆい」を心根に持つ国は

社会が生物的に進化している、ともいえる。

人間の可能性は、この事実によってとても複雑になった。

社会性は、一部の生物に備わった、比較的新しい機能。

 

死んだワカゾウは、語らぬが

生き延びたご老体は後身に語ることで、社会を強くする。

 

人を選択的に切り捨てる「ユイ」、おそらく次の社会的進化の

キーワードに近いと思う。

生かすべき存在に最優先で社会を回す、というほうが人道的だ。

 

現実を見る。

政府が、報道が臆病になり、原発問題を避けようとしている。

文字通り水掛け論だ。

放射性物質は、これから春の強風で、北部へ吹きあげられる。

関東南部に強い低気圧が通過すれば関東へ至る。

 

当面は春の南風が、福島川に開いた仙台平野へ

放射性物質を届けてしまうだろう。

 

この夏、放射線の影響を受けない食物は、東日本では

得ることが難しくなる。

いつまでもハウス栽培ができないし、用水には放射能がある。

放射性物質の塵に水滴が付着して雨となるのだから当然だ。

雨や雪の核となっているのは、塵である。

そのくらいは社会人として知っておられると思うが。

何も無い空中で、自然に氷が生成されて雨になるわけではない。

 

台風シーズンには、ずいぶん遠方まで飛ぶだろう。

梅雨によって、一時的に原発周辺数十キロに

強く浸透もしていくだろう。

でも、絶対的に足りない生鮮食料を補うには

政府は安全だ、すぐには害が無いから食えといい続け

自分たちは安全な食品をむさぼり続けるだろう。

しかし、我々庶民には高騰した野菜は、次第に買えなくなる。

 

中国産野菜との天秤が始まるのだろうか・・・?

子供たちだけでも、安全野菜を食べさせたいと願うばかり。

 

社会がトリアージしなくては、子育てもままならなく、

国力が衰える一方になってしまう。

だがおそらくトリアージはされず、ダラダラと確実に社会をむしばむ。

国民全体が疲弊していく。

それに乗じて北朝鮮がどう動くか、とても心配である。

 

加えて

自民党は責任分担を放棄した! 谷垣は国民を見捨ててしまった。

確かにこの期に及んで民主党に加担する必要はないが

日本を代表する政党の一派が、なんと国政を放棄か・・・

国家の危機に、政策協議・・・手順がおかしい・・・

原爆が爆発しようとするときに・・・ もはや福島原発が原爆と言うことが

政治屋には徹底されていることを物語る。

 

一方では、ダメモトで自民党への反発の駆け引きに

民主党が都合よく動いた・・・ともとれる。

引き受けてもらえれば責任転嫁、断れば悪評が立つ。

少なくとも石破については、即応力のなさ、判断の甘さ

この期に及んで保身だけが目的という姿勢が際立った。

手順がなってない・・・などという甘ったるい言葉は、

被災住民の心を深く打ち払ったことだろう。

 

日本はもうとっくに沈没しているのかも知れぬ。

少なくとも、民主党はすっかり海底だ。

海より深く反省しやがれませ。 なんだこのユルユルな放射能対策は。

被災地域にある11基の原子炉のうち、8基が制御不能なのに

どえらい小さい対応で茶を濁しているうちに、とんでもないことになるぞ!

 

それにしても

原子炉は、原爆と原理が同じであることを、国民は知らんのだろうか。

臨海がくれば、当然核爆発を起こす。

100キロ圏内が今後数十年、立ち入り不能になる。

 

昨年

福島第一原発は、国内で最も耐震性がないのに

使い続ける!などと胸を張ったばかりだが・・・この責任は誰がとるのか。

 

マグニチュードを上方修正しておいて、想定外、最大限努力中、

すぐに害が出るわけではない・・・という詭弁がいつまで効果があるか

あるいは、判断力を失った日本国が、疲弊するのが早いのか

どこをどう見ても、あまり良い材料は無いから

自分の生き方、日本の生き残り方について、真剣に考える時期が

あと数ヶ月以内にやってくるのかもしれない。

 

それにしても、水かけ対応だが、何十トンくらいでは

屁のツッパリではなかろうか。

冷却水は万トンレベル・・・東電と政府から知らされていないことは

まだまだ多いようだ。

 

福島第一原発には、

それでなくても原爆化しやすい構造がある。

使用済み燃料棒が原子炉の上にある・・・とうのだ。

安全性より利便性を優先して作られた原子炉が、被災したのだ。

 

すなわち、何万年も熱を出す燃料棒が加熱して溶けると

原子炉本体の燃料棒に向かって落ちていくのである。

こうなってしまうと・・・核爆発が誘発される可能性が大きい。

しかも、使用済み燃料棒だからといって、臨海を迎えないわけでなく

溶けて集まれば核爆発を起こしてしまうのだ・・・

 

非核三原則をかかげながら、

実は自爆用原爆を持つM国家だったことになる。

日本とはつくづくユルいくにのレッテルが貼られる事だろう。

私も含めて、危機感が無い国民、あとどれだけユルいままで

生活を続けられるだろう。

買いだめ衝動なんぞで、気を紛らわしていられるだろう・・・


私は繁殖もしないし、死んでも惜しげのない人間ですが

子供がおり、今後も責任を負って生き抜かねばならぬ親御様、

絶対にあきらめず、あせらず、死ぬまで長期戦の心構えで

日本を復興してやってください。

貧乏で微力ながら、私もできることを考え、実行します。


ではまた