14の宝・・・に費やした日々

 


先週の祭りのとき、サヒーオ町長にあいさつしたところ、

新聞に載せますからね、とのたまったら、すぐ南海日々に載った。

四角いスイカもさることながら・・・

Y中順子氏のタイトル「宝」という表現が

島人の琴線にふれたようで、載った日からすぐ

問い合わせがあったという。

タイトルが「天城の風」だったら、ここまでではなかったろう。

素直に脱毛・・・でなく脱帽だ。

女性特有の感情をゆさぶる力には、ヘリクツおじさんではかなわぬ。

 

新聞には厚労省の緊急雇用なんとかかんとか事業と明記してあり

文科省の文化的な事業ではないので・・・予算でギリギリ300部がやっと。

小学校の高学年に配布する予定だが、思ったより要望が多いようだ。

 

家を貸そうといってくれた、伊仙町長もごらんになり

伊仙町もこういうのを作りたいと思っていた、と語ったとか。

 

緊急雇用対策で、コレを作ってしまおうとする企画課長の発想力は

内地人の常識では、到底考えられぬ域にあると思う。

ま、いろいろ彼にもクセはあるが、常に天城のために何かしたい

という企画意図だけは、賞賛に値すると信じている。

 

問い合わせでは

国の予算で作ったのに、なぜそれっぽっちなのだ!という

ご意見もいただいているようだが、それは仕方ない。

 

本来なら、雇用創出の予算なのに、

私とH山氏の日当を節約し?やっと捻出した予算枠内で

印刷にこぎつけたのだから、ご理解いただきたいところだが

欲しいといっていただける時点で、かなり嬉しい。

 

一応、ちょっとピンチになって休んだこともあったが

テゲテゲに全力?で作業を続けた半年だった。

 

課長の日替わり要望に応えつつ、

一緒に調査をすすめたH山さんの文章を解釈しながら、

写真、イラスト地図、文章、レイアウト、一通りぜーんぶこなした。

 

当初困ったのは、今日言ったことを明日は忘れている

課長のクセであった。

しかも、まともな打ち合わせをせず、思いつきの指示だけ出して

とりあえずこれでOKのような気分になってしまうらしい。

さすがに、紙面レイアウトを、横書きから縦書きにしたいというのは

さりげなく断固拒絶しておいた。

そりゃー、味噌ラーメンをソース焼きソバにするような改造だ。

もはや改造とは呼べるレベルではない。

 

ただ、今回はガス屋で使えなかった技が復活できるので

いろんな意味で日替わり要望に応えるのを楽しんでいた。

 

最初の難関が、記念撮影だ。

いきなり人を集めて撮れというが、レンズもストロボもない。

 

次は、それぞれの集落のデフォルメ地図・・・

普通はパンフレットにワンカット、全体を示すデフォルメ地図が

いいところだろう。

 

そもそも、である。

14集落とは、大字(おおあざ)のことで、都会だと丁目くらい。

人口はそれぞれ100人弱〜1000人くらいだ。

大字ごとの名物をピックアップし、特徴的に描くなど

尋常な発想ではない・・・のだが、最初は気軽に考えていた。

 

更に、デフォルメ地図に至っては、

14集落となると、デフォルメにもイメージ統一が必要で

テクニカルイラストレーションより難しいことに気づかなかった。

冷静に考えれば、大字レベルでは大雑把なランドマークなど

ほとんど存在するわけではない。島は平屋の家がほとんどだ。

寺社も、お店も、集落に1つずつくらいしかない。

道を省略するとランドマークが○山さん宅・・・といった住居者名になるうえ

島の集落は同じ姓が集まって生活しているので、フルネームになる。

しかも表札などない家も多いので、氏名すら使い物にならない。

 

結局のところ

生活道路はたとえ普通乗用車が対向できない幅員でも、

全て網羅しなければ、場所を示せないということである。

道だけが唯一、座標を示すことの出来るグリッドであった。

県道以外は、対向できない道が普通だが・・・

つまり普通に販売されている道路地図には載らない道だらけ

ということなのであった。

 

教育委員会が発行した書物には

轟木集落に向かう道の左手に100mほど降りたところにある

などという記述があるのだが・・・こーいうスタイルでは

地図にはならない。

 

どこを降りたのか・・・

100mも行ったら、となりの集落だが・・・

ツッコミどころ満載ながら、つっこんでも地図はできぬ。

このように集落の伝承は一人の語りでは情報不足であることが多く

戦後、道が大分変わってしまったので、余計に混乱しているようだ。

 

そこまで細かい地図は、役場の地籍調査室しかない。

だが、その地図はコンナ感じで、課長は左脳人間で読めないらしい。

(地籍の地図に農政課の情報が載ったもの)

読めないから、読まない・・・で済まされないのだが、済ます体質らしい。

仕事なんだから読まなくては・・・という義務感は

役場職員にはないようだ。

ことごとく右脳を使わぬ課長の習性もあるだろう。

 

でも一度だけ、集落の境界を区分けするとき、

真剣に読んで線引きをしていたのを覚えている。

 

集落の境界は、行政区では別れているが、

それでは全ての集落を網羅できない。

前野(まえの)は大字岡前(おかぜん)に含まれているし、

松原西区と松原上区(うえく)は、双方とも大字松原である。

実質集落の線引きをした地図はないのではないだろうか。

 

このごろは、

隣の集落の土地に家を建てたのに、

私は生まれたもとの集落が良いのだ!と主張し

飛び地的になってしまうこともあるので、複雑だ・・・

行政指導してないのも不思議だが・・・

 

そんな事情もあり

さすがに○○さんとこの昔のオバサンの家(今は空家)から、

前の区長さんのお父さんの家を結んで・・・などとヒアリングしても

私ではどうすることもできなかったからだ。

 

やっと線引きされた、手書きの集落境界を写しとり、

ようようA3に全て入れ込んだデフォルメ地図なのに・・・

なんだか分かりにくいとか、ふだんちっとも右脳をつかわないのに

カーブの印象が違うと言ったり、あまつさえ、地図を調べもしないで

橋の名前が違うと言ってくる。

 

デフォルメ地図に、一体どこまで期待しているのか、わからない。

主要部だけを紙面全体に端的に描くか、

全体を正確に網羅し、小さくて見づらく、当然紙面と集落の形状が

違うため、納まりが悪い描き方か・・・

どちらかだろうが

ほぼ全域を無理に紙面に納めたデフォルメ地図なのだから

当然、ユガミは大きくなる。

すみずみまで入れろ、見やすくしろ、A3横にキレイに納めよ。

それは神様でも無理だ・・・可能なのは左脳人間の言葉上だけ。

 

地図のユガミが激しい集落では、わかりにくい部分もあろうが

集落の人が見れば、道順で何とか解る程度には描いたつもりだ。

 

彼がサンプルで見せてくれたのは、信州の名所を電車で移動し

駅からバスで何分・・・で行き着くような超絶漠然としたものだった。

彼はもちろん、信州の土地勘は全く無いが、それは意に介してない。

どれだけ端折った地図のサンプルだよ!?

バス停だって集落に1つか2つしかないのに、

そこからどうやって複雑な街路をたどるんだよ!?教えてくれ!?

 

ちなみに、橋の名は地図に明記されている。

違うなら、農地整備課に聞け!地図も見ないで何を言うか!

と怒ったこともあった。

 

ま、そういいたくなる気持ちも分からぬでもない・・・

珍妙な橋の名を疑いたくなるのだ。

 

三京(みきょう)集落から離れた場所にかかる

少し大きな橋の名が三京大橋だったり・・・

(もちろん対向は無理)

 

橋が集落から遠く、畑の真ん中にひとつしかない当部(とうべ)だが

その名は、当部中央橋だっ!・・・・・

(どこが橋?)

天城町の名付けセンスって、こんなもん・・・だが

キッチリ地図にあった名前を拾って、記載してある。

 

私が書き込んだ橋の名を、課長が怪しむということは、

怪しい仕事をするのが当然という認識があるのかもしれない。

おそらく役場には、資料を読みあさり、

正確に物事を記述する力をもった人が、ことごとく居ないのだろう。

議会の答弁を見ていると良く分かる。

相手を疑う前に、自分らを客観し、最低限鍛えておきたまえ・・・。

事故で沖縄から戻ってこぬ、無礼S間バーチャンと基本的に同じだ。

 

ダイイチ、常識で考えたらわかるだろう。

そんな恥ずかしい名前、自分で考えて書けるかっ!!!

 

基本的に、

超絶細かい地図を、日当7000円で読んで

デフォルメ地図にしなさいという方が、どうかしとる。

ま、この地図に気づいてしまったのも私なのだけれど。

 

地図のどこが道でどこが等高線で、どこが川か・・・

しかもこれは平成13年当時の地図で、結構今と違う。

なのでトレースしながら、グーグルアースで確認している。

グーグルアースは3、4年くらい前の画像のようだ。

なので、また現在とも違う・・・

 

よく見ると、地図上の赤丸地点をグーグルアースで見ると

ノの字方向の舗装道が、上下で不自然に終わっている。

北側は黒い丸のような、大木でふさがり、南側は未舗装っぽい。

現在、画面下まで整備され、県道並みの滑らかなカーブの道だ。

画面内を「入」の字風に流れているのが県道。

地図を作れという指示だけで、ここまでする必要はないだろうが

半分は天城町、そして半分は自分のためだ。

 

最近、畑が区画整理された場所もポツポツあり、

さすがにそういうところは、やむなくグーグルアースのみで

トレースすることにした。

現場に行ったところで、道を測れるわけでもないし。

 

かの美女ランナー、T橋尚子さんがマラソンのトレーニングをした

クロスカントリーパークも、町の地図にはまだ載っていない始末。

グーグルアースがなければ、どうなっていたことか。

 

山側はキビ畑ばかりだからカットしたいが、県道沿い以外にも

ポツネンと家を作る人が増えてきたので、カットできない。

自分の住んでいる場所が地図から排除されていたら

とてもイヤナ気分になるだろう。

 

そうした家をはずすことなく盛り込むと、

広くて何も目立つもののないキビ畑が延々と地図を埋め、

相対的に県道沿いに集中した集落が小さくなる。

ひしめく名物ポイントが隣接、あるいは重なってしまうから

レイアウトにはエラク苦労した。

全部いりの無理なデフォルメ地図だからねぇ・・・悩ましい・・・

名前が長すぎるのもナンだよねぇ・・・今風に省略したいところ。

 

課長はそんな事は全く知るよしもない、左脳人間だから?

そのくらい、どこの印刷業者もやることだ、くらいに思ってる。

1つの事柄を実現した時、14集落に影響することを

同時に理解しつつ、描きすすめる技術と想像力が必要なのだ。

でも、そこが職人として楽しい。

 

現存する地図では最も正確だが、東西南北がヒネクレた

デフォルメ地図なのである。 こんな愉快な作品はない。

 

写真もそこそこ頑張った。

気まぐれに人物を撮れといいだす課長だが、

集合写真は、自分の顔がダメなら、その人にとってダメ写真。

そーんなことなど、気にもとめていない様子。

自分が寝ている写真を見たら、ダメ写真だ・・・というだろうが

他人が寝ていても、まーいいんじゃない?というタイプか?

 

しかも僕は動物写真家だ。

集合写真など、全然興味が無かった。

 

子供たちや、いいオバチャンたちも、カメラを向けると身構える。

やっぱり島では、写真を撮ると魂が抜けるのか?と思うくらい。

表情を明るくするのは、テレカクシで下手な笑わせ方だとスベッてしまい

よけいに微妙な表情になってしまう・・・子供たちのビミョウな表情ときたら・・・

このあとキチンと笑顔を撮ったが、紙面の関係で割愛・・・無念だ。

 

辛い、辛すぎるぜ・・・写真は一発で撮れはしないので、

笑顔を持続させる努力が、どれほど面倒なことか・・・

 

しかしながら、あれから半年以上たち

このごろは、だいぶマシになった。

次の天城町飲食店マップに載せようと思っている、

中華・ラーメン「のどか」の開店記念に撮った写真。

手間取ったものの、明るい表情で撮れたと思う。

先週の記事にあった、黒いラーM田さんのご一家。

 

建物に関して、実は、通が見るとわかる細工をしておいた。

全ての画像がパースペクティブを整理してあり、

アオリ補正をかけて2点透視風にしてある。

カメラ単体では、なかなか難しい細工だ。

↓加工後。

アオリ補正レンズは存在するが、同じようにはいくまい。

ダイイチ、三脚を据えてセッティングするような被写体でもない。

新築といっても公民館だし・・・万年逆光だし・・・

むしろ青空の復活の方が劇的にみえるかもしれない。

それもこれも現像ソフト、SILKYPIXの機能を活用し

ひと手間かければできること。

 

ほか、

いただきものの写真だと、デジカメなのに日付が入っていたり・・・

カニの巨大なハサミが動かないように、もいだ足をつっこんであったり・・・

↓ハサミと甲羅の一部を描画、左右の足りない足も装着。

左右の足をそれぞれ複製して使うが、光の当たり具合などを

微妙に調整し、陰影も加えてある。

フォトショップ・・・かなり遊べた。

 

文章については、H山さんとの共同作業だった。

でも結局課長は、ほとんど文章を書かず、誰かの文章を加工しただけ。

重箱のすみつつきはしても、重箱を満たす料理は作らないまま。

 

役場の人は、おおむねそんな感じだ。

基本があればできるが、創出は無理のよう。

こんな奇想天外で無茶な企画はできるのに・・・(笑)

 

H山さんの文章は、島人ならではの思い入れのある部分と

そうでなく、調べたのかも定かでない、なーんか怪しいものが

混在しているので、いろいろ確認しながら再構成していくのだが

それがまた、天城町の知識を深めるのに役立った。

島人なので、デスマスやテオニハは、かなり怪しい。

 

どうせ日当7000円なのだから、入力だけすればいのだろうが

このごろのプロの印刷業者、入力しながら誤字脱字すら抽出できない。

ひょっとすると自叙伝などが増えて、誤字脱字を指摘していると

それだけで予算オーバーになってしまうから・・・なのかもしれない。

そんなプロの姿勢に納得がいかず、半端な仕事はしたくなかったのだ。

 

一見何気ない文章だが、人に何かを伝えようとすると、

一言なのに、何倍もいろいろな言葉を考えて伝える必要があって

それもまた、楽しいものだ。

 

高齢化が進む島で、眼鏡なしに観てほしいから

写真も文字も大きくしてある。

常識で考えたら文字は新聞並みでよかろうが、それでは面白くない。

ゆえに文字数が入らないので、とても言葉を選ぶ。

といっても、そんなレイアウトを仕掛けたのは私自身で

誰もそんな指示は出していないわけだが・・・

見出し以外は、デカイ文字がキツくならないように、

丸ゴシック書体でマイルドな印象に見えるようにしておいた。

集落の特色によって、見出しの言葉は同じものもあれば

違うものもある。

私の独断による見出し付けだが、ダラダラ写真を載せるよりは見やすい。

ネタのくくり方には悩まされつつも、苦労のしどころであった。

もちろんこれも私の勝手にやったこと。

 

上は我が兼久集落の写真ページだが、観光地や景勝地とせず

いきなり犬之門蓋(インノジョウフタ)としたのは、この名に

徳之島中の人たちの思い入れが強いと感じているからだった。

釣りや海産採り、素潜り漁のポイント、生活の場でもある。

教科書なら統一性が必要かもしれぬが、これは集落の宝に気づき

興味を持っていただくためのものだ。

疑問を持つくらい、強烈な一刀両断をしても良いと判断した結果だ。

こんくらいの判断を、課長にもしていただきたかったぜ・・・

 

先日、バクヤチマにやってきた大島支庁の役人へ、

住民要望を受けたため、増刷の予算を要請したという。

写真ばかりで文字が少ないから無理だと言ったそうだ・・・

ま、何があっても無理といいたかったのだろうが、

彼らの目の節穴感も見え隠れする。

 

確かにA3の面積にしては文字が少なく見える。

だが、図鑑だってそれほどの文字があろうか???

大島支庁の方は、図鑑など手元にあるまい。

家にも、一冊もないかもしれない。

 

ご自分が地元史について、一筆でも書いたことがあったら、

冊子の文言をよく咀嚼(そしゃく)し、吟味できるはずだ。

2ページの見開きページに、何をどのように凝縮すべきか、を。

この役人は、おそらく文字をダラダラ書くことすらできないのだろう。

知っていることをダラダラつらつら書きつづることがどれほど楽か。

少ない文字には、エッセンスだけが反映されていることもあるのだ。

暑さで目や心まで腐らせてはイカンな、と思う。

 

ま・・・調べ切れなかったところもあるにはある・・・

 

こちらは

全てのお店の写真を出来るだけ大きく、均一な大きさで入れるため

コンマ1ミリ単位でチューニングしてある平土野全域商店地図。

一見スカスカだが、実はこれ以上動かせない。

当然ながら中央の綴じをよけ、土地勘が狂わないようにデフォルメ。

このレイアウトを崩せる人間が居たら、私は弟子になりたい。

 

てゆーか、これだけの店を撮って歩くだけでも骨が折れる・・・

商店街ならいざ知らず、地域全体の店舗写真を網羅した地図は

珍しいだろう。 (これも課長の日替わり要望のひとつ)

PDFをお見せできないのが残念。

そのうち、役場ホームページで公開されるかもしれない。

一応、公開用のPDFはボランティアで作成してあるので。

 

本来は狭くて細長ーあい、兼久のお隣、大津川(おおつかわ)集落。

南北に拡大して記載したことで、密集した集落内のランドマークが

分かりやすくなった。

ちなみに、赤い点が集中するクネクネの街路だが、

集落の人たちは直線的に理解しているらしい。

集落の古老を乗せて走ると、そこを真っ直ぐいけば・・・といいつつ

カーブで10m先が怪しいんだけれども・・・

人間の頭脳は、直線的な格子状に整理して記憶するらしい。

 

食べ物の写真は、食べるときだけ左利き?が幸いし

左箸で撮影し、あとから反転させることで、簡単処理。

(油そうめん、これ実はウドンだ・・・)

本当は、マウスも左持ちである。

 

ネタが足りない集落では、かなり我が家の料理が入っている・・・

昨年夏に開発した新レシピ、蒸し焼きナスである。

ほか、島きゅうりの味噌煮、空芯菜の炒め物、などなど。

 

さりげなく入っているクロウサギ写真。

昨年は県道に良く出ていたので、輪禍防止の看板とともに掲載。

草をくわえているクロウサギの写真が、世界中に何枚あることか・・・

赤目だと誤解されるので、直しておいた。

 

そんなわけで、半年間プラス、4月のサドンデス労働約一ヶ月で

完成に至った冊子、14の宝。

 

最大最後の難点は、綴じが左綴じでなく右綴じになってしまったことだ。

ゲラももらわず校正もせず、すぐに印刷するからだよ課長・・・

横書きだよ、この冊子は・・・左脳人間で文系ならわかるだろうに・・・

 

これは、内々だけの秘密ということになっている。

 

左綴じ用に、右端に集落ごとの色分けしたタグを配してあるから

誰か、勘のいい島人なら気づくかもしれない。

14集落の色分けも、なかなか理由付けが難しかった。

派手すぎず、地味すぎず、それぞれ集落ごとに明確に違う色だ。

だれも、理由をきいてはこないが・・・

 

最後の最後で油断すると、コーなってしまうのが島。

おかげで、イロンナことを知るハメになった半年でもあった。

やれやれ


今週も、だいぶ手前味噌をこしらえた。

けれども、ほとんど○投げの仕事なのだから

どうせ誰にも振っても、尋ねても、進まない。

このくらい自分の考えを徹底し、筋を通しておくことで

次の仕事にもつながる可能性もでてくるように思う。

 

え?紙面のデザインがダサダサ?

 

それは、

遊び心が出るほど、精神的な余裕が無かったからだろう。

給料的にもね・・・

 

いろいろ書いたが、

実は課長がネタ探しし、撮影に赴いたところばかりだ。

さすがに地元で生まれ育った御仁だけに、人脈も知識も素晴らしい。

おしむらくは・・・これまで宝発掘につながってこなかったことか・・・?

もう少し、勘(右脳)とか、味覚とか・・・鍛えると良いと思う。

カラオケも歌えないんじゃないか・・・?

 

ともあれ

関係者の方々、巻き込んでしまった方々、お世話になりました。


ではまた