少々忙しくなる

 


子供の命が、感染先の人間の増えすぎによって

インフルエンザ程度に殺されていっている。

インフルエンザをなめたオトナばかりだから

子供が死なされてしまうのは当然だ。

一年くらい、静かな土地で暮らせぬのだろうか。

現代の人間は、すこぶる不便だ。

 

もともと、

人間は死んだら、すぐ代わり産むために、

ゴリラやチンパより乳離れが早くなるよう進化した。

だがおそらく、精神的に弱くなったことを、

優しさと踏み違えている現代、心の傷とやらで産めまい。

冷血、冷たい言葉だと思うだろうが、冷静なだけだ。

 

人間は増えすぎたから、減るロジックに

支配されているので、そういう心理に陥りやすくなった。

 

地球とはそういう過酷な場所なんだろう。

何かを得ると何かを失うようになっている。

得たことを気づかずに、もっともっと得ようとするから

失うものも大きいんだろう。

 

新政権が大借金してでも、子供だけは生かしたいものだ。

ただし、借金したら、未来はしたたか地獄だろうが・・・

ダムの金で救われる子供がいるなら、ダムなんぞ

どうでもいいじゃないか。 分からん大人達だなぁ。 

 

ましかし、これからは日本も苛烈な気候になるから

念には念を入れて、治水は行っておくべきだが。

ダムで土石流や高潮が防げるか・・・知らんけど。


あ〜何気なくバイトも面白くなってきたものの

便利屋機能を使えば、ありがたがられる反面、

不眠になってしまう面倒さ・・・

 

実は昨日昼、車から降りて、助手席の荷物をとろうと

ちょっと腰を曲げたらギクッ!!!

早くも、島に来て2度目のギックリ。

ようやく軌道にのりかけた矢先、コルセットとシップ生活。

 

肝心の記事のメインはこれからながら、

今書くと眠れなくなるので、ちょっと遅らせまーす。


ということで、再開。

 

今週はイロイロあった・・・

役場の企画というところは依頼ごとの窓口のような部署。

農水観光課は別なのだが、それでもお客人は多い。

 

それ以外にも、なんか知らんが人の縁で

頼まれ事があったりする。

わけの分からんナイチャーなのに、不思議なもので。

 

天城小のK先生から、50人くらいの小学生に

干潟の鳥たちの紹介をしてほしい、私は当日居ないからね〜

などと丸投げされ、同じく丸投げされたはずの

F本家具の社長も・・・店番がいないからお願いね〜

などと、本当にマルッポ投げられ、投げ出されてしまう。

 

うぬう・・・

 

干潟は台風の影響で大雨に風。

ま〜もともとね、依頼を受けたときから満潮と分かっていて

気の毒にも干潟は海になっているわけで。

 

あんまり気の毒だから、鳥の種類と写真を載せた資料を

ちゃちゃっと作って渡してあったのだが。

 

で一応、企画課長(雇い主)に公用扱いにしてもらい

現地へ行ってみると、伊仙町の4校の合同遠足だという。

嵐の遠足とは、勢いあるなぁ。 さすが南国!?

 

子供たちは、僕が油断すると

すこぶる退屈しそうな顔をしている。

うぬう、仕方ない・・・アレヲヤルカ・・・

僕の特殊能力、アレを・・・

 

最初はホトトギスでつかんでおいて、コノハズク、シギ各種、

島の人にはおなじみのアカショウビンも吹いてみた。

意外にも、先生までつかんでしまったようである。

 

ひととおり説明したら、20分くらいのはずが

一時間が過ぎていて、先生方も時間を忘れていた。

質問は、生徒たちだけでなく、先生からも。

驚いたことに、秘密の口笛の吹き方まで、質問が飛び出した。

 

その場で小学生たちがみな口々に練習し始めたのは

結構おかしかった。

 

楽しい反面、かなり疲れてしまったよう。

借りていたフィールドスコープ

(鳥用の望遠鏡で、鳥屋さんっぽく見せる小道具)を返しに

F本家具へ戻り、お弁当をご馳走になった。

このくらいは丸投げなんだから、ご相伴してもよかろう、と。

実は隣にあるエブリワンというコンビニも経営していて

そこから食料がよく飛んでくる。

 

その日の弁当は、大胆にも鯖フィレ片身をから揚げし

甘酢あんがかかった鯖弁当だった・・・

コンビニ弁当にしては、かなり壮大な鯖であった。

 

鳥ではなく、子供たち+先生まで相手に能力を使ったので

昼休みを長めにとっていたら、やっぱり課長から呼び出し・・・

30分しか休みを延長できなかった。

 

戻って、集落のイラスト地図の制作を始めたが

集中していたら、すぐに終業時間少し前・・・

嵐になったが、NHKの取材協力に17時の約束で

農水観光課の課長さんらと南部の当部(とうべ)集落にある

クロウサギの観察小屋へ向かう。

 

最近、地元で話題の

暗視カメラでクロウサギを記録する施設である。

たった3台の固定カメラなのに

ダムの広場に集まるクロウサギがしっかり記録されていた。

いきなり成果があがるとは、立派なもんだ。

 

もともと、

フンをしに多くのクロウサギが出てくる

有名な場所だから当然のように思われても仕方ないが

はたして固定したカメラで写せるか、疑問であった。

 

ひととおり取材が終わったと思ったら

カメラを持ったT村さんが、僕にカメラを向けた・・・

 

情報ウェーブ鹿児島といって、ローカル番組だから

鹿児島県内でしか見られないが。

しかも、我が家はテレビがないときている。

 

で、本当に取材が終了したら

監視カメラのモニターのひとつがノーシグナルになっている。

業務用、池上製ハードディスクレコーダーなど初めて見た。

パソコンに強いから!と課長が言い放ったために

専門外ですといっても通じず、直すハメに・・・

 

設置したのは、沖縄の結構え〜かげんな業者のようで

軽く操作説明をしたあと、一枚のマニュアルらしき?を置いて

去っていったという。

恐るべし南国業者の常識!?

 

監視カメラの設置はプロだが、

このごろの進化が激しい機器の操作説明は

さっぱり苦手なようである。

 

コネクターの結びは、じきに分かった。

レコーダーの背部は、NHKの映像ダビングではずしたのを

再接続してやればいいだけのはず。

だが結線は正しいはずなのに、映像が出ない。

これはもしや・・・モニター側か・・・?

 

何のことはない、誰かが触ったんだろう・・・

マズイと思って、黙って帰ったようだ。

イタズラばかり、いらんことしーなコドモオヤジどもめ・・・

やってくれるわ。

 

おかげで強まる嵐の中、30分ほど観光課長と

観察小屋に缶詰だよ・・・

 

直ると、直って当然のような感じで、

観光課長もささ〜っと帰ってしまう。

(案外、役場のスキル試験だったりして・・・)

 

なんちゅーか、島はモグリでも、資格がなくっても

何でも、やったら仕事になるらしい。

 

人類の群れの中で

もともとの分業は、得意の分担だったろうから

別に間違ったことではない。

 

近所の火事があった場所に、家を建てているが

土台ができたとき、ヘッダ工法のかけらもなく配管がない。

やがて屋根がふかれ、外壁のボードも張られたが、

まだ配管がない・・・排水口らしい穴が

作ったばかりの基礎を、ホールソウではなく、

何かで斫り(はつり)、丸に近い穴が

ギクシャクと明けられていた。

 

島の家はやっぱり、今も昔も、最後に配管するんだ・・・

現代工法で建てられる家はまだ少ないようだ。

内地から職人を呼んで作業すると噂になるくらいだ。

役場のコンクリの大きな建屋ですら、変に劣化が激しい。

 

そんなわけで、やっちゃったら仕事。

 

要は、きちんと家の形をし、ソレナリニ快適に住めれば

大工の仕事になるわけだから、監視カメラを調整できれば

それはそれで、業務用電気店っぽいことになる。

 

そんなわけで、結果的には

鳥のモノマネオジサンになるかもしれぬ

種も、まいちゃってしまった・・・

 

小学の子供たちは、南国の島々では珍しい環境

「干潟」を知らない子が多く、干潟の宣伝屋も悪くない。

鳴きマネに磨きがかかるかもしれないし。

 

いろいろあったが、久しぶりに一週間通しで働いた。

土曜はとっても眠くて、身動きが取れない。

日曜の朝7時からゴミ拾いボランティアの取材があったが

嵐で流れて助かった・・・

 

台風男に台風の神様が微笑んだようであった。

 

ただし

家に居られたとて、トイレも風呂も嵐の向こう側なんだが・・・

やれやれ

 

運がいいと

取材もかねて、こんなところで仕事もできる。

カメラもパソコンも、もちろんソフトも自前だらけだが

ま〜島の人たちや自然に触れながら仕事ができるのは

願ってもないことだ。

 

ややこしい町誌(町の歴史を記録した本)などに目を通すには、

こういう環境が一番いいように思う。

歴史とともに、たゆまず存在し続けてきた、変わらぬ風と海と太陽。

コンクリートの図書館より、ずっとふさわしい場所だろう。

 

あとは、ココロが普通にしていてくれれば問題ない。

来週もがんばるな!わがココロ!


ではまた