ココロウキボリ

 


とみに調子が悪い、辛い。

やっと一足先に、夏の好天になったというのに。

 

こんな記事を読んでいただくのは本意ではないようにも思うが

あくまで、公開型週報なのでご理解いただきたい。

 

環境変化に対して、とても弱いことは分かっていたが、今が極大だ。

色々調べてみたが、コレだ!といえる症状は無く、どれも少しずつあてはまる。

強迫性障害、うつ病、躁うつ病、あたりに含まれているが、精神の働きは

人それぞれ違うので、竹を割ったように明らかな分別はできないのだろう。

軽く当てはまる程度が多いから良いものの、度を超えているところもある。

 

気分は落ち込みも無いが、盛り上がりもなく、ウツとは違うようだ。

ただ身の回りのいろいろがうとましい。

 

何しろ困るのは、繰り返しによる被害妄想拡大とでも言おうか

些細なことが頭の中で繰り返されてとても気分が悪くなることや

時折心臓の鼓動が高まったり、リズムが狂ったり

突然汗をかいたり、悪夢を見たりして、特に夜はその傾向が強くなる。

万事に対して意欲が減退していて、引っ越してからカメラを持てないでいる。

吐き気が続き、食欲も無いので、朝夕二食がやっとだ。

眠れないのでクラクラし、家から出られず、また寝たきりになった。

 

2日ほど短時間睡眠があって、次の夜は6時間程度熟睡・・・

しかし明け方は妄想で鼓動が速まる、といった感じである。

一人で住んでいるのが良いのか、一人でない方が安全なのか

多少不安になってきた。

社会的な接点が少ないので、テレビがないのも一因かもしれない。

気持ちを散らすどころか、集中する環境が整ってしまった。

ラジオ生活は、頭の中で単一思考が螺旋を描きやすいのだと思う。

 

この家に馴染むまで、どの程度の時間がかかるのか分からない。

正直なところ、生涯でもっともインチキな家なのだから、安心がない。

家の2m前が道路なので、プライバシーもイマイチ。

風通しがよくて、居候していた家より、ずっと涼しいのが救いではある。

しかしながら、室内に光が入りにくいので暑くもないかわりに

薄暗い家である。

 

トイレに行くのが面倒なので、水分の摂取量がかなり減ったし、

我慢の度も増した。

かなり偏ったヒキコモリだが、トイレと風呂は屋外なので

完全に引きこもるのは不可能だ。

 

ちなみに、トイレは汲み取りを依頼する必要から、夜の小用は

草むらへ・・・南大東流を取り入れている。

まぁ、風呂の排水も全て野原へ吸収されていることを思えば

大した問題ではないし、焼け付く紫外線が殺菌してくれたり、

大雨が洗い流したりしてくれる。

そのためのバッファになっているような空き地が、下の家との間にある。

島のゴミ処理の大半が畑で焼却・・・というのを考えると、常識的措置?

 

寝ていると部屋の中で鳴くヤモリも、かなり悪夢に寄与しているようだ。

寝耳にはケッケッケッケッ・・・が、カンカンカン!と何かを叩く音に聞こえ

少し目覚めて、また眠る、を繰り返している。

浅い眠りの時に、かなり嫌な夢見があるのだ。

隙間だらけでゴッキーが多いから、生態系を維持する方が得策で

ヤモリさんの徘徊は多めにみるようにしている。

 

台所奥の天井裏には、どうやらスズメが巣くっているらしく

昨日からゴソゴソ音がし始めた。

 

気分転換以前に、外へ出られない状況には困り果てる。

 

ここまで書いておいて・・・

もうひとつ、体調に関しては単純な原因が考えられる。

水か冷たいものしか食べられない状況から診るに・・・夏バテだ。

早い夏に、もう夏バテ・・・先取り人生だなぁ。

 

暑さで食欲がなくなって、環境が変わって、更にバテた感じ。

あるいはビールはいただいているので、アル中か?とも思って

今朝は思い切って実験してみた。

 

離れた居候宅へ、ゴミ捨てに自転車で出かけたのだ。

都会と違って、ビンも缶もペットボトルも第一水曜日のみ。

汗をかいた後のビールは、美味いに違いなかろうと考えた。

一週間以上寝ていたので、体中が坂道に起こされたよう。

兼久から北上し、天城を通過し、浅間から松原まで行ってみた。

ゴミはキッチリ捨ててあってちょっと残念だったが、

キレイになっていてほっとした。

松原漁港では、イマイチ動きの鈍い熱帯魚を見てきた。

最後の大きな坂を歩いて上り、足が笑うのに苦笑しつつ帰宅。

想像より冷たい水風呂を浴び、文字通りちょっとヒヤッとしたものの

朝飯前に一杯ビールへいってみることに! ただの自堕落・・・

なのだが、そんなに美味しくはない。 最初の一口だけだった。

 

おかしい・・・やっぱり食欲全体がオカシイ。

卵が凍って割れてしまう日立の冷蔵庫もオカシイ。

水は飲めるが、食べる気が起こらない。

だるいので、その他の意欲も全くわかない。

聖人になったか、仙人にでも鞍替えか・・・

 

初めての徳之島生活で暑さが体に与える影響は大きかろう。

食欲に出るとはなぁ・・・モウチョウの時だって食欲を失わなかったのに。

毎日冷やし中華で生活するサラリーマンの好みがやっと分かった気がした。

エアコン漬けで冷やし中華は変だけれどもがね・・・

  

やっと食べたら腹痛、食べなくても吐き気、こんな時についてないなぁ、

買ってあった野菜ジュースに、かろうじて救われているようだ。

 

寝ても起きてもよろしくない。

いかんな、無気力生活はあとどのくらい続くのだろう。

 

今、一番欲しい物を言え、といわれても全く思いつかない。

食べたい物も、会いたい人も、欲しいものも何もない。

頭の中が八方ふさがったとでもいうのだろうか???

な〜んにも欲しくないというのは、思った以上にヤル気の出ぬ

変な心持ちである。

何とかせんといかんが、今は何も思いつかぬので、ダラダラしよう。

 

もともと定住を捨てて出かけた旅だ、あまり堅く考えずに

観察記録が一区切りついたら、次の修行地を考えるのも悪くない。

やっぱり日本一周してから、また考えるというのもアリかもしれんが

その前に、体調を普通の不眠状態まで戻さないとな。

マダガスカルも行きたいなぁ。

その前に、せっかくだから、ハブとご対面しないといかんだろう。

 

もうすぐ43歳かぁ、若かりし頃からみたら予定外の長生きだ。

案外人間は丈夫にできているのかもしれないし、

世の中は長生きするようにできているようだ。

 

ま、

こんな空気が美味い一日、青い空、美しい夕日、薬にならんはずはない。

それが分かっていてやってきたんだから、何とかなるだろう。

 

さてさて人生の長大リフレッシュ休暇はいかに


ではまた