Fragile Luck ?

幸運の女神は赤がお好き?

 


まー、何かよく分からないうちに、ぎりぎりを乗り継いで

というか乗り越えてというか・・・

しなくてもイイ無理な旅路を走りぬいて横浜へ帰ったおかげで

会社はクビにならずに済んでしまった。

 

問題は宅配で送った大切な竿だ。

上州屋で買ったヤッスイが機能的な、フツーの竿ケースのまま

徳之島に数えるほどしかないコンビニ(チェーン店かは不明)に

託さざるを得なかったがシマノの竿。

さすが長男の無理強いに応えるだけあって

ダテに馬鹿でかいヒラアジを釣らせてくれる竿ではなかったようだ。

どこぞの・・・使っている最中に何の前ぶれもなくポッキリ折れる

ダイワのシーホークとは違っているな。

今は部品として、帰ってきたシマノの竿に役立っているが・・・

 

船便経由であろうヤマト運輸の荒波をもモノともしなかった竿、

すげーぜ。

命を預けるにフサワシイ強さを持っている?

あるいは輸送中で強さを使い果たさないで居てくれると良いが・・・

 

伊勢で療養中、しっかりチューンしておいた

背の高いガイドも折れずにしっかり無傷で帰ってきた。

(ガイドはシーホークのを活用)

長男謹製、ポリエチレンの細糸の上にやや太い糸を巻いた

ダブルラップ仕様で、透明エポキシでカッチリ固めてある。

なかなかソレっぽく仕上がっていると思うのだが。

 

まそれはそれとして

今回の徳之島も結構というか、かなりハードだった。

会社へは、休職後の更なる回復期間と申し出はずだが

島はそれを許さず、思わぬ展開を見せる。

 

某町の企画課Yさんより教えてもらった

空港の横のマングローブが生えかけた干潟は鳥類の観察に

適しているという。

確かに、着陸のとき機内から見て、ふーん、そういえば徳之島には

マングローブ無いと思ったけど生えたんだ・・・と思ったところだった。

 

干潟にはシオマネキ(カニ)があふれ、カニが歩く音がする!

それはもうたくさん、鳥にしてみれば、ワイン好きがワイン風呂に

入っているような感覚になる・・・天国に違いない。

(見たことの無い怪しげなシギも多い)

確かに渡り鳥にはパラダイスのようで

一年で地球を半周以上するような鳥が

入れかわり立ちかわりやってくる。

(ダイゼンご夫妻)

 

あるいは、別の某町のこれまた企画、Y本さんから誘われ

飲んだのは良いけれど、あくる朝気づいたら、見知らぬ座敷で

横たわっていた・・・てなこともあった。

 

徳之島の役場で企画をやるには

イニシャルがYでないといかんのだろうか?

 

まー

なんだ・・・

 

早起きしないで

朝は釣りもせず・・・

夕釣りも2度ほど・・・

 

その他はあれやこれやとあったわけだ。

 

その他はといえば・・・


デジバカぁ〜一直線んん〜

テナモンくらいかもなぁ。


釣る撮る食べるの繰り返しが徳之島と言っていい。

山海荘に泊まったからには、三人前を食べる気概と

胃力(いぢから)、そしてそのための昼飯を抜く覚悟を

持たねばならい。

 

しかし、初日からちょっとくじけた。

 

最近だるくて、ちょっと夏バテかな?と思ったので

思わず500円を切る、間違いなく中国産だが

二枚もウナギが乗った弁当に惹かれた。

 

ウナギは良かったがタレが変で、生醤油の味がする・・・

内地ではありえないが、コストダウンのために

甘味料としょうゆと水ととろみを出す薬品を混ぜただけ、

のようだ。

 

まずいというより、未体験、食欲不在の味覚であった。

夕食の量を思い、タレの付いたご飯は大地へお帰しした。

 

気を取り直し

撮影に・・・と思ったが、やはりその晩はアレだった・・・

通称エビ鍋というらしいが、定宿にしている長男にとっては

脅威甲殻類、三人前鍋・・・・であるからして緊張が走る。

もう何度目かであはあるので、余裕も生まれてい、

甘味もしみじみと感じられたが、食するのには二時間半を要す。

 

さて、鍋記事はまたの機会にとりおくとして

今回のデジバカ撮影装備である。

ひょっとして、最新状態としては初公開だろうか?

 

【朝、昼の鳥、昆虫装備】

後述の、ビーム砲レンズこと、望遠ズームレンズが

おもちゃに見えるほどに大きめの・・・

超O型光学ビーム砲レンズだ。

伊勢でトンボを撮影したのはこのセット。

まだ修行中で重く感じ、よく左ひじをついてしまう。

そこで、昔のバレーボール時代を思い出し

サポーターを付けて撮影し始めたら、だいぶ楽になった。

でも、実質1120mmと超望遠すぎて、手ブレが多く、

その上、視野が狭いので、飛ぶ鳥を捉えるのは大変。

もう少し修行と工夫が必要なようだ・・・

とはいえ、中央下部に装着した、百円ショップの桐まな板製

長男カスタムグリップのお陰で、とても使いやすくなった。 

 

【夜の動物装備】

昔はこのレンズが重く感じたものだが・・・今は何も感じない。

長男にとって、軽量コンパクトなビーム砲レンズとなった。

これなら釣りのお供にピッタリサイズ、くらいコンパクトな存在に。

防水なら持って行きやすいのになぁ。(ストロボ、マグライトを除く)

ここには写っていないが、単三8本を内蔵したストロボの補助電源を

腰のベルトに付けて今回から撮影を始めた。

ストロボのエネルギー充填が間に合わないトラブルは解消。

○動砲みたいに120%のじゃじゃ漏れまで充填する必要は無いが

屋外でフル発光すると、次の発射?まで二秒くらい待たされる。

夜の動物たちは、せいぜい十数秒しか接触時間がないので

それではガミ○ス艦隊に攻撃を受け、こちら大破してしまうのだ。

というか撮り逃がしてしまう。

 

ちなみに

今回からマグライトのフィルターをダイソー横浜西口店の

ガラス容器のふたを使って赤にしてある。

更に固定ストラップもダイソー日吉東急店で探し当て

赤いのに変えてみた。

当然、三倍速くピントを合わせ、三倍多く撮影するためだ。

別にどこぞの戦艦を何隻も沈めるとか、そういう野望は無い。

 

「軽量、望遠、赤い!」の三拍子そろった撮影機材だ。

 

おかげで、バッチリとトクノシマトゲネズミを撮影できたのだから

赤いというのは三倍以上、霊験あらたかであるのは確実。

間違いない!

 

ハイビジョンと同時に撮影できる装備も完成していたが

やはり撮影の基本は、まず動物をこの目で追いながら

静止画で姿を捉えることが基本と考えて、シンプルに戻した。

いらぬ気を回して、集中できずに撮り逃した苦い経験からだ。

シンプルに戻したのも功を奏している。

 

しかしやっぱり基本は赤だな、赤。

 

ともあれ

それぞれに違う特長を発揮する撮影装備で

超望遠ビーム砲では、小さなシロチドリの一瞬のスキを狙えるし・・・

 

下の軽量望遠レンズは、かなり小さな動物、昆虫も写せる実力。

(一円玉大です)

山海荘で発生中?クロマダラソテツシジミ?

南国産の迷蝶らしいが・・・

庭先で何頭も遊んだり潜んだりしていた。

 

それぞれに役立ち方が違うレンズ。

そういえば、

そろそろ一眼レフカメラ本体を買い換えようと思ったけれど

撮れちゃったなぁ・・・・ほとんど夜はクリアしてしまった。

ただワンカット、

立ち上がってススキを食べるアマミノクロウサギ以外はね。

ってことで、しばらくは新しいカメラを買わなくてもすみそうだ。

安月給だから、しっかり予算を確保しておこう。

 

さて、次は何を撮ろうかなぁ。


次回

汗水流して撮影したのに退屈な画像を、一挙公開?

それとも、山海荘の赤くないのに三倍すげー夕食を公開?

ともあれ、何とか毎週水曜に復活する予定。


ではまた