ニンゲンだから

味で勝負

(またしてもText Only・・・)

 


最近あんまり料理らしい凝った料理はしていない。

手抜きしておいしい料理とか、インスタントのチューンとか

そういうのはかなり上達。

 

長男自身はビールは無ろ過の酵母入りビールを

毎日ゴーヤのサラダと一緒に、おいしくいただいている。

 

さて

人間には焼きそばをたべてもらってきたが

今度は種を超えた愛情を発し、動物に挑戦しはじめた。

 

先週末は、町内で異様にカラスが多かった。

カラスは嫌われ者であるが、カラスに悪気はない。

ワルサはするが、悪気はない。

なので長男も悪気はなく、愛の味わいでもって

カラスにも、ムシムシとした梅雨のうっとうしさを

ぶっ飛ばしてもらおうと、辛味で暑気払いを!と

合いの手、ちょいなちょいなぁ〜っ・・・じゃなくて

愛の手を差し伸べようと、とある袋に味付けしてみている。

 

袋は、燃やすゴミ袋のこと。

 

まー平ったくいえば生ゴミね。

それにわざわざ爽やかで香り豊かな夏の味付けをしてやろう!

と、思いついたのだ。

 

案外、コショウと一味は一袋60円そこそこで手に入る。

暑気払いにはやさしい出費である。

 

一袋に、半分くらい使えば十分だ。

雨のときは唐辛子メインでコショウ少な目

晴れているときはふんだんにコショウを加える。

置いた袋の外にもふりかけるサービスぶり!

風のある日は自分も目と鼻で味わうので気をつけよう。

 

カラスの喜ぶ顔が目に浮かぶわい。

 

一度食べたら忘れない、カラスは賢いので

長男の味を、カラスは一生覚えていてくれる。

 

まー

お行儀の悪い、シツケの悪い犬猫、

時にアライグマなんかが食べても、

なかなか良い暑気払いになるだろう。

 

太古、金と等価と言われたコショウが、

現代の動物愛に変身!

長男史上、屈指のグッドアイデアだ。

 

大切なのは、暑気払いできて

彼らの思い出に残る、覚えやすい味と香りであること

である。

 

え?

人間と味覚が違う?

ペットという非道な動物飼い殺し系な方は

お気づきかもしれない。

そう、だからこそ味で勝負するのだ。

 

辛味成分は鳥でも感じるのではないか?と思う。

熊もカプサイシン(唐辛子成分)は感じる。

 

ところで

長男はペットの存在を哀れむ。

どう言い逃れしても自由のない飼い殺しだ。

それを家族とか、ワタシと居てシアワセとか言うヤカラの

ムシズが走る言い訳には、噴飯ものである。

 

家族なら、人間も同じ食べ物をずっとキッチリ食べるのだ!

平等に・・・間違いなく塩分少な目でヘルシーだぜ。

エセ家族気取りもエーカゲンにしないといかん。

まー逆にニンゲンのを食べさせて目ヤニ出まくりの

ペットたちも痛ましいが・・・

  

自由に生きる首輪のない犬を見たことがあるか。

時にニンゲンを利用し、時に文字通り歯向かう。

 

群れで生活しなければならない犬も、人という群れに従わず

首輪がなくても生きられる。

すらりと伸びた首すじに流れる体毛が、ツヤツヤ美しい。

 

猫はツルむ必要がないので、家族的に見える

マーキング行為を、なついていると勘違いする人間は

とってもシアワセだろう。

 

別に、ペット動物が嫌いなわけじゃない、

子供がカブトムシなんかを飼い殺しして学ぶが

飼い殺しはやっぱり最低なエゴだ。

 

でも

なぜかペット動物は、かわいくて、愛おしくて仕方ない。

長男も、一緒に暮らしたい気もするくらい

そういう姿に無理やり改造されている訳でもあるが・・・

 

食べもしないのに釣る、釣り人も同様だな・・・

命をもてあそぶ事に、全く違いはない。

 

閑話休題

野良というか、自然に生きる動物とのせめぎあいは

生物である以上、常に営まねばならない宿命にある。

ニンゲンだからといって、その宿命から免れることはない。

 

だから、自然には人工ではなく、自然の味で勝負する。

コショウと、一味たっぷりの燃やすゴミ。

味わってみるといい、ハシブトガラスよ。

きっちり味付けしてやったのだから、しっかり味わえ。

 

ニンゲンだって昔は、もっと土のついたのを食べたり

肉食獣の食べ残しを奪ったりして腐りかけたものだって

食べることができた。

寿命は短かったが免疫力は高かったのだ。

今のニンゲンはそれすらできず、品質の落ちる

ペットフードをドーブツに食わせて満足げだ。

中にはちゃんと味付けを変えて料理を作ってあげている

本当の家族になっている幸運なドーブツが居るのは

とっても救いだ。

 

ましかしすまねえな、ハシブトガラスよ。

俺たちがココに居座るためには、お前らと戦う必要があるんだ。

ペットにやるエサはあっても、あまった食べ物を

カラスに分けてあげるだけの優しさが全くないのだ。

 

食べ物を目の前に置いといて食うな!ってな勝手は

俺たちニンゲンのエゴなんだが、それでもニンゲンは

ニンゲンの間違いを貫いて生きにゃならんのだ。

つまらんジョーレーとかあるし。

 

ニンゲンとそれ以外の動物、植物の関係ってのは

もう変わることができないモンなのかねぇ。

勝手な自由ってのは不自由なもんだ。

 

動物より植物を増やさないと、CO2は減らないしなぁ。

もちょっと、植物とか海草とかサンゴに意識を注がないと

いかんのだろうなぁ。

われらが脊椎動物の起源は、ストロマトライトの

長年の酸素供給によるというし。

カラスの相手をする暇があったら、草でも守るか。


さて、

最近アップが遅れて申し訳ありませんです。

ですが長男、ここに至り大ピンチの状況で

頭もろくに回らず、文章を書くのもやっと。

次回がいつになるのか、ちょっと分かりません。

あしからず。


ではまた