ふつうの帰省の風景

 


あー三週連続木曜休日ってか、会社を休んでしまう。

もうすでに、あれだ木曜日って言ってる時点で遅刻だよ

この記事は。

 

なんか、体は寝たら起きないしだるいし、耳鳴りもするし

ネタも思いつかないので、ちょっと長男的帰省の何たるかを

チラ見せしてみようとおもう。

 


 

意外に遅い出発をする年末であった。

 

なぜか・・・

 

床屋である。

 

世間様より多少遅めに仕事を納めた次の日、

荷造りし、洗濯を済ませて

床屋へ行ってから、自家用車へ搭乗する。

 

普段は閑古鳥の床屋に

年末ともなると、その辺の男どもも年越し刈りに訪れる。

仕方なく家に逆戻りして、アレコレ片づけを済ませて

床屋へ行き、脇と後ろを一分、上を五分刈りに。

長男はヒジョーにビミョーなボーズ刈りでもない

スポーツカットにしては短すぎる、特製長男刈りなのだ。

 

いやみな主人が、オジイチャンの臭いのする

試供品のカミノモトをつけようとするが、強硬且つ低調にお断りする。

あれは、2、3日臭って少々迷惑した前歴がある。

試供品なのにあの執念はなんだ?

自分に使ったけど効かなくて

臭っただけだったから腹いせか?

 

いいんだ、おれはオヤジみたいに、被ったり隠したり

気休めしたりすることは、せん。

六十過ぎて、歳相応にハゲかけた自分のストレスを

客にぶつけるな。

全く困った髪刈りのオッサンだが、またそれもかわいいもんだ。

 

若いモンだけが傍若無人なわけじゃない

オッサンも十分、多分、昔っから傍若無人だったんだよ。

今も、昔もな。

 

さてと、荷物を積んで車に乗り

まだ、石油が安かったころ、帰省から戻って給油した

1月の燃料を、11ヶ月と何日かぶりに給油した。

 

燃料が1.5倍の値段になっているではないか!

(原油的ウラシマ効果)

リッターあたり150円といえば、牛乳と同じではないか!?

牛乳飲んで成長もしないのに

ただ排ガスばら撒いて走るだけか???

サウド家の将来が明るいわけないな・・・こんなんじゃあ。

 

なんて考えているうちに、晦日(みそか)の夕刻になっちまった。

 

だいたい休みの日は、ブランチに軽く茶漬け一杯か

パン一切れと自家製コーンスープくらいしか食べず

そのまま腹を空かせて帰省の東名を駆け抜けていたが

久々に鮎沢サービスエリアの名物が食べたくなった。

 

鮎沢の下りは、トラックの運ちゃん御用達の

ちょっとしたコストパフォーマンス食堂がある。

 

休日に久しくカレーを食べてなかったので

名物?大盛りカレーを選ぶ。

 

番号札を呼ばれ、トレイを見ると

お盆のような皿にカレーがのって600円。

これがソコソコ辛く、ソコソコ香りがいい。

 

寝ないように、しっかりカフェインの入った

日本茶の500ミリペットボトルを買い

再び車中となる。

 

今回は、かなり眠い。

かなり車線をよろけて、迷惑かけたろう。

どうせ事故渋滞が待っているから、90キロで走るのを

かなり遠回りにさけて追い抜いていく。

 

歌をうたっても、口笛を吹いても

そのまま眠くなってヨロヨロ走り続ける。

 

一年もたつと、夜目にも分かるくらい

風景が変化している場所も、ところどころに見てとれる。

 

何しろ、豊川の検札がなくなっていたのには驚いた。

夜、

そのエリアがどうなっていたのか気づかなく

廃屋の如き検札エリアを見たのは帰りの途上だった。

 

無法地帯だった、伊勢湾岸道路にも、オービスが付いている。

ま、90キロの長男には無縁になっているが

セリカだったらヤバかったかもしれない。

 

名古屋を過ぎるころになっても

燃料系はまだ前半の域にあり、ゆっくり走行が

大気に優しい事を、なーんとなく嬉しく思う。

 

我がカーナビには、未完成の伊勢湾岸道しかないから

途中で困惑し、暴走し始める。

だから「ルート消去」と言って、安心させてやらねばならぬ。

 

そして、東名阪道に入ったころ、

再び「実家に帰る」というと、正しいルートを探索しそうだが

実はあのシャープの亀山工場で有名な亀山ジャンクションの

周辺が、第二東名のおかげでズイブン変更されていて

ちょっとどぎまぎするが、まあ、それは許せる範囲なので

多少の気の迷いは許せるので、そう告げてやるのだ。

 

そうして、玉城までひた走る。

歌い、口笛を吹き、三重県に入ったかすかな喜びとで

走りぬこうと思う気力がわいてくるものである。

 

玉城町内は非常に複雑で、したがってカーナビもさらに

複雑というか意味不明な案内をのたまうが無視し

正しく表示されているルートを走りぬけ

広大のただなかにある信号もない小さな交差点を

右折して我が実家へと至るのであった。

示されたルートは正しいのだが

道の確度が微妙で、次の交差点までの間隔が狭い玉城町、

カーナビ画面には示せても、語れないようだ。

おもしろい。

 

さて

長男の年末行事は、餅もみ、すでに我が家系でただ独りの

「両手もみ」の技前を持つ、餅つき

おせち料理の花形、クワイむき、であるが

残念ながら、餅もみには間に合わなかった。

 

一方

無事年が明け、ちょっとしたトラブルがあった。

通常我が家では、正月二日の早朝に、お伊勢参りをする。

だが、その準備のために、車を入れ替えていたオヤジ殿が

あろうことか、自分で立てた柵に車をこすってしまい

ご機嫌斜めになってしまった。

 

なだめすかしたのは、意外にも弟だ。

 

長男は正直、お願いすることもさしてなく

面倒くさかったので、近くの伊勢神宮ゆかりのお社で

十分良いと思っていたが、弟はそうではなかった。

 

なんか、よっぽど願いたい事があったのだろうか・・・

 

長男の願いはたった一つだ。

今年は予算的なこともあって、一つに絞っておいた。

  

おそらく聞き届けてくれるが、かなえてくれるかは別なので

毎年同様、お賽銭もほどほどなのだ。

 

いったい伊勢神宮の外宮、内宮二つのどちらに

いかなる神がいらっしゃるのだろうか?

アマテラスオオミカミはおひとり、だが、社は二つ・・・。

 

神様の世界も、儲かるように出来ているようだ。

まさか、1/2ずつでお願いすることはないから

一つの神様に、お社が一つよりは二つが養われやすい。

 

神には空間も時間も超越した心霊力があるのだろうから

人間がお社を作れば、どこにでもいらっしゃるのかもしれない。

 

にしてもスゴイ知恵と心霊力である、さすが神さまっ!

 

今年も内宮(ないくう、と濁らないで発音する)を

後にお参りしたので、鳥居の向こう側に上がるご来光を

拝もうと欲張る人たちの群れが眼前に立ちふさがる。

立ちふさがりたくなる気持ちも分かる、すばらしい朝

アマテラスの神々しき姿なのである。

 

とはいえ

もうアマテラス様を拝んだんだからいいじゃん、

これからが本物?じゃああのお社の中のお方は誰???

 

日が昇ってから拝んでも、お留守って事じゃないの?

それってまずくないですか???

日が昇ってからお賽銭を使っても、効力なしじゃないですか!

そんなこと、誰も教えてくれないし、知らないし!

 

ったく・・・日本人ならではの、何でも拝みたい精神にも

困ったもんだ。

他の人のこと、後のこともイロイロ考えて

キチンと拝んで欲しいものである。

 

こっちとら、毎年の事ながら、今年もお賽銭を捧げたので、

記念にお釣りとか領収書かレシートとか欲しかったけど

どうすることもできんかったんぞ!ったく・・・

是が非でも居てもらわないと困るんだよね。

 

それでもって、レシートが出してもらえますように、

なんて願ったり、かなったりしたら、

心霊力も、お賽銭も、無駄遣いそのものになってしまうが。

 

ともあれ

年末年始はこんな葛藤と思い・想いに満ち満ちて

そうはいっても、なんとなくのんびりと鳥の撮影もしながら

またたくまに過ぎていくのである。


 

ではまた