今年の新年は真面目に寒い。

申しぶんないが、木枯らしがきつい。

多少馴染んできたビーム砲レンズだったが

なんともまあ、今度は風か・・・

風当たりの強い年だか歳だかになるんかなぁ。

 

例年?なのか微妙だが、それなりに鳥は田畑に居座っている。

 

冬のハヤブサ、チョウゲンボウも恒例にやってきているし

おなじみのヒバリもタヒバリも居るぞ。

(チョウゲンボウ、こちらに気づいている)

 

で、モズ博士Tに夏鳥では?と言われてしまった

夏に目立つ鳥、「セッカ」も越冬中のところを

お邪魔させてもらった。

夏は草原上空で「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」と鳴いて

分かりやすいのだが、冬はめっきり静かだ。

尾に特徴的な縞があり、見た目は美しい小鳥だった。

夏はなかなか接近できないのに冬はすぐ近くで逃げない。

 

その前に撮った、タヒバリは、ためしにオートを使ったが

ひどいモンだった。

キヤノン20D、それほどヒドイ機械なんだとは知っていたものの

あらためてやってみると、そのヒドサが身にしみる。

ワンカットもピントは来ずである。

センターのみのフォーカスポイントに絞って合焦させたのに

背景にピントが合っているとはどういうことだ???????

これはカメラの機能ではない。

役立たず、とはこういうのを例えて云うのにふさわしい。

(あーあ、こんなのしか撮れなかった)

結局、たくさん居るのだが、なかなか目の前ではじっとしてくれない。

 

ヒバリも冬は群れていて、群れが飛び立った後も

まだその辺に半数くらい潜んでいることが多い。

だからこっちもコッソリと座り込んで探す。

 

と・・・

 

やっぱりいらっしゃる。

ひっじょーに見つけにくいが、ほぼ確実にいるはずなので

根性くらべである。

 

でもなんか写真全般にキレが悪い。

超望遠を更に長くするためのエクステンダーなるものをつけているが

キヤノン純正なのに、いまいち像がシャッキリしない。

絞りを9以上に絞ると逆に像が甘くなる気がする。

 

午後、田んぼ方面から、川方面に移動して

セキレイを撮ってみる。

セキレイは夏の場合だが、いろんなところから渡ってきているのも居て

貴重な種がひょいと目の前に居ることもあるとモズ博士Tから

教わったので、ちょっと練習だ。

キセキレイは思ったよりずっと黄色い羽を持っていて

普段はおしりの方なので黄色味が薄く見えるのが

グルーミング中の鮮やかさには驚かされる。

セグロセキレイは日本固有種だそうで、一部が朝鮮半島でも

繁殖しているらしい。

コワオモテっぽいが、実際は白黒ハッキリしていて

いさぎよく美しい鳥である。

 

川には、毎年恒例のカワセミは居なかった。

移動してしまったのだろうか。

その代わり、小枝をわたる小鳥が・・・

声からすると、いっしょにコゲラ(小型のキツツキ)が

居るようだが・・・・エナガの群れだ。

どこにでも居るが、なかなか撮影できないスバシコイ連中だ。

でも、今回は遠くからそっと狙えるので、初めてソコソコ撮れた。

(スズメよりかなりちっこい)

北海道の近縁種、シマエナガなら

もう少し人懐っこいので撮影しやすいんだけどなぁ・・・

 

風は強くても、ひざまずいて撮影すればなんとか撮れなくはない。

まぁしかし重いレンズだ。

風も風なら重さも重さである。

5分も撮影したら、ぶるぶると重さに体が限界を訴えてしまい

撮影どころではなくなってしまう。

まいったなぁ、まだまだ馴染まないなぁ・・・

今年はこいつを何とかしよう。


てなわけで風当たりの強い年初。

今年の長男の風当たりはどんなだろう。

向かい風か、追い風か・・・どんなんやら。

 

皆々様、今年もよろしくお願いいたします。


ではまた