第二弾はソニー、バイオ編!


タイトルとは無関係に最近、下半身がヘナっとする。

理由は不明だが、歩く速度が三割くらいダウンする。

なんじゃこりゃ。

たとえ赤いナンとかにチューンしても

普通の人並みにしかならぬ状況に、妙に苦しむ長男であった。

上半身は相変わらず、6キロのカバンを

普通に持ち、通勤できている。

 

もうひとつ

馬鹿げたことがおきている。

国民はどこ吹く風・・・へんな国だよ日本は。

自分らのゼーキンをむしられて、勝手放題の

意味不明な政党政治を是として

のーのーと自分の不幸を嘆いている。

馬鹿げていることには、確かな理由があるもんである。

 

元々、自民党が駄目だ!といったんは結論した国民。

その民意を無視し、むしろ党意というよりは金意(利権)を反映した

無理無体な首相選出。

自民が駄目だと言うのに、平然と自民の首相を選出する政党政治。

最初から民意のかけらもないが、そもそも国民が無関心だから

なお増長した閣僚人事だ。

利権が、いや直接的に言えば、自分らの献金で養った

自分らの家族やその企業体を守らんとする

20世紀までの命である金意政治ともいえる体制に

いまさらしがみついても結局は、ペラ紙の値打ちしかない

国債発行に終わるだけだ。


 

私らの意志を込めた投票は、未来は、そんなもんだったんですか。

私らは世界から変な国民と思われながら、ずっとこんな感じで行くんですか。

 


気を取り直し


VAIOの名は廃れて久しい。

 

この名のシリーズはありはするが、肝心なものが無くなった。

 

VAIOの次作を待つ気持ちは、当時敵ながら熱いものがあった。

今はそんな期待をさせてくれるメーカーがなくなった。

アップルですらも、全く想像を超えなくなってしまった。

パナのレッツノートには、残念ながら夢は全くない。

目指すところが違うので仕方ないが、余計なものをそぎ落とし

丈夫で無駄ない姿が美徳だ。

だが、AV能力を持たぬその割には値が高いのが

普及をバランスさせている。

ビジネス用に展開する戦術によるところだろう。

 

だが、ビエラを冠する稼ぎ頭があるのに

液晶はまともに発色せず、音もろくに出せない割りきりが

どこまで通用するか、見ものだ。

 

その対極にある存在がVAIOである。

 

使って壊れやすく、バッテリーを長持ちさせるには

余計な出費を伴うが、そのパソコンの頂点たるスペックと

ソニーらしい、実はアップルの二番煎じ未満のAV性能、

もろいが、なんか改造できてしまう構造にも魅力があった。

 

ソニーにあってアップルにないもの

それは単純、薄さと小ささの感動である。

 

他社の追随を許さぬ、そのもろくも小さく、辛苦に満ちた構造が

パソコンの未来を信じる人間の心をゆさぶっていたものである。

デザインと仕上がりの良さだけがパソコンではない。

 

VAIOを使いこなせるのは、通だけである。

 

そう言わしめるほど、Windowsを無視した傍若無人

自由奔放ソニー風味なコンピュータには夢がある。

 

実は長男は、今もアップルよりソニーを信じている。

確かに、ソニーも著作権の壁に屈して、事業を大失敗したようだが

こと日本、こと東洋において、アメリカの送り出す品々は

馬鹿でかい。

今度のアイポッドは、NANOシリーズまで肥大化した。

東洋人には理解できない小ささ???あれがアメリカ流である。

 

いや、カラダがでかいから、それで十分小さいのだろうが

東洋人には1.5倍くらいの大きさに感じて

彼らの小型・・・の尺度が、何もかもドデカイのだ。

 

小ささの中に使いやすさと、通好みのうならせる機能を秘める

それができるのがソニーだ。

 

最近のソニーは割り切りはあるが、根性がないように思う。

軽いがベナペナのノートパソコン・・・とか

アイポッド風に音楽プレーヤーを液晶をカラーにしましたとか

対処療法すらも、対処できずに空振っている。

 

だが、まだ全く間に合う。

ようわからん世代のコーコーセーですら、アイポッドより

ウォークマンを選ぼうとする日本魂が生きているうちに。

 

アップルには最大の弱点がある。

パソコンあってのAVなどというのが

どれほど間抜けか分かっていない。

ダウンロードが必要だろうが、パソコンでも楽しめるだの

ムダ口たたこうが、そんなのは音楽を楽しむ魂には無関係だ。

 

ケータイ電話で音楽を楽しむ世代に

パソコン使えないと、音楽入れられません・・・とか

CDコンポから直接録音できません・・・なんてことは

イイワケのカタマリにしか見えぬのである。

 

ところで

ソニーパソコンの名作はどうしたのだろうか。

小型の典型、バイオUシリーズは、つまづいている。

それは案外単純で、とんでもない技術屋の不満を

消費者が感じないとでも思ったか?といったヘボ尽くしによる。

 

現行、タイプUは最悪である。

 

本来、小型なのに「どこかが最高峰」それがバイオUだった。

だが、肝心の液晶が画素の縦横比が違い、横長の画素だったのだ。

つまり、表示される全てがデブになるのである。

基本的に、初歩的にありえてはならないことを、平然とやってしまった。

コストからか、デバイス開発できぬフトコロ事情からか

選べなかったのかも知れぬが

その時点で、商品として無意味だ。

 

しかも、ついていても意味を成さないキーボードを加え

マニア初心者しか手出しできない、つまらぬ製品になっている。

夢を断念した機体が中古市場をにぎわせている。

 

残念ながら、今も売っていること自体、恥じる商品なので

まだまだ売っている姿は、お店でスキを見て撮影しておこう。

パソコン通なら、必ず酒のつまみになる。

先端企業の哀れな姿も、また一興だ。

 

バイオUには最高の名作がある。

U3である。

残念ながら長男はU1しか持っていない。

U101ならば、USB2.0を搭載しているが

コンパクトさにかけて、このU1、U3にかなう機種はない。

その最大の特徴はモニターにある。

6.4型なのに1024X768、しかもU3はブラックボディだから

液晶画面の美しさが際立つ。

最新機種とはいえ、ケータイ同等の800X480しかないTypeUを

はるかにしのぐ液晶が過去に存在していることが偉大だ。

 

昔のものだから、確かにCPUは、かなり頼りない・・・

ともすればマニアの厳しい荒海で難破しそうな

遅くてかなわぬクルーソーシリーズだが

引き締まった黒いボディとそのコンパクトさは今でも目を見張る。

 

コンパクトで美しい液晶は、おそらくいまだもって最高の一品だ。

色再現性も高く、このごろ売っている、光沢シートを貼れば

一段と発色の良いことに気づくはずだ。

 

この美しさは、きちんとチューニングすれば

簡易なリファレンスモニタとして持ち歩くにも良さそうなくらいだ。

中古バッテリーではたいして稼動できないが

本来、現代のバッテリーテクノロジーなら

もっと速く、もっと長く動けるのである。

 

動作音がうるさいが、1.8インチハードディスクを

今のものに交換すれば、格段に静かになる。

 

こういう貴重な?パソコンを眠らせていてはいけない。

音楽プレーヤー&フォトスタンドとしてはもってこいだ。

癒し系パソコンとしてうってつけ。

 

100円ショップの、ミニイーゼルと組み合わせれば

なかなかの雰囲気だ。

 

我が家ではUSBスピーカーを接続して

最高のデジタル写真立て兼、音楽プレーヤーである。

ん〜、やっぱU3欲しいぜ。

でも、やっぱりやっぱり無駄遣いだから、やめとこっと。

 

ジャパニーズドリームはハイテクにこそ相応しいと思うのだが

中途半端なブラビアとか、サイバーショットとか心底どうでもよいから

なんかこう、楽しい、ワクワクする一品をまた頼むぞ、ソニー。


ではまた