長文警報発令!

 

仕掛けを細くしたときに限って

なぜか大型魚が来る法則?

 


今度の大東はツキがある。

(カスミアジ)

初日にカスミアジ66センチ、5.2キロ、そして二日目、

いきなり南大東での自己記録更新となった。

去年までは穏やかな磯で魚を狙ってきたが

どうにも波浪のある場所でしか釣れなくなっていたので

今年は最初から荒波の場所を狙うことにしたのが

功を奏している。

 

ツキは良いのだが、荒磯での本格的な大型魚との

ファイトがこれほどすさまじいのかと言う事を

思い知らされた出来事である。

 

今までも太平洋の荒波にのまれそうになって

走馬灯をいくつも見てきたが

今回はそれすらも見ずに文字通り夢中。

危険極まりなく、命すらも危険だったが

夢のような瞬間、瞬間が重なり、過ぎていったみたいだった。

 

だが

そのキッカケはまったくタワイもない。

 

今回用意した3号のPEライン(細いほうが高級な釣り糸)が

美味しくない大物に奪われるのがモーレツに嫌だったのだ。

100mが4000円以上、つまりメーター40円以上する糸で

まだ二日目、先は長いし本来の美味しい魚のために使いたい。

勢い、まったく違う方向に気合が入ってしまっていたのであった。

 

「チキショォー!1ミリでも巻き取ってやるぅぅぅぅぅ!!!」

 

どうせ上がりっこないドデカさみたいだから、

少しでも多く糸を回収したい・・・その一心で狭い磯に踏ん張り

逆Uの字に曲がった竿を支え

ひたすら魚を怒らせないように、じわじわと竿を立てては

糸を少しずつ巻き取っていた。

 

前日に同じ場所で釣ったカスミアジも

予想GUYがどこからともなく登場し「ヨソーガイです」と

言わんばかりの状況だった。

 

長男自慢の、長い改造玉の柄ギャフ(大きなひっかけ、鉤〔かぎ〕)が

まったく届かない高い磯でやり取りし、何度も磯に巻かれて

切られても当然なのに、糸はスレてスレてボロボロになりながら

他に上げようがないので7mを宙ぶらりんにしながら糸をたぐり

5.2キロは上がってきていた。

 

その次の日、5月1日のこと。

 

何が女神の笑みを促すのか分からないものである。

 

昨日釣れたから同じ釣り場に通うのは男らしくないから

西側の深い釣り場でカッポレを狙おうと出かけたけれど

旅行者がマキエをし、内地の仕掛けで普通の磯の釣り方をしていた・・・

何を釣りたいのだろうか???

  

ともあれ満ち潮で波立ってきたが、普通の浅瀬で魚が食ってくるほどの

強さでない波である。

穏やか過ぎでは、魚の活性が低いから、魚の潜む深い場所を狙うのだ。

カッポレを狙うには、お一人様用の磯、そこしか良い場所がない。

 

となれば南端の持丸切抜(もちまるきりぬき)の磯は?

とみると、特に波に弱いので、どっぱんと垂直のしぶきが上がって

釣り辛い状況、ココもだめか・・・

 

じゃあ、仕方ない・・・足場の高い

むしろ高すぎる昨日の東側のポイントでやるしかないか・・・

でもうねりが残ってるだろうな・・・

活性は高いだろうけどなぁ・・・潮位が足りないよなぁ

 

昨日と違うのは満潮の時刻が遅くなったことだ。

同じ時間に竿を出しても、潮が満ちておらず、まだ水深が浅い。

岩が露出して、ルアーが回収しにくいし

魚がすぐに岩を回り込んで切られてしまう。

 

 

最初は、今夜の夕食に昨日のカスミアジがあるので

モズ博士Tからリクエストのあった美味い白身魚を狙うべしと、

海底を探るジグ(オモリのようなルアー)で探りを入れ

針を外して投げ込んでみていた。

地球を釣らないですむように、沈める時間を計るためである。

 

そこへゴツゴツとアタリがでるので、変だなとは思っていた。

何しろ、釣針を取付けるアイ(本体から生えているUの字の針金)が

グニャっと曲がっているのだ。

 

むむ・・・・・・・・

 

迷惑なやつが居るな・・・と思っていた。

だが、自慢のピンクのフサフサ付きの針をつけたら

何も反応が出なくなってしまった。

 

うーむ、今年はピンクのフサフサは流行らぬのか・・・

高いテラスでは思うように竿が操れないので

アクションも悪かったのだろう。

 

そういえば・・・

 

珍しく沈みにくいルアーを買ってあるのを思い出した。

(15センチくらいある)

実にインチキ臭い姿だが、なんだかそのインチキが

妙に癒し系で気に入ってしまったというか

長男が釣られてしまっていた。

 

一方、大き目のルアーとは反対に

竿はシマノのAR-Cシリーズで、かなり柔らかくて細い竿を

わざと使っている。

というのも高い磯で足場も奥行きが1m少ししかない

崖の途中の一畳弱のテラスだから、ハードな仕掛けだと

体ごと持っていかれて転落だ。

(左下の少し緑のところ、クリックで拡大画像)

(テラスからの眺め、クリックで拡大画像)

それに白身魚なら十分しのげる強度があることは

昨日のカスミアジでかなり無理をして

磯へ引っ張りあげても平気だったから

見た目以上に強い竿だったことで、信頼度が増し

道具に不安はなかった。

 

狭い場所で柔らかい竿に重いジグを使うより

ミノーが良かろう、それに久しぶりに

クニョクニョと小刻みに泳ぐ、ジョイントラパラのアクションを

見てみたかったからだ。

(ラパラ社は現在のルアーの原型を生み出した老舗)

 

大体、海外のルアーは飛ばない。

船から釣ることが多いためだろうが、確かパッケージには

わりと投げやすいような英語が入っていたのを覚えている。

「ホントかいな・・・」とつぶやいて投げてみると

スンナリ飛んでいく!

おおっ今までのラパラを投げる練習の日々は何だったのだ!

と思うくらい、前に重心があるような妙なスタイルなのに

素直に、まったくもって予想外に素直な飛び方をする。

 

これなら小魚と同じ、水面下すぐのところを泳いでくれるので

岩の上を波が通り過ぎる瞬間にルアーを通してしまえば

回収も楽勝である。

しかも、リップ(ルアーの頭にある舌みたいなやつ)が

小さいのに、良く水をつかんで、高い場所から引いても

水面から飛び出さないのは立派だった。

 

形の珍妙さはさておき、波間をクニョクニョする姿をみて

長男のお買い物勘が正しくてよかったと思っていた矢先

ココンっ!と小さめの当たりが来た。

よし!と思ったら、やにわに強烈なパワーで走り出した。

5キロは十分ありそうだ、と思って

竿を4回くらいしゃくって合わせを入れて

がっちり針をかけてしまった後からだ・・・と、止まらんぞコイツ・・・

 

食いついた時のアタリの大きさより、予想ガイに大きい。

 

まいったな、下手すると崖から落とされそうだ。

自分を落ち着かせるために、声を出して

「腰を落とせ、腰を落とせ、じゃないと危ないぞ」と言い聞かせながら

テラスに座り込んだ。

 

悔しいことに、高級糸がズルズル、ズルズルズルルーっと出て行き

一方的に糸巻きが痩せていくではないか。

「いかんな、このまま切られたら、もったいない」

身の危険より糸の値段かよ・・・と今は冷静に思えるが

そんときゃそれしか頭に浮かんでいなかった。

パニックのせいか、貧乏育ちのせいか、おお馬鹿チンである。

 

巻き取りたいが、竿を持っているのがやっとだ。

 

高い場所なので、魚の居る方向は分かりやすく

案外やり取りしやすいのは救いだ。

最初は11時の方向で沖へ走っている。

ドロップオフまで行かれたら、大損するな・・・

その前に何とか一ミリでも巻かないと!

 

5分くらいたったころから、魚が走らなくなってきた。

 

ゆんゆん、ゆんゆんと

魚のゆっくりとした泳ぎが手に伝わる。

間違いない、美味しい白身魚ではない、ヒラアジである。

サメではないのでほっとしたが。

 

魚を怒らせたらまた走る。

まだまだ力が余っているはずだ。

慎重にやらないと、糸が巻き取れないから

本当にじんわりと竿を起こしては、数十センチずつ糸を巻く。

糸が戻ってくるので、ひと巻きひと巻きがうれしい。

しかし、魚が我が道をゆこうとし、また走りだす。

 

10分以上、何度かそれを繰り返しているうちに

案外と岸によって来て、巻き糸量が増えてきた。

やれやれ、もう切れても良いぞ、もう糸はやらんぞ!

別方向の気合は止まない。

 

切れても良いので、リールの糸巻きを押さえて

強引に巻き取っていくことにしたのだが

やっぱりさすがヒラアジ、磯際のねばりはすさまじく

巻いてもまた糸をもっていく。

 

そうこうしているうち

魚が10時方向、左のせり出した

本来ならそこで釣りたかった磯の張り出しへ向かっている。

岸際の岩にからもうとするのは、かなり弱っている証拠だ。

(テラス上から、クリックで拡大画像)

 

ここまできて、ようやく我に返って、釣り人根性が芽生えた。

どうせ切られるなら、顔を、魚体を見てみたい!と。

 

重い魚体を体全体で感じながら、高い崖を移動し始めた。

7、8mはあるので二階のベランダの手すりより少し上くらいの

高さだだろうか。

しかもいったん鋭い張り出しへ更に登る必要がある。

まずはその張り出しに移動した。

なんちゅう危険な真似をするのか、自分でも分かっていたが

方向転換して正しい釣り人となった心が、体を駆動させてしまう。

 

とりあえず、更に高い崖の先端へ出て一段と見晴らしの効く

けれど、何も持たない時ですら危険な場所へ移っている。

竿を握ると、釣り人というのは何をするか分からん生き物だ。

 

まだ左へ魚が移動しその先の浅瀬へ行こうとでもいうのか?

それとも潮上なのか?(潮上:潮の流れてくる方向)

どうしても、うねりの波が洗う、いつもの釣り場へ降りるしかないが

更に高い場所から断崖をどうやって降りるんだ?

 

片手で竿を持ち、魚に引かれながら岩壁を無心で横ばいして

降りるルートを探し始めたのを、ほんのうっすら覚えている。

 

見上げると、そこはオーバーハングしていた・・・

(画面上方から降りてきた、クリックで拡大画像)

 

もし万が一、いつか大物がかかったら、命を懸けてみよう。

南大東へ通うようになって、いつか波浪の洗う磯へ降りなければ

取れない魚も出てくるだろう・・・と思っていた。

それが今なのかな、とだんだん覚悟していった所までは覚えている。

と同時に垂直以上の傾きのある磯をどうにか移動し始めたが

記憶は、降り始めの横ばいまでで、ふっつり無くなっていて

どこをどう降りたのか全く覚えていない。

・・・・・のだが、迷いもなく降りられたようだ。

(28ミリ広角レンズでも崖の上まで収まらない

 

時折、中腰の太ももあたりまで、うねりがやってくるが

はるかに足場の安定した磯に出て、かえって根性が座ったようだった。

魚がもう9時方向に近く、となりの磯を回ろうとしている。

 

ここまできたら絶体に姿を拝んでやるからなっ!

うおおおおっ!

漫画みたいに本当に叫ぶことで、更に気合が入り

うねりの恐怖をまったく感じず、無心になっていた。

(こうして死ぬ釣り人は多いらしいので、絶対に真似してはいけない!

 

20分もたったころ、魚は正面を横切り

1時方向から2時方向へ移動してきており

磯際の水面、真っ白に広がる泡のベールから

ナイロンのリーダー(ルアーのすぐ手前に付けてある太い糸)の

結び目が見えてきた。

 

もう高級糸の回収は100%完了である。

普通なら魚体が見えてもおかしくないが、まだ見えない。

クオオオオッ!まだかっ、まだかよ!

顔見せろおぉぉぉぉぉっと唸りながら、

逆Uの字を続けている竿を、更に絞っていく。

 

ようやく見えた!

美しい白銀の魚体だ、メスだ!

 

さてと

今度のはリーダーを持って引きずり上げられる大きさじゃない。

一目瞭然だ。

だがギャフは足場が高いので使う気がなく、用意してない。

むしろギャフを背負わなかったことで、移動できたのだろうが

夢中で波に乗せようとしていた。

多分、うねりの強さもかなりのものなので、それしかないと

迷う暇がなかったのだろう。

ボカッと浮いて腹を見せているから

ついに取り込める状態まで弱っているのだが

うねりの高波に合わせてみるものの

竿も柔らかいし、ナイロンも多少伸びるようで

正面からは引きずり上げきらない。

後ろに下がりたいが後ろは深い潮溜まりだ。

 

ただ、弱った魚にほとんど一定のテンションで

斜め下に引っ張られることで、波にさらわれず

思った以上に磯では安定して立っていられた。

何が幸いするか分からぬものだ。

 

脇の3時方向から4時方向に切れ込むV字の溝に

波が収束し海面が2mくらい盛り上がる。

それを利用しようと誘導したら、岸際が迫ったためか

我に返った魚が一瞬岩の向こうへ走ったが

幸いパワー負けせず押さえ込んで戻してこれたので

今度こそV字の溝へ誘導し、もう体力がないのか

波にもまれても暴れなかった。

 

うねりに合わせて3回ぐらい段々と岩に乗せて

ついにV字溝の奥、目の前の少し低い岩に横たわった!

最後の1mくらい糸を持って・・・と思って糸を持って引っ張ったところ

 

パツっ!?

ウワっ!

ルアーは完全結びという方法で結んであったが

さすがに重いファイトと体重で、すっぽ抜けてしまったようだ。

 

もう何度「!」を使って良いか分からないが、めちゃくちゃに重たい!!!

ふとなぜか、死んだ人は重いんだぞ、と昔オジキに聞いたことがあるのを

思い出していた。

せっかく引き上げた魚がうねりにさらわれようとする時に

そんなことを思っている暇はないはずだが。

 

あわてて魚を抱え込んだは良いが、重い、重すぎる。

丸いので持つところも尻尾しかないが

尻尾だけでは到底持ち上げられない。

尻尾を持って引きずろうとしても、うろこが磯にかかって動かない。

針が危ないが、がっちりかかったルアーを取っ手にして何とか持ち上げ

波があまり来ない潮溜まりへ一時避難成功。

もう、うねりをかぶって体中ずぶぬれなのに、全く気にならない。

 

こんなこともあろうかと、

珍しくライフジャケットのポケットにカメラが忍ばせてあったので

すかさず撮影しておく。

(クリックで拡大画像)

防水カメラ様様だ。

 

ついでに竿とリールも大きさの比較に置いたりなんかして、

息は上がっていたが、案外冷静で、長男に生まれ育ったカイがあった。

几帳面の鏡たるべき、長男でよかった・・・

(クリックで拡大画像)

南大東の危険なうねりがまだやってくるさなかに安心してしまっている。

すると潮溜まりにも、うねりがドッと入ってきたので危険を感じ

更に安全な場所へ移動させるのだが、何しろ重くて難儀した。

必死の攻防で興奮し、体がガタガタ震えている状況では

歩くのもままならない。

 

もちろん

移動前には、暴れては困るので、目の後ろの急所でしめる。

硬い、頭蓋が硬いのでナイフがなかなか入らなかったが

そこはすでに火事場の馬鹿力状態である。

少し強く力を入れたら、ナイフは入ってくれた。

目をピクピク動かし、急所を刺しているのを確認して絶命させた。

更に喉もとにある心臓の動脈を切り、血抜きもしておく。

 

実は先を急ぎたい、長男的な危機が迫っていて、時間が気になる。

今夕は、6時前に、カスミアジのうしお汁の作り方を伝授しに行くと

モズ博士Tの弟子である、コノハズク研究のA谷さんと

約束していたのであるが、時刻は17時22分。

間に合わないかもしれないな・・・

(いや本来、ファイトタイムが25分くらいか・・・と感慨にふける場面だ)

 

が、間に合うとか、そんな半端なものではなかった。

 

磯の途中へ持って上がるだけで精一杯。

竿を持って魚を運ぶのは不可能だった。

体力が残っていないようだ。

 

すると具合の良いことに、不思議な黒い厚手のビニールシートに

結びこぶが30センチくらい置きについたロープが

岩間にひっかかっているではないか!

 

ラッキーっ♪

 

さっそくシートをナイフで切り離し、ロープをエラへ慎重に通す。

ヒラアジには喉に鋭い咽頭歯という牙の並びがあるので

エラに手を突っ込むのはかなり嫌だったが、遅刻が気になる。

何とかエラにロープを通し、尻尾の付け根にも結び

どでかいリュックというかバッグみたいにできた。

 

もう体中海水でびしょぬれだから、魚の血もヌメリもどうでもいい。

ひたすら担いで崖を上がり、途中の多少安全な場所でおろして

いったんテラス方面へ荷物をとりに行き、帰り道においといて

今度はご当地N村ミツさんからもらった

いつものタマネギ袋に入れなおして、また魚を担いで上がる。

 

ただでさえ60度以上の岩壁。

重いので、両手で持たなければならないのは辛い。

アパート4階のベランダくらいの高さだから、息を切らしながら

どうにかこうにか死に物狂いでよじ登った。

 

が、断崖の上とはいえ、海側は足場が特に険しいために

とがった岩の上でバランスを取るのも難しい。

少し先の荷物までたどり着くのにも苦労し、

更にリュックを背負い、竿を束ねたのも背負い

その上から魚を背負うと、歩くのがやっと。

 

一息入れながら

かるく測ったら、体長は1m少々

重さは15キロは超えていて

足元が不安定なためか、やたらに重く感じる。

 

岩壁を登ったときに、太ももの限界を超えたのか

太ももが笑ってうまく歩けない・・・

何かしら通勤での鍛え方を変えないと駄目だな

などと考えてもいた。

長男はヘロヘロになってもやっぱり長男であった。

 

こんなこともあろうかと

わざとタフブックを入れたカバン、5.5キロを持って

一駅分あるいては通勤していたのだが

まったく鍛え方が足りてない・・・・・

 

20mくらい前進してはおろし、休み、また歩くを繰り返し

ようやくバイクにたどり着いたのは、釣り上げてから

40分もたった後だった。

 

イカン・・・6時過ぎてしまった・・・

怒ってるだろうな、A谷さん・・・

 

といいつつ、一応記念撮影しちゃったりして。

(タマネギ袋は健在)

(足腰も立たず、笑顔の余裕なく、ちょきがやっと)

それから急いでバイクをキックして始動し

電話の通じる農道まで出る。

東海岸には港も家もないため、海岸がエリア外なのだ。

 

すぐさまA谷さんにうしお汁の作り方を伝えようと電話する。

ハーハー言ってると、かなり危ないオジサンだが

それどころではなく・・・・けど幸か不幸か話中・・・・

 

とりあえずモズ博士Tにハーハーと連絡して

事なきを得た。

 

バイクの足元に、どでんと置いて運転するのは

慣れたものだが、足に伝わる重さが桁違いにズシリとくる。

 

すんごいモンが釣れてしまったなぁ

どうしようか・・・・

料理してもらえるかなぁ・・・・などと口に出してつぶやく。

 

20キロないけど、魚拓なんかにしちゃってみようかな・・・

南大東にしては小さいし、恥ずかしいかな・・・

 

雨が降りだした、夕方のキビ畑のただなかを原付で走り走り

くれぐれも心配性な長男であった。

 

つづく


次回、計量結果と

長男流、細仕掛けに秘めた中くらいの野望を少々・・・


追伸

いきがってはみたものの

その後の強烈な筋肉痛と共に、崖を降りる喪失した瞬間を恐れて

大型のルアーを投げられないままに、休暇は終了しました。

大切な人のためならいざ知らず、魚のために我を忘れるなど

人間として言語道断。

釣りは人の命も、魚の命も粗末にしない楽しみ方を

開拓すべしと、気持ちを新たにしています。


ではまた