煮込み(イタリヤ)うどん

 


今回は、失敗した。

我が家のイタリヤうどん(スパゲッティ)は

煮込みが多いのであるが、1.6ミリのは細すぎた。

らーめん以外のオオムネ麺類大好きな長男だが

(澄んだスープのラーメンは辛うじて食べる)

ことスパゲッティは1キロで買うことにしている。

あの微妙な650グラムでは、すぐに食べつくしてしまい

やたら中途半端な量が余る。

たまたま、我が家の近くのヤオチュースーパーでは

めったに1キロは売らないから、つい見ると買ってしまった。

が、1.6ミリである。

ペペロンチーノ的な、イタリア素うどんとして食べるのには

わりあい向いているのだが、長男の大好きなトマト煮込みには

向かないのである。

だが、たまたま今回、1.6ミリに挑戦してみたところ

あえなく敗北してしまったわけだ。

 

これは

チン麺以前の三輪そうめんで作る丹生麺並みに苦戦しそう。

いや、苦戦することに意味がなさそうである。

やっぱり味がしみて延びにくい1.9ミリで、ラジオでも聞きながら

のったりゆったりいただくのがイタリヤうどんの醍醐味である。

 

長男はトマトで煮込んだパスタが大好きだ。

ペンネだろうが、ニョッキだろうが・・・

そして、そうとうに芯の残る本国以上のアルデンテなら

伸びる前に平らげる事が出来る。

が、ナマの小麦粉に胃腸の弱い人は

腹をわずらうので気をつけて。

これは、まがいもなく、育ちの差だから。鍛えたもの勝ち。

おいしいものを自由に食べようと思うと

育て方や血筋も大事なんだよね。

 

さてと、シンプルな材料にだけコダワレば

美味いものが作れる簡単レシピが気に入っている。

てゆ〜か自己流だが。

 

夏場は意地でも路地ものの完熟トマトを探し当て

冬場は安物、100円トマト缶でうまみを出すのに挑戦する。

でも、香りも味も、やっぱり到底、完熟トマトにはおよばぬが。

 

味付けはシンプル、麺の湯を沸かし、茹でている間に

トマトを刻んでニンニクとワインか日本酒と一緒に

フライパンで煮込む。

水気がなくなったら、パスタの茹で汁を入れる。

スパイスはオレガノを使うくらいか。

お好みで唐辛子を。

(タバスコは味も香りも駄目にするので使うたらアカンですよ)

それと絶対使ってはいけないのが、コショウ。

不思議とトマトに入れると香りがスエておかしくなり

生き生きしない。

 

パスタは相当硬茹でにしておかねばらない。

湯で時間の半分くらいで、フライパンのソースへ移す。

煮込む時間に応じて、茹で汁を加え、茹で汁に入れた

塩分を計算に入れて味を調整する。

まあ、あまり塩っぱくしない方がトマトの甘みと酸味が引き立つ。

当然、隠し味に魔法の調味料しょうゆをひとたらし

これが日本人の味だ!という味にまとめる。

 

最後に一人前オオサジ一杯分くらいのオリーブオイルと

バジルを加えてさっと炒めて出来上がり。

オリーブオイルも立派な調味料なのがイタリヤ風。

開けたてのオリーブオイルなら香りがいい。

 

パスタの基本はトマトに尽きる・・・と思う。

そうめんの基本が、梅肉入りつゆだったように

甘みのある麺には、適度な塩気と酸味が良く似合う。

ついでに唐辛子のピリ辛さも。

 

ってことは、炭水化物という共通点を考えると

最近こり始めたバタール(フランスパン)にも

そんなのがぴったりなのだろうか?

だからスライスチーズが合うのか???

う〜む、だんだんチープになっていくみたいだが

へんに深いぜ。

 

ともあれ

最近不眠症のおかげでだるく、めっきり出不精が加速したが

そろそろ、黄金週間の大東に向けて、竿でも改造するかな。

炭水化物で脳に糖分が補給され、脳みその燃料は確保された。

究極のダラ〜り生活を送るために、他の事では絶対やらぬ

早目の対策を考える、都合の良い長男であった。


今日は冬なのに、強烈な豪雨だ。

科学的、常識的に考えれば温暖化した地球では

全体として、空気中の水分が増える。

それは飽和水蒸気量といって、気温が高いほど

水分が大気中に多く含まれる現象だ。

つまり、同じ水分量でも10度と30度では湿度が違っていて

30度のほうが、水分を多く大気にためられるので

湿度が下がって見えるのだ。

逆に冬の関東の11%といった驚愕の実数値は

気温30度だと砂漠並み・・・になる。

 

夜露が降りるというのはそういうことなのだ。

暖かな日中から気温が下がると、空気中に保ちきらない

水分を、草木の葉や車の上に結露させるのだ。

気温が下がる前に、干した布団や洗濯物を

取り込むのにはこういった意味がある。

 

にしても

土砂降りが増えるのならまだしも

土砂降りの源流は上空の雹(ひょう)だから

始末が悪い。

 

夏になれば、気温も上がり、上場気流も大きくなるだろう。

だから上空で大きな氷をとどめておける。

一定時間内で凝結できる水分は増えている

そして上昇気流は強くなる。

今年あたり、そろそろ大きな雹が降る・・・

と予測できるのはそのせいだ。

 

我が家の災害対策、どうしよう・・・

今から考えておけば、間に合うかな。

皆々様も、雹は降らなくても、雨は増えるのは確か。

最悪を想定しておいて、問題ないと思いますよ。

もっとも大切なものは、ご自分で守るしかない。

他に責任をなすりつける前に、すべきことがあり

失った後で気づく前に、やっておけることがあるはず。


ではまた