チン麺、研究中

生活研究あれこれ

 


転職して、唯一の?ゼータクにカテキン飲料がある。

毎日毎日毎日毎日毎日・・・といっても平日のみだが

カテキン飲料を必ず一本飲んでいる。

 

何か変わるのか?と友にたずねられるが、結局のところ

味がいいから、であった。

何しろ渋苦い。

ただ薄味のスポーツドリンクにコクと渋みがあるのだから

たまらない楽しみになった。

スポーツドリンク風のものが割安で、出勤時はこちらを買う。

横浜駅から戸部駅まで一駅歩いて、コンビニで購入するのだ。

 

お茶のほうは近所のポケモン系?スーパーのヤオチュウで

1リッターのペットボトルで購入している。

以前はコンビニなど年に数回行くかどうかだったが

今はほとんど毎日行くようになってしまった。

変われば変わるもの。

 

さて

このごろちょっと研究中のテーマがある。

そげん大げさなことではないが、ちょっと研究中だ。

 

チンする麺、チン麺。

従来は乾麺をゆでて、ゆでたての湯を切り、つゆに移していたが

どうもこれでは麺が延びやすく、むろん冷水で締めてないので

ゆるい目の麺になる。

その上、ゆで汁がつゆに混ざってしまい

濁りが出てしまうのが気になっていた。

 

ある夜、夏に食べきれず残ってしまった半田そうめんをゆでたとき

丹生麺にするはずなのに、思わず麺を冷水にさらしていた。

そうめんオート機能が働いてしまっていたようだ。

 

ふと「じゃ、チンしてみては?」と思った。

今更お湯を沸かしてもう一度温める余裕などないからだ。

 

丹生麺は、長男にとって特に難しい温麺である。

ゆで時間の短いそうめんは伸びっ放しで締まらず

美味しい丹生麺の作り方にはホトホト手を焼いていたのであった。

 

で、前置きはさておき、チンしてみた。

 

ズッ、ソソソソッ、ツルッ

おっ?

んっ?

あごに伝わるそうめんの風味とコシ。

美味かっ、美味いとですっ!!!

歯ごたえ一家に育った長男にとって、なんとも幸せな食感。

刺身も、果物も、肉も、麺も、餅ですらも歯ごたえが大事という

一家で育ったのであるから、それはもう幸せ絶頂だ。

 

おおっ、丹生麺の成功が見えてきた気がした。

長男はひそかに、ちょっと民宿をやりたいとも思って

あれこれ普通の料理を研究するのが好きである。

 

日本人は麺である。

 

そのなかでもっとも地味で難しいのが丹生麺であった。

口当たりの良さ、食欲の無いときには、梅をつゆに入れると

とても食欲をそそり、風邪にも効きそうな、ほっとする温かい麺。

何のハヤリスタリもなく、ダレカレとなく馴染む

究極の地味な温麺が丹生麺だと思う。

 

地味なわりに、難しい。

 

そうめんは乾麺である。確実に乾麺である。

乾麺であり、一年寝かせたときにまた風味が変わる麺である。

乾麺の中の乾麺であると思う。

本来は冷麺であるが、様々な食材を加えていだたける

のどゴシ一番の優しい麺である。

  

しかし

チンしてできるのか?これでいいのか?とも思うが

確かに美味かったので、いける気がする。

 

したら

麺としると具を一緒に煮たら良いじゃん!と思われるだろうが

だとすれば、単純だが冷たく悩ましい月見すらクリアできない。

煮ると白身がつゆに飛び回り見るも無残な姿になってしまう。

歯ごたえの良い白ねぎもナマだと、食後いつまでも臭ってくる。

この悩みが一機に解消するのがチン麺。

 

ガスでさっとゆでる。チンでもう一度温める。

ガスと電気のチョッといい関係・・・

どこかで聞いたような聞かぬような・・・

 

作り方は簡単で

軽く沸騰させたつゆをドンブリに注ぎ

乾麺を二歩手前の固ゆでにし、冷水で一気に締める。

ここで、かんぷなきまでに水を切ると、つゆが薄まらず美味しい。

温かいつゆにうつし、具、薬味をのせて500Wで二分半程度

チンするとできあがり。(乾麺120グラムを使用)

季節によってぬる目が良い時分には一歩手前までゆで

チンする時間を500Wで2分程度にする。

電子レンジは500W以上がほとんどだろうが、我が家は

これしかないので、ご勘弁。

ハイパワーの方は時間を短めに調整してみるように。

 

乾麺なら応用はでき、うどんもそばもOK。

だが、市販の乾麺うどんは効果が薄い気がする。

太く、芯が残りやすいわりに、茹で上がると外はノビノビになる。

 

一方最後の難関、揖保の糸には、これからチャレンジの予定。

勝算は98%以上、油断はできぬが勝ったも同然だろう。

50グラムの束で食べる量も調整できる揖保の糸だが

細い麺のコシを保ったまま丹生麺にするのは非常に難しかった。

 

ご家族でいただくには、電子レンジが混み合って

時差が生じて辛いだろうが、ゆで時間も短く

体も温まる丹生麺は夜食にもよろしい。

 

いちどお試しあれ。

 

と、言っておきつつ、じゃこ天と白ねぎを添えたチンかけそばも好き・・・

 


ところで

勝算なしと思われた研究課題があった。

鼻から負け戦と思っていた、例の「リンゴかわいや」特集にあった

PowerBookG4の遠征研究に光明が差してきたのである。

 

最大の難関が、FOMAカード。

(FOMA、P2402)

 

現在のアップルのノートにはPCカードスロットがなく

FOMAカードを利用するには難関が増えてしまう。

PCカード用のアダプターを用意しそこへFOMAカードを入れると

Windowsにしか対応していないカードはアダプターを介して

通信しようとする破目になってしまうからである。

 

しかし、旧世代にはPCカードスロットが備わっているので

なんとなくできそうな気がしてアレコレと夜な夜な試したのだ。

 

何のことはない、一世代前のFOMAカードのドライバーソフトが

利用できたのである。

ここは、製造元で働いたことのある強みが出た、といったところ。

P2401の製造元は、かなり厳しい開発体制ながら、

生産量が少ないため開発リソースを割きにくい。

しかしビジネス用として、他社の手が出しにくいカード型端末は

DoCoMoがラインナップしておきたい品だ。

それほど仕様変更をしては開発が苦しいだろうと想像できる。

 

ふと思い立って

ロードしてみたところ、難なく動いてしまった・・・

 

楽勝じゃん・・・

 

楽勝は良いが、今度は輸送の問題が浮上する。

17インチにしては薄型軽量だが3キロ強のパソコンと

大事な超望遠レンズと一眼レフ本体をリュックで持ち歩くと

6キロ近くなってしまう。

しかも、空港ではパソコンを出さないとセキュリティゲートを

通過できないと来ている。

 

困ったもんだ・・・

そもそも誰が困った原因を製造しているのやら・・・

 

もう一つの悩みもある。

せっかく100GBのハードディスクを搭載しているのに

テレビの録画を見られないのだ。

旅先で?と思われる向きもあろうが

自然のなかで自然の番組を見るとちょっと見る目が変わるのだ。

 

これはちょっとWindowsにはかなわないというか

対応ソフトが無いので、仕方ないところだろう。

微妙なのは、せっかく録ったNHKとBBCの合作

プラネットアースがDVDに落とせないことだ。

通常デジタル録画は一度だけ「移動」できるのだが

プラネットアースにはプロテクトがかかっているようで

ハードディスクから移動できない!!!そんなのありか!?

個人で楽しむのに、ハードディスクに入れたままなのか?

レコーダーが壊れたらそれっきり?

まいったな、電気の無駄づかいじゃないか。

こまった電気業界である。

否、こまった電気業界と放送業界の結託である。

 

すると卒然、HDDレコーダーの隣にあるパソコンが眼に入った。

高価なダイナブックの2GBメモリーが無駄づかいというか

使われずに居る・・・

 

ん?

 

もしや?と思ってメモリーの仕様を調べてみたら

微妙な差があるが、多分これは販売会社の

売り分け付加価値水増し策で、同じもののようであった。

Windows用が価格低下しても、Mac用だけは避けられる。

独身生活というのは、つくづく暇なものである。

 

早速実験。

 

最悪壊れるのだが、まさか量産効果の薄いMacシリーズに

比較的安価な専用のメモリーを用意出来得るだろうか?

メーカーの論理とは、そういう単純なもの。

 

おおっ!!!

フル増設、フルスペックのPowerBookG4誕生の瞬間。

 

13万円にしては?とてつもない満足感である。

この仕様にするには、どれほどの膨大な出費が必要だろうか・・・

録画も見られず、旅には重いパソコンなのに

不思議なタナボタ気分にひたりきってしまう幸せな長男であった。

 

やっぱし、断然旅に連れて行かねばなるまい、必ず。

しかし、Mac用のデジカメ現像ソフトが未配備だな。

出費が懐を痛めてしまうぞ・・・旅に出る直前に考えよう。

ということで、問題先送りにしてしまうことにした。

 

一方ではトラックパッドは予想通り、乾燥期に入ったこのごろ

静電暴走して、使い物にならなくなり、修理に出すのも面倒。

こちらもトラックボール購入で便利になるが、こちらも高価で問題。

 

まあ、悩んでどうなるものでもなし

釣りに行くお小遣いが最近節約されているはず。

一回釣りに行かなければ13,000円くらい節約になるから

高価なトラックボールもクリアできる計算にはなるのだが・・・

 

でも、そろそろ新しい撮影機材も買いたいし節約せねば・・・

実は、徳之島の天木町役場Yさんのはからいで更なる写真展示が

実現しそう。

今度は奄美大島とのこと。

少ないチャンスを活かせる様、益々写真の腕も磨かねばならぬ。

ここはひとつ、慎重に先送り・・・かもな。

 

最近判断力が鈍っているように思うし、思い込みも激しい気がする。

そういう時は、思いを寝かせてみると、また考えが改まることもある。

しかも、ハイテクは自動的に安くなったり進化したりしてくれる。

 

旅はまだ先、じっくりゆっくり考えるとしよう。

秋の夜長、考える時間は十分にある事だし。


ではまた