みんなで撮ろう、素玄写真(しろくろしゃしん)

 


今朝ハヤブサを見た。

どこか、高いビルの陰にでも住んでいるのだろうか。

地元日吉で見るのは初めてである。

 

そういえば、車で30分の林にはずいぶん行ってない。

カワセミやオオタカは元気だろうか。

カメラも除湿庫で長い眠りについたままである。

 

先日、徳之島のOちゃんから電話があった。

天城町役場のYさんが、写真を展示したいという人を

探してくれたそうだ。

もちろん、長男のヘナチョコ写真である。

 

場所はなぜかOちゃんの職場、伊仙町役場向かいの

奄美信用組合、伊仙支店である。

島の写真好きの方らしく、お店に飾らせてほしいとのこと。

伊仙町は徳之島の南部を占める町だ。

地元の人が気に入ってくれただけでも嬉しいのだが

店に展示したいとは本当に嬉しい。

島の人が同じ島の人に見せたいと言ってくれるのは

最大の賛辞と受け取って良いと思う。

Oちゃんに渡しておいた絵ハガキ宣伝用チラシを見たとのこと。

渡しておいて良かった・・・

 

写真というのは、たまたま・・・撮れるところに

魅力があると思う。

また、たまたま出遭ったときにカメラを持っていることが

その人の幸運である。

デジカメと出会ってからそう思うようになった。

アナログ時代の方々が御苦労され果てて

運とか偶然で撮ってんじゃねえ!と思われる向きもあろう

でも所詮写真は偶然がすばらしい。

偶然ではない写真が、真に、本当にあるのなら受けて立つ。

どんなプロでも、それは絶対にあり得ようはずもない。

写真はいずれにしろ、そこに在る存在を写す以上、在るものの姿は

何らかの形で、瞬時に姿を変えている。その瞬間が驚きの連続。

それに気づかないようであれば駄目ですな、プロであれダレであれ。

反論あるなら、ヘナチョコ長男でも、簡単に受けて立ちますよ。

連絡ください。

bun_007@bunxa.sakura.ne.jp

までどうぞ送ってください。

 

 

上手い、下手というのは釣りにしろ、カメラにしろ、料理にしろ

あるにはあるのだが、こと美術とか写真は受け取る人間の

感覚や直感の問題なので、玄人の撮った写真が絶対良いとは

全くいえない。

隅々までピントが合っているから良いわけでもないし

ブレていても大切な写真もある。

玄人好みの写真もあるのだが、良さを感じられないなら

その人にとって価値がない。

 

昔から、おやじ殿の愛読誌「日本カメラ」を眺めていたが

一向に良いと思えない写真が特集されている。

これは玄人写真家から見た、マニアの世界だけのものである。

今眺めても、未だにソレはそう思う。

 

長男にとってそんなのは全然魅力を感じなかったし

撮る意味すらないと思っている。

ゲージツの進化や暴走にはちょうど良いかも知れぬが。

 

写真はもともと自分のもの。瞬間を残したい強い願い。

だからまず自分が気に入って撮ればそれで十分。

人のために撮ると、どうしても妙に情けないシタゴコロが写ってしまう。

それはそれで味であるというウマヘタかヘタウマか分からぬ意味を

ひねりだし慮る向きもあろうが、それは邪推だろう。

 

誰もが手軽に取れるデジカメで、自分の失敗、身近な人の表情や

育てている花を撮った写真のほうが、純粋に気持ちが伝わってくる。

長男は断然こういう写真が大事な写真だと思う。

 

だからこそ

素人なりのというか、ふと撮りたい気持ちだけで

撮ることを大切にしてきた。

楽しく撮って、楽しく眺める。それが一番。

更に、その写真が人に見せたくなるなら、もう一つ楽しさが加わる。

 

幸か不幸か、おやじ殿の仕事はカメラマンであった。

自衛官だがカメラマンであった。

子供のころから一眼レフが身近にあって、玄人の技に接していた。

その影響がないはずはなく、物好きな素人写真を撮りまくるのに

かなり役立っているように思う。

おかげで、人にも見せたい写真が時折撮れる気がする。

 

撮りに撮っているうちに、おやじ殿の言っていた玄人技の事が

わかってきた気がする。

わかることで、また少し進化できて、楽しさが増した気がする。

(難しさも増えた気もするが・・・)

 

そんなこともあって、今回、新たなHPを立ち上げようかと思う。

もちろん、こちらのHPをやめるのではなくフタマタだ。

綺麗なものを綺麗に、嬉しさを嬉しいままに、青い空をもっと青く

虹の橋を、水の中を写しだすちょっとした工夫をすると

誰もがみんな、もっと写真が楽しくなるだろうと思ったのだ。

 

だが、忘れてはいない。

彼女とのデートは、家族の旅行は、日々の風景は

撮影のためにあるのではなくて

彼女との時間、家族との時間、風を感じる大切な時間だ。

撮影に没頭してしまったら、全然本人が楽しい写真にはならぬ。

撮影者になりきらないで撮影するというのが、最幸だと思う。

 

そういう意味では、長男は時折撮影者になってしまう気もするが

鳥を撮るときには鳥の気持ち、人を撮るときには、その人の気持ちを

胸に満タンにしているつもりではあるのだが。 

 

玄人やカメラ好きの視線ではない、自分の視線で撮っていたい。

 

それでも時折、玄人の技?が欲しいなと思うこともある。

玄人ではないがゆえに自己流で面白いことを思いつくこともある。

おやじ殿が語ってくれた、難しい写真機(カメラ)の基本のことも

知っておいて良かったと思うこともある。

 

そんなこんなヘナチョコ写真の顛末を、HPにしておこうと

思ったのであった。

これは、未来の自分に残したいのではなくて

鼻から誰かの役に立って欲しいと願うので、別のHPにしようかなと

思ったのである。

 

不定期更新になるだろうが、少しずつ、ネタを増やしていくつもり。

 

ということで、素直な素人視線のまま玄人の知恵を拝借して写真を撮る、

をコンセプトにしたいので、そんな写真を「素玄写真」と呼ぼうかなと

きめた。

 

もちろん、今まで撮った写真でも、もっと魅力的にする方法も

載せてゆきたいと思っている。

 

せっかく撮った写真は、時がたつと変わって見えてくる不思議な力があり

特にデジカメの写真はかさばらないので、失敗と思った写真も

のちのち好きになることもある。

 

だから、多分余っていると思うハードディスクがいっぱいになるまで

消さないで置いておいてみて。

何年かたったら、また見てみて。

きっと撮ったときには見えなかったものが見えてくる。

 

実はもう、技なんか知らなくても、素敵な写真は

皆さんの手元にたくさんあると思う。

その魅力を更に感じる機会が増やせたら嬉しい。 

 

長男の写真は、既に100GBを超えて、バカバカしいくらい

増えてしまったが、それでも消してしまって残念だったと思う写真を

忘れることができないでいたりする。

何回見なおしてみても、前に気づかなかったことに気づく。

こんな写真、いつ撮ったっけ?と思うこともある。

ただ、今を切り取っただけなのに、写真とは不思議なもの。

 

長男がはまった訳を、おいおいわかっていただけたら幸い。

 

今月の終わりころに、フォトキナという二年に一度の

カメラ関連の大きな展示会がドイツで開かれる。

ということは、また新しいカメラが発表になる。

そろそろまた、買い増ししちゃうかもしれぬ、危険な季節がやってくる。

う〜む、それでもやっぱりフォトキナは楽しみ。

 

こんどこそ、キヤノンさんか、ニコンさんかの

運命の分かれ道が、長男にもやってきそうな気がする。

ニコンさんがやってくれそうな気がする。

そうなったら、キヤノンの一式はどうなるのか?

またゼロから揃えなおしなのか??

ここ数年、安いばかりで心底惚れたくなるカメラが出ないので

そんな楽しい悩みに悩んでみたい今日この頃。

 

さてさて

あなたも、出かけるときは忘れずに。

 

ビデオ?ビデオは断然やめといた方がいい。

写真みたいに一瞬ではすまないから。

大切な人、大切な風景、大切なものはあなた自身の目で

しっかりとらえていなければいけないから。

 


 

お知らせ

酒の飲みすぎで?お金がなくなってしまった訳ではないのですが

情けないことに、SAKURAインターネットへのお支払い期限が過ぎて

しばらく見えなくなっておりました。申し訳ありませんでした。

ご迷惑をおかけいたしました

けしてサーバーのトラブルではないので誤解なきよう、お願いいたします。

それにしても支払い期限のメールくらいほしいものです・・・言い訳ですが。

年間1500円だから、すべて自己管理・・・で連絡もなし?なのでしょうか。

ともあれ今後ともよろしくお願いいたします。

 

ではまた