結婚できた

 


 

ところで

いつも下船する古仁屋沖で、X舵を装備している潜水艦を見た。


世の中が物騒になると、南国でも様々な軍備が身近になってくる。

 

どうやら、なんやかや調べてみたところ『そうりゅう型』であることは判った。

違いはセイルのところかと思っていたんだが、尾部のほうで調べがついた。

 

X舵前方に水平の細長い穴と丸い穴があり、丸い穴が前の細長い穴に近いと

『そうりゅう型』。


逆に、丸穴が後に近いと『たいげい型』なのだそうだ。

 

また、無駄な知識がひとつ増えたわい・・(笑)

 


 

婚姻届には、二人の証人が必要である。 私も妻も、赤の他人であった。

実は、母に頼もうとしたら断られてしまい・・意外とヤキモチ焼きなのだ。(笑)

 

そこで、私は地元でお世話になっている家具屋店主のF本さんにお願いし

カノジョ(仮)のほうは、例の大和村のおばさんにお願いすることになった。


週末、小一時間ほど走って現地へ赴き、証人として記名などをいただくのに・・

吸い物を用意していただいており、大変恐縮してしまう。

口にするときは、必ず正座せにゃならぬのがシキタリなのだそうだ。

 

島の祝いの席で供される汁物で、入学祝などでも供されるために、

入学する子がいるご家庭では、続々やってくる親せきや友人関係などに合わせ

大量に用意される料理なのである。

 

帰りしな

当然のごとく観察しながら帰るんだが『まほろば館』の前にある浜にて

小さくも鮮やかな貝殻を見つけた。

薄くてもろすぎるから、砂地でなく浮遊性かな?と思うものの、フネダコの類い

しか浮かんできやしない。

 

グーグルセンセーに調べてもらうと、アサガオガイと謂う、やはり浮遊性の

巻貝であり、なんとあの劇毒で有名なカツオノエボシや、近年話題になった

カツオノカンムリなど群体性で海面を住処とするクラゲを食べる猛者だった・・

 

そ〜いえば、幼少のころ図鑑の片隅で見かけたような気がしないでもない。

 

さしづめ、それらのクラゲにひっついたまま捕食するから、鮮やかな青紫は

保護色となっている・・らしい。

 


 

さて

ヨメサン(仮)が運気がイイのだと謂うので選んだ4月23日(火)になる。

 

不備はないんだが、文字が一部つぶれていたり、ホワイトで修正したりして・・

受理されるか、若干の不安が残る婚姻届。

消えるボールペンや鉛筆は不可とあるものの、修正液がダメとは記載がない。

そうしたことを記載しても、今の若い世代は気にしないだろうから、大丈夫だと

タカをくくって役所へ向かう。

 

お゛〜 あらためて眺めるに、奄美市役所はデカいよな゛〜。

1Fは駐車場だから、いきなり2Fなので、エレベーターではいささか戸惑う。

 

総合案内でたずねたところ、『戸籍・住所票の発行・住所変更』窓口へ案内される。

課名は小さく、手続きなど処理できる事柄が窓口上に掲示されている造りだ。


本日最初の受付だったのか整理券は101番で、すぐに呼び出される。

職員さんはダブルチェックのためか二人体制で、そちらへ届を提出してから

記載内容を確認されたあち、ひたすら待つ。

 

のにヒマなので・・庁舎内を眺めまわすことにした。

吹き抜けのもっとも上からネチネチ撮影したのだが・・振り返るとそこは

市長室の真ん前だった。(笑)

 

すばらしい空間構成となっているものの、オフィスの中身はどこも変わらぬ。

 

無事に受理されたハズなのに、薄い笑顔と小声で「おめでとうございます」と謂う

職員さんたちに、一抹の不安がよぎりつつも、ホッとしてみたり。

 

それから、年金事務所や警察署、金融機関など巡り、仕舞いに運輸支局で

手続きを終え・・すぐわきにある野鳥の会の事務所へ行って、家族会員への

切換えと会費の支払いまで済ませてしまう。

 

せっかくなので、近所のリーズナブルな居酒屋さん『ゆうゆう食楽飲』で祝杯を。

こうした費用はすべてカミサンもちなので・・ヒモ生活を続けていく設定のまま

夫となってしまったのであった。

 

ま゛〜カミサンが幸せなら、問題なかろう。 私はとっくに幸せじゃし。(笑)

 

ほろ酔い、腹もくちて満足したところで、指輪を交わした。

居酒屋の個室の座敷でひっそりと・・あらためて愛と未来を誓い合う。 

 

世界でたった一組の、クロツラヘラサギの夫婦指輪が絆の証である。

クロツラヘラサギを好きになり、観察を続けることでトリトリデッキが造られ

そこへ後々になってカミサンが現れ、出会うことになった・・ことに由来する。

 

愛媛県で活動されている『Atelier 朔』にお願いし、製作していただいたもので

銀色の部分がプラチナ、黒い部分が18金をいぶして仕上げているそうだ。

 

私は夫としては甲斐性なしでダメダメだから、カミサンから愛されつづけて

もらえる存在でありたいと思うばかりである。

 

 

その宵は初夜のせいか・・いっそうカミサンへの愛おしさがみなぎってしまい

歳がいもなく勢いづいて、頑張ってしも〜た。(笑)

 

あ゛・・結婚記念日、忘れないようんせんにゃイケンね゛〜。


で はまた